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{{表記揺れ案内|表記1=広岡大志|text=この人物の表記には、以下のような表記揺れがあります。}}
{{表記揺れ案内|表記1=広岡大志}}
{{Infobox baseball player
{{Infobox baseball player
| 選手名 = 廣岡 大志
| 選手名 = 廣岡 大志
| 本名 =
| 所属球団 = オリックス・バファローズ
| 所属球団 = オリックス・バファローズ
| 役職 =
| 役職 =
| 背番号 = 30
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| 画像 = Taishi_Hirooka_Orix_Buffaloes_20230601.jpg
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| 画像説明 = 202361 [[大阪ドーム|京セラドーム大阪]]
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| 国籍 = {{JPN}}
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| 出身地 = [[大阪府]][[大阪市]][[阿倍野区]]
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| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1997|4|9}}
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| 没年月日 =
| 没年月日 =
| 身長 = 183
| 身長 = 185
| 体重 = 81
| 体重 = 81
| 利き腕 = 右
| 利き腕 = 右
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| 初出場 = 2016年9月29日
| 初出場 = 2016年9月29日
| 最終出場 =
| 最終出場 =
| 年俸 = 1700万円(2023年)<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-giants.html|title=巨人 - 契約更改 - プロ野球|publisher=日刊スポーツ|accessdate=2022-11-26}}</ref>
| 年俸 = 2000万円(2024年)<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-buffaloes.html |title=オリックス - 契約更改 - プロ野球 |website=日刊スポーツ |date= |accessdate=2023-12-07}}</ref>
| 経歴 =
| 経歴 =
* [[智辯学園中学校・高等学校|智辯学園高等学校]]
* [[智辯学園中学校・高等学校|智辯学園高等学校]]
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== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== プロ入り前 ===
=== プロ入り前 ===
[[大阪市立苗代小学校]]4年生時に、オール松原ボーイズで硬式野球を始めた。その前は[[スノーボード]]に夢中だった<ref>{{Cite web |title=燕のドラ2・広岡、山田と二遊間結成だ! スノボ仕込みのバランス感覚で大志つかめ |url=https://www.sanspo.com/article/20151027-M434FEKN7BOKPMTQEQUXLTHBHA/ |website=サンスポ |date=2021-05-27 |accessdate=2021-05-26 |language=ja |author=SANKEI DIGITAL INC}}</ref>。
[[大阪市立苗代小学校]]4年生時に、オール松原ボーイズで硬式野球を始めた。その前は[[スノーボード]]に夢中だった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20151027-M434FEKN7BOKPMTQEQUXLTHBHA/ |title=燕のドラ2・広岡、山田と二遊間結成だ! スノボ仕込みのバランス感覚で大志つかめ |website=サンスポ |date=2021-05-27 |accessdate=2021-05-26}}</ref>。


[[大阪市立昭和中学校|市立昭和中学校]]への進学後も、オール松原ボーイズに所属した。第42回日本少年野球全国春季大会では大会直前に父が亡くなったが<ref>{{Cite web |url=https://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2015/10/22/0008504224.shtml |title=ヤクルト2位・広岡“山田2世”目指す |publisher=デイリースポーツ |date=2015-10-22 |accessdate=2021-04-29}}</ref>、主将としてチームを引っ張り全国制覇を成し遂げた<ref>{{Cite news |title=第42回日本少年野球 春季全国大会(最終日) |url=http://boys-kanto.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-4c71.html |date= |accessdate=2021-07-06}}</ref>。15Uアジア・チャレンジマッチ2012では[[小笠原慎之介]]らと共に日本代表に選ばれた<ref name="japanbaseball20161030">{{Cite web |url=https://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20161030_1.html |title=侍ジャパンU-23代表 注目選手紹介~廣岡 大志編~ |publisher=野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト |date=2016-10-30 |accessdate=2021-04-29}}</ref>。
[[大阪市立昭和中学校|市立昭和中学校]]への進学後も、オール松原ボーイズに所属した。第42回日本少年野球全国春季大会では大会直前に父が亡くなったが<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2015/10/22/0008504224.shtml |title=ヤクルト2位・広岡“山田2世”目指す |website=デイリースポーツ |date=2015-10-22 |accessdate=2021-04-29}}</ref>、主将としてチームを引っ張り全国制覇を成し遂げた<ref>{{Cite web ja |url=https://web.archive.org/web/20130412010725/http://boys-kanto.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-4c71.html |title=第42回日本少年野球 春季全国大会(最終日) |website=日本少年野球連盟/関東ブロック |date=2012-03-29 |accessdate=2021-07-06}}</ref>。15Uアジア・チャレンジマッチ2012では[[小笠原慎之介]]らと共に日本代表に選ばれた<ref name="japanbaseball20161030">{{Cite web ja |url=https://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20161030_1.html |title=侍ジャパンU-23代表 注目選手紹介~廣岡 大志編~ |website=野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト |date=2016-10-30 |accessdate=2021-04-29}}</ref>。


[[智辯学園中学校・高等学校|智辯学園高校]]に進学し、1年春からベンチ入り。秋にはレギュラーを掴むと、[[第86回選抜高等学校野球大会]]では初戦の[[三重中学校・高等学校|三重高校]]戦では4番を<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/senbatsu/2014/score/2014032401.html |title=智弁学園 対 三重 - スコア速報 第86回選抜高校野球大会 |publisher=日刊スポーツ |date= |accessdate=2021-04-29}}</ref>、[[佐野日本大学高等学校|佐野日大高校]]戦では1番を打った<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/senbatsu/2014/score/2014032803.html |title=智弁学園 対 佐野日大 - スコア速報 第86回選抜高校野球大会 |publisher=日刊スポーツ |date= |accessdate=2021-04-29}}</ref>。2年時の[[第96回全国高等学校野球選手権大会]]では初戦の[[明徳義塾中学校・高等学校|明徳義塾]]戦で9回に[[本塁打]]を打つが、4-10で敗れた<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/sensyuken/2014/score/2014081501.html |title=智弁学園 対 三重 - スコア速報 第96回全国高校野球選手権(夏の甲子園2014) |publisher=日刊スポーツ |date= |accessdate=2021-04-29}}</ref>。新チームではキャプテンとなり遊撃手を任せられるが、3年夏の奈良県大会は[[第97回全国高等学校野球選手権大会|甲子園]]に出場した[[天理高等学校|天理高校]]と2回戦で当たり敗れた。高校通算25本塁打{{R|japanbaseball20161030}}。野球部には1学年先輩に、後にプロでもチームメイトとなった[[岡本和真]]がおり、1学年後輩に[[村上頌樹]]がいた。
[[智辯学園中学校・高等学校|智辯学園高校]]に進学し、1年春からベンチ入り。秋にはレギュラーを掴むと、[[第86回選抜高等学校野球大会]]では初戦の[[三重中学校・高等学校|三重高校]]戦では4番を<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/senbatsu/2014/score/2014032401.html |title=智弁学園 対 三重 - スコア速報 第86回選抜高校野球大会 |website=日刊スポーツ |date= |accessdate=2021-04-29}}</ref>、[[佐野日本大学高等学校|佐野日大高校]]戦では1番を打った<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/senbatsu/2014/score/2014032803.html |title=智弁学園 対 佐野日大 - スコア速報 第86回選抜高校野球大会 |website=日刊スポーツ |date= |accessdate=2021-04-29}}</ref>。2年時の[[第96回全国高等学校野球選手権大会]]では初戦の[[明徳義塾中学校・高等学校|明徳義塾]]戦で9回に[[本塁打]]を打つが、4-10で敗れた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/sensyuken/2014/score/2014081501.html |title=智弁学園 対 三重 - スコア速報 第96回全国高校野球選手権(夏の甲子園2014) |website=日刊スポーツ |date= |accessdate=2021-04-29}}</ref>。新チームではキャプテンとなり遊撃手を任せられるが、3年夏の奈良県大会は[[第97回全国高等学校野球選手権大会|甲子園]]に出場した[[天理高等学校|天理高校]]と2回戦で当たり敗れた。高校通算25本塁打{{R|japanbaseball20161030}}。野球部には1学年先輩に、後にプロでもチームメイトとなった[[岡本和真]]がおり、1学年後輩に[[村上頌樹]]がいた。


