「ゴー・ウェスト (ヴィレッジ・ピープルの曲)」の版間の差分
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*2012年の1月から「[[スズキ・パレット]]SW」のCMにおいて、女性ヴォーカルによるカヴァー曲が使用されている(歌手名未公表)。 |
*2012年の1月から「[[スズキ・パレット]]SW」のCMにおいて、女性ヴォーカルによるカヴァー曲が使用されている(歌手名未公表)。 |
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*2015年の3月には[[東日本旅客鉄道長野支社|JR東日本長野支社]]の[[北陸新幹線]]開業のCMや北陸新幹線の[[長野駅]]発の一番列車[[はくたか]]591号の発車メロディにも使われた。 |
*2015年の3月には[[東日本旅客鉄道長野支社|JR東日本長野支社]]の[[北陸新幹線]]開業のCMや北陸新幹線の[[長野駅]]発の一番列車[[はくたか]]591号の発車メロディにも使われた。 |
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*2015年公開の[[ジャ・ジャンクー]](賈樟柯)監督の映画「[[山河ノスタルジア]]」では冒頭からこの曲が使用されており、さらに主要場面でも幾度となく繰り返されている。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2016年6月6日 (月) 09:50時点における版
「Go West」 | ||||
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ヴィレッジ・ピープル の シングル | ||||
リリース | ||||
レーベル |
カサブランカ・レコード ビクター音楽産業 | |||
作詞・作曲 | ジャック・モラリ、アンリ・ベロロ、ヴィクター・ウィリス | |||
プロデュース | ジャック・モラリ | |||
チャート最高順位 | ||||
45位(ビルボード) | ||||
ヴィレッジ・ピープル シングル 年表 | ||||
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「Go West」(ゴー・ウェスト)は、アメリカのディスコグループ、ヴィレッジ・ピープルの楽曲。
解説
1970年代後半から1980年代前半にかけて一世を風靡した、アメリカのディスコグループ、ヴィレッジ・ピープルの代表曲の1つで、7インチと12インチシングルが発売された。ビルボード(Billboard)誌では週間ランキング第45位に終わったが、イギリスでは15位を獲得した。
「ゴー・ウェスト」という題名は、19世紀のアメリカの新聞人・政治家ホレス・グリーリーが人々に西部開拓を呼びかけた有名な論説の一節、「西部に行け若者よ」(Go West, young man)にちなんでいる。同時に、西部のサンフランシスコをゲイ解放のユートピアとみなして憧れた1970年代のゲイの間での気分が表現されているとも一般には理解されている[1]。
1993年には、イギリスのペット・ショップ・ボーイズがカヴァーしヒットした。なおペット・ショップ・ボーイズの楽曲のプロモーションビデオは、直前に終結した東西冷戦とソビエト連邦の全体主義とアメリカの西部開拓(マニフェスト・ディスティニー)を皮肉ったものとなっている。なお節回しが大きく異なる部分がある他、オリジナルにはなかった歌詞やメロディーが加わっている。こちらはドイツで1位、イギリス・フランスでは2位と、特に西ヨーロッパ諸国ではオリジナルを上回る大ヒットとなった。
日本でのカヴァー
- 西城秀樹はコンサートでヴィレッジ・ピープルに近いアレンジで独自の日本語詞でカバーしている。
- 1995年には『ポンキッキーズ』挿入歌としてSUPER P-kiesが「LET'S GO!いいことあるさ」という曲名でカヴァーした。「LET'S GO!いいことあるさ」のカヴァー(すなわちカヴァーのカヴァー)に、NHK東京放送児童合唱団(日本コロムビア版)、フレーベル少年合唱団(キングレコード版)、ひまわりキッズによるものなどがある。
- 1995年にはサッカー日本代表のチャント(応援歌)としてウルトラス・ニッポンが「ウルトラ・ニッポン」という曲名でカヴァーした。
- 1996年には女王様の2枚目のシングル「女王様物語第二章〜踊る女王様〜」の中で、ワンフレーズではあるが「西へ行こう」という曲名で直訳カヴァーされた。
- 1998年にはダンス☆マンが「応援」という曲名でカヴァーした。空耳により日本語歌詞をつけたオリジナルバージョンとなっており、アルバム『MIRRORBALLISM』に収録されている。
- 2002年には王様KINGSが「上京」という曲名で日本語歌詞でカヴァーした。アルバム『ゆかいな村人たち』に収録されている。
- カバーではないが、嘉門達夫がマーフィーの法則シリーズでペット・ショップ・ボーイズバージョンのアレンジを流用している。
この曲が使用されたケース
1970年代と1990年代の2度リリースされ、世界的にヒットした事から、今でも日本を含む各国での使用例が多い。
- サッカーの試合におけるチャント(応援歌)として世界中で使われており、2006 FIFAワールドカップでは試合終了後に流れた。また、サッカーの国際試合でも試合終了後に流れる。
- 日本のプロ野球では、千葉ロッテマリーンズの応援団が1995年(第一次ボビー・バレンタイン監督時)限定で、初回の攻撃前に使用したのが最初。後に清水隆行(元読売ジャイアンツ→埼玉西武ライオンズ)が打席に入るときのテーマ曲としてペット・ショップ・ボーイズ版が使用されるようになり、ジャイアンツ時代には曲に合わせてファンが合唱していた。
- 1990年代にはペット・ショップ・ボーイズ版が、当時フジテレビが放映権を持っていたFISアルペンスキー・ワールドカップ中継のエンディングテーマに使われていた。
- 日本テレビのバラエティ番組、ダウンタウンDXでは、クイズ番組時代のラストコーナーであったDX(スーパー)国民投票の結果発表で使われていた。
- CDデビューをする前のKinki kidsがカヴァー曲として音楽番組に出演して際に披露していた曲の1つにある。
- 2010年にはペット・ショップ・ボーイズ版が、アサヒビールのビールテイスト飲料「アサヒ ダブルゼロ」のCMソングとして使用された。また、2011年にヴィレッジ・ピープル版がスマケーのCMで替え歌として使われている。
- コナミデジタルエンタテイメント発売のメダルゲーム、GRANDCROSS PREMIUMのスーパープレミアムモード当選時に、この曲が流れる。また、メダルの総当選枚数が3000枚を超えると、機械全体にこの曲が流れる。
- 2011年の7月には、ソフトバンクモバイルのCMにおいて、SMAPが替え唄でカヴァーをしている。
- 2012年の1月から「スズキ・パレットSW」のCMにおいて、女性ヴォーカルによるカヴァー曲が使用されている(歌手名未公表)。
- 2015年の3月にはJR東日本長野支社の北陸新幹線開業のCMや北陸新幹線の長野駅発の一番列車はくたか591号の発車メロディにも使われた。
- 2015年公開のジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督の映画「山河ノスタルジア」では冒頭からこの曲が使用されており、さらに主要場面でも幾度となく繰り返されている。
脚注
- ^ O'Donovan, Connell (June 1999). “Go West - This is Our Destiny”. Connell O'Donovan's Home Page. 2007年4月27日閲覧。
関連項目
外部リンク
- Go West - ヴィレッジ・ピープルによる1979年収録のライブ映像。テレビの公開スタジオで撮影。同グループ公式アカウントによる投稿。
- Go West - ペット・ショップ・ボーイズによる1993年作成のミュージック・ビデオを2003年にデジタルリマスターしたもの。コンピュータグラフィックスなども使用されている。EMIミュージック公式アカウントによる投稿。