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「ガッタンゴットン」の版間の差分

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'''ガッタンゴットン'''(英:''Locomotion'')は、[[1982年]]に当時の[[コナミ]]([[2006年]][[3月31日]][[持株会社]]化に伴い、版権は[[コナミデジタルエンタテイメント]]に移行)が開発・販売た[[アーケードゲーム]]である。日本国外ではセンチュリ([[:en:Centuri]])がライセンス契約を結んで発売した。
'''ガッタンゴットン'''(GUTTANG GOTTONG)は、[[1982年]]3月に[[コナミ]](の[[コナミアミューズメント]]より開発・販売された[[アーケードゲーム]]。日本国外では本作をそのまま輸出したほか、センチュリ([[:en:Centuri]])がライセンス契約を結んでゲームタイトルを"LOCO-MOTION"としても発売した。


家庭用ゲーム機には[[ぴゅう太]]に移植されたほか、[[ゲームボーイ]]用ソフト『[[コナミGBコレクション]]VOL.2』にも収録されている。携帯電話向けアプリも製作された<ref>http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20020924/konak.htm</ref>が、2008年現在はダウンロードできない。このほか[[ソニー]]から[[MSX]]版が『クレイジートレイン』のタイトルで発売されていた。

ゲームシステムは1984年に当時の野村トーイ(1992年に買収され[[ハズブロ|ハズブロージャパン]]に社名変更、さらに1998年に解散)が発売した『[[チクタクバンバン]]』に似ている。
== 概要 ==
== 概要 ==
[[15パズル]]と同様の構造をした動かせるパネルの上に線路が敷かれており、その上を機関車が進む。パネルを動かすことで線路の組み合わせを変え、行き先を変更できるようになっている。ゲームシステムは同年に当時の[[ハズブロ|野村トーイ]]が発売した『[[チクタクバンバン]]』に類似している。
画面上のパネルを動かし、止まることなく動く機関車を画面の端にある駅まで誘導し、乗客を乗せることがプレイヤーの目的となる。プレイヤーは空いている部分の隣りのパネルをスライドさせたり、機関車の速度を上げたりすることができる。列車が行き止まりに当たったり、画面外に出たりすると、プレイヤーの残機が1つ減る。またプレイヤーがパネルを仮に移動させなかった場合、機関車がどのコースを進むかも行き止まり部分まで黄色く表示される。


止まることなく進む機関車をパネルを動かしたり加速させたりしながら、周辺にある駅の乗客すべてを乗せることがプレイヤーの目的である。機関車が行き止まりや他の列車にぶつかるとミスとなり1両減る。機関車が進む道筋が黄色で示されるので、それを参考にしながらパネルを動かしてゆく。
また駅の中にはボーナス得点が入る駅が存在し、一定時間が経過するとその駅の乗客がカウントダウンタイマーに変わる。カウントダウンが始まる前に乗客を乗せることができればその時のカウント分がボーナス得点となるが、タイマーが0に達すると別の列車が画面に登場し、衝突するのを避けながら機関車を動かさなければならなくなる。2台以上他の列車が画面内にあれば、互いに衝突させてボーナス得点を取ることもできる。


また駅の中にはボーナス得点が入る駅が存在し、一定時間が経過するとその駅の乗客がカウントダウンタイマーに変わる。カウントダウンが始まる前に乗客を乗せることができればその時のカウント分がボーナス得点となるが、タイマーが0に達すると、駅が閉鎖されるか別の列車が画面に登場し、衝突するのを避けながら機関車を動かさなければならなくなる。2台以上他の列車が画面内にあれば、互いに衝突させてボーナス得点を取ることもできる。
乗客を全て乗せることができると1面クリアとなり、次の面となる。高次面になるとボーナス駅の数も増え、また分岐付き線路も登場し、その上を機関車が通過するとボーナス得点が入るが、3方向(直進・右折・左折)のうちどの方向に進むかはランダムとなるため、その分機関車を誘導するのが難しくなる。さらに面が進むとはじめから別の列車が登場している面が出てきたり、マップが大きくなったりもする。


すべての乗客を乗せると1面クリアとなり、次の面となる。高次面になるとボーナス駅の数も増え、また分岐付き線路も登場する。分岐付き線路は機関車が通過するとボーナス得点が入るが、3方向(直進・右折・左折)のうちどの方向に進むかはランダムとなるため、その分機関車を誘導するのが難しくなる。さらに面が進むとはじめから別の列車が登場している面が出てきたり、マップが大きくなったりもする。
プレイヤーが閉じたループ状の線路のコースを機関車が周回するように作ると、ループ消しキャラがコース上に現れる。この場合機関車をループから早く出さないと、機関車が捕まって残機を1失うこととなる。