{{by|2015年}}10月22日に行われた[[2015年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|プロ野球ドラフト会議]]で、[[東京ヤクルトスワローズ]]から2巡目で指名契約金5000万円、年俸600万円(金額は推定)という条件で入団した<ref>{{Cite web |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/11/08/kiji/K20151108011473000.html |title=ヤクルト 2位指名の智弁学園高・広岡と合意 |publisher=スポニチアネックス |date=2015-11-08 |accessdate=2021-03-28}}</ref>。背番号は'''36'''。
{{by|2015年}}10月22日に行われた[[2015年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|プロ野球ドラフト会議]]で、[[東京ヤクルトスワローズ]]から2指名を受け、契約金5000万円、年俸600万円(金額は推定)という条件で入団した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/11/08/kiji/K20151108011473000.html |title=ヤクルト 2位指名の智弁学園高・広岡と合意 |website=スポニチアネックス |date=2015-11-08 |accessdate=2021-03-28}}</ref>。背番号は'''36'''。


=== ヤクルト時代 ===
=== ヤクルト時代 ===
'''{{by|2016年}}'''は、[[フレッシュオールスターゲーム]]に、[[イースタン・リーグ]]の監督推薦選手として出場した<ref>{{Cite web |url=https://npb.jp/bis/scores/freshallstargame/boxscore2016.html |title=2016年度フレッシュオールスター・ゲーム 試合結果 |publisher=日本野球機構 |date=2016-07-14 |accessdate=2021-03-28}}</ref>。9月29日の対[[横浜DeNAベイスターズ]]戦([[横浜スタジアム]])に、「8番・[[遊撃手]]」として先発出場し、一軍初出場を果たした。2回表一死一・三塁で迎えた初打席で、この試合が現役最後の登板になった[[三浦大輔]]から一軍初本塁打を打った。セ・リーグにおける、高卒の新人野手による[[日本野球機構|NPB]]一軍公式戦での[[初打席本塁打|初打席初本塁打]]は、{{by|1960年}}の[[高木守道]]以来56年ぶりの快挙であった<ref name="sponichi20170823">{{Cite news |author= |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/09/29/kiji/K20160929013448000.html |title=ヤクルトの新人・広岡 初打席で三浦から本塁打 |newspaper=スポーツニッポン |publisher= |date=2016-09-29 |accessdate=2016-09-30}}</ref>。チームのレギュラーシーズン最終戦だった10月1日の対[[広島東洋カープ]]戦([[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島]])にも「7番・遊撃手」で出場し、2試合を通じて打率.429(7打数3安打)、1本塁打、3打点という成績を残した。イースタン・リーグ公式戦には113試合へ出場し、リーグの[[規定打席]]に到達。打率.218、リーグ最多の114三振、失策26を記録する一方で、チーム唯一の2桁本塁打(10本)を打ち、チームトップの47打点を挙げた。オフの10月12日に[[2016 WBSC U-23ワールドカップ|第1回WBSC U-23ワールドカップ]]の[[野球日本代表|日本代表]]に選出された<ref>{{Cite news |title=「第1回 WBSC U-23ベースボールワールドカップ」に出場する侍ジャパンU-23代表選手が決定 |author= |newspaper=野球日本代表オフィシャルサイト |url=https://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20161012_2.html |date=2016-10-12 |accessdate=2016-10-12}}</ref>。11月7日の[[2016 WBSC U-23ワールドカップ オーストラリア代表|オーストラリア代表]]との決勝戦で3点本塁打を記録している<ref>{{Cite news |title=【U-23W杯】侍ジャパンが初代王者に輝く! 決勝で豪州に逆転勝利、真砂&廣岡が特大弾 |author= |newspaper=Full-Count |url=https://full-count.jp/2016/11/07/post50253/2/ |date=2016-11-07 |accessdate=2016-11-07}}</ref>。最終的に優勝を果たした<ref>{{Cite web |url=https://www.wbsc.org/tournaments/2016-u23-baseball-world-cup/news/no-1-japan-crowned-world-champions-defeat-no-15-australia-in-final-of-wbsc-u-23-baseball-world-cup/ |title=No. 1 Japan crowned World Champions, defeat No. 15 Australia in Final of WBSC U-23 Baseball World Cup |publisher=WBSC {{!}} World Baseball Softball Confederation |date=2016-11-06 |accessdate=2016-11-07 |language=en |archiveurl=https://web.archive.org/web/20161107163656/https://www.wbsc.org/tournaments/2016-u23-baseball-world-cup/news/no-1-japan-crowned-world-champions-defeat-no-15-australia-in-final-of-wbsc-u-23-baseball-world-cup/ |archivedate=2016-11-07}}</ref>。11月22日、推定年俸630万円で契約を更改した<ref>{{Cite web |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/22/kiji/K20161122013771800.html |title=ヤクルト 広岡 50万円増 鮮烈デビューも「まだまだだと思う」 |publisher=スポニチ |date=2016-11-22 |accessdate=2021-03-21}}</ref>。
'''{{by|2016年}}'''は、[[フレッシュオールスターゲーム]]に、[[イースタン・リーグ]]の監督推薦選手として出場した<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/scores/freshallstargame/boxscore2016.html |title=2016年度フレッシュオールスター・ゲーム 試合結果 |website=日本野球機構 |date=2016-07-14 |accessdate=2021-03-28}}</ref>。9月29日の対[[横浜DeNAベイスターズ]]戦([[横浜スタジアム]])に、「8番・[[遊撃手]]」として先発出場し、一軍初出場を果たした。2回表一死一・三塁で迎えた初打席で、この試合が現役最後の登板になった[[三浦大輔]]から一軍初本塁打を打った。セ・リーグにおける、高卒の新人野手による[[日本野球機構|NPB]]一軍公式戦での[[初打席本塁打|初打席初本塁打]]は、{{by|1960年}}の[[高木守道]]以来56年ぶりの快挙であった<ref name="sponichi20170823">{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/09/29/kiji/K20160929013448000.html |title=ヤクルトの新人・広岡 初打席で三浦から本塁打 |website=スポーツニッポン |date=2016-09-29 |accessdate=2016-09-30}}</ref>。チームのレギュラーシーズン最終戦だった10月1日の対[[広島東洋カープ]]戦([[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島]])にも「7番・遊撃手」で出場し、2試合を通じて打率.429(7打数3安打)、1本塁打、3打点という成績を残した。イースタン・リーグ公式戦には113試合へ出場し、リーグの[[規定打席]]に到達。打率.218、リーグ最多の114三振、失策26を記録する一方で、チーム唯一の2桁本塁打(10本)を打ち、チームトップの47打点を挙げた。オフの10月12日に[[2016 WBSC U-23ワールドカップ|第1回WBSC U-23ワールドカップ]]の[[野球日本代表|日本代表]]に選出された<ref>{{Cite web ja |url=https://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20161012_2.html |title=「第1回 WBSC U-23ベースボールワールドカップ」に出場する侍ジャパンU-23代表選手が決定 |website=野球日本代表オフィシャルサイト |date=2016-10-12 |accessdate=2016-10-12}}</ref>。11月7日の[[2016 WBSC U-23ワールドカップ オーストラリア代表|オーストラリア代表]]との決勝戦で3点本塁打を記録している<ref>{{Cite web ja |url=https://full-count.jp/2016/11/07/post50253/2/ |title=【U-23W杯】侍ジャパンが初代王者に輝く! 決勝で豪州に逆転勝利、真砂&廣岡が特大弾 |website=Full-Count |date=2016-11-07 |accessdate=2016-11-07}}</ref>。最終的に優勝を果たした<ref>{{Cite web ja |url=https://www.wbsc.org/tournaments/2016-u23-baseball-world-cup/news/no-1-japan-crowned-world-champions-defeat-no-15-australia-in-final-of-wbsc-u-23-baseball-world-cup/ |title=No. 1 Japan crowned World Champions, defeat No. 15 Australia in Final of WBSC U-23 Baseball World Cup |website=WBSC {{!}} World Baseball Softball Confederation |date=2016-11-06 |accessdate=2016-11-07 |language=en |archiveurl=https://web.archive.org/web/20161107163656/https://www.wbsc.org/tournaments/2016-u23-baseball-world-cup/news/no-1-japan-crowned-world-champions-defeat-no-15-australia-in-final-of-wbsc-u-23-baseball-world-cup/ |archivedate=2016-11-07}}</ref>。11月22日、推定年俸630万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/22/kiji/K20161122013771800.html |title=ヤクルト 広岡 50万円増 鮮烈デビューも「まだまだだと思う」 |website=スポニチ |date=2016-11-22 |accessdate=2021-03-21}}</ref>。


