「みんなのうた」の版間の差分
545行目: | 545行目: | ||
* [[ayaka nakamura]] |
* [[ayaka nakamura]] |
||
* [[アラカグラフィス]] |
* [[アラカグラフィス]] |
||
* [[安藤ひろみ |
* [[安藤洋美]](安藤ひろみ名義あり) |
||
* [[飯島有]] |
* [[飯島有]] |
||
* [[飯田力]] |
* [[飯田力]] |
2021年4月3日 (土) 11:13時点における版
テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
ラジオ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、CDなどでの販売や公式なアーカイブなど常に参照可能な状態のネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
みんなのうた | |
---|---|
ジャンル | 音楽番組 |
出演者 |
(曲紹介)井上あずみ 過去にNHKアナウンサー |
オープニング | ハーモニー |
エンディング | ハーモニー |
製作 | |
制作 | NHK |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1961年4月3日 - |
放送時間 | 放送時間を参照 |
放送分 | 5分 |
回数 | 1300回以上 |
NHKみんなのうた公式サイト |
みんなのうた | |
---|---|
ジャンル | 音楽番組 |
放送期間 | 1961年4月3日 - |
放送時間 | 5分 |
放送回数 | 1300- |
放送局 | NHK |
パーソナリティ |
(曲紹介)井上あずみ 過去にNHKアナウンサー |
公式サイト | 公式サイト |
『みんなのうた』は、日本放送協会(NHK)がテレビとラジオの各チャンネル(日本国外向けのチャンネルを含む)にて放送している、日本の5分間の音楽番組。
概要
テレビ普及などのメディアの発達により、子供が歌謡曲やCMの真似をするようになったことを懸念し、子供に健全な歌を与えようと開始した番組である[1]。
また、1960年代初頭、高度経済成長期でテレビが普及し、流行歌が次々に誕生する中、「子供たちが口にするのは、美しく健康的な歌詞とメロディーのうたであってほしいという思いから、『みんなのうた』は誕生しました」と、同番組プロデューサーの関山幹人が言った。
テレビ版・ラジオ版ともに1961年4月3日に放送開始される。最初の曲は「おお牧場はみどり[2]」[1]。2021年4月には放送開始60周年を迎え、『おかあさんといっしょ』『きょうの料理』『きょうの健康』などとともにNHKを代表する長寿番組として広く親しまれている。これまでに1500曲を超える歌が紹介、放送された。ちなみに番組テーマ曲は何度か変更されたが、タイトルロゴは内幸町時代のスタート当時からほぼ変わっていない。
基本的に5分の放送枠で2分強の曲(オリジナル曲、または『みんなのうた』用に編集された既存の曲)を2曲放送するが、1997年からは5分弱の曲を1曲だけ放送するパターンが加わった。2017年度まで、新曲の放送枠は2系統あり、過去に放送した曲を再放送する枠も3系統ある。その他に、テキストでは紹介されないテレビ単独の再放送枠が3系統ある。新曲・再放送曲ともに2か月ごとに差し替えられていく[3]、一種のヘヴィー・ローテーションである。なお再放送曲は、放送60年を目前に控えた2021年2 - 3月より「30曲強」に大増加(それまでは10曲だった)したため、1ヶ月差し替えに変更、また同年同月より『みんなのうたリクエスト』を「5分間1曲枠の楽曲」専門の再放送枠に変更した。
放送枠は多数ある(詳しくは#放送時間等を参照)。5分間のミニ番組のため、緊急ニュースなどのプログラム変更で休止となることが多々ある。
テレビ番組版は1971年4月1日に全放送曲がカラー化され、1981年4月の放送からNHK総合テレビとNHK-FMラジオにてステレオ放送が開始された。(テレビ版では番組最後に一時フェードアウトされることもあった)現在は、AMラジオ放送とNHKワールド・プレミアム、NHKワールド・ラジオ日本を除くすべてのメディアにてステレオで放送されている。
この番組からは「山口さんちのツトム君」「サラマンドラ」「切手のないおくりもの」「ビューティフル・ネーム」「一円玉の旅がらす」「WAになっておどろう 〜イレアイエ〜」「おしりかじり虫」といったヒット曲も生まれた。特に「山口さんちのツトム君」や「切手のないおくりもの」などは100万枚を突破[4]した。
2011年7月12日、『クローズアップ現代』で「“みんなのうた” が見つめた50年」と題しての特集が行われた。
視聴者層
放送開始当初は小学校高学年や中学生を対象としていた[1]。以前は童謡風の歌のほか、10代の少年・少女の心理を歌ったものも多かった。1970年代には子供への認知度は高く、フジテレビの『ひらけ!ポンキッキ』とともにテレビでの子供向けの歌の発信源の双璧であった。また他のテレビの歌と違い、学校行事などでも大々的に歌われた。
最近(1996年当時)では、朝の放送時間を意識して、母親向け・子供向け・若者向け・母子向けなど放送曲の傾向を変化に富ませているという[4]。
放送曲の特徴
初期は「外国曲に日本語の詞を付けた歌、日本の愛唱歌と埋もれた名曲、それにオリジナルが三本柱」だった[4]。クラシックの歌手がポピュラーを歌ったり、大人向けの曲を児童合唱で歌った楽曲も紹介された[1]。1970年前後からは『みんなのうた』のために書き下ろされたオリジナル曲が中心となっている[1][4]。
「子供向け」「健全」という建前から、初期には恋愛を連想させる歌詞が改められる場合もあり、「白銀はまねくよ」では歌詞の「雪の山は恋人」が「雪の山は友達」に変更された[1]。
ただし、1997年以降の5分1曲枠が設定されるまでは5分枠につき2曲放送に固定されていたため、1曲あたり130秒から160秒程度までという時間尺が課せられていた。このため、ニューミュージック系のアーティストが歌唱する楽曲を中心に、1コーラスのみ放送(2コーラス目以降をカット→エンディング)させたり、『みんなのうた』用に時間を短縮させた独自のオープニング・間奏・エンディングに編曲し直すなどの措置が取られていることが多い。コーラスをカットした場合、日本放送出版協会(NHK出版)刊行テキストの歌詞掲載ページには該当部分を括弧で囲い、「放送では時間の都合上、★印の部分は省略いたします。」との断り書きが記されている。
番組向けに書き下ろされた楽曲の音楽出版(版権)のほとんどは日本放送出版協会が保有している。一方、ニューミュージック系アーティストのオリジナル曲でCD発売を前提に取り上げられる場合は、そのアーティスト(歌手・作家)が普段属する音楽出版社が出資を行い製作に関与するなどして、そこが有しているケースが多い。再放送に当たっては音楽出版社に版権料を支払う必要があるため、日本放送出版協会が権利を有しない楽曲については再放送される割合が少ない。番組のテキスト・楽譜書の譜面下に版元のクレジットが掲載されている。
洋楽曲
