コンテンツにスキップ

「キアイア鋼索線」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
 
(9人の利用者による、間の9版が非表示)
1行目: 1行目:
{{出典の明記| date = 2024年10月}}
[[ファイル:Napoli, Funicolare di Mergellina.JPG|サムネイル]]
'''キアイア鋼索線'''、'''フニコラーレ・キアイア''' ('''funicolare di Chiaia''') は、[[ナポリ]]市の公共交通設備の一つで、[[ヴォーメロ]]の中心地区すなわち[[ヴァンヴィテッリ駅]]と、キアイア区のリヴィエーラ・ディ・キアイアの上の地区(すなわち[[ナポリ地下鉄2号線|linea 2]]の[[ナポリ・ピアッツァ・アメデーオ駅|ピアッツァ・アメデーオ駅]])とを繋ぐ。
'''キアイア鋼索線'''、'''フニコラーレ・キアイア''' ('''funicolare di Chiaia''') は、[[ナポリ]]市の公共交通設備の一つで、[[ヴォーメロ]]の中心地区すなわち[[ヴァンヴィテッリ駅]]と、キアイア区のリヴィエーラ・ディ・キアイアの上の地区(すなわち[[ナポリ地下鉄2号線|linea 2]]の[[ナポリ・ピアッツァ・アメデーオ駅|ピアッツァ・アメデーオ駅]])とを繋ぐ。


19世紀の終わり[[1889年]]に建設され、ナポリに造られた最初の[[ケーブルカー]]であった。
19世紀の終わり[[1889年]]に建設され、ナポリに造られた最初の[[ケーブルカー]]であった。当初は蒸気で後の1900年代に電化された。その全長は500mで最大傾斜角度は29.18%である。起終点駅含めて4駅がある。現在はワイヤーロープによる中間地点複線の単線交走式。当初は、チェインによる複線交走式。そのためほぼ全線を占める[[隧道]]は複線用である
当初は蒸気で後の1900年代に電化された。その全長は500mで最大傾斜角度は29.18%である。起終点駅含めて4駅がある。現在はワイヤーロープによる中間地点複線の単線交走式。当初は、チェインによる複線交走式。そのためほぼ全線を占める[[隧道]]は複線用である。


[[2003年]]、ケーブルカーは修復が完了し、安全基準が適合された。さらに各駅はリバティ様式に改装され、新たに輝きを取り戻した。
[[2003年]]、ケーブルカーは修復が完了し、安全基準が適合された。さらに各駅はリバティ様式に改装され、新たに輝きを取り戻した。
22行目: 23行目:
|}
|}
==路線図==
==路線図==
{| class="prettytable float-right"
{| class="wikitable float-right"
{{Percorso_fer|KS+BHFa||Via Cimarosa}}
{{Percorso_fer|KS+BHFa||Via Cimarosa}}
{{Percorso_fer|TUNNELa|||}}
{{Percorso_fer|tSTRa|||}}
{{Percorso_fer|tSBHF||Palazzolo-Parco Marcolini}}
{{Percorso_fer|tSBHF||Palazzolo-Parco Marcolini}}
{{Percorso_fer|tSBHF||C.so Vittorio Emanuele}}
{{Percorso_fer|tSBHF||C.so Vittorio Emanuele}}
{{Percorso_fer|TUNNELe|||}}
{{Percorso_fer|tSTRe|||}}
{{Percorso_fer|KS+BHFe||Via Regina Margherita}}
{{Percorso_fer|KS+BHFe||Via Regina Margherita}}
|}
|}


==関連項目==
== 関連項目 ==
* [[メトロナポリ]]
*[[ナポリ地下鉄#包含事業|ナポリのケーブルカー]]
* [[ナポリ地下鉄#ケーブルカー|ナポリのケーブルカー]]


{{ナポリの交通}}
{{ナポリの交通}}
{{DEFAULTSORT:きあいあこうさくせん}}
{{DEFAULTSORT:きあいあこうさくせん}}
[[Category:鋼索式鉄道]]
[[Category:イタリアの鋼索式鉄道]]
[[Category:カンパニア州の鉄道路線]]
[[Category:カンパニア州の鉄道路線]]
[[Category:ナポリの交通]]
[[Category:ナポリの交通]]
[[Category:1889年の鉄道]]

[[it:Funicolare di Chiaia]]

2024年10月22日 (火) 12:26時点における最新版

キアイア鋼索線フニコラーレ・キアイア (funicolare di Chiaia) は、ナポリ市の公共交通設備の一つで、ヴォーメロの中心地区すなわちヴァンヴィテッリ駅と、キアイア区のリヴィエーラ・ディ・キアイアの上の地区(すなわちlinea 2ピアッツァ・アメデーオ駅)とを繋ぐ。

19世紀の終わり1889年に建設され、ナポリに造られた最初のケーブルカーであった。当初は蒸気で後の1900年代に電化された。その全長は500mで最大傾斜角度は29.18%である。起終点駅含めて4駅がある。現在はワイヤーロープによる中間地点複線の単線交走式。当初は、チェインによる複線交走式。そのためほぼ全線を占める隧道は複線用である。

2003年、ケーブルカーは修復が完了し、安全基準が適合された。さらに各駅はリバティ様式に改装され、新たに輝きを取り戻した。

山上駅は地下鉄Linea 1 と構内で繋がっている。そのためケーブルカーを降りると地上に出ずに地下鉄に乗ることができる(その逆も)。麓の駅と地下鉄Linea 2のピアッツァ・アメデーオ駅との同様の接続は検討中である。上の駅を出て2つ目のパラッツォーロ=パルコ・マルコリーニ駅はフィリッポ・パリッツィ通り (Via Filippo Palizzi)にありジョアッキーノ・トーマ通り (Via Gioacchino Toma) にも行ける階段がある。さらに3つ目の駅はヴィットーリオ・エマヌエーレ通りにあり、最後の麓の駅はマルゲリータ公園 (Parco Margherita) にある。

連絡 備考
Via Cimarosa
(チマローザ通り)
linea 1中央鋼索線 操業中
Palazzolo-Parco Marcolini
(パラッツォーロ=マルコリーニ公園)
操業中
C.so Vittorio Emanuele
(ヴィットーリオ・エマヌエーレ通り)
操業中
Via Regina Margherita
(レジーナ・マルゲリータ通り)
linea 2 操業中

路線図

[編集]
Via Cimarosa
Palazzolo-Parco Marcolini
C.so Vittorio Emanuele
Via Regina Margherita

関連項目

[編集]