'''{{by|2017年}}'''は、11試合へ出場し打率.250、1打点の成績挙げた。チームのレギュラーシーズン最終戦だった10月3日の対[[読売ジャイアンツ]]戦では「7番・[[三塁手]]」として先発出場し、3打数2安打を記録。オフに、70万円増の推定年俸700万円で契約を更改した<ref>{{Cite web |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/11/24/kiji/20171124s00001173189000c.html |title=ヤクルト 広岡は70万アップ 3年目の来季へ「1軍に定着したい」 |publisher=スポニチ |date=2017-11-24 |accessdate=2021-03-21}}</ref>。
'''{{by|2017年}}'''は、11試合へ出場し打率.250、1打点を記録した。チームのレギュラーシーズン最終戦だった10月3日の対[[読売ジャイアンツ]]戦では「7番・[[三塁手]]」として先発出場し、3打数2安打を記録。オフに、70万円増の推定年俸700万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/11/24/kiji/20171124s00001173189000c.html |title=ヤクルト 広岡は70万アップ 3年目の来季へ「1軍に定着したい」 |website=スポニチ |date=2017-11-24 |accessdate=2021-03-21}}</ref>。


'''{{by|2018年}}'''は、「7番・遊撃手」として自身初の開幕戦先発出場を果た。4月7日の対[[読売ジャイアンツ]]戦では5打数5安打2打点を記録したが<ref>{{Cite web |title=ヤクルト広岡5安打の大暴れ 3年目で初のお立ち台 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201804070000803.html |website=日刊スポーツ |date=2018-04-07 |accessdate=2019-10-05 |language=ja}}</ref>、その後は不振に陥ったものの、45試合出場、打率.209、本塁打2、10打点を記録した。オフに、170万円増の推定年俸870万円で契約を更改した<ref>{{Cite web |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/12/10/kiji/20181210s00001173285000c.html |title=ヤクルト広岡 来季は「1年間1軍に」 レベルUPへ坂口に弟子入り |publisher=スポニチ |date=2018-12-10 |accessdate=2021-03-21}}</ref>。
'''{{by|2018年}}'''は、「7番・遊撃手」として自身初の開幕戦先発出場を果たした。4月7日の対[[読売ジャイアンツ]]戦では5打数5安打2打点を記録したが<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201804070000803.html |title=ヤクルト広岡5安打の大暴れ 3年目で初のお立ち台 |website=日刊スポーツ |date=2018-04-07 |accessdate=2019-10-05}}</ref>、その後は不振に陥ったものの、45試合出場、打率.209、本塁打2、10打点を記録した。オフに、170万円増の推定年俸870万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/12/10/kiji/20181210s00001173285000c.html |title=ヤクルト広岡 来季は「1年間1軍に」 レベルUPへ坂口に弟子入り |website=スポニチ |date=2018-12-10 |accessdate=2021-03-21}}</ref>。
[[ファイル:Gk_ryoDSC_91952.jpg|thumb|right|[[東京ヤクルトスワローズ]]時代<br />(2018年4月7日 [[明治神宮野球場]])]]
[[ファイル:Gk_ryoDSC_91952.jpg|thumb|right|[[東京ヤクルトスワローズ]]時代<br />(2018年4月7日 [[明治神宮野球場]])]]


'''{{by|2019年}}'''は、オープン戦の好調を受け、「7番・遊撃手」として2年連続の開幕戦先発出場を勝ち取るも打撃に苦しみ、6月13日の対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]戦において、1969年の[[浜村孝|浜村健史]]以来となる、開幕41打席連続無安打という不名誉記録50年ぶりに記録した<ref name="sponichi20190613">{{Cite web |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/06/13/kiji/20190606s00001000287000c.html |website=スポーツニッポン |date=2019-06-13 |accessdate=2019-10-05 |title=ヤクルト・広岡 不名誉プロ野球記録へ50年ぶりに並ぶ 開幕から41打席連続ノーヒット |publisher=}}</ref>。同14日の対[[埼玉西武ライオンズ]]戦でシーズン初ヒットを記録<ref>{{Cite web |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/06/14/kiji/20190614s00001173429000c.html |website=スポーツニッポン |date=2019-06-14 |accessdate=2019-10-05 |title=ヤクルト・広岡、開幕から42打席目に今季初ヒット「新記録にならないで良かった」 |publisher=}}</ref>して以降は再び遊撃手と三塁手としての先発出場が増えた。9月は月間打率.333を記録し本塁打を重ねていき、9月22日の対巨人戦で自身初の2桁本塁打を達成と長打力を見せた<ref>{{Cite web |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/09/22/kiji/20190922s00001173388000c.html |website=スポーツニッポン |date=2019-09-22 |accessdate=2019-10-05 |title=ヤクルト・広岡 初の2桁本塁打到達 4試合ぶり一発「甘い球でしたが…」 |publisher=}}</ref>。序盤の不振もあり打率は.203に留まったが243打席で33四球を選び、出塁率は打率より1割以上高い.319となるなど選球眼の向上も果たした。オフに、630万円増の推定年俸1500万円で契約を更改した<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201912100000495.html |title=ヤクルト広岡630万増「長く1軍いた経験大きい」 |publisher=日刊スポーツ |date=2019-12-10 |accessdate=2021-03-21}}</ref>。
'''{{by|2019年}}'''は、オープン戦の好調を受け、「7番・遊撃手」として2年連続の開幕戦先発出場を勝ち取るも打撃に苦しみ、6月13日の対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]戦において、1969年の[[浜村孝|浜村健史]]以来50年ぶりとなる、開幕41打席連続無安打を記録した<ref name="sponichi20190613">{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/06/13/kiji/20190606s00001000287000c.html |title=ヤクルト・広岡 不名誉プロ野球記録へ50年ぶりに並ぶ 開幕から41打席連続ノーヒット |website=スポーツニッポン |date=2019-06-13 |accessdate=2019-10-05}}</ref>。同14日の対[[埼玉西武ライオンズ]]戦でシーズン初ヒットを記録<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/06/14/kiji/20190614s00001173429000c.html |title=ヤクルト・広岡、開幕から42打席目に今季初ヒット「新記録にならないで良かった」 |website=スポーツニッポン |date=2019-06-14 |accessdate=2019-10-05}}</ref>して以降は再び遊撃手と三塁手としての先発出場が増えた。9月は月間打率.333を記録し本塁打を重ねていき、9月22日の対巨人戦で自身初の2桁本塁打を達成と長打力を見せた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/09/22/kiji/20190922s00001173388000c.html |title=ヤクルト・広岡 初の2桁本塁打到達 4試合ぶり一発「甘い球でしたが…」 |website=スポーツニッポン |date=2019-09-22 |accessdate=2019-10-05}}</ref>。序盤の不振もあり打率は.203に留まったが243打席で33四球を選び、出塁率は打率より1割以上高い.319となるなど選球眼の向上も果たした。オフに、630万円増の推定年俸1500万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201912100000495.html |title=ヤクルト広岡630万増「長く1軍いた経験大きい」 |website=日刊スポーツ |date=2019-12-10 |accessdate=2021-03-21}}</ref>。