1960年代〜1970年代にかけては洋楽のポピュラー・ソングや日本国外のミュージカルの曲に日本語の歌詞を付けた作品が数多く存在した。
これらは管理楽曲の一種である「管理楽曲(外国曲)」に該当し、楽曲ごとに日本で版権を有する音楽出版社を通じて作曲家へ期間に応じた放送許諾料を支払う必要がある。このため、後述の楽譜集では重版時に許諾契約終了のため掲載が見送られたり、特集番組で取り上げられる程度に留まっている。
アニメ番組の主題歌起用
当時放送されていたNHKのテレビアニメの主題歌を、「みんなのうた」の曲として放送したことがある。
- 『未来少年コナン』 - 「幸せの予感」(山路ゆう子・鎌田直純)
- 『アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険』 - 「大空から見れば」(小椋佳)※映像は実写
- 『スプーンおばさん』 - 「リンゴの森の子猫たち」(飯島真理)
- 『子鹿物語』 - 「ハロー・トゥモロー」(戸田恵子)
- 『太陽の子エステバン』 - 「いつかどこかであなたに会った」(パル)※映像は実写
- 『名犬ジョリィ』 - 「走れジョリィ」・「ふたりで半分こ」(堀江美都子)※前者は実写映像、後者はSDキャラアニメ
- 『ニルスのふしぎな旅』 - 「ニルスのふしぎな旅」(加橋かつみ)
- 『キャプテン・フューチャー』 - 「夢の舟乗り」(ヒデ夕樹)
- 『川の光』 - 「I'm here with you」(遊佐未森)※映像は堀口忠彦制作のアニメ
NHKバラエティ番組からの起用
- 『さだまさし音楽工房』 - 「感謝状」(佐田玲子) - 番組で作成した作品を売り込み
- 『お元気ですか日本列島』 - 「これってホメことば?」(ことばおじさんとアナウンサーズ)
- 『バナナ♪ゼロミュージック』 - 「お米かくれんぼ」(バナナゼロムジカ) - 番組に作成を依頼
2019年2月に、「チコちゃんに叱られる!」からチコちゃんと一緒にいるカラスのキャラクターのキョエちゃんが歌手デビューし、「みんなのうた」の曲として、2019年4・5月の曲でもある「大好きって意味だよ」の歌が放送された。また、2019年4月5日放送分の「チコちゃんに叱られる!」の番組内の最後のコーナーでキョエちゃんが「歌手デビューをし、みんなのうたで放映する」と発表した。作詞及び作曲は槇原敬之が提供した。
- 『チコちゃんに叱られる!』 - 「大好きって意味だよ」(キョエちゃん)
『少年ドラマシリーズ』の主題歌起用
1970年代から1980年代では当時放送されていた『少年ドラマシリーズ』の主題歌も紹介されていた。
NHKスポーツ中継番組からの起用
- 『皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会』 - 「涙のチカラ」(花*花)※映像は南家こうじ制作のアニメ
NHK全国学校音楽コンクール課題曲
2008年8月に初回放送されたアンジェラ・アキによる「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」は、同年度のNHK全国学校音楽コンクール・中学校部門の課題曲としてアンジェラ自身が提供した曲のセルフカバーだが、未来の自分に宛てた手紙を読んで、多感だった時期を回想する、という着眼点と共に、コンクールの課題曲を一般に広く注目させ、反響の大きさからCD(特にCMも関東地方を中心にスポットで流しているが)の発売を急増させる効果も生んでいる。同曲は日本郵便の「未来の自分に手紙を書こう」キャンペーンのCMソングにも使われた。「手紙―」以降、NHK全国学校音楽コンクール・中学校部門の課題曲は当該年度の8月から9月にかけてこの番組で紹介され続けている(例外として2017年度の課題曲「願いごとの持ち腐れ」は4-5月に紹介された)。
- 2009年度『YELL』(いきものがかり)
- 2010年度『アイ・ラヴ』(大塚愛、作詞・作曲は「愛」名義)
- 2011年度『証』(flumpool)
- 2012年度『fight』(YUI)
- 2013年度(4〜5月)『ふるさと』(嵐)※小学校部門の課題曲
- 2013年度『友〜旅立ちの時〜』(ゆず)
- 2014年度『桜の季節』(EXILE ATSUSHI)
- 2015年度『プレゼント』(SEKAI NO OWARI)
- 2016年度『結 -ゆい-』(miwa)
- 2017年度(4〜5月)『願いごとの持ち腐れ』(AKB48)
- 2018年度『Gifts』(Superfly)
- 2019年度『君の隣にいたいから』(SHISHAMO)
- 2020・21年度『足跡』(Little Glee Monster)
東日本大震災復興関連
東日本大震災からの復興を通して、命の尊さやたくましさを歌った曲を紹介。アーティストとともに被災地の小学校に通っているの子供たちが一緒になって合唱しているのが大きな特徴である。
- 2011年8〜9月『友よ』(歌:タッキー&翼 『チグエソ地球の空の下で』(2006年4〜5月)を歌った韓国の作曲家ユ・ヘジュンが震災発生後すぐに番組プロデューサーに送った安否確認のメールがきっかけで制作された。)
- 2012年2〜3月『しあわせの時計』(ハル&チッチ歌族、石巻市立雄勝小学校のみんな)
- 2014年8〜9月『アスナロウの木』(気仙沼市立大島小学校5〜6年生、団塊の世代の唄)
同名異曲
下記のように過去の楽曲と同じタイトルの楽曲も幾つか存在し、公式では歌い手および初回放送年などを表示して区別している。
- 『ありがとう』 1995年には作詞・作曲・歌:宇都美慶子の曲が、2010年には作詞・作曲:藤巻亮太、歌:レミオロメンの曲が放送されている。2006年には副題のついた作詞:Kana、作曲・歌:マイク眞木の「ありがとう〜こころのバラ〜」が放送されている。
- 『おまつり』 1961年には作詞:石川年、作曲:紙恭輔、歌:中原美紗緒、みすず児童合唱団の曲が、1963年には作詞:高橋信夫、ドイツ民謡、歌:友竹正則、西六郷少年少女合唱団の曲が放送されている。
- 『ピクニック』 1962年には作詞:萩原英一、イギリス民謡、歌:スリーグレイセス、ボニージャックス、東京少年少女合唱隊の曲が、1990年には作詞:まごしひでお、作曲:土山啓一、歌:ザ・ウェルズの曲が放送されている。
- 『ひまわり』 1996年には作詞:山川啓介、作曲:坂田晃一、歌:安田祥子の曲が、1999年には作詞・作曲・歌:又紀仁美の曲が放送されている。
- 『ふるさと』 2009年には作詞・作曲・歌:ファンキーモンキーベイビーズの曲が、2013年には作詞:小山薫堂、作曲者:youth case、歌:嵐の曲が放送されている。2003年には表記違いの作詞・作曲:NOKKO、歌:NOKKO&GOの「フルサト」が放送されている。
- 『わたしのふるさと』 1977年には作詞:大島登美子、作曲:照屋林賢、歌:堀江美都子の曲が、1997年には作詞:ソロンゴ、巻上公一、作曲・歌:ソロンゴの曲が放送されている。
- 『道』 1979年には作詞:山上路夫、作曲:村井邦彦、歌:広谷順子の曲が、2004年には編曲:矢嶋マキ、歌、作詞、作曲:yumiroseの曲が放送されている。
