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「吉富町」の版間の差分

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'''吉富町'''(よしとみまち)は、[[福岡県]]の東部、[[築上郡]]に属する町である。
'''吉富町'''(よしとみまち)は、[[福岡県]]の東部、[[築上郡]]に属する町である。町内には[[田辺三菱製薬]]株式会社(旧 吉富製薬→ウェルファイド→[[三菱ウェルファーマ]])の[[連結子会社]]である[[MPテクノファーマ]]株式会社([[2005年]][[4月1日]]に三菱ウェルファーマの足利工場・吉富工場を分社)があり、旧吉富製薬の[[企業城下町]]として発展した町である。
隣の[[大分県]][[中津市]]の経済圏([[中津都市圏]])または[[中津市]]も属する広域経済圏の[[北九州都市圏]]に属している。また町内には[[田辺三菱製薬]]株式会社(旧 吉富製薬→ウェルファイド→[[三菱ウェルファーマ]])の[[連結子会社]]である[[MPテクノファーマ]]株式会社([[2005年]][[4月1日]]に三菱ウェルファーマの足利工場・吉富工場を分社)があり、旧吉富製薬の[[企業城下町]]として発展した町である。


== 地理 ==
== 地理 ==

2008年12月5日 (金) 06:15時点における版

よしとみまち ウィキデータを編集
吉富町
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 福岡県
築上郡
市町村コード 40642-2
法人番号 2000020406422 ウィキデータを編集
面積 5.72km2
総人口 6,340[編集]
推計人口、2024年9月1日)
人口密度 1,108人/km2
隣接自治体 福岡県:豊前市上毛町
大分県中津市
町の木 モクセイ
町の花 サツキ
吉富町役場
町長 花畑明
所在地 871-8585
福岡県築上郡吉富町大字広津226番地1
外部リンク 吉富町公式サイト

吉富町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
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吉富町(よしとみまち)は、福岡県の東部、築上郡に属する町である。町内には田辺三菱製薬株式会社(旧 吉富製薬→ウェルファイド→三菱ウェルファーマ)の連結子会社であるMPテクノファーマ株式会社(2005年4月1日に三菱ウェルファーマの足利工場・吉富工場を分社)があり、旧吉富製薬の企業城下町として発展した町である。

地理

福岡県の最東端にあり、東は一級河川山国川をはさみ大分県中津市と接し、南は上毛町、西は豊前市と接する。面積は5.68平方キロメートルで、九州の自治体としては最も面積が狭く、東西2キロメートル南北3キロメートルほどしかない。そのため、市街地は吉富駅周辺に密集しており、人口密度は高い。

生活

吉富町は中津市まで数分の距離であり、江戸時代に同じ中津藩領として歴史を共有してきたことから、生活面や文化面等で非常に深い関係があり、市外局番(0979)、郵便番号871-××××は中津市と同一である。また、郵便も大分県中津市の日本郵便中津支店から越県して配達に来る。

経済的に中津都市圏に属し、2005年国勢調査では全通勤通学者のうち約30%が中津市に通勤・通学している。MPテクノファーマなどの工場も所在するため、中津市からの流入人口も少なくない。生活面での結び付きも親密であり、中津市など大分県北部の公立・私立高校を受験する中学生も多く、中津市の高校への通学者は多い。これは隣接する豊前市、上毛町でも同様である。

市外局番

  • 町内全域「0979」(中津MA)
  • 東海道・山陽新幹線の車内公衆電話1989年まで(通話にオペレータを通していた)は沿線都府県内のみが通話対象地域とされていたが、吉富町(当時の大平村唐原地区も)は沿線の福岡県内でありながら、管轄電話局が「大分県」中津局であったため、通話不能であった。

郵便番号

住所表記

  • 「福岡県築上郡吉富町大字○○

隣接する自治体

歴史

行政

市町村合併

  • 当初は新吉富村大平村と合併協議を進め、新町名「大富町」と決定していたが、新庁舎の位置を巡って3町村が対立した上、同時期に大平村で不祥事が発覚した。その影響で協議が紛糾する事態となり協議会が解散した。(新吉富村と大平村は2005年10月11日に合併し上毛町となった。)
  • 吉富町は豊前市と合併協議を行っていたが、2007年8月に合併協議は白紙となった。町内には、生活面や文化面で中津市との関係が密接になっているため、将来的には中津市との越境合併を望む声が強い。そのため将来的には上毛町と同じ様に中津市との越境合併を視野に入れており、今冨寿一郎町長も将来的には豊前市、上毛町を含めた越境合併が最善だと考えている。

豊前市との合併協議

  • 2007年2月26日、福岡県知事から、合併特例法に基づき豊前市との法定合併協議会設置を全国で初めて勧告される。これにより豊前市との合併協議が進展することとなった。その反面、上記にあるように中津市との合併意見も根強く、住民の意見を無視しているとの批判があったが、豊前市議会と吉富町議会は法定合併協議会設置案を賛成多数で可決した。そして合併協議会は設立された。
  • 2007年4月22日、豊前市との合併に反対する今冨寿一郎が合併容認派の中家一(前町長)を破り、町長に当選。同日施行された町議会議員選挙でも合併反対派が躍進する結果となった。新町長は豊前市との合併協議を凍結する意向を示している。今回の町長選・町議会議員選挙は知事の勧告を住民が拒否する形になり、全国的にも影響は小さくないと見られる。
  • 2007年8月11日、今冨寿一郎町長は豊前市との合併協議を凍結する意向を固めたため、合併協議は事実上の白紙となった。しかし、豊前市の釜井健介市長は今冨氏を批判し、今後も豊築地域での合併を目指すと見られている。

産業

漁業

  • 吉富漁港

特産品

  • 海苔 - 「豊前のり」と呼ばれる。
  • 牡蠣 - 「豊前海一粒カキ」と呼ばれる。

地域

人口

吉富町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 7,317人
1975年(昭和50年) 7,635人
1980年(昭和55年) 7,749人
1985年(昭和60年) 7,549人
1990年(平成2年) 7,364人
1995年(平成7年) 7,223人
2000年(平成12年) 7,188人
2005年(平成17年) 7,053人
2010年(平成22年) 6,792人
2015年(平成27年) 6,627人
2020年(令和2年) 6,536人
総務省統計局 国勢調査より

教育

  • 吉富町立吉富小学校
  • 吉富町外一市中学校組合立吉富中学校

警察

豊前警察署の管轄下にある。

  • 吉富駐在所
  • 広津駐在所

交通

空港は北九州空港北九州市苅田町)が最寄り。 以前は中津市行橋市大平村(現・上毛町)を結ぶ西鉄バスの路線があったが、2004年4月1日に廃止された。

鉄道

道路

一般国道は通っていない。

高速道路

主要都市までの距離

  • 中津市  1km
  • 豊前市  5km
  • 北九州市 50km

吉富町出身の有名人

外部リンク

吉富町公式サイト