'''{{by|2020年}}'''は、遊撃手・三塁手の[[アルシデス・エスコバー]]が入団したこともあり、代打などでの起用が中心となり87試合の出場となった。また、[[二塁手]]や[[外野手]]として守備についたこともあった。最終的には、打率.215、8本塁打、15打点、4盗塁を記録。オフに、100万円増の推定年俸1600万円で契約を更改した<ref>{{Cite web |url=https://www.sanspo.com/article/20201204-IU7N5QJMZNPJVJGNLBEOUN3PZI/ |title=ヤクルト・広岡が100万円増で更改 |publisher=サンケイスポーツ |date=2020-12-04 |accessdate=2021-03-21}}</ref>。
'''{{by|2020年}}'''は、遊撃手・三塁手の[[アルシデス・エスコバー]]が入団したこともあり、代打などでの起用が中心となり87試合の出場となった。また、[[二塁手]]や[[外野手]]として守備についたこともあった。最終的には、打率.215、8本塁打、15打点、4盗塁を記録。オフに、100万円増の推定年俸1600万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20201204-IU7N5QJMZNPJVJGNLBEOUN3PZI/ |title=ヤクルト・広岡が100万円増で更改 |website=サンケイスポーツ |date=2020-12-04 |accessdate=2021-03-21}}</ref>。


=== 巨人時代 ===
=== 巨人時代 ===
'''{{by|2021年}}'''3月1日、[[田口麗斗]]との交換トレードで[[読売ジャイアンツ]]に移籍することが発表された<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20210301-3NCGPPKOEZI2ZD2ROC6YCZLM2A/ |title=巨人・田口とヤクルト・廣岡のトレードが決定 |website=サンケイスポーツ |date=2021-03-01 |accessdate=2021-03-01}}</ref>{{Efn2|ヤクルトと巨人の交換トレードは1976年12月の[[浅野啓司]]と[[倉田誠]]以来44年ぶりとなった。}}。背番号は'''32'''。
'''{{by|2021年}}'''、3月1日に[[田口麗斗]]との交換トレードで[[読売ジャイアンツ]]に移籍することが発表された<ref>{{Cite web |title=巨人・田口とヤクルト・廣岡のトレードが決定 |url=https://www.sanspo.com/article/20210301-3NCGPPKOEZI2ZD2ROC6YCZLM2A/ |website=サンケイスポーツ |date=2021-03-01 |accessdate=2021-03-01 |language=ja}}</ref>{{Efn2|ヤクルトと巨人の交換トレードは1976年12月の[[浅野啓司]]と[[倉田誠]]以来44年ぶりとなった。}}。背番号は'''32'''。開幕は二軍で迎えたが、4月1日に一軍に昇格した<ref>{{Cite web |url=https://full-count.jp/2021/04/01/post1067736/ |title=1日の公示 巨人が廣岡を登録、井納抹消 ヤクルトは川端が「特例2021」で抹消 |publisher=Full-Count |date=2021-04-01 |accessdate=2021-04-29}}</ref>。上旬のうちには二軍降格する予定だったものの、チームで[[SARSコロナウイルス2|新型コロナウイルス]]感染者が発生したことにより、一転して一軍に残留<ref name="baseballking210423">{{Cite news |title=次代の巨人を担う左右の大砲候補 広岡大志と香月一也 |newspaper=BASEBALL KING |date=2021-04-23 |url=https://baseballking.jp/ns/column/274565 |accessdate=2021-04-27}}</ref>。その後、4月13日の[[中日ドラゴンズ]]戦では「7番・一塁」で先発出場すると同点の7回二死の場面で[[大野雄大]]から右翼へ移籍後初本塁打となる勝ち越し本塁打を打ちこれが決勝点となりチームの勝利に貢献した<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202104130000164.html |title=巨人広岡の移籍後初本塁打はV弾 継投で逃げ切りサンチェス今季初勝利 |publisher=日刊スポーツ |date=2021-04-13 |accessdate=2021-04-13}}</ref>。以降もアピールを続け、4月は16試合に出場し、打率.259、1本塁打の成績を挙げていたが、26日に出場選手登録を抹消された<ref>{{Cite news |title=巨人 香月、広岡、平内、高木京が2軍降格 27日から助っ人2選手が昇格予定 |newspaper=デイリースポーツonline |date=2021-04-26 |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2021/04/26/0014276060.shtml |accessdate=2021-04-26}}</ref>。二軍では主に遊撃として起用され、正遊撃手の[[坂本勇人]]が負傷離脱したことも受けて、5月11日に再度一軍に合流した<ref>{{Cite news |title=巨人香月、広岡1軍合流へ 若武者が坂本勇人不在の危機を救う |newspaper=日刊スポーツ |date=2021-05-11 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202105110000336.html |accessdate=2021-05-13}}</ref>。5月・6月は打率1割台と調子を取り戻せず、坂本の一軍復帰後の6月15日に出場選手登録を再度抹消された<ref>{{Cite news |title=【巨人】若林晃弘、広岡大志の出場選手登録を抹消 |newspaper=スポーツ報知 |date=2021-06-15 |url=https://hochi.news/articles/20210615-OHT1T51110.html?page=1 |accessdate=2021-06-21}}</ref>。二軍調整の間、2試合連続本塁打を打つなど好調な様子を見せ<ref>{{Cite news |title=【巨人】2軍はDeNAと引き分け 広岡大志が2戦連発 |newspaper=スポーツ報知 |date=2021-06-27 |url=https://hochi.news/articles/20210627-OHT1T51199.html?page=1 |accessdate=2021-06-30}}</ref>、30日に一軍に合流<ref>{{Cite news |title=【巨人】広岡大志が1軍合流 |newspaper=スポーツ報知 |date=2021-06-30 |url=https://hochi.news/articles/20210630-OHT1T51073.html?page=1 |accessdate=2021-06-30}}</ref>。最終的に78試合に出場し、打率.189、5本塁打、15打点を記録。オフに、300万円増となる推定年俸1900万円で契約を更改した<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112100000536.html |title=巨人広岡大志300万円増も「優勝できなかったのですごく悔しいシーズン」 |publisher=日刊スポーツ |date=2021-12-10 |accessdate=2022-04-23}}</ref>。


