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「少年時代 (井上陽水の曲)」の版間の差分

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{{告知|質問|ヒットの経緯について}}
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{{Infobox Single
{{Infobox Single
| Name = 少年時代
| Name = 少年時代
| Artist = [[井上陽水]]
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| Album = [[ハンサムボーイ]]
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| A-side =
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| B-side = 荒ワシの歌
| B-side = 荒ワシの歌
| Released = [[1990年]][[9月21日]]<br/>[[2008年]][[7月16日]](再発)
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| Format = [[8センチCD|8cmCD]]<br/>[[シングル|マキシシングル]](再発)
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| Recorded =
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| Genre = [[J-POP]]
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| Length = 5分36秒
| Length = 3分21秒
| Label = [[フォーライフ・レコード|フォーライフ]]<br/>[[フォーライフミュージックエンタテイメント|FLME]](再発)
| Label = [[フォーライフ・レコード]]
| Writer = 井上陽水、[[川原伸司|平井夏美]]
| Lyricist = 井上陽水
| Composer = {{Hlist-comma|井上陽水|[[川原伸司|平井夏美]]}}
| Producer =
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| Certification = *ミリオン（[[日本レコード協会]]）
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| Chart position = *週間4位（[[オリコンチャート|オリコン]]）
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*[[1991年]]度年間25位（オリコン）
*[[1991年]]度年間25位（オリコン）
*[[1992年]]度年間46位（オリコン）
*[[1992年]]度年間46位（オリコン）
| Last single = [[最後のニュース]]<br />（[[1989年]]）
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| This single = '''少年時代'''<br />（[[1990年]]）
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| Next single = [[Tokyo (井上陽水の曲)|Tokyo]]<br />（[[1991年]]）
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}}
}}
「'''少年時代'''」（しょうねんじだい）は、[[日本]]の[[シンガーソングライター]]・[[井上陽水]]が[[1990年]][[9月21日]]にリリースした通算29枚目のシングル。
「'''少年時代'''」（しょうねんじだい）は、[[日本]]の[[シンガーソングライター]]である[[井上陽水]]の楽曲。[[1990年]][[9月21日]]に、自身の29枚目のシングルとして[[フォーライフ・レコード]]からリリースされた。


井上陽水の最大のヒット曲で、代表曲の一つに挙げられることがある<ref name="chuko2012-180">藤子不二雄A：「78歳いまだまんが道を…」、P.180、中央公論新社、ISBN 978-4-12-004391-8（2012年8月24日）</ref>。発売当初はオリコンの週間シングルチャートでも最高20位程度であったが、発売から1年経った[[1991年]]に、[[ソニー]]の[[ハンディカム]]CCD-TR105のCM曲に採用されて、最高4位まで上り詰めた。その後もロングヒットとなり、[[1997年]]7月には[[日本レコード協会]]から[[ミリオンセラー]]に認定された<ref>『[[日刊スポーツ]]』2007年12月15日付。</ref>。累計売上（出荷）は136万枚<ref name="nikkan190411">[https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201904110000447.html 作曲家の川原伸司さん「少年時代」は15分でできた]、[[日刊スポーツ]]、2019年4月12日11時1分。</ref>。
井上陽水の最大のヒット曲で、代表曲の一つに挙げられることがあり<ref name="chuko2012-180">藤子不二雄A：「78歳いまだまんが道を…」、P.180、中央公論新社、ISBN 978-4-12-004391-8（2012年8月24日）</ref>、[[1994年]]以降の中学校・高等学校の音楽教科書に何度も掲載されている<ref>『歌い継がれる名曲案内 音楽教科書掲載作品10000』日本アソシエイツ、2011年、70頁、593頁。ISBN 978-4816922916。</ref>。

[[2008年]][[7月16日]]に、原盤の内容をそのまま採用した[[シングル|マキシシングル]]がリリースされた。


== 背景 ==
== 背景 ==
=== 制作 ===
=== 制作 ===
当初は[[荻野目洋子]]に提供したシングル「[[ギャラリー (荻野目洋子の曲)|ギャラリー]]」のB面曲になる予定であったが、B面にしてはとても良い出来であったことと、同時期に[[少年時代|同名映画]]の主題歌の話が来たため、この曲は井上自らが歌うこととし、シングルでリリースすることになった経緯がある<ref name="Utanet"/><ref>荻野目洋子のアルバム『[[KNOCK ON MY DOOR]]』の[[小冊子|ブックレット]]にも記載。</ref>。なお、荻野目のシングルのB面となったのは陽水が代わりに書き下ろした「ON BED」である<ref name="Utanet"/>。
当初は[[荻野目洋子]]に提供したシングル「[[ギャラリー (荻野目洋子の曲)|ギャラリー]]」の[[B面]]曲になる予定であったが、B面にしてはとても良い出来であったことと、同時期に[[少年時代|同名映画]]の主題歌の話が来たため、この曲は陽水自らが歌うこととし、シングルでリリースすることになった経緯がある<ref name="Utanet"/><ref>荻野目洋子のアルバム『[[KNOCK ON MY DOOR]]』の[[小冊子|ブックレット]]にも記載。</ref>。なお、荻野目のシングルのB面となったのは陽水が代わりに書き下ろした「ON BED」である<ref name="Utanet"/>。


