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2014年8月28日 (木) 16:39時点における版
クール・アンド・ザ・ギャング Kool & the Gang | |
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出身地 | アメリカ合衆国 ニュージャージー州 |
ジャンル |
ソウル R&B ファンク |
活動期間 | 1964年 - 現在 |
レーベル |
De-lite マーキュリー |
クール・アンド・ザ・ギャング(Kool & the Gang)は、アメリカのソウル・R&B・ファンクのバンド。
歴史
1964年、ニュージャージー州にて、ベースのロバート"クール"・ベル、キーボードのロナルド・ベルの兄弟を中心に結成。1969年デビュー。結成当初はリード・ヴォーカルはおらず、ジャズ・ファンクを中心とした曲を演奏していた。デビュー後しばらくはヒットに恵まれなかったが、1973年「Funky Stuff」(ファンキー・スタッフ、Billboard誌が29位、以下Billboad誌のチャート最高位)が初のTop50入りを果たしブレイク。1974年、「Jungle Boogie」(ジャングル・ブギー)を発表、22週に渡りチャート圏内に入り最高4位まであがる初のTOP10ヒットとなると、続く「Hollywood Swinging」(ハリウッド・スウィンギング、Hot100 6位)も大ヒット。これらのヒットを契機に一躍人気ファンクバンドとなり、1977年には大ヒット映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のサウンドトラックに曲(オープン・セサミ)を提供した。その後しばらく低迷したが、1979年にジェームス・"JT"・テイラーが加入し、デオダート制作の1980年「Ladies Night」(Hot100 最高8位、Black 3週連続1位)、「Too Hot」(Hot100 最高5位、Black3位)など全米ポップ・チャートでもヒットを連発した。
1980年暮れに彼ら最大のヒットとなる「Celebration」(Hot100 2週連続1位、81年年間総合6位)を発表。81年のBlack Singlesチャートで,6週連続1位を獲得する。この曲は、アメリカのイベントやパーティーなどでよく使用されてきた。その後1981年から1982年にかけ「Take My Heart (You Can Have It If You Want It)」(Hot100 17位、Black 1位)、「Get Down On It」(Hot100 10位、Black 4位)、「Big Fun」(Hot100 21位、Black 6位)とヒットを出した。 1983年には、「Joanna」(Hot100 2位、Black 1位、Adult Contemporary 2位)を発表。以降、1984年に「Tonight」(Hot100 13位、Black 7位)、「Fresh」(Hot100 9位、Black 1位、Dance 1位、Adult Contemporary 5位)、「Misled」(Hot100 10位、Black 3位、Dance 9位)、1985年には「Cherish」(Hot100 2位、Black 1位、Adult Contemporary 1位)とヒットが続いた。
1986,87年には「Victory」(Hot100 10位、Black 2位)、「Stone Love」(Hot100 10位、Black 4位)がトップ10入りしたが、1988年にJTテイラーが脱退。その後、元ダズ・バンドのスキップ・マーティンがリードとして加入した。しかしグループは、80年代末以降ヒット曲に恵まれなくなってしまう。ソロとなったJTテイラーは、レジーナ・ベルとのデュエットなどを発表するが大きなヒットにはならず、1996年にグループに戻った。グループは、TOP10入り12曲の記録を残し第一線から退いた。
ディスコグラフィ
アルバム
- KOOL AND THE GANG (1970)
- Live At The Sex Machine (1971, US 200 #122)
- The Best Of Kool & The Gang (1971, US 200 #157)
- Live At PJ's (1971, US 200 #171)
- Music Is The Message (1972)
- Good Times (1972, US 200 #142)
- Wild And Peaceful (1973, US 200 #33)
- Kool Jazz (1974, US 200 #187)
- Light Of Worlds (1974, US 200 #63)
- Kool & The Gang Greatest Hits (1975, US 200 #81)
- SPRINT OF THE BOOGIE (1975, US 200 #48)
- Love And Understanding (1976, US 200 #68)
- Open Sesami (1976, US 200 #110)
- Behind The Eyes (1976)
- The Force (1978, US 200 #142)
- Everybody's Dancin' (1978)
- LADIES' NIGHT (1979, US 200 #13)
- CELEBRATE! (1980, US 200 #10)
- Something Special (1981, US 200 #12)
- As One (1982, US 200 #29)
- IN THE HEART (1983, US 200 #29)
- EMERGENCY (1984, US 200 #13)
- FOREVER (1986, US 200 #25)
- Everything's Kool & The Gang: Greatest Hits & More (1988, US 200 #109)
- SWEAT (1989)
- UNITE (1993)
- The Best Of Kool & The Gang 1979-1987 (1994)
- STATE OF AFFAIRS (1996)
- Gangland (2001)
- The Hits Reloaded (2004)
- Still Kool (2007)