開幕は二軍で迎えたが、4月1日に一軍に昇格した<ref>{{Cite web ja |url=https://full-count.jp/2021/04/01/post1067736/ |title=1日の公示 巨人が廣岡を登録、井納抹消 ヤクルトは川端が「特例2021」で抹消 |website=Full-Count |date=2021-04-01 |accessdate=2021-04-29}}</ref>。上旬のうちには二軍降格する予定だったものの、チームで[[SARSコロナウイルス2|新型コロナウイルス]]感染者が発生したことにより、一転して一軍に残留<ref name="baseballking20210423">{{Cite web ja |url=https://baseballking.jp/ns/column/274565 |title=次代の巨人を担う左右の大砲候補 広岡大志と香月一也 |website=BASEBALL KING |date=2021-04-23 |accessdate=2021-04-27}}</ref>。その後、4月13日の[[中日ドラゴンズ]]戦では「7番・一塁」で先発出場すると同点の7回二死の場面で[[大野雄大]]から右翼へ移籍後初本塁打となる勝ち越し本塁打を打ちこれが決勝点となりチームの勝利に貢献した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202104130000164.html |title=巨人広岡の移籍後初本塁打はV弾 継投で逃げ切りサンチェス今季初勝利 |website=日刊スポーツ |date=2021-04-13 |accessdate=2021-04-13}}</ref>。以降もアピールを続け、4月は16試合に出場し、打率.259、1本塁打の成績を挙げていたが、26日に出場選手登録を抹消された<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2021/04/26/0014276060.shtml |title=巨人 香月、広岡、平内、高木京が2軍降格 27日から助っ人2選手が昇格予定 |website=デイリースポーツ online |date=2021-04-26 |accessdate=2021-04-26}}</ref>。二軍では主に遊撃として起用され、正遊撃手の[[坂本勇人]]が負傷離脱したことも受けて、5月11日に再度一軍に合流した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202105110000336.html |title=巨人香月、広岡1軍合流へ 若武者が坂本勇人不在の危機を救う |website=日刊スポーツ |date=2021-05-11 |accessdate=2021-05-13}}</ref>。5月・6月は打率1割台と調子を取り戻せず、坂本の一軍復帰後の6月15日に出場選手登録を再度抹消された<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20210615-OHT1T51110.html?page=1 |title=【巨人】若林晃弘、広岡大志の出場選手登録を抹消 |website=スポーツ報知 |date=2021-06-15 |accessdate=2021-06-21}}</ref>。二軍調整の間、2試合連続本塁打を打つなど好調な様子を見せ<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20210627-OHT1T51199.html?page=1 |title=【巨人】2軍はDeNAと引き分け 広岡大志が2戦連発 |website=スポーツ報知 |date=2021-06-27 |accessdate=2021-06-30}}</ref>、30日に一軍に合流<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20210630-OHT1T51073.html?page=1 |title=【巨人】広岡大志が1軍合流 |website=スポーツ報知 |date=2021-06-30 |accessdate=2021-06-30}}</ref>。最終的に78試合に出場し、打率.189、5本塁打、15打点を記録。オフに、300万円増となる推定年俸1900万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112100000536.html |title=巨人広岡大志300万円増も「優勝できなかったのですごく悔しいシーズン」 |website=日刊スポーツ |date=2021-12-10 |accessdate=2022-04-23}}</ref>。
'''{{by|2022年}}'''は、坂本勇人が開幕直前に負傷し離脱したことで「2番・遊撃手」として移籍後初の開幕戦先発出場を果たした<ref>{{Cite web |title=巨人一気に逆転! 吉川の好走塁から廣岡・ポランコ・岡本の3連続タイムリー |url=https://news.ntv.co.jp/category/sports/08b08df7ea92419aa24a21916617f756 |publisher=日テレNEWS |date=2022-03-25 |accessdate=2023-01-04}}</ref>。開幕3戦目で坂本が復帰すると以降は代打・守備固めに回ったが、結果を残せず4月18日に出場選手登録を抹消された<ref>{{Cite news |title=【18日の公示】ヤクルト・高橋、巨人・山口、広岡、ウィーラーら登録抹消 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/04/18/kiji/20220418s00001173468000c.html |newspaper=スポニチアネックス |date=2022-04-18 |accessdate=2023-01-04}}</ref>。その後、29日に1軍に合流するも5月15日に再び出場選手登録を抹消された。8月21日に後半戦初昇格を果たすも代打で空振り三振した1打席のみでわずか1日で登録抹消された<ref>{{Cite news |title=【巨人】広岡大志がわずか1日で登録抹消…21日阪神戦は代打で空振り三振 |url=https://hochi.news/articles/20220822-OHT1T51098.html |newspaper=スポーツ報知 |date=2022-08-22 |accessdate=2023-01-04}}</ref>。最終的に28試合に出場に留まり、打率.180でノーアーチに終わった。オフに、200万円減となる推定年俸1700万円で契約を更改した<ref>{{Cite news |title=【巨人】広岡大志は200万円ダウン 来季目標「ショートのレギュラーです」坂本から奪う |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202211260000747.html |newspaper=日刊スポーツ |date=2022-11-26 |accessdate=2023-01-04}}</ref>。

'''{{by|2022年}}'''は、坂本勇人が開幕直前に負傷し離脱したことで「2番・遊撃手」として移籍後初の開幕戦先発出場を果たした<ref>{{Cite web ja |url=https://news.ntv.co.jp/category/sports/08b08df7ea92419aa24a21916617f756 |title=巨人一気に逆転! 吉川の好走塁から廣岡・ポランコ・岡本の3連続タイムリー |website=日テレNEWS |date=2022-03-25 |accessdate=2023-01-04}}</ref>。開幕3戦目で坂本が復帰すると以降は代打・守備固めに回ったが、結果を残せず4月18日に出場選手登録を抹消された<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/04/18/kiji/20220418s00001173468000c.html |title=【18日の公示】ヤクルト・高橋、巨人・山口、広岡、ウィーラーら登録抹消 |website=スポニチアネックス |date=2022-04-18 |accessdate=2023-01-04}}</ref>。その後、29日に軍に合流するも5月15日に再び出場選手登録を抹消された。8月21日に後半戦初昇格を果たすも代打で空振り三振した1打席のみでわずか1日で登録抹消された<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20220822-OHT1T51098.html?page=1 |title=【巨人】広岡大志がわずか1日で登録抹消…21日阪神戦は代打で空振り三振 |website=スポーツ報知 |date=2022-08-22 |accessdate=2023-01-04}}</ref>。最終的に28試合に出場に留まり、打率.180でノーアーチに終わった。オフに、200万円減となる推定年俸1700万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202211260000747.html |title=【巨人】広岡大志は200万円ダウン 来季目標「ショートのレギュラーです」坂本から奪う |website=日刊スポーツ |date=2022-11-26 |accessdate=2023-01-04}}</ref>。

'''{{by|2023年}}'''は、5月5日の[[中日ドラゴンズ]]戦に1番・[[二塁手]]として先発出場し、プロ入り後初となる先頭打者本塁打を放った<ref>{{Cite web ja |url=https://news.ntv.co.jp/category/sports/7a6e91c3f0e54662865ff5b53b5228a5 |title=【巨人】本塁打“出にくい”中日本拠地で廣岡大志が先頭打者ホームラン「自分自身にとっても大きな打席に」 |website=日テレNEWS NNN |date=2023-05-05 |access-date=2024-08-22}}</ref>。5月14日に出場登録を抹消されるまでに9試合に出場し、打率.214、1本塁打、2打点にとどまっていた{{R|hochi20230517}}。


=== オリックス時代 ===
=== オリックス時代 ===
[[ファイル:Taishi_Hirooka_Orix_Buffaloes_20230601.jpg|thumb|150px|2023年6月1日 [[大阪ドーム|京セラドーム大阪]]]]
{{by|2023年}}5月17日、[[鈴木康平]]投手とのトレードにより、オリックス・バファローズに移籍することが発表された<ref>{{Cite web |title=巨人が電撃トレード!今季初のトレード補強は広岡大志内野手とオリックス・鈴木康平投手の交換で成立 |url=https://hochi.news/articles/20230517-OHT1T51068.html |website=スポーツ報知 |date=2023-05-17 |access-date=2023-05-17}}</ref>。背番号は'''30'''。
2023年5月17日、[[鈴木康平]]とのトレードにより、オリックス・バファローズに移籍することが発表された<ref name="hochi20230517">{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20230517-OHT1T51068.html?page=1 |title=巨人が電撃トレード!今季初のトレード補強は広岡大志内野手とオリックス・鈴木康平投手の交換で成立 |website=スポーツ報知 |date=2023-05-17 |access-date=2023-05-17}}</ref>。背番号は'''30'''。5月24日の楽天戦で移籍後初の先発出場を果たすと4回に初安打を記録<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202305250000116.html |title=【オリックス】広岡大志、移籍後初スタメンで初ヒット「とりあえず1本出てよかった」 |website=日刊スポーツ |date=2023-05-25 |access-date=2024-07-19}}</ref>。5月28日の西武戦では、プロ入り初めて中堅手として先発出場し、同点で迎えた5回には[[平良海馬]]から先制打となる移籍後初本塁打を放った<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202305280000540.html |title=【オリックス】広岡大志が移籍後初本塁打「なんとか貢献したい気持ちで」プロ初中堅守備もこなす |website=日刊スポーツ |date=2023-05-28 |access-date=2024-07-19}}</ref>。シーズンを通しては53試合に出場し、打率.203、2本塁打、11打点という成績を残し、ポストシーズンでは[[2023年の日本シリーズ|日本シリーズ]]に初出場し、4試合に先発出場を果たした<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20231207-5WRNZM7LLFN2HHDM7WLRUDAXFA/ |title=オリックス・広岡大志が2000万円でサイン 来季へ「全部守れるようにしておきます」 |website=日刊スポーツ |date=2023-12-07 |access-date=2024-07-19}}</ref>。


