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2007年12月7日 (金) 11:57時点における版

ロングエース
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1969年4月2日
死没 1994年3月3日
ハードリドン
ウインジェスト
生国 日本北海道浦河町
生産者 岡崎牧場
馬主 中井長一
調教師 松田由太郎(栗東
競走成績
生涯成績 10戦6勝
獲得賞金 6932万7800円
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ロングエース日本競走馬1972年東京優駿(日本ダービー)が主な勝ち鞍である。代表産駒はテルテンリュウスピードヒーロー。半兄に重賞5勝のロングワン、半弟にスワンステークス優勝馬ロングフアスト(1975年のダービー2着)がいる。

概要

ロングエースはランドプリンスタイテエムとともに1972年の日本ダービーで3強を形成した1頭。旧4歳の1月にデビューすると新馬、ヒヤシンス賞、フリージア賞と3連勝、さらにオープンではランドプリンスを破り4連勝、さらに弥生賞でも再びランドプリンスを下し5連勝で重賞初制覇を達成した。

皐月賞では1番人気に推されたがランドプリンスの雪辱を許し3着に敗れた。そしてロングエースは日本ダービーに向かう。人気順はロングエースが1番人気、ランドプリンスとタイテエムがそれに次ぐ人気を集めていた。(この年は馬インフルエンザが大流行し、日本ダービーが7月に行われたことから、「七夕ダービー」と呼ばれた)レースでは4コーナーでタイテエムが先頭に立つとランドプリンスがその後を追い、さらにロングエースが内から仕掛け3頭の激しい叩き合いになった。結果はロングエースがレコードで1着、その後をクビ、アタマでランドプリンス、タイテエムが入着した。騎手の武邦彦(現・調教師)は、これが嬉しい初の日本ダービー制覇となり、これ以降、名騎手としてその名を高めていくこととなる。

しかし、秋シーズンでのロングエースは精彩を欠いた上、インフルエンザを克服して秋に復活してきた関東のエース、イシノヒカル菊花賞有馬記念で共に敗れ、引退した。

引退後は種牡馬入りし宝塚記念優勝馬テルテンリュウ、スピードヒーロー(日経新春杯神戸新聞杯)等4頭の重賞馬を輩出しこの時代の日本ダービー馬としては珍しく成功した。さらに日本初の白毛ハクタイユーを送り出したことで現在まで直系子孫が残った。

年度別競走成績

1972年(10戦6勝)

  • 東京優駿、弥生賞

主な産駒

  • テルテンリュウ(宝塚記念、NHK杯
  • スピードヒーロー(日経新春杯、神戸新聞杯)
  • ロンゲット (東京障害特別(春))
  • ワイドオー(京都4歳特別)

競走馬

ロングエース血統ファリス系アウトブリード (血統表の出典)

*ハードリドン
Hard Ridden
1955 黒鹿毛
父の父
Hard Sauce
1948 黒鹿毛
Ardan Pharis
Adargatis
Saucy Bella Bellacose
Marmite
父の母
Toute Belle
1947 黒鹿毛
Admiral Drake Craig an Eran
Plucky Liege
Chatelaine Casterari
Yssel

ウインジェスト
1963 黒鹿毛
*ティエポロ
Tiepolo
1955 鹿毛
Blue Peter Fairway
Fancy Free
Trevisana Niccolo Dell'Arca
Tofanella
母の母
*ノルマニア
Normannia
1956 黒鹿毛
Norman Norseman
Macreuse
Sainte Mesme Le Pacha
Pereire F-No.5