- 『へのへのもへじ』 1961年には作詞:谷川俊太郎、作曲:いずみたく、歌:楠トシエの曲が、1976年には作詞:萩原富三男、作曲:羽田尚平、編曲:林哲司、歌:へのへのもへじ(羽田尚平、和田麗史)の曲が放送されている。
映像
テレビ放送では楽曲のイメージに沿った実写映像もしくはアニメーションが放送され、番組の大きな特徴となっている。1980年代までは実写映像とアニメーションや挿し絵(スライド)の割合が半々程度であったが、1990年代以降はアニメーションや挿し絵の比率が増加している。また少数ではあるが#歌い手自身(または歌い手に似せたキャラクター)が出演するケースもある。
アニメーションでは、楽曲向けに作られた映像が歌詞と連携して小刻みに場面が進む作品がほとんどだが、1曲5分の楽曲ではその時間尺に収まるショートストーリー風の作品もある。
コンピュータグラフィックス(CG)を効果的に用いた作品も数多く見かけられている。CGを使用した最初の作品はスキャニメイトを用いた「算数チャチャチャ」であるとされ[要検証 ]る。1994年から1996年度までのオープニング・クロージング映像には3DCGが用いられた。2001年度には全編3DCGでキャラクターがパラパラを踊る「アキストゼネコ」が放送されている。
1990年代以降はアニメーションないし3DCGと実写をクロマキー合成させた楽曲も放送された(「おばけといっしょ(水木しげるのアニメーションに歌手が実写合成)」「WAになっておどろう」など)。「ヒピディ・ホプディ・パンプ」(1998年12月)では、日本では未だ1台しか導入されていなかったモーション・コントロール・カメラで3DCGキャラクターの動きを実演させたものを収録し、出演者とクロマキー合成を行っている。
ハイビジョン制作
1996年以降は、BSデジタル放送(2000年12月1日)と地上デジタル放送(2003年12月1日)の開始を見越して、NHK-BS9(ハイビジョン実用化試験放送)での送出向けにハイビジョン(MUSE方式)での制作が実写作品を中心に始まった(『おかあさんといっしょ』なども同時期より一部HV制作されている)。みんなのうたの映像がハイビジョン(MUSE)制作されるようになったのは1996年4月の新曲「父さんの背番号」「星空のオルゴール」「夢のまほう」が初である[5]。ただし当時ハイビジョン制作の映像が放送されたのはアナログ衛星ハイビジョンのみであり、地上アナログやBSアナログでの本放送時はSDへダウンコンバートされた。
ハイビジョン制作された作品は、現在の再放送時もしくはNHKアーカイブスの公開ライブラリーにおいて16:9映像の視認でハイビジョン制作が確認できる。
一方で、2005年頃までアニメーション系を中心とした一部作品は制作機材の都合上か従来通り標準画質(525i)で制作されており、ハイビジョン放送時はいわゆるピラーボックス処理により1125iへアップコンバートされ、4:3の標準サイズで両端が黒帯またはオリジナルのサイドパネルが表示される。
実写映像
1970年代の作品では「宗谷岬」などの日本各地の風物を歌った『お国めぐりシリーズ』を中心に多く用いられた。『お国めぐりシリーズ』は単なる名所紹介に留まらず、当該地域の生活文化(子供たちや大人の生活)の紹介にもなる映像が多く、大人でも当該地域の出身者などに郷里を懐かしむために好まれた。
1980年以降は「ありがとう さようなら」「天使の羽のマーチ」「最後のシュート」など10代の心理(友情・希望など)をテーマにした歌に使用される傾向があった。歌にちなんだフィルム撮影の風景映像が用いられる作品もあったが、中には楽曲のイメージに即したプロモーションビデオ風の短編作品に仕上げられているものも多かった。
2002年度以降から実写映像を用いた作品は減少傾向にあり、現在はアニメーションが主体となっている。2007年2月-3月の歌として流れたGacktの「野に咲く花のように」では長崎県の長崎県立長崎北陽台高等学校提供の写真が使われ、後日、同校の卒業式にGackt本人が訪れこの曲を歌いNHKのドキュメンタリー番組などに取り上げられるといった、この番組から生まれたエピソードもある。
発掘プロジェクト
番組が紹介した約1500曲(2021年現在)の内、1961年4月から1982年10月に放送された530曲ほどはNHKに映像・音声のマスターテープ(ビデオテープ・フィルム・オーディオテープ)が現存していない(音声のみ現存し映像が欠落しているパターンを含む)。これは他番組にも当てはまるが、当時は放送局用ビデオテープ(2インチVTR)の上書き使用が一般的であり、アーカイブされなかったためである。当番組が楽曲を保存するようになったのは1983年以降である。なお、番組の保存状況については公式ホームページ、またはNHKアーカイブス (施設)のサイト上で検索可能である。
NHKでは2000年から「NHKアーカイブス」の放送をきっかけにドラマ・ドキュメンタリー番組を中心としたマスターテープの発掘・放送を進めてきたが、当番組においても、2009年頃から番組公式サイトにおいて「みんなのうた 発掘プロジェクト 失われた500曲を探せ!!」として、視聴者から情報や素材の提供を募集を開始し、状態の良いものはデジタルリマスター処理を行い永久保存化を進めている。
2012年3月までに音声が約200曲、映像が約90曲発掘され、そのうち63曲が『みんなのうた発掘スペシャル』として同年同月に放送された。
2014年7月20日に放送された『"みんなのうた"のセカイ』(後述)においても、引き続き500曲に関して視聴者からの情報提供を求める告知がされた。
2021年1月の時点で音声が317曲、映像が179曲発見されている。プロジェクトは2021年12月31日をもって終了する予定。
歌い手
他の音楽番組とは違い、歌手本人が映像出演した一部例外を除き歌手には一切スポットを当てず、ただ歌のみを放送するというスタイルを貫いている。メジャーデビューを果たした者や大御所と言われるベテランの歌手はもちろん、一般には余り知られていないものの歌唱力のある歌手や、俳優・アイドル・声優として知られている人物が歌唱しているのも特徴である。
放送時の歌手や編曲による音源はレコード・CD化によって市販されずに、レコード会社企画による「みんなのうた」アルバム盤での別の歌手によるカバー音源や、放送時のオリジナル歌手によるレコード用のセルフカバー音源のみ製品化されている楽曲もある。
歌手本人が出演した作品は
- ペギー葉山「ドレミの歌」「かあさんのうた」(1962年)
- 中尾ミエ「雨の遊園地」(1962年)
- 五輪真弓「遠いまち」(1976年)
- 星野美樹子(鮎ゆうき)「空にはお月さま」(1977年)
- 久保田綾(サンディー)「川」(1978年)
- 財津和夫「切手のないおくりもの」(※1978年版、1982年版)
- ゴダイゴ「ビューティフル・ネーム」(1979年)
- 高橋真美「古いアルバム」(1985年)
- シブがき隊「スシ食いねェ!」(1985年)※レコード化されたバージョンはアレンジが異なる
- 吉川由美「風の歌が聞こえますか」(1988年)
- 西田ひかる「君のいる惑星」(1988年)※兵庫県南部地震〈阪神・淡路大震災〉以前の神戸市の街並みや観光名所をバックに出演
- 井上昌己「川面がキラキラ」(1990年)※井上のオリジナル版は市販音源化されず、他の歌手によるカバー版のみ発売