== 選手としての特徴 ==
== 選手としての特徴 ==
広角に打ち分ける技術があり、リストが柔らかくスイングの速さとパワーが魅力<ref>{{Cite web |url=https://www.yakult-swallows.co.jp/pages/info/players/draft2015 |title=2015年プロ野球ドラフト会議について |publisher=東京ヤクルトスワローズ球団公式サイト |date=2015-10-22 |accessdate=2016-05-08}}</ref>。50メートル走6秒2の脚力も持つ{{R|japanbaseball20161030}}。[[一塁手|一塁]]や[[二塁手|二塁]]、[[遊撃手|遊撃]]などを守れる[[ユーティリティープレイヤー]]の面も高く評価されている{{R|baseballking210423}}。
広角に打ち分ける技術があり、リストが柔らかくスイングの速さとパワーが魅力<ref>{{Cite web ja |url=https://www.yakult-swallows.co.jp/pages/info/players/draft2015 |title=2015年プロ野球ドラフト会議について |website=東京ヤクルトスワローズ球団公式サイト |date=2015-10-22 |accessdate=2016-05-08}}</ref>。50メートル走6秒2の脚力も持つ{{R|japanbaseball20161030}}。[[一塁手|一塁]]や[[二塁手|二塁]]、[[遊撃手|遊撃]]などを守れる[[ユーティリティープレイヤー]]の面も高く評価されている{{R|baseballking20210423}}。


== 人物 ==
== 人物 ==
実家は[[精肉店]]を営んでいる<ref>{{Cite web |title=【巨人】広岡大志は焼き肉好き…実家は精肉店、看板メニュー「広岡コロッケ」 |url=https://hochi.news/articles/20210305-OHT1T50026.html?page=1 |website=スポーツ報知 |date=2021-03-05 |accessdate=2021-11-17 |language=ja}}</ref>。
実家は[[精肉店]]を営んでいる<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20210305-OHT1T50026.html?page=1 |title=【巨人】広岡大志は焼き肉好き…実家は精肉店、看板メニュー「広岡コロッケ」 |website=スポーツ報知 |date=2021-03-05 |accessdate=2021-11-17}}</ref>。


祖母は阪神ファンだが、廣岡自身は巨人ファンの父親の影響で幼少期は巨人ファンであった<ref>{{Cite web |title= 「廣岡大志はこのまま終わる男じゃない」絶品コロッケで有名な実家・廣岡精肉店に行ってみた |url= https://bunshun.jp/articles/-/57184?page=1 |website=文春オンライン|date=2022-09-17|accessdate=2022-09-17 |language=ja}}</ref>。
祖母は阪神ファンだが、廣岡自身は巨人ファンの父親の影響で幼少期は巨人ファンであった<ref>{{Cite web ja |url=https://bunshun.jp/articles/-/57184?page=1 |title=「廣岡大志はこのまま終わる男じゃない」絶品コロッケで有名な実家・廣岡精肉店に行ってみた |website=文春オンライン |date=2022-09-17 |accessdate=2022-09-17}}</ref>。


== 詳細情報 ==
== 詳細情報 ==
74行目: 78行目:
|-
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2016}}
|style="text-align:center;"|{{by2|2016}}
|rowspan="5" style="text-align:center;white-space:nowrap;"|[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルト]]
|rowspan="5" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルト]]
|2||7||7||2||3||0||0||1||6||3||0||0||0||0||0||0||0||2||0||.429||.429||.857||1.286
|2||7||7||2||3||0||0||1||6||3||0||0||0||0||0||0||0||2||0||.429||.429||.857||1.286
|-
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90行目: 94行目:
|-
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|style="text-align:center;"|{{by2|2021}}
|style="text-align:center;"|{{by2|2021}}
|rowspan="2" style="text-align:center;white-space:nowrap;"|[[読売ジャイアンツ|巨人]]
|rowspan="3" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|[[読売ジャイアンツ|巨人]]
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|78||117||106||11||20||2||2||5||41||15||2||1||0||1||7||0||3||25||2||.189||.256||.387||.643
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|-
96行目: 100行目:
|28||60||50||5||9||3||1||0||14||4||0||0||2||0||7||0||1||16||2||.180||.293||.280||.573
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|-
|-
|rowspan="2" style="text-align:center;"|{{by2|2023}}
!colspan="2"|通算:7
|342||725||629||82||130||22||4||26||238||73||7||2||14||5||70||0||7||210||15||.207||.291||.378||.670
|9||30||28||5||6||0||0||1||9||2||1||0||0||1||0||0||1||8||0||.214||.233||.321||.555
|-
|rowspan="2" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|[[オリックス・バファローズ|オリックス]]
|44||103||90||12||18||4||1||1||27||9||0||2||1||0||12||1||0||26||2||.200||.294||.300||.594
|- style="background-color: #f2f2f2;"
!style="text-align:center;"|'23計
|53||133||118||17||24||4||1||2||36||11||1||2||1||1||12||1||1||34||2||.203||.280||.305||.585
|-
!colspan="2"|通算:8
|395||858||747||99||154||26||5||28||274||84||8||4||15||6||82||1||8||244||17||.206||.289||.367||.656
|}
|}
* 2022年度シーズン終了時
* 2023年度シーズン終了時


=== 年度別守備成績 ===
=== 年度別守備成績 ===
{| class="wikitable" style="font-size:small; text-align:right; border-collapse:collapse; padding: 1px;"
{| class="wikitable" style="font-size:small; text-align:right; border-collapse:collapse; padding:1px;"
!rowspan="2"|年<br />度!!rowspan="2"|球<br />団!!colspan="6"|[[一塁手|一塁]]!!colspan="6"|[[二塁手|二塁]]!!colspan="6"|[[三塁手|三塁]]!!colspan="6"|[[遊撃手|遊撃]]!!colspan="6"|[[外野手|外野]]
!rowspan="2"|年<br />度!!rowspan="2"|球<br />団!!colspan="6"|[[一塁手|一塁]]!!colspan="6"|[[二塁手|二塁]]!!colspan="6"|[[三塁手|三塁]]!!colspan="6"|[[遊撃手|遊撃]]!!colspan="6"|[[外野手|外野]]
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|-style="line-height:1.25em; text-align:center;"
108行目: 121行目:
|-
|-
|style="text-align:center;"|2016
|style="text-align:center;"|2016
|rowspan="5" style="text-align:center; white-space: nowrap;"|ヤクルト
|rowspan="5" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|ヤクルト
|colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6" style="text-align:center;"|-||2||6||3||0||0||1.000||colspan="6" style="text-align:center;"|-
|colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6" style="text-align:center;"|-||2||6||3||0||0||1.000||colspan="6" style="text-align:center;"|-
|-
|-
124行目: 137行目:
|-
|-
|style="text-align:center;"|2021
|style="text-align:center;"|2021
|rowspan="2" style="text-align:center; white-space: nowrap;"|巨人
|rowspan="3" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|巨人
|15||42||2||0||3||1.000||15||21||17||0||4||1.000||5||2||1||0||0||1.000||25||27||31||1||9||.983||6||4||0||1||0||.800
|15||42||2||0||3||1.000||15||21||17||0||4||1.000||5||2||1||0||0||1.000||25||27||31||1||9||.983||6||4||0||1||0||.800
|-
|-
|style="text-align:center;"|2022
|style="text-align:center;"|2022
|6||13||1||0||2||1.000||7||11||14||2||3||.926||colspan="6" style="text-align:center;"|-||11||13||13||3||1||.897||colspan="6" style="text-align:center;"|-
|6||13||1||0||2||1.000||7||11||14||2||3||.926||colspan="6" style="text-align:center;"|-||11||13||13||3||1||.897||colspan="6" style="text-align:center;"|-
|-
|rowspan="2" style="text-align:center;"|2023
|2||4||0||0||2||1.000||6||9||12||0||6||1.000||2||0||0||0||0||----||colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6" style="text-align:center;"|-
|-
|rowspan="2" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|オリックス
|12||13||1||0||2||1.000||2||4||7||0||0||1.000||14||4|||9||2||0||.867||colspan="6" style="text-align:center;"|-||19||25||1||1||0||.963
|- style="background-color: #f2f2f2;"
!style="text-align:center;"|'23計
|14||17||1||0||4||1.000||8||13||19||0||6||1.000||16||4|||9||2||0||.867||colspan="6" style="text-align:center;"|-||19||25||1||1||0||.963
|-
|-
!colspan="2"|通算
!colspan="2"|通算
|24||61||3||0||5||1.000||37||46||43||3||9||.967||90||29||68||5||7||.951||134||150||235||19||52||.953||24||13||0||1||0||.929
|38||78||4||0||9||1.000||45||59||62||3||15||.976||106||33||77||7||7||.940||134||150||235||19||52||.953||43||38||1||2||0||.951
|}
|}
* 2022年度シーズン終了時
* 2023年度シーズン終了時