本楽曲の作曲は、飲み仲間であった[[藤子不二雄A|藤子不二雄Ⓐ]]から直接依頼された<ref name="Utanet"/>。藤子Ⓐは「ラララ…君と出会い君と笑い」というハミングと共に始まる自作の詩を作成し{{efn2|この歌詞の全文は2012年に[[中央公論新社]]から刊行された『78歳いまだまんが道を…』P.178-180に掲載されており、藤子Ⓐはこの作詞に2ヶ月を費やしたと語っている。1995年7月初版の[[中公文庫]]コミック版『少年時代』第1巻<sub>（ISBN 4-12-202383-1）</sub>巻末にもこの歌詞が収録されている。}}陽水に作曲を依頼したが、当初なかなかできあがって来ず、ついには映画のポスターの印刷にも間に合わない事態となった<ref name="chuko2012-180" />。映画関係者からは矢のような催促がなされたが、藤子Ⓐは「漫画家と同じで催促されるのは嫌だろう」と陽水に対して一切催促を行わなかった<ref name="chuko2012-180" />。そのかいもあり、陽水から上がってきたデモテープは、藤子Ⓐが事前に抱いていたイメージ通りの素晴らしい楽曲となった（ただし、藤子Ⓐが提供した歌詞は1行も使われていなかった。陽水は「安孫子さん{{efn2|藤子Ⓐの本名。}}の心をもらった」とコメントしている。）<ref name="chuko2012-180" />。藤子Ⓐが映画関係者からの催促を止めていた間、実は陽水は全国ツアーをキャンセルし3週間スタジオにこもって作曲を行っていた<ref name="chuko2012-180" />。
本楽曲の作曲は、飲み仲間であった[[藤子不二雄A|藤子不二雄Ⓐ]]から直接依頼された<ref name="Utanet"/>。藤子Ⓐは「ラララ…君と出会い君と笑い」というハミングと共に始まる自作の詩を作成し{{efn2|この歌詞の全文は2012年に[[中央公論新社]]から刊行された『78歳いまだまんが道を…』P.178-180に掲載されており、藤子Ⓐはこの作詞に2ヶ月を費やしたと語っている。1995年7月初版の[[中公文庫]]コミック版『少年時代』第1巻<sub>（ISBN 4-12-202383-1）</sub>巻末にもこの歌詞が収録されている。}}陽水に作曲を依頼したが、当初なかなかできあがって来ず、ついには映画のポスターの印刷にも間に合わない事態となった<ref name="chuko2012-180" />。映画関係者からは矢のような催促がなされたが、藤子Ⓐは「漫画家と同じで催促されるのは嫌だろう」と陽水に対して一切催促を行わなかった<ref name="chuko2012-180" />。そのかいもあり、陽水から上がってきたデモテープは、藤子Ⓐが事前に抱いていたイメージ通りの素晴らしい楽曲となった（ただし、藤子Ⓐが提供した歌詞は1行も使われていなかった。陽水は「安孫子さん{{efn2|藤子Ⓐの本名。}}の心をもらった」とコメントしている。）<ref name="chuko2012-180" />。藤子Ⓐが映画関係者からの催促を止めていた間、実は陽水は全国ツアーをキャンセルし3週間スタジオにこもって作曲を行っていた<ref name="chuko2012-180" />。
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=== 歌詞 ===
=== 歌詞 ===
本楽曲の歌詞の中の季節は曲の進行によって変化し、夏を過ぎた秋のはじめの歌い出しで始まった後、2番では盛夏に戻り、最後は夏を過ぎた頃に戻る<ref name="Utanet">{{Cite web|url=https://www.uta-net.com/user/column/07.html|title=言葉の魔法：第7回　井上陽水「少年時代」|accessdate=2019-07-15|publisher=[[歌ネット]]|author=小貫信昭}}</ref><!--当該ウェブサイトに日付がないのでこのような表記にしました-->。
本楽曲の歌詞の中の季節は曲の進行によって変化し、夏を過ぎた秋のはじめの歌い出しで始まった後、2番では盛夏に戻り、最後は夏を過ぎた頃に戻る<ref name="Utanet">{{Cite web|和書|url=https://www.uta-net.com/user/column/07.html|title=言葉の魔法：第7回　井上陽水「少年時代」|accessdate=2019-07-15|publisher=[[歌ネット]]|author=小貫信昭}}</ref><!--当該ウェブサイトに日付がないのでこのような表記にしました-->。
曲中に「風あざみ」という言葉が出てくるが、これは陽水による造語で、植物の[[アザミ]]が直接関係がある訳でもない。風あざみという品種は存在せず、「アザミ」は元々春の季語でもある（2番の歌詞で同じ箇所に出てくる「宵かがり」も同様に陽水による造語である）<ref name="Utanet"/>。これについて陽水本人はテレビ番組で「オニアザミという言葉がふと浮かんだ時に、きっとカゼアザミもあるんだろうなと思った。もしそれが無かったとしてもそれでいい。実在しない言葉を歌詞に使ったからといって罪に問われることは無いだろうから」と語っている。陽水の作品にはそのような「造語」が散見されており、[[教育学者]]の[[齋藤孝 (教育学者)|斎藤孝]]も陽水の歌詞について、「高い音で伸ばすときは、多少詞が変になっても、ウよりもイで終わる言葉の方が、聴いている方は気持ち良い」と指摘している<ref>「軽くて深い井上陽水の言葉」 - [[Weeklyぴあ]] 1999年8月2日号。</ref>。
曲中に「風あざみ」という言葉が出てくるが、これは陽水による造語で、植物の[[アザミ]]が直接関係がある訳でもない。風あざみという品種は存在せず、「アザミ」は元々春の季語でもある（2番の歌詞で同じ箇所に出てくる「宵かがり」も同様に陽水による造語である）<ref name="Utanet"/>。これについて陽水本人はNHKの番組（LIFE・2009年放送）で「オニアザミという言葉がふと浮かんだ時に、オニアザミがあればきっとカゼアザミもあるんだろうなと思った。もしそれが無かったとしても良い。辞書に無い言葉を歌詞に使ってはいけないという法律も無いのだから」と語っている。陽水の作品にはそのような「造語」が散見されており、[[教育学者]]の[[齋藤孝 (教育学者)|斎藤孝]]も陽水の歌詞について、「高い音で伸ばすときは、多少詞が変になっても、ウよりもイで終わる言葉の方が、聴いている方は気持ち良い」と指摘している<ref>「軽くて深い井上陽水の言葉」 - [[Weeklyぴあ]] 1999年8月2日号。</ref>。