プレイヤーが閉じたループ状の線路のコースを機関車が周回するように作ると、ループ消しキャラがコース上に現れる。この場合機関車をループから早く出さないと、機関車にぶかりミスとなる。

関車まず30000点獲得で1増え、後70000点獲得ごとに1増える。


プレイヤーの残機は30000点獲得でまず1増え、その70000点獲得ごとに1増える。
== 得点 ==
== 得点 ==
* 分岐付き線路の上を通過 - 150点
* 分岐付き線路の上を通過 - 150点
* 駅で乗客を乗せる - 100点
* 駅で乗客を乗せる - 100点
* 1パネル通過ごとに - 10点
* 1パネル通過ごとに - 10点
* カウントダウンが出た後にクリア - 1000点
* カウントダウンにより、閉鎖された駅がある状態でクリア - 1000点
* カウントダウンが出る前にクリア - 5000点
(最後の駅がカウントダウンによって閉鎖されるとクリアとなる)
* 全ての駅を通過してクリア - 5000点

== 移植 ==
[[ぴゅう太]]、[[M5 (コンピュータ)|M5]]、[[PC-8001mkII]]、[[PC-6001mkII]]に移植されたほか、家庭用ゲーム機では[[ゲームボーイ]]用ソフト『[[コナミGBコレクション]]VOL.2』にも収録されている。携帯電話向けアプリも製作された<ref>https://game.watch.impress.co.jp/docs/20020924/konak.htm</ref>が、後に配信は終了。[[2023年]]に[[アーケードアーカイブス]]の1作品として[[PlayStation 4]]版と[[Nintendo Switch]]版が配信された<ref>{{Cite web |url=https://www.famitsu.com/news/202310/11320143.html |title=【アケアカ】『ガッタンゴットン』Switch/PS4で10月12日配信。線路が敷かれたパネルをスライドさせて機関車を導くパズルゲーム |website=[[ファミ通|ファミ通.com]] |publisher=[[KADOKAWA]] |date=2023-10-11 |accessdate=2023-10-12}}</ref><ref>{{Cite web |author=簗島 |date=2023-10-11 |url=https://www.4gamer.net/games/745/G074576/20231011013/ |title=Switch/PS4「アーケードアーカイブス ガッタンゴットン」,10月12日に配信。線路パネルをスライドして機関車を導き,すべての駅を通過させよう |website=[[4Gamer.net]] |publisher=[[デジタルハーツホールディングス|Aetas]] |accessdate=2023-10-12}}</ref><ref>{{Cite web |author=Gamer編集部 |date=2023-10-11 |url=https://www.gamer.ne.jp/news/202310110051/ |title=「アーケードアーカイブス ガッタンゴットン」が10月12日に配信!パネルをスライドして機関車を導くパズルゲーム |website=Gamer |publisher=ixll |accessdate=2023-10-12}}</ref>(海外版『Loco-Motion』も収録)。

また、[[MSX]]版は『クレイジートレイン』のタイトルで[[ソニー]]から発売された。これはソニーによる[[MSX]]専用ソフトウェアの記念すべき第1弾とされており、タイトル画面でも「CRAZY TRAIN」は通常のキャラクタ文字で小さく表示されるのみで、[[ソニー]]の[[MSX]]ブランドである「[[HiTBiT]]」のロゴのほうが大々的に表示されていた(初期の[[ソニー]]製ソフトに共通)。

== 関連項目 ==
* [[MSXのゲームタイトル一覧]]

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://www.hamster.co.jp/arcadearchives/guttang-gottong.htm ハムスターアーケードアーカイブス公式サイト ガッタンゴットン(PS4版)]
* [http://www.hamster.co.jp/arcadearchives/switch/guttang-gottong.htm ハムスターアーケードアーカイブス公式サイト ガッタンゴットン(Nintendo Switch版)]
* [http://www.klov.com/game_detail.php?game_id=8439 Locomotion] [[:en:Killer List of Videogames|KLOV]](英語)
* [http://www.klov.com/game_detail.php?game_id=8439 Locomotion] [[:en:Killer List of Videogames|KLOV]](英語)
* [http://www.mameworld.net/maws/set/gutangtn Technical information on ''Locomotion''] (英語)
* [http://www.mameworld.net/maws/set/gutangtn Technical information on ''Locomotion''] (英語)
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[[Category:携帯電話アプリゲーム]]
[[Category:携帯電話アプリゲーム]]
[[Category:日本で開発されたコンピュータゲーム]]