=== 記録 ===
=== 記録 ===
141行目: 163行目:
* 初盗塁:2019年8月12日、対横浜DeNAベイスターズ19回戦([[明治神宮野球場]])、6回裏に二盗(投手:[[東克樹]]、捕手:[[戸柱恭孝]])
* 初盗塁:2019年8月12日、対横浜DeNAベイスターズ19回戦([[明治神宮野球場]])、6回裏に二盗(投手:[[東克樹]]、捕手:[[戸柱恭孝]])
; その他の記録
; その他の記録
* 開幕からの連続打席無安打:41(2019 ※[[浜村孝|浜村健史]]と並びプロ野球野手記録{{R|sponichi20190613}}
* 開幕からの41打席連続無安打:2019年 ※[[浜村孝|浜村健史]]と並び野手では史上最長{{R|sponichi20190613}}
* 同一シーズンに2球団で本塁打:2023年 ※史上9人目
* 同一シーズンに2球団で本塁打:2023年 ※史上9人目<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20231217-OHT1T51206.html?page=1 |title=【オリックス】宮城大弥、変幻自在!対クリーンアップ“圧投”…記録2023 |website=スポーツ報知 |date=2023-12-18 |accessdate=2023-12-24}}</ref>


=== 背番号 ===
=== 背番号 ===
182行目: 204行目:
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{{NPB|21625132}}
{{BASEBALLstats|brjpn=hirook000tai|cube=Taishi-Hirooka}}
{{BASEBALLstats|brjpn=hirook000tai|cube=Taishi-Hirooka}}
* [https://www.giants.jp/G/player/prof_27442.html 選手プロフィール] - 読売巨人軍公式WEBサイト
* [https://www.buffaloes.co.jp/team/player/detail/2024_00001673.html 30 廣岡 大志 選手名鑑] - オリックス・バファローズオフィシャルサイト
* [https://sp.baseball.findfriends.jp/player/19970028/ 選手情報] - 週刊ベースボールONLINE
* {{Instagram|taishi_hirooka30}}


{{オリックス・バファローズの選手・スタッフ}}
{{オリックス・バファローズの選手・スタッフ}}
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[[Category:智辯学園高等学校出身の野球選手]]
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[[Category:存命人物]]
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2024年9月3日 (火) 23:24時点における最新版

廣岡 大志
オリックス・バファローズ #30
2024年3月22日、京セラドーム大阪にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府大阪市阿倍野区
生年月日 (1997-04-09) 1997年4月9日(27歳)
身長
体重
185 cm
81 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 内野手外野手
プロ入り 2015年 ドラフト2位
初出場 2016年9月29日
年俸 2000万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

廣岡 大志(ひろおか たいし、1997年4月9日 - )は、大阪府大阪市阿倍野区出身のプロ野球選手内野手外野手)。右投右打。オリックス・バファローズ所属。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

大阪市立苗代小学校4年生時に、オール松原ボーイズで硬式野球を始めた。その前はスノーボードに夢中だった[2]

市立昭和中学校への進学後も、オール松原ボーイズに所属した。第42回日本少年野球全国春季大会では大会直前に父が亡くなったが[3]、主将としてチームを引っ張り全国制覇を成し遂げた[4]。15Uアジア・チャレンジマッチ2012では小笠原慎之介らと共に日本代表に選ばれた[5]

智辯学園高校に進学し、1年春からベンチ入り。秋にはレギュラーを掴むと、第86回選抜高等学校野球大会では初戦の三重高校戦では4番を[6]佐野日大高校戦では1番を打った[7]。2年時の第96回全国高等学校野球選手権大会では初戦の明徳義塾戦で9回に本塁打を打つが、4-10で敗れた[8]。新チームではキャプテンとなり遊撃手を任せられるが、3年夏の奈良県大会は甲子園に出場した天理高校と2回戦で当たり敗れた。高校通算25本塁打[5]。野球部には1学年先輩に、後にプロでもチームメイトとなった岡本和真がおり、1学年後輩に村上頌樹がいた。

2015年10月22日に行われたプロ野球ドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズから2位指名を受け、契約金5000万円、年俸600万円(金額は推定)という条件で入団した[9]。背番号は36

ヤクルト時代

[編集]

2016年は、フレッシュオールスターゲームに、イースタン・リーグの監督推薦選手として出場した[10]。9月29日の対横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)に、「8番・遊撃手」として先発出場し、一軍初出場を果たした。2回表一死一・三塁で迎えた初打席で、この試合が現役最後の登板になった三浦大輔から一軍初本塁打を打った。セ・リーグにおける、高卒の新人野手によるNPB一軍公式戦での初打席初本塁打は、1960年高木守道以来56年ぶりの快挙であった[11]。チームのレギュラーシーズン最終戦だった10月1日の対広島東洋カープ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)にも「7番・遊撃手」で出場し、2試合を通じて打率.429(7打数3安打)、1本塁打、3打点という成績を残した。イースタン・リーグ公式戦には113試合へ出場し、リーグの規定打席に到達。打率.218、リーグ最多の114三振、失策26を記録する一方で、チーム唯一の2桁本塁打(10本)を打ち、チームトップの47打点を挙げた。オフの10月12日に第1回WBSC U-23ワールドカップ日本代表に選出された[12]。11月7日のオーストラリア代表との決勝戦で3点本塁打を記録している[13]。最終的に優勝を果たした[14]。11月22日、推定年俸630万円で契約を更改した[15]

2017年は、11試合へ出場し打率.250、1打点を記録した。チームのレギュラーシーズン最終戦だった10月3日の対読売ジャイアンツ戦では「7番・三塁手」として先発出場し、3打数2安打を記録。オフに、70万円増の推定年俸700万円で契約を更改した[16]

2018年は、「7番・遊撃手」として自身初の開幕戦先発出場を果たした。4月7日の対読売ジャイアンツ戦では5打数5安打2打点を記録したが[17]、その後は不振に陥ったものの、45試合出場、打率.209、本塁打2、10打点を記録した。オフに、170万円増の推定年俸870万円で契約を更改した[18]

東京ヤクルトスワローズ時代
(2018年4月7日 明治神宮野球場

2019年は、オープン戦の好調を受け、「7番・遊撃手」として2年連続の開幕戦先発出場を勝ち取るも打撃に苦しみ、6月13日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦において、1969年の浜村健史以来50年ぶりとなる、開幕41打席連続無安打を記録した[19]。同14日の対埼玉西武ライオンズ戦でシーズン初ヒットを記録[20]して以降は再び遊撃手と三塁手としての先発出場が増えた。9月は月間打率.333を記録し本塁打を重ねていき、9月22日の対巨人戦で自身初の2桁本塁打を達成と長打力を見せた[21]。序盤の不振もあり打率は.203に留まったが243打席で33四球を選び、出塁率は打率より1割以上高い.319となるなど選球眼の向上も果たした。オフに、630万円増の推定年俸1500万円で契約を更改した[22]

