ジャラーサンダ(梵: जरासंध, Jarāsandha)は、インド神話の人物である。マガダ国の王の息子で、サハデーヴァ、娘アスティとプラープティの父。2人の娘はマトゥラーの悪王と結婚した。非常に強大な勢力を誇った王で、叙事詩『マハーバーラタ』やプラーナ文献によると一大帝国を築き、多くのクシャトリヤ(王族)を征服して、都に幽閉した。このためジャラーサンダはクル国のパーンダヴァ5王子の障害となり、ヴィシュヌ神の化身であるクリシュナが率いるヴリシュニ族を長年にわたって悩ませたと伝えられている。