[[Category:鉄道ゲーム]]
[[en:Loco-Motion (arcade game)]]

2024年8月7日 (水) 02:41時点における最新版

ガッタンゴットン
ジャンル パズルゲーム
対応機種 アーケードゲーム
ぴゅう太
M5
MSX
PC-8001mkII
PC-6001mkII
ゲームボーイ
携帯電話
PlayStation 4
Nintendo Switch
開発元 コナミ
発売元 日本 コナミ
アメリカ合衆国 Centuri
トミー[ぴゅう太]
ソニー[MSX]
タカラ[PC-80][PC-60]
ハムスター[PS4/Switch]
人数 1-2人(交互)
発売日 1982年3月[AC]
1983年[ぴゅう太]
1983年3月[M5]
1983年7月[MSX]
1983年[PC-80][PC-60]
1997年12月11日[GB]
2023年10月12日[PS4/Switch]
対象年齢 IARC:3+
その他 MSX版のタイトルは「クレイジートレイン」。
GB版は「コナミGBコレクション VOL.2」に収録。
テンプレートを表示

ガッタンゴットン(GUTTANG GOTTONG)は、1982年3月にコナミ(後のコナミアミューズメント)により開発・販売されたアーケードゲーム。日本国外では本作をそのまま輸出したほか、センチュリ(en:Centuri)がライセンス契約を結んでゲームタイトルを"LOCO-MOTION"としても発売した。

概要

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15パズルと同様の構造をした動かせるパネルの上に線路が敷かれており、その上を機関車が進む。パネルを動かすことで線路の組み合わせを変え、行き先を変更できるようになっている。ゲームシステムは同年に当時の野村トーイが発売した『チクタクバンバン』に類似している。

止まることなく進む機関車をパネルを動かしたり加速させたりしながら、周辺にある駅の乗客すべてを乗せることがプレイヤーの目的である。機関車が行き止まりや他の列車にぶつかるとミスとなり1両減る。機関車が進む道筋が黄色で示されるので、それを参考にしながらパネルを動かしてゆく。

また駅の中にはボーナス得点が入る駅が存在し、一定時間が経過するとその駅の乗客がカウントダウンタイマーに変わる。カウントダウンが始まる前に乗客を乗せることができればその時のカウント分がボーナス得点となるが、タイマーが0に達すると、駅が閉鎖されるか別の列車が画面に登場し、衝突するのを避けながら機関車を動かさなければならなくなる。2台以上他の列車が画面内にあれば、互いに衝突させてボーナス得点を取ることもできる。

すべての乗客を乗せると1面クリアとなり、次の面となる。高次面になるとボーナス駅の数も増え、また分岐付き線路も登場する。分岐付き線路は機関車が通過するとボーナス得点が入るが、3方向(直進・右折・左折)のうちどの方向に進むかはランダムとなるため、その分機関車を誘導するのが難しくなる。さらに面が進むとはじめから別の列車が登場している面が出てきたり、マップが大きくなったりもする。

プレイヤーが閉じたループ状の線路のコースを機関車が周回するように作ると、ループ消しキャラがコース上に現れる。この場合機関車をループから早く出さないと、機関車にぶつかりミスとなる。

機関車はまず30000点獲得で1両増え、以後70000点獲得ごとに1両増える。

得点

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  • 分岐付き線路の上を通過 - 150点
  • 駅で乗客を乗せる - 100点
  • 1パネル通過ごとに - 10点
  • カウントダウンにより、閉鎖された駅がある状態でクリア - 1000点

(最後の駅がカウントダウンによって閉鎖されるとクリアとなる)

  • 全ての駅を通過してクリア - 5000点

移植

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ぴゅう太M5PC-8001mkIIPC-6001mkIIに移植されたほか、家庭用ゲーム機ではゲームボーイ用ソフト『コナミGBコレクションVOL.2』にも収録されている。携帯電話向けアプリも製作された[1]が、後に配信は終了。2023年アーケードアーカイブスの1作品としてPlayStation 4版とNintendo Switch版が配信された[2][3][4](海外版『Loco-Motion』も収録)。

また、MSX版は『クレイジートレイン』のタイトルでソニーから発売された。これはソニーによるMSX専用ソフトウェアの記念すべき第1弾とされており、タイトル画面でも「CRAZY TRAIN」は通常のキャラクタ文字で小さく表示されるのみで、ソニーMSXブランドである「HiTBiT」のロゴのほうが大々的に表示されていた(初期のソニー製ソフトに共通)。

関連項目

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脚注

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外部リンク

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