2020年は、遊撃手・三塁手のアルシデス・エスコバーが入団したこともあり、代打などでの起用が中心となり87試合の出場となった。また、二塁手外野手として守備についたこともあった。最終的には、打率.215、8本塁打、15打点、4盗塁を記録。オフに、100万円増の推定年俸1600万円で契約を更改した[23]

巨人時代

[編集]

2021年3月1日、田口麗斗との交換トレードで読売ジャイアンツに移籍することが発表された[24][注 1]。背番号は32

開幕は二軍で迎えたが、4月1日に一軍に昇格した[25]。上旬のうちには二軍降格する予定だったものの、チームで新型コロナウイルス感染者が発生したことにより、一転して一軍に残留[26]。その後、4月13日の中日ドラゴンズ戦では「7番・一塁手」で先発出場すると同点の7回二死の場面で大野雄大から右翼へ移籍後初本塁打となる勝ち越し本塁打を打ちこれが決勝点となりチームの勝利に貢献した[27]。以降もアピールを続け、4月は16試合に出場し、打率.259、1本塁打の成績を挙げていたが、26日に出場選手登録を抹消された[28]。二軍では主に遊撃手として起用され、正遊撃手の坂本勇人が負傷離脱したことも受けて、5月11日に再度一軍に合流した[29]。5月・6月は打率1割台と調子を取り戻せず、坂本の一軍復帰後の6月15日に出場選手登録を再度抹消された[30]。二軍調整の間、2試合連続本塁打を打つなど好調な様子を見せ[31]、30日に一軍に合流[32]。最終的に78試合に出場し、打率.189、5本塁打、15打点を記録。オフに、300万円増となる推定年俸1900万円で契約を更改した[33]

2022年は、坂本勇人が開幕直前に負傷し離脱したことで「2番・遊撃手」として移籍後初の開幕戦先発出場を果たした[34]。開幕3戦目で坂本が復帰すると以降は代打・守備固めに回ったが、結果を残せず4月18日に出場選手登録を抹消された[35]。その後、29日に一軍に合流するも5月15日に再び出場選手登録を抹消された。8月21日に後半戦初昇格を果たすも代打で空振り三振した1打席のみでわずか1日で登録抹消された[36]。最終的に28試合に出場に留まり、打率.180でノーアーチに終わった。オフに、200万円減となる推定年俸1700万円で契約を更改した[37]

2023年は、5月5日の中日ドラゴンズ戦に1番・二塁手として先発出場し、プロ入り後初となる先頭打者本塁打を放った[38]。5月14日に出場登録を抹消されるまでに9試合に出場し、打率.214、1本塁打、2打点にとどまっていた[39]

オリックス時代

[編集]
2023年6月1日 京セラドーム大阪

2023年5月17日、鈴木康平とのトレードにより、オリックス・バファローズに移籍することが発表された[39]。背番号は30。5月24日の楽天戦で移籍後初の先発出場を果たすと4回に初安打を記録[40]。5月28日の西武戦では、プロ入り初めて中堅手として先発出場し、同点で迎えた5回には平良海馬から先制打となる移籍後初本塁打を放った[41]。シーズンを通しては53試合に出場し、打率.203、2本塁打、11打点という成績を残し、ポストシーズンでは日本シリーズに初出場し、4試合に先発出場を果たした[42]

選手としての特徴

[編集]

広角に打ち分ける技術があり、リストが柔らかくスイングの速さとパワーが魅力[43]。50メートル走6秒2の脚力も持つ[5]一塁二塁遊撃などを守れるユーティリティープレイヤーの面も高く評価されている[26]

人物

[編集]

実家は精肉店を営んでいる[44]

祖母は阪神ファンだが、廣岡自身は巨人ファンの父親の影響で幼少期は巨人ファンであった[45]

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2016 ヤクルト 2 7 7 2 3 0 0 1 6 3 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .429 .429 .857 1.286
2017 11 31 28 6 7 1 0 0 8 1 0 0 0 0 2 0 1 11 1 .250 .323 .286 .608
2018 45 125 115 11 24 6 0 2 36 10 0 0 4 1 5 0 0 36 2 .209 .240 .313 .553
2019 91 243 202 32 41 6 1 10 79 25 1 1 5 1 33 0 2 77 4 .203 .319 .391 .710
2020 87 142 121 15 26 4 0 8 54 15 4 0 3 2 16 0 0 43 4 .215 .302 .446 .748
2021 巨人 78 117 106 11 20 2 2 5 41 15 2 1 0 1 7 0 3 25 2 .189 .256 .387 .643
2022 28 60 50 5 9 3 1 0 14 4 0 0 2 0 7 0 1 16 2 .180 .293 .280 .573
2023 9 30 28 5 6 0 0 1 9 2 1 0 0 1 0 0 1 8 0 .214 .233 .321 .555
オリックス 44 103 90 12 18 4 1 1 27 9 0 2 1 0 12 1 0 26 2 .200 .294 .300 .594
'23計 53 133 118 17 24 4 1 2 36 11 1 2 1 1 12 1 1 34 2 .203 .280 .305 .585
通算:8年 395 858 747 99 154 26 5 28 274 84 8 4 15 6 82 1 8 244 17 .206 .289 .367 .656
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

[編集]


一塁 二塁 三塁 遊撃 外野




























































2016 ヤクルト - - - 2 6 3 0 0 1.000 -
2017 - - 4 1 6 0 0 1.000 7 7 6 0 2 1.000 -
2018 - - 12 5 14 0 1 1.000 25 27 56 5 10 .943 -
2019 2 3 0 0 0 1.000 - 29 13 26 3 3 .929 58 66 116 10 27 .948 -
2020 1 3 0 0 0 1.000 15 14 12 1 2 .963 40 8 21 2 3 .935 6 4 10 0 3 1.000 18 9 0 0 0 1.000
2021 巨人 15 42 2 0 3 1.000 15 21 17 0 4 1.000 5 2 1 0 0 1.000 25 27 31 1 9 .983 6 4 0 1 0 .800
2022 6 13 1 0 2 1.000 7 11 14 2 3 .926 - 11 13 13 3 1 .897 -
2023 2 4 0 0 2 1.000 6 9 12 0 6 1.000 2 0 0 0 0 ---- - -
オリックス 12 13 1 0 2 1.000 2 4 7 0 0 1.000 14 4 9 2 0 .867 - 19 25 1 1 0 .963
'23計 14 17 1 0 4 1.000 8 13 19 0 6 1.000 16 4 9 2 0 .867 - 19 25 1 1 0 .963
通算 38 78 4 0 9 1.000 45 59 62 3 15 .976 106 33 77 7 7 .940 134 150 235 19 52 .953 43 38 1 2 0 .951
  • 2023年度シーズン終了時

記録

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初記録
その他の記録
  • 開幕からの41打席連続無安打:2019年 ※浜村健史と並び野手では史上最長[19]
  • 同一シーズンに2球団で本塁打:2023年 ※史上9人目[46]

背番号

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  • 36(2016年 - 2020年)
  • 32(2021年 - 2023年5月17日)
  • 30(2023年5月18日 - )
  • 5(2016 WBSC U-23ワールドカップ日本代表)

登場曲

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代表歴

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脚注

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注釈

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  1. ^ ヤクルトと巨人の交換トレードは1976年12月の浅野啓司倉田誠以来44年ぶりとなった。

出典

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  1. ^ オリックス - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2023年12月7日閲覧
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  22. ^ ヤクルト広岡630万増「長く1軍いた経験大きい」」『日刊スポーツ』2019年12月10日。2021年3月21日閲覧
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関連項目

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外部リンク

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