- 諸岡菜穂子(諸岡なほ子)「みんなの恋愛論」(1991年)
- 東京パフォーマンスドール「おばけといっしょ」(1993年、水木しげる作画のアニメーションに実写合成)
- バナナギャングス「僕のラララ」(1993年)
- 今田耕司、東野幸治、池谷幸雄「チュンチュンワールド~おげんきたいそう~」(1994年)
- 宝生舞「やわらかい風」(1994年)
- ノッポさん「グラスホッパー物語」シリーズ
- 白井貴子「みんなに知って欲しいこと」(2006年)
- ルー大柴&仁井山「MOTTAINAI〜もったいない〜」(2007年)
- クリスタルズ「CRYSTAL CHILDREN」(2008年)
- 笹本玲奈「翼が今」(2009年)
- きいやま商店 「カチャーシ☆ブギ」 (2013年)
- 石丸幹二「かいじん百面相」(2015年)
- Foorin「パプリカ」(2018年)
など。
また、ブレイク前にこの番組で披露している歌手の例は
- 森山直太朗「高校3年生」(インディーズ時代・直太朗名義)
- 花*花「赤い自転車」(インディーズ時代)
- サムシング・エルス「反省のうた」(「ラストチャンス」の発表前)
- GO!GO!7188「むし」(「こいのうた」のヒット前)
- 宮本浩次「はじめての僕デス」(当時小学4年生で東京放送児童合唱団在籍中に発表)
など。
近年では歌手からの持ち込み企画が殺到しており、年間で1000曲近い提案があるという[6]。きっかけは2002年に放送の「大きな古時計」(歌:平井堅)で、大ヒットにつながったことからその宣伝効果に目がつけられ、それ以降歌手側からの提案件数が急増した。背景には、テレビの歌番組が減る中で歌手にとっては貴重な作品発表の場となっている事情がある。
主な作品のエピソード
番組制作者側の意図でタイアップを組ませたり、放送曲のテーマや作品アーティスト(作詞・作曲・歌手・映像作者)を指定させて製作させ、話題性のある作品を世に送り出すことも意識して制作が行われている。一方、作り手の思いが強すぎる鑑賞向きの作品が増えていた反省から、最近は番組の原点に立ち返り、子供が歌いやすい曲を意識して制作されているという。
- 「ビューティフル・ネーム」は1979年「国際児童年」協賛歌としてNHKのスポットでもたびたび流れていた曲だが、みんなのうたでも放送された。この放送は、当時絶頂期だったゴダイゴ人気に合わせる形で、さらにレコード売り上げ等を促進させる結果をもたらした。
- 「WAになっておどろう 〜イレアイエ〜」は長万部太郎(角松敏生)率いる覆面バンドAGHARTAの楽曲であり、長野オリンピックの前年・1997年発表という時期の良さも手伝い、世界平和へのメッセージと解釈され世論に後押しされる形で一躍同オリンピックのテーマ曲に抜擢された。そして国外のマスコミを通じて世界に認知された他、並行してV6にもカバーされた。当時、NHK『みんなのうた』のプロデューサーが初めてこの曲のデモテープを聴かせてもらった時、「心の底からこの仕事をやっていて良かった…これだ!!と思ったことは今でも忘れません」と語っている。1998年の長野オリンピックの閉会式ではAGHARTAと選手が一体となったライヴ演奏が中継された。
- 2001年12月に初回放送された岡本真夜の「ハピハピ バースデイ」は、番組制作者が菊田まりこの絵本「いつでも会える」に感銘し、作画の起用を打診したが一旦断られた。その後、岡本の産休明けの復帰作として書き下ろした同曲の起用が決まり、再び菊田に打診したところ快諾を得て制作された。本放送後、「夢のコラボレーション」と銘打って、番組史上初の単一の楽曲を題材としたCD付き絵本が発売された。
- ハピハピバースディと同様に放送された楽曲と映像をモチーフに絵本化した作品は、2004年4月初回放送の酒井法子歌唱の「すすめ!はっくしょんベイビー」(本のタイトルは『はっくしょんベイビー ライオンにあう』長薗安浩作・伊藤孝作画)、1985年8月初回放送の谷山浩子の「まっくら森の歌」で使用された作画を基に2004年4月に書き下ろした『まっくら森』[7]などがある。
- 2005年12月から放送された「グラスホッパー物語」は、かつて『できるかな』で「のっぽさん」を演じた高見のっぽが歌と作詞を担当した。また、クレイアニメと実写を合成した本編映像にも出演。彼の人気もあり世代を超えて人気を博した。視聴者からの好評の声を受け、NHKは当初の放送期間を翌2006年7月まで延長した。8か月もの長期にわたる放送はあまり例を見ない。
- 2007年6月に初回放送された「おしりかじり虫」は、CGアニメーションでは日本の第一人者であるうるまでるび夫妻がキャラクターおよび楽曲の制作を手がけた。単に他人が制作した楽曲に映像をつけるのではなく、CGと楽曲から歌唱に至るまでの音楽面全てを自分たちで行ったことに加え、そのキャラクターと歌の内容が強烈な印象を与えるものであった。
- 2013年8月に初回放送された「少年と魔法のロボット」は、番組史上初となる人間以外の歌唱による楽曲となった。楽曲の制作は40mPが担当、歌唱はVOCALOID(音声合成ソフト)のGUMIを使用している[8]。
番組構成
番組の構成は非常にシンプルである。テレビ放送の場合、オープニングジングルと「『みんなのうた』です」のナレーションが10秒前後流れた[9]のちに、曲のタイトル表示とナレーターによる読み上げがされ、楽曲が放送される。2曲目が有る場合はタイトル表示から繰り返し、最後にエンドキャッチ(残り時間尺によってはエンディングジングルがある)が流れて番組は終わる。
- 内幸町→渋谷移転後の1980年頃までは曲名の読み上げがある。1974年12月からは歌手名の読み上げも加わる。曲ないし尺によっては短い解説が入る。ジングルは鉄琴による演奏。
- 1985年 - 1993年度は全編ナレーション無し。1985年頃からジングルが変更される。
- 1988年 - 1993年度はオープニングジングルのみ。
- 楽曲紹介に際しては季節ごとに異なるデザインのイラストを共通で使用した1枚画に、その楽曲名・作詞・作曲者を表示。歌手名については楽曲本編の映像が出たところに挿入していた。また、冒頭のタイトルのところに、その時間放送される楽曲の題名のみ表示したものもあった。本放送曲における月・水・金と火・木・土の隔日放送は1994年3月で終了。
- 1994年4月から1997年3月まで タイトルが「流れ星と楽譜」をモチーフにした3DCG映像に一新され、曲の紹介が入るようになった。新規放送分に関しては、歌詞テロップのフォントがナール体に変更(2004年度まで)され、楽曲終了後に曲名と歌手名を表示。また、1995年度から2001年度までは、2曲目に「続いて〜」というナレーションが入った。1994年4月から1997年3月まではエンディングもジングルが入っていたが、尺が3秒しかない場合にはジングルはカットされた。
- 1997年4月から2002年3月まで タイトルが「動物たちの演奏会」をモチーフにしたCGに変更され、エンディングでのジングルがいったん廃止。
- 2002年4月から2021年3月まで 大幅にリニューアルされ、「過去の放送とサーカス」をモチーフにした押し花アートと児童合唱によるジングルに変わる。相前後して楽曲紹介の映像はそれぞれの作品ごとに異なるデザインが採用されるようになった。2018年6月放送分からは画面左下にタイトルロゴが常時付加される。
