「北海道遺産」の版間の差分
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'''北海道遺産'''(ほっかいどういさん)は、[[北海道]]に関係する自然・文化・産業などの中から、次世代へ継承したいものとして北海道遺産構想推進協議会が選定した有形無形の財産群であり、52件が選定されている |
'''北海道遺産'''(ほっかいどういさん)は、[[北海道]]に関係する自然・文化・産業などの中から、次世代へ継承したいものとして北海道遺産構想推進協議会が選定した有形無形の財産群であり、52件が選定されている(2012年6月現在)。 |
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北海道遺産を活用することで、北海道民自身によって北海道に新たな活力を生み出す[[町おこし]]運動を'''北海道遺産構想'''と呼ぶ。北海道遺産構想推進協議会は北海道遺産構想を推進するために設置された民間主体の機関である。 |
北海道遺産を活用することで、北海道民自身によって北海道に新たな活力を生み出す[[町おこし]]運動を'''北海道遺産構想'''と呼ぶ。北海道遺産構想推進協議会は北海道遺産構想を推進するために設置された民間主体の機関である。 |
2012年6月2日 (土) 13:17時点における版
北海道遺産(ほっかいどういさん)は、北海道に関係する自然・文化・産業などの中から、次世代へ継承したいものとして北海道遺産構想推進協議会が選定した有形無形の財産群であり、52件が選定されている(2012年6月現在)。
北海道遺産を活用することで、北海道民自身によって北海道に新たな活力を生み出す町おこし運動を北海道遺産構想と呼ぶ。北海道遺産構想推進協議会は北海道遺産構想を推進するために設置された民間主体の機関である。
目的
北海道遺産の目的は、北海道ならではの価値を掘り起こし、観光などへ活用することによってそれらの価値をさらに高め、将来へ繋げていくことにある。
歴史
1997年4月に、当時の堀達也北海道知事により提唱された「北の世界遺産構想」が始まりである。同年8月に北海道庁内に設置された「北の世界遺産推進方策検討プロジェクトチーム」により1999年5月に発表された報告書によって、北海道遺産構想の枠組みが出来上がった。1999年から2000年にかけて北海道が北海道遺産の候補を公募した。2001年に設立された北海道遺産構想推進協議会により北海道遺産が選定され、同年10月22日、応募総数約1万6000件の中から第1回選定分の25件が決定した。2003年、第2回選定分の候補が公募された。応募総数9107件の中から、2004年10月22日に第2回選定分27件が決定した。
- 1997年:北の世界遺産構想が道知事により提唱される
- 1999年:北海道遺産候補が公募される( - 2000年)
- 2001年10月22日:北海道遺産第1回選定分25件が決定
- 2002年:ふるさと切手「北海道遺産」発売
- 2003年:北海道遺産候補が公募される。北海道遺産応援団が設立。
- 2004年10月22日:北海道遺産第2回選定分27件が決定
北海道遺産の一覧
第1回選定分(2001年10月22日公表)
- 稚内港北防波堤ドーム - 稚内市
- 留萌のニシン街道(佐賀番屋、旧花田家番屋、岡田屋と生活文化) - 留萌地域
- 増毛の歴史的建造群(駅前の歴史的建造群と増毛小学校) - 増毛町
- 空知の炭鉱関連施設と生活文化 - 空知地域
- 石狩川 - 流域48市町村
- 北海道大学 札幌農学校第2農場 - 札幌市
- 小樽みなとと防波堤 - 小樽市
- 京極のふきだし湧水 - 京極町
- 昭和新山国際雪合戦大会 - 壮瞥町
- 内浦湾沿岸の縄文文化遺跡群 - 南茅部町(現函館市)
- 姥神大神宮渡御祭と江差追分 - 江差町
- 上ノ国の中世の館(たて) - 上ノ国町
- 福山(松前)城と寺町 - 松前町
- 函館山と砲台跡 - 函館市
- 路面電車 - 函館市、札幌市 (「札幌市電」、「函館市企業局交通部」を参照)
- 螺湾(らわん)ブキ - 足寄町
- 旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群 - 上士幌町
- 霧多布湿原 - 浜中町
- 摩周湖 - 弟子屈町
- 根釧台地の格子状防風林 - 中標津町
- ワッカ/小清水原生花園 - 常呂町(現北見市)、小清水町
- ピアソン記念館 - 北見市
- アイヌ語地名
- アイヌ文様
- 北海道のラーメン
第2回選定分(2004年10月22日公表)
- 旭橋 - 旭川市
- 雨竜沼湿原 - 雨竜町
- 江別のれんが - 江別市
- 開拓使時代の洋風建築(時計台、豊平館、清華亭) - 札幌市
- 札幌苗穂地区の工場・記念館群 - 札幌市
- 函館西部地区の街並み - 函館市
- 五稜郭と箱館戦争の遺構 - 函館市
- 静内二十間道路の桜並木 - 新ひだか町
- 積丹半島と神威岬 - 積丹半島
- 森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」 - 丸瀬布町(現遠軽町)
- スキーとニセコ連峰 - ニセコ地域
- 宗谷丘陵の周氷河地形 - 稚内市
- 土の博物館「土の館」 - 上富良野町
- ニッカウヰスキー余市蒸溜所 - 余市町
- 野付半島と打瀬舟 - 別海町、標津町
- 登別温泉地獄谷 - 登別市
- 北限のブナ林 - 黒松内町
- 北海幹線用水路 - 空知地方
- モール温泉 - 音更町、幕別町
- オホーツク沿岸の古代遺跡群 - 網走地方
- 流氷とガリンコ号 - 紋別市
- 天塩川 - 流域13市町村
- アイヌ口承文芸
- 屯田兵村と兵屋
- サケの文化 - 北海道各地
- ジンギスカン
- 北海道の馬文化(ばんえい競走、日高地方が主産地のサラブレッド)
北海道遺産物語
北海道遺産物語(ほっかいどういさんものがたり)は、北海道テレビ放送 (HTB) が放送しているテレビ番組である。毎週、北海道遺産をひとつずつ紹介している。2007年3月24日で一旦終了し、同年4月21日からは「北海道遺産物語 第二章」として放送を再開した。なお、番組はインターネット(本編はブロードバンド限定)およびNTTドコモのFOMA端末で視聴可能である(Vライブサービスで配信)。
- 放送時間:毎週土曜日 22:51 - 22:56
- ナレーション:竹中直人( - 2007年3月24日) → 中嶋朋子(2007年4月21日 - )
- 音楽:中村幸代→高野智恵美
- 企画:電通北海道
- 提供:NTTドコモ北海道(現・NTTドコモ)
- 制作協力:アウンビジョン
- 制作著作:北海道テレビ放送