=== パフォーマンス ===
=== パフォーマンス ===
ピアノは、陽水とは旧知の仲でもある[[来生たかお]]が演奏している。依頼した理由として陽水は、この曲の「どこか未完成でまだまだ上達する余地のある少年」というイメージにぴったりだったからと述べ、実際、望み通りのピアノになったと自らコメントしている<ref>[[NHK衛星第2テレビジョン|BS2]]特番『スーパースターライブ「日本で一番、憂鬱でハッピーな一日」―井上陽水シークレットライブ―』（1999年12月10日放送）、[[日本放送協会|NHK]]特番『井上陽水 secret Live 遊んであげる 今日だけ』（1999年12月26日放送）</ref>。1999年9月24日に行われた陽水のシークレットライヴにおいて、初めて同曲での共演が実現した。
ピアノは、陽水とは旧知の仲でもある[[来生たかお]]が演奏している。依頼した理由として陽水は、この曲の「どこか未完成でまだまだ上達する余地のある少年」というイメージにぴったりだったからと述べ、実際、望み通りのピアノになったと自らコメントしている<ref>[[NHK衛星第2テレビジョン|BS2]]特番『スーパースターライブ「日本で一番、憂鬱でハッピーな一日」―井上陽水シークレットライブ―』（1999年12月10日放送）、[[日本放送協会|NHK]]特番『井上陽水 secret Live 遊んであげる 今日だけ』（1999年12月26日放送）</ref>。1999年9月24日に行われた陽水のシークレットライヴにおいて、初めて同曲での共演が実現した。

== チャート成績 ==
発売当初はオリコンの週間シングルチャートでも最高20位程度であったが、発売から1年経った[[1991年]]に、[[ソニー]]『[[ハンディカム]]CCD-TR105』のCM曲に採用されて、最高4位まで上り詰めた。その後もロングヒットとなり、[[1997年]]7月には[[日本レコード協会]]から[[ミリオンセラー]]に認定された<ref>『[[日刊スポーツ]]』2007年12月15日付。</ref>。累計売上（出荷）は136万枚<ref name="nikkan190411">[https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201904110000447.html 作曲家の川原伸司さん「少年時代」は15分でできた]、[[日刊スポーツ]]、2019年4月12日11時1分。</ref>。

[[フェイス・ワンダワークス]]が2015年に発表した、GIGAエンタメロディで15年間で最も多くダウンロードされた[[着信メロディ]]を集計した「着信メロディ15年間ランキング」において20位にランクインされた<ref>[https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000007443.html スマホ時代に着信メロディ復活元年 GIGAエンタメロディ「着信メロディ15年間ランキング」発表　歴代No.1アーティストはEXILE]、PRTIMES（株式会社フェイス・ワンダワークス）、2015年1月20日。</ref>。


== 収録曲 ==
== 収録曲 ==
{{tracklist
#'''少年時代'''
| collapsed =
#:（作詞:井上陽水 作曲・編曲:井上陽水・[[川原伸司|平井夏美]] ストリングス・アレンジ：[[星勝]]）
| headline = [[8センチCD|8cmCD]]
#:1990年[[東宝]]映画『[[少年時代]]』主題歌。
| extra_column = ストリングスアレンジ
#:1991年[[ソニー]]「ハンディカム105」CF曲。
| total_length = auto
#:2008年[[キリンビール]]CF曲。

#:2014年[[健康家族]]CF曲。
| lyrics_credits = yes
#:1994年以後、中学校・高等学校の音楽教科書に何度も掲載されている<ref>『歌い継がれる名曲案内 音楽教科書掲載作品10000』日本アソシエイツ、2011年、70頁、593頁。ISBN 978-4816922916。</ref>。
| arrangements_credits = yes
#'''荒ワシの歌'''