シングル
1969
- Kool & The Gang (US HOT100 #59/R&B #19)
- The Gangs Back Again (US HOT100 #85/R&B #--)
1970
- Let The Music Take You Mind (US HOT100 #78/R&B #19)
- Funky Man (US HOT100 #87/R&B #16)
1971
- I Want To Take You Higher (US HOT100 #105/R&B #35)
- Who's Gonna Take The Weight Pt. 1 (US HOT100 #113/R&B #28)
1972
- Love The Life You Live Pt. 1 (US HOT100 #107/R&B #31)
1973
- Funky Stuff (US HOT100 #29/R&B #5)
1974
- Jungle Boogie (US HOT100 #4/R&B #2)
- Hollywood Swinging (US HOT100 #6/R&B #1)
- Higher Plane (US HOT100 #37/R&B #1)
1975
- Rhyme Tyme People (US HOT100 #63/R&B #3)
- Sprit Of The Boogie / Summer Madness (US HOT100 #35/R&B #1)
- Caribbean Festival (US HOT100 #55/R&B #6)
1976
- Love And Understanding (Come Together) (US HOT100 #77/R&B #8)
- Universal Sound (US HOT100 #101/R&B #71)
1977
- Open Sesami (US HOT100 #55/R&B #--)
- Super Band (US HOT100 #101/R&B #--)
1978
- Slick Superchick (US HOT100 #102/R&B #19)
1979
- Ladies Night (US HOT100 #8/R&B #1)
1980
- Too Hot (US HOT100 #5/R&B #3)
- Hangin' Out (US HOT100 #103/R&B #--)
- Celebration (US HOT100 #1/R&B #1)
1981
- Jones vs.Jones (US HOT100 #39/R&B #33)
- Take It To The Top (US HOT100 #--/R&B #11)
- Take My Heart (You Can Have It If You Want It) (US HOT100 #17/R&B #1)
- Get Down On It (US HOT100 #10/R&B #4)
1982
- Steppin' Out (US HOT100 #89/R&B #12)
- Big Fun (US HOT100 #21/R&B #6)
- Hi De Hi,Hi De Ho (US HOT100 #--/R&B #--)
1983
- Let's Go Dancin'(Ooh La,La,La) (US HOT100 #30/R&B #7)
- Street Kids (US HOT100 #--/R&B #78)
- Straight Ahead (US HOT100 #103/R&B #--)
- Joanna (US HOT100 #2/R&B #1)
1984
- Tonight (US HOT100 #13/R&B #1)
- Misled (US HOT100 #10/R&B #3)
1985
- Fresh (US HOT100 #9/R&B #1)
- Cherish (US HOT100 #2/R&B #1)
- Emergnecy (US HOT100 #18/R&B #7)
1986
- Victory (US HOT100 #10/R&B #2)
1987
- Stone Love (US HOT100 #10/R&B #4)
- Holiday (US HOT100 #66/R&B #9)
- Special Way (US HOT100 #77/R&B #--)
1988
- Rags To Riches (US HOT100 #--/R&B #38)
1989
- Raindrops (US HOT100 #--/R&B #27)
- Never Give Up (US HOT100 #--/R&B #75)
特徴
初期はリード・ヴォーカルはおらず、ジャズ・ファンクを中心としたインスト・トラックが多かった。やがて、73~74年ごろにファンク・バンドとして黄金期をむかえる。JTテイラーがリード・ヴォーカルとして加入して以降、ヴォーカル・トラックが主となり、結果的にポップ寄りになり、歌謡ディスコ的なバンドになった。
彼等の楽曲は大まかに3種類に分けられる。
- バラード:"Joanna"、"Cherish"等 - ポップ系の"Johanna"、 クワイエット・ストーム系の"Cherish"、いずれもビルボード2位止まりであった。
- ファンク:"Funk Stuff"、"Jungle Boogie"等初期のジャズ・ファンク期の楽曲、JT加入以後だと"Get Down On It"、"Tonight"等ファンク~ディスコの楽曲。
- その他:"Straight Ahead"等の人生について応援してくれるような曲や、"Jones vs Jones"のように離婚を題材にしたようなユニークな曲でも人々を楽しませた。
- "Jones vs Jones" - 当時アメリカでは「結婚しない女」「クレイマー、クレイマー」といった「女性の自立」「離婚」を題材にした映画が流行っており、音楽の世界でもコモドアーズの"Sail On"などモチーフにした曲がよくあり、"Jones vs Jones"のその流れの中でシングルカットされたが大ヒットとまでには至らなかった。
関連項目
- ジェームス・ブラウン
- スライ&ザ・ファミリー・ストーン
- オハイオ・プレイヤーズ
- ジョージ・クリントン
- パーラメント
- ファンカデリック
- ザップ
- ロジャー
- グラハム・セントラル・ステーション
- フェラ・クティ
- アフロビート
- コンガ
- ボンゴ