コタキナバルウェットランドは、かつてマレーシアのコタキナバル 沿岸地域に広く存在していたマングローブ樹林の唯一残された約24ヘクタールの湿地である。都市部に存在する湿地として現在は重要な自然保護地域となっており、2016年12月にラムサール条約の登録湿地に認定された。 この湿地はここに住む多くの種類の鳥や北アジアからの渡り鳥にとって重要な避難場所であり餌場である。また、サバ州の漁業部によって保護された海洋生物の繁殖地でもある。その他多くの野生生物の住処となっている。 湿地内には約1.5 kmのボードウォークがあり、マングローブ樹林の中を野鳥や野生生物を観察しながら歩くことができる。そのほか野鳥を観察できるハイド (野鳥観察舎)やマングローブ樹林を一望できる三層の展望台、展示室などがある。