- エンディングに時間尺に6秒程度の余裕がある場合は、続けて番組テキストの紹介や意見・感想の宛先が表示されるが、余裕がない場合はこの表示は省略される。
- 最長8秒しかエンディングができない月の対策に、1995年度以降は直接テキストを紹介しながらのエンディング(1995年・1996年度および2002年度以降ジングル有り)も行っている。2002年から最初の数年間は、放送時間に関わらず必ずジングルが流れていたが、近年は放送時間によっては省略されることもある。ただし、5秒以下の場合はテキスト紹介はせず、通常のエンドキャッチ(「みんなのうた おわり 制作・著作/NHK」)を行う。なお、現在のエンディングのジングルはロングバージョンとショートバージョンの2タイプがある。
- 2005年度 - 2017年度には、NHKテキストのマスコットキャラクター「Nyoco(ニョコ)」を入れたテキスト紹介をしている。また、2007年度内には「Nyoco」に代わり「おしりかじり虫」が登場していたこともあった。
2006年10月より以下の点が変更された。
- 当初はエンドカードが新曲枠と再放送枠で異なっていたが、2015年頃からテキスト(新曲では2018年頃)かエンドキャッチのいずれかになった
- 放送終了から3ヶ月以上経過した再放送曲では、タイトル画面で曲の初回放送年月のテロップ「XXXX年X月・X月放送から」が表示されるようになる(のちに「XXXX年X〜X月放送」に変更された)。
再放送する際は、曲冒頭のタイトル画面は新しく作ったものに差し替えられる(ただし、後述の「みんなのうたリクエスト」では当時の素材そのままで放送するケースもある。2017年5月までは一部の再放送でも当時の素材そのままで放送していたが、同年6月放送分はリクエストを除いて、4期以降に製作したものは全て押し花になった)。なお、タイトル表示が作品映像内に組み込まれているケースがあり、この場合はナレーションが省略されている。
放送開始60周年を目前に控えた2021年2月より以下の点が変更された。
- オープニングは、2002年4月から使用されている映像とジングルは不変だが、「みんなのうた」のタイトルが画面上部に映され、下部には周年を現す「60」が映された。
- (オリジナル版を除く)「曲名・作詞作曲者」表示部の映像が変更。
- 再放送曲に使用されるサイドパネル映像が、再放送ジャンル別(「1960年代・1970年代」「1980年代・1990年代」「2000年代・2010年代」「あんなうたこんなうた」「ロング」の5種類)に分けられた。
放送開始60周年を迎えるにあたり、2021年4月からは19年ぶりにオープニングが変わるなど大幅にリニューアルされた。
- オープニングは、音楽が多層的に広がる多様性の空間で60周年を迎えたおめでたい感じを、コラージュ風のデジタルアニメーション映像で表現している。ジングルはオーケストラ調に変更された。音楽は富貴晴美、アニメーションは杉本晃佑が担当。
2007年4月よりナレーターは井上あずみが担当している(以前の放送はNHKの女性アナウンサーが交代で担当していた)。
ラジオ放送では、「『みんなのうた』(の時間)です」のナレーション(ジングル無し)→「X曲目は、XXX(作詞者名)作詞、XXX(作曲者名)作曲、XXX(楽曲名)、歌はXXX(歌唱者)さんです。」(2曲目以降繰り返し)→楽曲放送→「『みんなのうた』でした[10]」(楽曲の収録時間によっては省略の場合もある)。というパターンである。ただし、2000年度~2017年度、2018年度10月以降は、作詞・作曲者の読み上げは行われていない。時間の都合で、テレビ放送版の途中でフェードアウトされたこともある。
映像・歌詞が変更された楽曲
初回放送時と後年の再放送では映像・歌詞が変更された楽曲がいくつか存在する。以下はその例である。なお曲名の隣の数字は初回放送年月である。
映像が変更された楽曲
放送中に変更された楽曲
- 『金ぴらふねふね』(1961年12月-1月):12月は実写、1月は木馬座の影絵を使用。
- 『アスタ・ルエゴ 〜さよなら月の猫〜』(1977年2月-3月):当初は未完成版を放送したが、途中から完成版に差し替えた。再放送では2015年に完成版が放送されるまで未完成版が放送された。
- 『桜、舞う』(1992年2月-3月):満開の桜の実写風景をバックに歌を担当した井上あずみが躍る合成映像が、途中から桜の実写映像のみに変更。
- 『レレの青い空』(2005年6月-7月):男性がマンホールから落下するシーンが、タコに吸い上げられるシーンに変更。2005年6月5日に京都市左京区で4歳の女児がマンホールに誤って転落し、水死した事故を受けての変更と思われる[11]。
- 『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』(2008年8月-9月):2008年8月の放送では少女が登場するアニメーションであったが、9月の放送より少年が登場するアニメーションにリニューアルした。以降は少年バージョンのみ再放送される。
- 『エコー〜こだまする歌〜』(2018年2月-3月):2018年2月5日までの放送ではセキセイインコだった鳥が、放送休止後の14日以降野生の青い鳥に変更。
再放送で変更された楽曲
- 『鳩笛』(1974年12月-1975年1月):初回放送では実写と林静一の絵が使用されたが、再放送では実写のみになる。発掘されたのは再放送版のみ。
- 『北風小僧の寒太郎』(1974年12月-1975年1月):東京都の実写風景をバックにアニメの寒太郎を合成していたが、東京の風景が変化したため1977年頃からオールアニメーションとなった。
- 『ドラキュラのうた』(1975年8月-9月):ドラキュラがマントを広げるシーンと注射器で血を吸われるシーンが、1980年以降では変更される[12]。
- 『コンピューターおばあちゃん』(1981年12月-1982年1月):不適切な静止画が含まれていたことが2010年に判明したため、翌年以降の放送では静止画の写真の部分が全てイラストに変更。
- 『アップル・パップル・プリンセス』(1981年12月-1982年1月):映像の随所に登場する外国人の肖像画が、2008年以降では塗りつぶされている。
- 『また明日』(1994年8月-9月):再放送される度に異なる映像が使用された。
- 『WAになっておどろう 〜イレ アイエ〜』(1997年4月-5月):2004年以降から、点滅の激しいシーンがスロー修正される。
- 『まゆげの唄』(1999年8月-9月):男性が船から転落するシーンが、2007年以降の再放送では落ちなくなる。
- 『恋のスベスベマンジュウガニ』(2003年8月-9月):曲のテーマであるスベスベマンジュウガニが毒ガニであることを受け、12月の再放送では衝立と雑誌のシーンに毒ガニの文字が追加された。
DVDで変更された楽曲
歌詞が変更された楽曲
放送中に変更された楽曲
- 『川』(1978年8月-9月):8月の放送では2番を歌唱、9月は3番を歌唱した。
- 『学校坂道』(1984年4月-5月):1番の「毎朝」を「毎日」と誤って歌唱していたため、再レコーディングをした。