#:（作詞:井上陽水・[[飯泉俊之]] 作曲:井上陽水・平井夏美 編曲:[[小野沢篤]]・平井夏美）
| all_music = [[井上陽水]]、[[川原伸司|平井夏美]]
#:YAHATA「EAGLES」のテーマ。

| title1 = '''少年時代'''
| lyrics1 = 井上陽水
| arranger1 = {{Hlist-comma|井上陽水|平井夏美}}
| extra1 = [[星勝]]
| length1 = 3:21

| title2 = '''荒ワシの歌'''
| lyrics2 = {{Hlist-comma|井上陽水|[[飯泉俊之]]}}
| arranger2 = {{Hlist-comma|[[小野沢篤]]|平井夏美}}
| length2 = 2:15
}}

== メディアでの使用 ==
{| class="wikitable" style="font-size:smaller"
! #
! 曲名
! [[タイアップ]]
! 時期
! 備考
! 出典
|-
| rowspan="5"|1
| rowspan="5"|「'''少年時代'''」
| [[東宝]]映画『[[少年時代]]』主題歌
| 1990年
|
| <ref>{{Cite web|和書|url=https://www.allcinema.net/cinema/151158 |title=映画 少年時代 (1990) |work=[[allcinema]] |publisher=株式会社スティングレイ |accessdate=2022-06-17}}</ref>
|-
| [[ソニー]]『ハンディカム105』CF曲
| 1991年
|
|
|-
| [[キリンビール]]CF曲
| 2008年
| CM起用を受け、同年[[6月11日]]から「レコード会社直営♪」各サイトで（「mobile FORLIFE」は[[6月13日]]から）[[着うた]]、着うたフル、メロディーコール/待ちうたが配信された。
| <ref>{{Cite news |url=https://www.cdjournal.com/main/news/inoue-yosui/19434 |title=井上陽水「少年時代」が初配信！ |work=CDジャーナル |publisher=[[音楽出版社 (企業)|音楽出版社]] |date=2008-06-11 |accessdate=2022-06-17}}</ref>
|-
| [[健康家族 (通信販売)|健康家族]] にんにく物語「土との出会い」篇CF曲
| 2014年
| [[高倉健]]の生涯最後のCM出演であり、高倉が同年11月に亡くなって以降も高倉の所属事務所の意向で当面の間このCMが放映された。
| <ref>{{Cite web|和書|url=https://www.cdjournal.com/main/research/inoue-yosui/4095 |title=高倉 健が出演する「健康家族」CM曲は？ |work=CDジャーナル |publisher=[[音楽出版社 (企業)|音楽出版社]] |date=2014-04-23 |accessdate=2022-06-17}}</ref>
|-
| [[日本マクドナルド|マクドナルド]]『家族といっしょに。「[[ピクルス]]のリレー」篇』CF曲
| 2022年
|
| <ref>{{Cite news |url=https://www.iza.ne.jp/article/20220809-7E3WJQO3VRFLXP3H6XR35NVF6E/ |title=マック新ＣＭ「ピクルスのリレー」に共感の声「私も母に渡してた」「リレーできず紙に包んでた」 |work=iza（イザ！） |publisher=[[産経デジタル]] |date=2022-08-09 |accessdate=2022-08-10}}</ref>
|-
| 2
| 「'''荒ワシの歌'''」
| YAHATA「EAGLES」のテーマ
| 1990年
|
|
|}


== 収録アルバム ==
== 収録アルバム ==
*『[[ハンサムボーイ]]』（#1）
*『[[ハンサムボーイ]]』（#1）
*『[[GOLDEN BEST]]』（#1）
*アルバム未収録（#2）…ただし、ボックスセット『NO SELECTION』,『井上陽水 ReMASTER』には収録されている。
*『[[BEST BALLADE]]』（#1）
*『NO SELECTION』（#1,#2）
*『井上陽水 ReMASTER』（#1,#2）


== タイアップ ==
== その他 ==
*[[1991年]]に[[ソニー]]の[[ハンディカム]]CCD-TR105のCM曲に採用された。また、同年[[夏]]に放送された[[TBSテレビ|TBS]]系列の大型[[エンターテインメント]][[テレビ番組|番組]]『[[ギミア・ぶれいく]]』内の[[ドミノ倒し]]特集のエンディングでも使用された。
*[[1997年]][[9月27日]]から[[2000年]][[12月31日]]まで、[[西鉄天神大牟田線|西鉄大牟田線]]の[[西鉄8000形電車|特急列車]]で[[新栄町駅 (福岡県)|新栄町駅]]到着および[[大牟田駅]]終着時の車内チャイムとして使用されていた。
*[[1997年]][[9月27日]]から[[2000年]][[12月31日]]まで、[[西鉄天神大牟田線|西鉄大牟田線]]の[[西鉄8000形電車|特急列車]]で[[新栄町駅 (福岡県)|新栄町駅]]到着および[[大牟田駅]]終着時の車内チャイムとして使用されていた。
*[[2008年]]にキリンビールのCM起用を受け、同年[[6月11日]]から「レコード会社直営♪」各サイトで（「mobile FORLIFE」は[[6月13日]]から）着うた、着うたフル、メロディーコール/待ちうたが配信された。さらに、[[7月16日]]には原盤の内容のままジャケットも原盤を元にした、12cmシングルで再発売された。ライブベスト盤「弾き語りパッション」と同時発売。
*[[福岡県]]の[[田川郡]][[糸田町]]では、17時に[[防災無線]]でこの曲のオルゴール音を流している<ref>[http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_02/g2006021812.html 「井上陽水公園」３月開園…高校時代まで住んだ福岡 ] - ZAKZAK、2006年2月18日</ref>。糸田町は、陽水が幼少期から上京まで住んでいた町である。
*[[福岡県]]の[[田川郡]][[糸田町]]では、17時に[[防災無線]]でこの曲のオルゴール音を流している<ref>[http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_02/g2006021812.html 「井上陽水公園」３月開園…高校時代まで住んだ福岡 ] - ZAKZAK、2006年2月18日</ref>。糸田町は、陽水が幼少期から上京まで住んでいた町である。
*2013年、[[日本コカ・コーラ]]「[[ジョージア (缶コーヒー)|ジョージア]] エメラルドマウンテンブレンド」のCFで、CF出演者全員がこの曲を歌っている。
*2013年、[[日本コカ・コーラ]]「[[ジョージア (缶コーヒー)|ジョージア]] エメラルドマウンテンブレンド」のCFで、CF出演者全員がこの曲を歌っている。
*2014年、[[高倉健]]が出演する[[通信販売]]会社、[[健康家族 (通信販売)|健康家族]]のCMソングとして使用されている。高倉の生涯最後のCM出演であり、高倉が同年11月に亡くなって以降も高倉の所属事務所の意向で当面の間このCMが放映された。
*2016年、[[サントリー]]「[[伊右衛門]]」のCMで[[本木雅弘]]と[[宮沢りえ]]が歌っている。
*2016年、[[サントリー]]「[[伊右衛門]]」のCMで[[本木雅弘]]と[[宮沢りえ]]が歌っている。

