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「サイド・レイズ」の版間の差分

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この運動を座って行うシーテッド・サイドレイズもある。
この運動を座って行うシーテッド・サイドレイズもある。

体や手首で反動をつけて[[ダンベル]]を持ち上げようとするとトレーニング効果は半減する。あくまでも肩の[[筋肉]]のみの力で持ち上げることが重要である。肘を伸ばしたままだと[[肘関節]]を痛める危険性があるため、肘は少し曲げること(20°~45°ぐらい)。こうすることによって肩の関節に急激な負担がかかることも回避できる。


一回の動作にかける時間はトレーニングの目的によりさまざまだが、あまりにも急激な動作は肩関節に負担を与えることになり、初心者には好ましくない。
一回の動作にかける時間はトレーニングの目的によりさまざまだが、あまりにも急激な動作は肩関節に負担を与えることになり、初心者には好ましくない。

2016年7月20日 (水) 14:49時点における版

サイド・レイズ(side raise)はウエイトトレーニングの基本的種目の一つ。ダンベル、もしくはそれに類するものを両手に持ち、腕は伸展させたまま関節の力だけで首の高さまで挙上するもので、ショルダー・フライ(shoulder fly)とも呼ばれる。三角筋僧帽筋の筋肥大を促し、筋力を高めることができる。

ダンベル・サイド・レイズ(スタート)
ダンベル・サイド・レイズ(フィニッシュ)


具体的動作

ダンベル・サイドレイズ

  1. 適当な重量のダンベルを体側につけて両手に持つ。肩幅かそれよりやや広く両足を開いて直立する。
  2. をやや曲げたまま、ダンベルを真横に持ち上げていく。
  3. 肩よりやや高く、の高さまで持ち上げたところでダンベルを1秒程度キープしてから下ろしていく。下ろすときも肘は伸ばしたまま。
  4. 1~3を繰り返す。

この運動を座って行うシーテッド・サイドレイズもある。

一回の動作にかける時間はトレーニングの目的によりさまざまだが、あまりにも急激な動作は肩関節に負担を与えることになり、初心者には好ましくない。

インクライン・ダンベル・サイドレイズ

  1. インクラインベンチの背もたれを40°程度に起こしておく。
  2. 片手にダンベルを持ち、膝を曲げてベンチのシートに乗せ、背もたれに横向きに寄りかかる。ダンベルを持った方の手は体の前に下ろしておく。手の平は正面に向ける。
  3. 肘をやや曲げたまま、ゆっくりと手を内側にひねりながら、脇が90°になるまで挙げていく。挙がりきった時点で手の平が下を向いているようにすること。
  4. 3と逆の動作を行い2の体勢に戻る。
  5. 3~4を繰り返す。

ケーブル・サイドレイズ

  1. ロープーリーにハンドルを取り付けて片手に持ち、ロープーリーに対して横向きに立つ。
  2. ハンドル(アタッチメント)を持っている方の手を、肘をやや曲げたまま真横に上げていく。
  3. 肩の高さまで上げたら逆の動作で1の体勢に戻る。
  4. 2~3を繰り返す。

山本式シーテッド・ダンベル・サイドレイズ

ボディビルダー兼トレーナーの山本義徳が考案したサイドレイズ。 通常のシーテッド・サイドレイズよりも軽い重量で効かせることができる。 通常のサイドレイズのように上体をまっすぐ起こして腕を真横に上げた場合、横から見ると三角筋の筋線維は斜め後ろに向いている。 重力の方向を考えると、この状態でのサイドレイズは非効率的である。 三角筋中部が地面と平行になるようにするには上体を前傾させる必要がある。

  1. フラットベンチの座面に長座する(足から尻までが座面に乗るようにする)。
  2. 体側にダンベルを構え、上体を少し前傾させる。
  3. 肘をやや曲げたまま、ダンベルを真横に上げていく。
  4. 肩の高さまで上げたら逆の動作で2の体勢に戻る。
  5. 3~4を繰り返す。

ベンチサポーティッド・ダンベル・サイドレイズ

原理は山本式シーテッド・サイドレイズと同じ。

  1. 両手にダンベルを持ち、70°程度に背もたれを起こしたインクラインベンチにうつ伏せに寄りかかる。
  2. 肘をやや曲げたまま、ダンベルを真横に上げていく。
  3. 肩の高さまで上げたら逆の動作で1の体勢に戻る。
  4. 2~3を繰り返す。

ダンベル・サイドレイズ (山本スペシャル)

山本義徳が考案したサイドレイズ。 高重量・低回数のトレーニングで速筋線維を追い込んだ後に間髪入れず低重量・高回数のトレーニングで遅筋線維を追い込んでいるうちに速筋線維の機能が回復しているという筋肉の性質を使用したトレーニングである。 強いパンプアップが起こる。 1セットを終えた時点で限界まで追い込んでいればよく、必ずしも目標回数を達成できる必要は無い。 きついトレーニングなので何セットも行わなくて良い。

  1. シーテッド・サイドレイズを6~8回ぎりぎりの重量で行う。
  2. 即座に1の30%程度の重さのダンベルに持ち替え、同様に20回行う。
  3. 即座に1の60%程度の重さのダンベルに持ち替え、同様に6~8回行う。
  4. 即座に1の30%程度の重さのダンベルに持ち替え、同様に20回行う。


関連項目

参考文献

  • 窪田登、『ウイダー・トレーニング・バイブル』、森永製菓株式会社健康事業部。
  • 『かっこいいカラダ the best』、ベースボールマガジン社。