- 『合格ロックンロール』(1991年2月-3月):人格を傷付けるという苦情を受け、2番の「生まれついての出来不出来」を「人と違っての出来不出来」に変更。
再放送で変更された楽曲
- 『ごめんなさい』(1970年10月-11月):1975年では3番の「…×」から「…出来ません」になり、6番では「…?」がテロップ無しとなり、また3番のなべおさみの台詞は「出来るわけねぇじゃん!」と代わり、更に4月の時の再放送は、何故か6番が端折られた。発掘では1975年版を放送したが、ニュープリントとなったため、過去の放送では無かった「アアア」と、最後の台詞「そうか、別にあやまることないンだ」が追加された。
- 『ぼくらは三つ子の男の子』(1978年4月-5月):初回では「クリケッツ」歌唱版が使用されたが、1年後の1979年4月-5月に再放送された時はクリケッツではなく、当時日本コロムビアから発売されたカバー版を歌っていた「SPSシンガーズ」に変更された。しかし2012年3月19日放送の『発掘SP』版や、2018年4月-5月にラジオのみで再放送された際は、クリケッツ版を放送した。
- 『ごっつぉさま』(1997年6月-7月):1997年6月16日に急遽放送が中止され[13]、翌年2月の再放送にて「おめぇらの命いただきます」を「たいせつに命いただきます」に変更。
派生番組・枠外の放送
総合テレビの番組『お元気ですか日本列島』では2005年10月に「みんなのうた リクエスト」コーナーを毎週金曜日に設け、視聴者から過去に放送された曲のリクエストを募集していた。曲の放送に先立ち視聴者から寄せられたメッセージを読み上げるほか、曲にまつわるエピソードを紹介していた。曲のタイトル画面は、放送当時のものがそのまま流された(一部例外あり)。2008年度は「もういちど みんなのうた」に改称されたが、放送頻度が不定期となっている。
なお、同番組の開始当初から2005年度頃までは、平日夕方の放送枠が同番組に内包(15時25分頃放送開始)されており、同番組に出演している梅津正樹(当時NHKアナウンサー)による「これってホメことば?」が2006年に放送された。
2006年4月、BSハイビジョンにて月曜から土曜の朝8時55分に『みんなのうたセレクション』が放送された。これは1998年以降に制作されたハイビジョン作品に限定して再放送するものであった。
2006年8月 - 9月には、みんなのうた45周年記念特集番組として『懐かしのみんなのうた』をBS2で放送。1961年から1971年までの曲が放送された。
- 放送曲目:
- 誰も知らない(楠トシエ)
- A・A・B・C〜ア・ア・ビ・チ〜(弘田三枝子)
など
2008年10月からは、NHK盛岡放送局が、同局の放送70周年を記念して『いわてみんなのうた』を岩手県内ローカルで放送開始。地域に根ざしたオリジナルソングを放送している。
みんなのうた特別番組
1988年度
- 1988年12月28日 みんなのうたフェスティバル(NHK総合テレビにて放送。東京・昭和女子大学人見記念講堂で公開収録。司会:目加田頼子(当時局アナ)、尾藤イサオ。出演者:ダーク・ダックス、ペギー葉山、森みゆき、酒井法子、アグネス・チャン、荻野目洋子、田中星児、チェリッシュ、南こうせつ、芹洋子)
1989年度
- 1989年12月23日 みんなのうたフェスティバル(NHK総合テレビにて放送。前回に引き続き昭和女子大学人見記念講堂で収録。司会:目加田頼子、林家こぶ平(現:九代目林家正蔵)。出演:ダーク・ダックス、ボニー・ジャックス、菅原洋一、天地総子、佐野量子、森みゆき、田中星児、東京放送児童合唱団、杉並児童合唱団)
1991年度
- 1991年4月29日 特集みんなのうた〜787曲の思い出(NHK総合テレビにて放送。司会:山川静夫(当時局アナ)、松居直美。出演者:忍者、晴山さおり、相原勇、田中星児、ペギー葉山、山本直純、森みゆき、ダーク・ダックス、荻野目洋子、市川森一、海老名香葉子)
- 番組では、1971年10月 - 11月に放送され、その後も何度か再放送された『それ行け3組』に登場した、元:世田谷区立烏山北小学校6年3組の生徒たちと先生が出演した。
- なお映像紹介曲のうち、『はさみとぎ』は「昭和40年(1965年)4月・5月放送」というテロップが添えられていたが、放送されたのは1974年に放送されたリメイク版だった。
2000年度
- 2001年1月27日・3月17日 土曜スタジオパーク内で「放送40周年記念・みんなのうた大特集」(1980年代までの楽曲を放送)を時間拡大のうえ放送。
2006年度
- 5月5日 ノッポさんのグラスホッパー物語(グラスホッパー物語 うた:高見のっぽ)
- 8月26日 土曜スタジオパーク(これってホメことば? うた:ことばおじさんとアナウンサーズ)
- 9月24日 ミュージックエクスプレス(これってホメことば? うた:ことばおじさんとアナウンサーズ)
- 12月31日 今日は一日みんなのうた三昧(NHK-FM、BS2にて放送 司会:ことばおじさん&石川ひとみ、BSナビゲーター:井上あずみ、ゲスト:高見のっぽ&ゴン太くん)
2007年度
2010年度
- 2011年1月1日 『愛されて50年 みんなのうた新春スペシャル』(NHK総合にて放送 司会:ベッキー、ゲスト:井上順、榊原郁恵、はなわ、加藤清史郎(VTR出演)、藤城清治(VTR出演)、みなみらんぼう(VTR出演)、古川タク(VTR出演)
2011年度
- 4月23日 みんなのうたスペシャル「1960年代セレクション」・「1970年代セレクション」・「1980年代セレクション」・「1990年代セレクション」・「2000年代セレクション」
- 7月21日・7月28日 熱中スタジアム(テーマ「みんなのうた」)
- 2012年3月15日 - 3月28日 みんなのうた発掘スペシャル
2014年度
2021年度(2021年2月より)
- 2021年2月27日 みんなのうた60スペシャル〜60年イヤースタート!〜(NHK Eテレにて放送 司会&「みんなのうたアンバサダー」:井ノ原快彦、司会:林田理沙、ゲスト:森山良子、古坂大魔王、ヒャダイン、上白石萌音。VTR出演:財津和夫、堺正章、みなみらんぼうほか)
- 2021年3月6日 - 3月14日 そして『みんなのうた』は生まれた(NHK Eテレにて放送。番組やオリジナルソングの誕生秘話)
- 3月6日:『おお牧場はみどり』・『ドレミの歌』
- 『ドレミの歌』は音声は現存するものの当時の映像が無いので、志村建世ディレクターが所有する当時の写真に音声を載せて放送された。
- 『おおブレネリ』・『クラリネットこわしちゃった』(モノクロ版)・『5匹のこぶたとチャールストン』の映像の一部も放送。
- 3月7日:『北風小僧の寒太郎』
- 放送された映像はオールアニメ版。なお製作者・月岡貞夫へのインタビューにも「実写合成」の事は述べられなかった。
- 3月13日:『山口さんちのツトム君』
- 3月14日:『メトロポリタン美術館』
- 3月6日:『おお牧場はみどり』・『ドレミの歌』
- 2021年4月3日 みんなのうた60年生放送〜バースデースペシャル!〜(NHK Eテレにて放送)
『スタジオパークからこんにちは』出演者
- エカテリーナ(古いお城のものがたり)
- 岡本知高(空へ)
- 中川晃教(セルの恋)
- 高見のっぽ(グラスホッパー物語)