<!-- カバーの多さは人気の高さの指標でもあり、多くの楽曲項目にもあるので表示復活します -->
== カバー ==
== カバー ==
収録作品は初出のもののみ記載する。
収録作品は初出のもののみ記載する。
*[[美川憲一]]（1992年、 アルバム『天衣無縫』））
*[[美川憲一]]（1992年、 アルバム『天衣無縫』）
*[[五木ひろし]]（1992年、アルバム『五木ひろしベストコレクション’92』）
*[[沢田知可子]]（2002年） - [[PlayStation 2]]「[[ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇]]」主題歌。
*[[沢田知可子]]（2002年） - [[PlayStation 2]]「[[ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇]]」主題歌。
*[[岩崎宏美]]（2003年、カバーアルバム『[[Dear Friends II]]』）
*[[岩崎宏美]]（2003年、カバーアルバム『[[Dear Friends II]]』）
*[[Retro G-Style]]（2003年、ミニアルバム『Party 3』）
*[[Retro G-Style]]（2003年、ミニアルバム『Party 3』）
*[[宇多田ヒカル]]（2003年3月29日、映像作品『[[20代はイケイケ!]]』）
*[[宇多田ヒカル]]（2003年3月29日、映像作品『[[20代はイケイケ!]]』）
*[[ROCKING TIME]]（2003年、シングル『少年時代』）
*[[忌野清志郎]]（2004年、[[トリビュート・アルバム]]『[[YOSUI TRIBUTE]]』）
*[[忌野清志郎]]（2004年、[[トリビュート・アルバム]]『[[YOSUI TRIBUTE]]』）
*[[vague]]（2006年、オムニバスアルバム『スター★ヒットパレード 昭和の名曲アレンジベスト盤』）
*[[vague]]（2006年、オムニバスアルバム『スター★ヒットパレード 昭和の名曲アレンジベスト盤』）
79行目: 145行目:
*[[たかはし智秋]]・[[今井麻美]]（2007年、アルバム『[[THE IDOLM@STER RADIO#CD|THE IDOLM@STER RADIO TOP×TOP!]]』）
*[[たかはし智秋]]・[[今井麻美]]（2007年、アルバム『[[THE IDOLM@STER RADIO#CD|THE IDOLM@STER RADIO TOP×TOP!]]』）
*Salon（2008年、アルバム『My Time』）
*Salon（2008年、アルバム『My Time』）
*[[中西保志]]（2008年、カバーアルバム『STANDARDS 3』）
*[[中西保志]]（2008年、カバーアルバム『[[Standards3]]』）
*[[二階堂和美]]（2008年、カバーアルバム『ニカセトラ』）
*[[二階堂和美]]（2008年、カバーアルバム『ニカセトラ』）
*[[森山良子]]（2008年、アルバム『春夏秋冬』）
*[[森山良子]]（2008年、アルバム『春夏秋冬』）
*[[島倉千代子]]（2009年、アルバム『名曲カバー傑作撰』）
*[[豊崎愛生]]（[[2009年]][[8月30日]]に行われた、声優ユニット[[スフィア (声優ユニット)|スフィア]]のイベント「Shake X Sphere ～夏の夜の夢～」内にて）
*[[豊崎愛生]]（[[2009年]][[8月30日]]に行われた、声優ユニット[[スフィア (声優ユニット)|スフィア]]のイベント「Shake X Sphere ～夏の夜の夢～」内にて）
*[[五木ひろし]]（2009年、カバーアルバム『フォークソングス』）
*[[茉奈 佳奈]]（2009年、カバーアルバム『[[ふたりうた2]]』）
*[[茉奈 佳奈]]（2009年、カバーアルバム『[[ふたりうた2]]』）
*[[島谷ひとみ]]（2010年、アルバム『[[男歌II〜20世紀ノスタルジア〜]]』）
*[[島谷ひとみ]]（2010年、アルバム『[[男歌II〜20世紀ノスタルジア〜]]』）
*[[SKA LOVERS]]（2010年、アルバム『LOVERS SKA ~Sing With You~』）
*[[SKA LOVERS]]（2010年、アルバム『LOVERS SKA 〜Sing With You〜』）
*[[IU (歌手)|IU]]（2012年、シングル『[[You & I (IUの曲)|You & I]]』カップリング）
*[[IU (歌手)|IU]]（2012年、シングル『[[You & I (IUの曲)|You & I]]』カップリング）
