灰とダイヤモンド (映画)のソースを表示

{{Infobox film
| 作品名 =灰とダイヤモンド
| 原題 = Popiół i diament
| 画像 =Kinema-Junpo-1959-July-Special-5.jpg
| 画像サイズ =240px
| 画像解説 = 
| 監督 = [[アンジェイ・ワイダ]]
| 脚本 = アンジェイ・ワイダ<br>[[イェジ・アンジェイェフスキ]]
| 原作 = イェジ・アンジェイェフスキ
| 製作 = 
| 製作総指揮 = 
| 出演者 = [[ズビグニェフ・ツィブルスキ|ズビグニエフ・チブルスキー]]
| 音楽 = フィリップ・ノヴァク<br />ボーダン・ビエンコフスキー
| 撮影 = イエジー・ヴォイチック
| 美術 = ロマン・マン 
| 編集 = ハリナ・ナヴロツカ
| 配給 = [[ニッポンシネマコーポレーション|NCC]]
|公開 = {{Plainlist|
* {{flagicon|POL}} [[1958年]][[10月3日]]
* {{flagicon|JPN}} [[1959年]][[7月7日]]
* {{flagicon|ITA}} [[1959年]][[8月23日]]<small>（[[ヴェネツィア国際映画祭|VIFF]]）</small>
}}
| 上映時間 = 103分
| 製作国 = {{POL}}
| 言語 = [[ポーランド語]]
| 製作費 =
| 興行収入 =
| 前作 =
| 次作 =
}}
『'''灰とダイヤモンド'''』（はいとダイヤモンド、{{lang-pl-short|''Popiół i diament''}}）は、[[1958年の映画|1958年]]のポーランド映画。（英題:Ashes and Diamonds）

== 概要 ==
[[File:Kinema-Junpo-1959-July-Special-1.jpg|thumb|200px|『[[キネマ旬報]]』1959年7月夏の特別号に掲載されたポスター]]
[[イェジ・アンジェイェフスキ]]が[[1948年]]に発表した[[灰とダイヤモンド|同名小説]]を[[アンジェイ・ワイダ]]が映画化。アンジェイェフスキはワイダとともに脚色も担当した。

[[ドイツ軍]]が降伏した[[1945年]][[5月8日]]のポーランドを舞台に、党県委員会書記のシュチューカの暗殺を依頼された[[ポーランド亡命政府|ロンドン亡命政府]]派の青年マチェクが誤って別人を殺害し、翌朝、軍によって射殺されるまでの一日を象徴的に描く。

このように、体制側が主人公と捉えていたシュチューカではなく、彼の暗殺を遂行するマチェクに焦点が当てられているため、検閲の際にはその点が問題視されたが、マチェクがゴミ山の上で息絶えるラストシーンが反政府運動の無意味さを象徴したものだと[[ポーランド統一労働者党|統一労働者党]]から高く評価され、上映が許可された。しかし、ワイダはむしろ、ラストシーンを見た観客がマチェクに同情することを期待したという<ref>[[ETV特集]]「アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを撮り続けた男」2008年6月15日放送より。</ref>。

本作は[[1959年]]の第20回[[ヴェネツィア国際映画祭]]で上映され、国際映画批評家連盟賞を受賞。ワイダの『[[世代 (映画)|世代]]』『[[地下水道 (映画)|地下水道]]』とともに「'''抵抗三部作'''」と呼ばれる。

主人公のマチェク(チブルスキー)と、その恋人のクリスチーナが、雨宿りのために飛び込んだ教会の墓碑名に刻まれていた詩が印象的である。これはチプリアン・カミユ・ノルヴィッドという詩人の「舞台裏にて」という詩からの引用である。

『松明(たいまつ)のごとくわれの身より火花の飛び散るとき

われ知らずや、わが身を焦がしつつ自由の身となれるを

もてるものは失わるべきさだめにあるを

残るはただ灰と、嵐のごとく深淵におちゆく混迷のみなるを

永遠の勝利の暁に、灰の底深く

燦然たるダイヤモンドの残らんことを』

== あらすじ ==
{{節stub}}

== キャスト ==
[[File:Kinema-Junpo-1959-July-Special-8.jpg|thumb|170px|エヴァ・クジジェフスカ]]
* [[ズビグニェフ・ツィブルスキ|ズビグニエフ・チブルスキー]](吹き替え:[[仲村秀生]])：マチェク
* エヴァ・クジジェフスカ(吹き替え:[[真山知子]])：クリスティーナ
* ヴァーツラフ・ザストルジンスキ：シュチューカ
* アダム・パヴリコフスキ(吹き替え:[[臼井正明]])：アンジェイ
* ボグミウ・コビェラ(吹き替え:[[愛川欽也]])：市長秘書
* ジャン・チェチェルスキ：ホテルマン
* スタニスワフ・ミルスキ(吹き替え:[[槐柳二]])：新聞記者
* アルチュール・ムロドニツキ
* ハリナ・クフィアトコフスカ
* イグナツィ・マホフスキ
* ズビグニエフ・スコフロンスキ
* バルバラ・クラフトフナ
* アレクサンデル・ゼフルク
* ミェチスワフ・ローザ
* タデウシュ・カリノウスキー
* グラジナ・スタニシェウスカ
* アドルフ・ロニッキー

吹き替え放映:1971年2月21日『[[日曜洋画劇場]]』

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 外部リンク ==
{{commonscat|Ashes and Diamonds (film)}}
* {{Allcinema title|17764|灰とダイヤモンド}}
* {{Kinejun title|12883|灰とダイヤモンド}}
* {{Amg movie|3080|Popiół i diament}}
* {{IMDb title|0052080|Popiół i diament}}

{{アンジェイ・ワイダ監督作品}}

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{{DEFAULTSORT:はいとたいやもんと}}
[[Category:1958年の映画]]
[[Category:ポーランドのドラマ映画]]
[[Category:社会派映画]]
[[Category:アンジェイ・ワイダの監督映画]]
[[Category:暗殺者を主人公とした映画作品]]
[[Category:ポーランドの小説を原作とした映画作品]]
[[Category:ポーランドを舞台とした映画作品]]
[[Category:第二次世界大戦の映画]]