- さだまさし(がんばらんば)
- マイク眞木(ありがとう〜こころのバラ〜・バラが咲いた・からすと柿のたね)
初回放送前に放送されたみんなのうた
- りんごのうた(しいなりんご)→『土曜スタジオパーク』内で紹介
- とのさまガエル(2who's・石坂浩二)→『スタジオパークからこんにちは』「石坂浩二」で紹介
- 夢見るジャンプ(平川地一丁目)→『たべもの新世紀』のテーマソングとして放送
- みんなに知って欲しいこと(白井貴子)→『福祉ネットワーク』内で紹介
- これってホメことば?(ことばおじさんとアナウンサーズ)→『お元気ですか日本列島』内みんなのうたリクエストで放送
- お米かくれんぼ(バナナゼロムジカ)→『バナナ♪ゼロミュージック』内で紹介
- パプリカ(Foorin)→特番『内村五輪宣言! 〜TOKYO 2020開幕 2年前スペシャル〜』内で放送(パプリカ (曲)#プロモーションを参照)
出版物
テキスト(雑誌)
1969年度(4月・5月号)から日本放送出版協会よりNHKテキストとして発行開始。放送期間に合わせて隅月刊行されており、放送楽曲のピアノ譜面・歌詞と放送時間が掲載されている。1996年時点で毎号8万部を市販し、同じく1996年時点で累積販売数は800万部を超える[4]。
1980年代末からは巻頭のカラーページに目次と合わせてアーティスト(歌手)の写真と、特定の楽曲にまつわる作詞・作曲家・映像製作者・歌手のいずれかを取り上げるグラビア記事、中盤に楽曲の製作までの経緯を綴った記事が掲載されるようになった。また、1992年度より「はみんぐ」と称する読者からの楽曲にまつわるエピソードを募る「お便りコーナー」が設けられた。なお、1994年度までは、巻頭各楽曲の歌詞ページに作詞家・作曲家どちらかによる楽曲への思い入れをコメントしたコラムが存在した。
2012年度後半から始まった『みんなのうたリクエスト』放送曲は曲名と放送日のみ掲載、楽譜と歌詞は掲載されない。なお2016年10月ー2017年度、2018年8月から表紙に再放送曲が記載されなくなる。2017年度からはラジオのみの再放送曲は歌詞だけ掲載し、楽譜は掲載されない事に変更されたが、2019年度からラジオのみ再放送曲のうち2曲だけ(主に発掘プロジェクト曲)、当時のテキストに掲載された楽譜を掲載することとなった。なお再放送曲を大増加した2021年2 - 3月号からは、テレビ再放送曲の楽譜は2分強作品の中から8曲分だけになった。なおインターネット上にある楽譜販売サイトにはラジオのみの再放送曲の楽譜も販売しており、そこから入手することが可能である。
裏表紙などに広告欄があり、レコード会社による番組で放送される楽曲のオリジナル音源のCDや、それとは無関係であるものの、番組のコンビレーションアルバムなどの告知、音楽学校(武蔵野音楽学園など)、楽器メーカー(2013年時点では鈴木楽器製作所、従来は河合楽器製作所のボストンピアノ、ヤマハの鍵盤楽器)、自社(日本放送出版協会の書籍紹介)、家電メーカー(日本ビクター(現・JVCケンウッド)のステレオ)が出稿している。巻末には編集部による、NHK番組の主題歌・サウンドトラックのCDを紹介するコーナーがある。
実際には放送開始月の前月18日頃に発売されるため、ごく最近になって番組公式サイトで予め次の(隅月)放送内容を紹介される様になるまでは、先行で次月放送内容を把握することができる公式な唯一の情報源であった。また、書店では語学番組のNHKテキストと異なり、他の教養番組テキストと同等に入荷数を少数にしている傾向が高く、品切れになっても追加発注を行わない場合が多い。
国会図書館では、1990年度から1996年6・7月号までと、2002年6月・7月号から最新刊までが納本・所蔵されている。1996年8・9月から2002年4・5月号の間は、理由は不明であるが「欠本」であり、この期間の資料は閲覧ができない。
関連商品
楽譜
- NHKテキストの楽譜を再構成した「NHKみんなのうた楽譜集」が1970年代から1989年までに全29集刊行されている。刊行期間中に放送された楽曲がほとんど(再放送が全く行われていない楽曲も)収録され、資料的価値が高い。ただし、外国曲(管理楽曲)が掲載された本については、音楽出版社への使用許諾契約の関係から初版が重版されず、該当曲を除外させる編集を施したうえで新版として刊行されたものがある。
- 水星社編による楽譜集も1960年代から1980年代末まで音楽之友社から刊行された。この中には、前述の「NHKみんなのうた楽譜集」には掲載されていない楽曲や、同じNHK放送の子供向け音楽番組『歌のメリーゴーラウンド』などで紹介された楽曲が掲載されている。また、第1巻には本編中、第2巻から第6巻までは冒頭に、当時の映像の一部が掲載されており、現在では見る事が出来ない映像の写真が拝見出来、貴重な資料となっている。
- 1970年代より、水星社・ドレミ楽譜出版社などから、楽曲を選り抜いて収載した「ベスト集」が現在まで断続的に刊行されている。
CDアルバム
NHK・NHKエンタープライズの協力(監修)ないしは版権借受の元、「NHKみんなのうた」タイトルのコンピレーション盤が複数のレコード会社によって企画制作・発売されている。収録曲は番組で放送された作品であるが、#歌い手が他のレコード会社と専属契約をしている場合などは、放送で使用されたオリジナル版の使用に際して費用(原盤利用に関わるライセンス料など)が発生するため、レコード会社側で独自に編曲・演奏させた別の歌手によるカバー版が収録されることが多い。この場合は放送で使用された1コーラスのみ収録となる楽曲がある。
CDショップではJ-POPのコンピレーション(オムニバス)アルバムではなく、「子供向け音楽」「キッズ」などと称するジャンルに分類され、童謡や『おかあさんといっしょ』などの幼児向けテレビ番組のサウンドトラックと合わせて陳列されていることが多い。J-POPアーティストとして活動していない歌い手によるシングルCD(いわゆる企画盤)についても同様に扱われることが多い。
2011年4月27日に日本コロムビア・キングレコード・HiHiRecoreds(ビクターエンタテインメント)・ソニー・ミュージックダイレクト・ポニーキャニオンの5社共同企画として、「NHKみんなのうた 50anniversary」が各社から2枚組で発売された。このシリーズには、今までCDアルバム(下記)に収録されてこなかった多数の楽曲が収録されている。
- 2000年代以降発売しているレコード会社
- 1980年代からレコード盤・CD・CTで制作・発売開始
- コンスタントにCDアルバムを発売している(新曲収録アルバムを年間2作程度+3年程度おきに旧楽曲を収録した廉価ベストアルバムシリーズ)。基本的にアルバムタイトルに1曲目の曲名が含まれている。
- 概ね1993年以降に放送された楽曲の大半が今まで収録されている。ジャケットデザインはほとんどのアルバムで、放送で使用された映像(アニメ・実写)の静止画カットを複数使用しているのが特徴。子供向け音楽の制作部門が担当しており、歌詞は丸ゴシック体表記で漢字にルビが付けられている。
- コロムビア所属歌手以外の楽曲については、楽曲によっては自社によるカバー版だけでなく、原盤貸与によりオリジナル歌手の音源(エイベックス・徳間ジャパンコミュニケーションズ・テイチクエンタテインメントなどから提供)が収録されることがある。