*Platinum Voice All Stars{{efn2|参加メンバーは、[[諏訪部順一]]・[[松風雅也]]・[[内田夕夜]]・[[井上和彦 (声優)|井上和彦]]・[[置鮎龍太郎]]・[[野島健児 (声優)|野島健児]]・[[古谷徹]]・[[KENN]]。}}（2012年、カバーアルバム『Platinum Voice～届けたい歌がある～』)
*Platinum Voice All Stars{{efn2|参加メンバーは、[[諏訪部順一]]・[[松風雅也]]・[[内田夕夜]]・[[井上和彦 (声優)|井上和彦]]・[[置鮎龍太郎]]・[[野島健児 (声優)|野島健児]]・[[古谷徹]]・[[KENN]]。}}（2012年、カバーアルバム『Platinum Voice～届けたい歌がある～』）
*[[Acid Black Cherry]]（2013年、アルバム『[[Recreation 3]]』）
*[[Acid Black Cherry]]（2013年、アルバム『[[Recreation 3]]』）
*我那覇響（[[沼倉愛美]]）（2013年、[[一番くじ|一番くじプレミアム]] [[THE IDOLM@STER]] PART1 F賞景品『ミュージックディスクコレクション』収録）
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*[[美吉田月]]（[[2014年]]アルバム『JスタンダードビューティフルカヴァーズVol.2』）
*[[城南海]] ([[2015年]][[6月17日]]発売。アルバム『ミナミカゼ』 [[ポニーキャニオン]] PCCA-04231。編曲：[[ただすけ]]。）
*[[城南海]]（[[2015年]]、アルバム『ミナミカゼ』）
*[[柴咲コウ]]（2016年、カバーアルバム『[[続こううたう]]』<ref>{{cite news|url=http://natalie.mu/music/news/190333|title=柴咲コウ「続こううたう」で星野源、GAO、マイラバ、陽水ら名曲カバー|newspaper=音楽ナタリー|date=2016-06-10|accessdate=2016-06-10}}</ref>)
*[[柴咲コウ]]（2016年、カバーアルバム『[[続こううたう]]』<ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/music/news/190333|title=柴咲コウ「続こううたう」で星野源、GAO、マイラバ、陽水ら名曲カバー|newspaper=音楽ナタリー|date=2016-06-10|accessdate=2016-06-10}}</ref>）
*[[デーモン閣下]]（2017年、アルバム『[[うただま]]』）
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*[[山田姉妹 (デュオ)|山田姉妹]]（2018年、カバーアルバム『ふたつでひとつ 〜心を繋ぐ、歌を継ぐ』）
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*[[TABARU]]（2019年、ミニアルバム『TABACAFE』）
*TABARU（2019年、ミニアルバム『TABACAFE』）
* [[ジェジュン]](2020年、カバーアルバム『Love Covers Ⅱ』)
* [[ジェジュン]]（2020年、カバーアルバム『Love Covers II』）
* [[ヨルシカ|suis from Yorushika]] (2021年、ディズニー＆ピクサー 映画「[[あの夏のルカ]]」日本版エンドソング<ref>{{Cite web|title=「ヨルシカ」suisが井上陽水の名曲「少年時代」をカバー 「あの夏のルカ」日本版エンドソングに : 映画ニュース|url=https://eiga.com/news/20210601/1/|website=映画.com|accessdate=2021-06-28|language=ja}}</ref>　編曲：[[トクマルシューゴ]])
* [[ヨルシカ|suis from Yorushika]]（2021年、映画「[[あの夏のルカ]]」日本版エンドソング<ref>{{Cite web|和書|title=「ヨルシカ」suisが井上陽水の名曲「少年時代」をカバー 「あの夏のルカ」日本版エンドソングに : 映画ニュース|url=https://eiga.com/news/20210601/1/|website=映画.com|accessdate=2021-06-28|language=ja}}</ref>）
* [[三山ひろし]]（2021年、アルバム『こころの歌～三山ひろし叙情歌を唄う～』）
など。[[由紀さおり]]・[[安田祥子]]の姉妹もコンサートなどで歌っている。


== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
== 外部リンク ==
* 井上陽水 オフィシャルサイトによる紹介ページ
*[[1990年の音楽]]
** [https://yosui.jp/discography/少年時代/ 少年時代]
*[[1991年の音楽]]
*[[1992年の音楽]]
*[[GOLDEN BEST]] - 井上陽水の[[ベスト・アルバム]]


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2023年11月19日 (日) 19:49時点における最新版

「少年時代」
井上陽水 の シングル
初出アルバム『ハンサムボーイ』
B面 荒ワシの歌
リリース
規格
ジャンル J-POP
時間
レーベル フォーライフ・レコード
作詞 井上陽水
作曲
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間4位（オリコン）
  • 1991年度年間25位（オリコン）
  • 1992年度年間46位（オリコン）
    • 井上陽水 シングル 年表
    最後のニュース
    （1989年）    		少年時代
    （1990年）    		Tokyo
    （1991年）
    テンプレートを表示

    「少年時代」（しょうねんじだい）は、日本のシンガーソングライターである井上陽水の楽曲。1990年9月21日に、自身の29枚目のシングルとしてフォーライフ・レコードからリリースされた。

    井上陽水の最大のヒット曲で、代表曲の一つに挙げられることがあり[1]、1994年以降の中学校・高等学校の音楽教科書に何度も掲載されている[2]。

    2008年7月16日に、原盤の内容をそのまま採用したマキシシングルがリリースされた。

    背景

    [編集]

    制作

    [編集]

    当初は荻野目洋子に提供したシングル「ギャラリー」のB面曲になる予定であったが、B面にしてはとても良い出来であったことと、同時期に同名映画の主題歌の話が来たため、この曲は陽水自らが歌うこととし、シングルでリリースすることになった経緯がある[3][4]。なお、荻野目のシングルのB面となったのは陽水が代わりに書き下ろした「ON BED」である[3]。

    本楽曲の作曲は、飲み仲間であった藤子不二雄Ⓐから直接依頼された[3]。藤子Ⓐは「ラララ…君と出会い君と笑い」というハミングと共に始まる自作の詩を作成し[注 1]陽水に作曲を依頼したが、当初なかなかできあがって来ず、ついには映画のポスターの印刷にも間に合わない事態となった[1]。映画関係者からは矢のような催促がなされたが、藤子Ⓐは「漫画家と同じで催促されるのは嫌だろう」と陽水に対して一切催促を行わなかった[1]。そのかいもあり、陽水から上がってきたデモテープは、藤子Ⓐが事前に抱いていたイメージ通りの素晴らしい楽曲となった（ただし、藤子Ⓐが提供した歌詞は1行も使われていなかった。陽水は「安孫子さん[注 2]の心をもらった」とコメントしている。）[1]。藤子Ⓐが映画関係者からの催促を止めていた間、実は陽水は全国ツアーをキャンセルし3週間スタジオにこもって作曲を行っていた[1]。

    本作を共作した作曲家の平井夏美こと川原伸司によると、本作はもともと『少年時代』として作ったわけではなく、陽水がハミングした曲をもとに15分ほどで完成していた作品に対し、川原が「あの映画のテーマはこういう曲だよね」と陽水に提案したことで採用されたという[5]。

    歌詞

    [編集]

    本楽曲の歌詞の中の季節は曲の進行によって変化し、夏を過ぎた秋のはじめの歌い出しで始まった後、2番では盛夏に戻り、最後は夏を過ぎた頃に戻る[3]。 曲中に「風あざみ」という言葉が出てくるが、これは陽水による造語で、植物のアザミが直接関係がある訳でもない。風あざみという品種は存在せず、「アザミ」は元々春の季語でもある（2番の歌詞で同じ箇所に出てくる「宵かがり」も同様に陽水による造語である）[3]。これについて陽水本人はNHKの番組（LIFE・2009年放送）で「オニアザミという言葉がふと浮かんだ時に、オニアザミがあればきっとカゼアザミもあるんだろうなと思った。もしそれが無かったとしても良い。辞書に無い言葉を歌詞に使ってはいけないという法律も無いのだから」と語っている。陽水の作品にはそのような「造語」が散見されており、教育学者の斎藤孝も陽水の歌詞について、「高い音で伸ばすときは、多少詞が変になっても、ウよりもイで終わる言葉の方が、聴いている方は気持ち良い」と指摘している[6]。

    パフォーマンス

    [編集]

    ピアノは、陽水とは旧知の仲でもある来生たかおが演奏している。依頼した理由として陽水は、この曲の「どこか未完成でまだまだ上達する余地のある少年」というイメージにぴったりだったからと述べ、実際、望み通りのピアノになったと自らコメントしている[7]。1999年9月24日に行われた陽水のシークレットライヴにおいて、初めて同曲での共演が実現した。

    チャート成績

    [編集]

    発売当初はオリコンの週間シングルチャートでも最高20位程度であったが、発売から1年経った1991年に、ソニー『ハンディカムCCD-TR105』のCM曲に採用されて、最高4位まで上り詰めた。その後もロングヒットとなり、1997年7月には日本レコード協会からミリオンセラーに認定された[8]。累計売上（出荷）は136万枚[5]。

    フェイス・ワンダワークスが2015年に発表した、GIGAエンタメロディで15年間で最も多くダウンロードされた着信メロディを集計した「着信メロディ15年間ランキング」において20位にランクインされた[9]。

    収録曲

    [編集]
    8cmCD
    全作曲: 井上陽水、平井夏美。
    #タイトル作詞作曲・編曲編曲ストリングスアレンジ時間
    1.「少年時代」井上陽水井上陽水、平井夏美
    • 井上陽水
    • 平井夏美
    		星勝
    2.「荒ワシの歌」
    		井上陽水、平井夏美
    		 
    合計時間:

    メディアでの使用

    [編集]
    # 曲名 タイアップ 時期 備考 出典
    1 「少年時代」 東宝映画『少年時代』主題歌 1990年 [10]
    ソニー『ハンディカム105』CF曲 1991年
    キリンビールCF曲 2008年 CM起用を受け、同年6月11日から「レコード会社直営♪」各サイトで（「mobile FORLIFE」は6月13日から）着うた、着うたフル、メロディーコール/待ちうたが配信された。 [11]
    健康家族 にんにく物語「土との出会い」篇CF曲 2014年 高倉健の生涯最後のCM出演であり、高倉が同年11月に亡くなって以降も高倉の所属事務所の意向で当面の間このCMが放映された。 [12]
    マクドナルド『家族といっしょに。「ピクルスのリレー」篇』CF曲 2022年 [13]
    2 「荒ワシの歌」 YAHATA「EAGLES」のテーマ 1990年

    収録アルバム

    [編集]

    その他

    [編集]

    カバー

    [編集]

    収録作品は初出のもののみ記載する。

    脚注

    [編集]

    注釈

    [編集]
    1. ^ この歌詞の全文は2012年に中央公論新社から刊行された『78歳いまだまんが道を…』P.178-180に掲載されており、藤子Ⓐはこの作詞に2ヶ月を費やしたと語っている。1995年7月初版の中公文庫コミック版『少年時代』第1巻（ISBN 4-12-202383-1）巻末にもこの歌詞が収録されている。
    2. ^ 藤子Ⓐの本名。
    3. ^ 参加メンバーは、諏訪部順一・松風雅也・内田夕夜・井上和彦・置鮎龍太郎・野島健児・古谷徹・KENN。

    出典

    [編集]
    1. ^ a b c d e 藤子不二雄A：「78歳いまだまんが道を…」、P.180、中央公論新社、ISBN 978-4-12-004391-8（2012年8月24日）
    2. ^ 『歌い継がれる名曲案内 音楽教科書掲載作品10000』日本アソシエイツ、2011年、70頁、593頁。ISBN 978-4816922916。
    3. ^ a b c d e 小貫信昭. “言葉の魔法：第7回　井上陽水「少年時代」”. 歌ネット. 2019年7月15日閲覧。
    4. ^ 荻野目洋子のアルバム『KNOCK ON MY DOOR』のブックレットにも記載。
    5. ^ a b 作曲家の川原伸司さん「少年時代」は15分でできた、日刊スポーツ、2019年4月12日11時1分。
    6. ^ 「軽くて深い井上陽水の言葉」 - Weeklyぴあ 1999年8月2日号。
    7. ^ BS2特番『スーパースターライブ「日本で一番、憂鬱でハッピーな一日」―井上陽水シークレットライブ―』（1999年12月10日放送）、NHK特番『井上陽水 secret Live 遊んであげる 今日だけ』（1999年12月26日放送）
    8. ^ 『日刊スポーツ』2007年12月15日付。
    9. ^ スマホ時代に着信メロディ復活元年 GIGAエンタメロディ「着信メロディ15年間ランキング」発表　歴代No.1アーティストはEXILE、PRTIMES（株式会社フェイス・ワンダワークス）、2015年1月20日。
    10. ^ “映画 少年時代 (1990)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年6月17日閲覧。
    11. ^ “井上陽水「少年時代」が初配信！”. CDジャーナル (音楽出版社). (2008年6月11日). https://www.cdjournal.com/main/news/inoue-yosui/19434 2022年6月17日閲覧。 
    12. ^ “高倉 健が出演する「健康家族」CM曲は？”. CDジャーナル. 音楽出版社 (2014年4月23日). 2022年6月17日閲覧。
    13. ^ “マック新ＣＭ「ピクルスのリレー」に共感の声「私も母に渡してた」「リレーできず紙に包んでた」”. iza（イザ！） (産経デジタル). (2022年8月9日). https://www.iza.ne.jp/article/20220809-7E3WJQO3VRFLXP3H6XR35NVF6E/ 2022年8月10日閲覧。 
    14. ^ 「井上陽水公園」３月開園…高校時代まで住んだ福岡 - ZAKZAK、2006年2月18日
    15. ^ “柴咲コウ「続こううたう」で星野源、GAO、マイラバ、陽水ら名曲カバー”. 音楽ナタリー. (2016年6月10日). https://natalie.mu/music/news/190333 2016年6月10日閲覧。 
    16. ^ “「ヨルシカ」suisが井上陽水の名曲「少年時代」をカバー 「あの夏のルカ」日本版エンドソングに : 映画ニュース”. 映画.com. 2021年6月28日閲覧。

    外部リンク

    [編集]
    • 井上陽水 オフィシャルサイトによる紹介ページ
    シングル
    アンドレ・カンドレ名義
    井上陽水名義
    1970年代
    1972年
    1973年
    1974年
    1975年
    1976年
    1977年
    1978年
    1979年
    1980年代
    1980年
    1981年
    1982年
    1983年
    1984年
    1986年
    1987年
    1988年
    1989年
    1990年代
    1990年
    1991年
    1992年
    1993年
    1994年
    1995年
    1997年
    1998年
    2000年代
    2001年
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    2004年
    2006年
    2009年
    2010年代
    2017年
    2018年
    アルバム
    オリジナル
    ベスト
    ライブ
    カバー
    その他
    参加作品
    楽曲
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    関連項目
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