- 1960年代からレコード盤・CDで制作・発売開始
- 代表的なアルバムはレコード・CD(1984年以降)で発売された「NHKみんなのうた より」シリーズで、32巻(1995年6月発売)まで最新の楽曲を押さえた制作が行われ、計350曲以上が収録された。放送初期から1994年までに放送された楽曲の大半は網羅している。ジャケットデザインは収録されている1曲の静止画カットを表面(表紙)に1カット使用している。
- 1991年に上記アルバムから1989年までの楽曲を選り抜いた「NHKみんなのうた より 大全集」がCD全10巻で発売され、2010年現在も流通在庫限りで入手が可能である。
- 1996年以降は過去に制作された楽曲と、カバーで新録した最新曲数作品を収録した2枚組の「NHKみんなのうた ベスト」(ベストアルバム)の発売が主だっている(放送時のオリジナル歌手がキングレコード〈スターチャイルドを含む〉所属の場合は、オリジナル版やセルフカバー版が収録される場合あり)。
- 1970年代後半から1980年代中盤にLP盤で発売した「NHKみんなのうた」アルバムの内容と、1990年代以降の所属歌手によるオリジナル曲を収録した2枚組CDアルバム「NHKみんなのうた ベスト」を2007年・2009年に発売。
- 2003年に1990年代以降の楽曲を全曲オリジナル版(東芝EMI所属歌手の曲が多い)で収録したアルバム「NHKみんなのうた 音楽集」を発売。
- 2009年に独自企画による「英語でうたおう NHKみんなのうた」(全曲英語で歌唱。オリジナルの歌手の比率が高い)も発売している。
- 自社制作の曲では、日本コロムビアなど他社のベストアルバムに音源を提供することがある。
- 1997年に全曲オリジナル版歌手の歌唱による楽曲を収録コンセプトとした「NHKみんなのうた さとうきび畑」を発売(新録の「さとうきび畑」とシングル版音源使用の「スシ食いねェ!」は放送時と編曲が異なる)。ソニーレコードが原盤保有する楽曲がほとんどであるが、ラジオ放送時のモノラル音源による「小犬のプルー(本田路津子)」「ついてないときのうた(中山千夏とデューク・エイセス)」も所収されている。ジャケットデザインはCDオリジナルのイラストで、ライナーノーツにはCD制作スタッフによるアルバム企画に当たってのこだわりと番組の概説が記述されており、他社既発のアルバムとは一線を画した大人指向の強い作品となった。
- 2000年に続編となる「NHKみんなのうた 僕は君の涙」を発売
- 2002年に「絆」にまつわる楽曲を選曲テーマとした「NHKみんなのうた 絆-き・ず・な-」を発売
- 「NHKレコード」レーベルで1970年-1980年代前半に発売されたLP盤の楽曲を中心に構成した「NHKみんなのうた ベストセレクション」を2006年に発売。2010年11月に廉価版で再発売。
- 1990年代まで制作・発売していたレコード会社
- 晴山さおり(「一円玉の旅がらす」「出世音頭だよ!」)・「うたはともだち(札幌こどもミュージカル)」、チェリッシュ(「雪うさぎ」など)と、田中星児の楽曲(「エトはメリーゴーランド」など)などビクター所属アーティストについてはオリジナル版で収録されている。
- 「はみがき音頭(TARAKO)」がオリジナル版で収録されている。
放送時間など
放送時間は2021年2月現在のもの
時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0:35 - 0:40 | 総合テレビ アンコール |
- | - | - | - | - | - |
4:08 - 4:13 | - | - | - | - | - | 総合テレビ 再5 |
- |
4:25 - 4:30 | - | - | - | - | - | - | 総合テレビ 再4 |
4:35 - 4:40 | - | 総合テレビ 再5 |
総合テレビ 再4 |
総合テレビ 再5 |
総合テレビ 再4 |
- | - |
7:55 - 8:00 | - | - | - | - | - | - | Eテレ パプリカ |
8:35 - 8:40 | - | - | - | - | - | ラジオ第2 新1 |
- |
8:55 - 9:00 | Eテレ 再1 |
Eテレ 新1 |
Eテレ 再2 |
Eテレ 新1 |
Eテレ 再3 |
- | - |
10:50 - 10:55 | - | - | - | - | - | 総合テレビ 再1 |
- |
10:55 - 11:00 | 総合テレビ 新1 |
総合テレビ 再2 |
総合テレビ 新1 |
総合テレビ 再3 |
総合テレビ 新1 |
- | 総合テレビ 新1 |
11:50 - 11:55 | - | - | - | - | - | NHK-FM 新1 |
ラジオ第1 新1 |
11:55 - 12:00 | - | - | - | - | - | ラジオ第2 再3 |
- |
12:10 - 12:15 | ラジオ第2 新1 |
ラジオ第2 再1 |
ラジオ第2 新1 |
ラジオ第2 再2 |
ラジオ第2 再4 |
- | - |
12:55 - 13:00 | Eテレ 再2 |
Eテレ 再1 |
Eテレ 再3 |
Eテレ 再2 |
- | - | ラジオ第2 再1 |
13:45 - 13:50 | - | - | - | - | Eテレ アンコール |
- | - |
15:10 - 15:45 | ラジオ第2 再6 |
ラジオ第2 新1 |
ラジオ第2 再7 |
ラジオ第2 新1 |
ラジオ第2 再5 |
ラジオ第2 再4 |
- |
15:55 - 16:00 | - | - | 総合テレビ パプリカ |
- | - | - | - |
16:00 - 16:05 | Eテレ 新1 |
Eテレ 再3 |
Eテレ 新1 |
Eテレ 再1 |
Eテレ 新1 |
- | - |
16:25 - 16:30 | - | - | - | - | - | ラジオ第2 再5 |
ラジオ第2 再2 |
18:40 - 18:45 | - | - | - | - | - | ラジオ第2 再6 |
- |
19:55 - 20:00 | - | - | - | - | Eテレ ロング |
- | - |
21:10 - 21:15 | NHK-FM 再1 |
NHK-FM 新1 |
NHK-FM 再2 |
NHK-FM 新1 |
NHK-FM 再3 |
- | - |
22:40 - 22:45 | - | - | - | - | - | - | ラジオ第2 再3 |
23:35 - 23:40 | - | - | - | - | - | ラジオ第2 再6 |
- |
- 高校野球、国会中継、大相撲、緊急ニュース放送時には休止。
- 「楽」と表示されている枠は、通常の再放送枠以外のお楽しみ枠の再放送曲を放送。
- 総合(月)0:35、NHK-FM(土)11:50、ラジオ第一(日)11:50は、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県では放送なし
- 総合(土)10:50は、北海道では放送なし。
- Eテレ(水)16:00は、宮城県では放送なし
- 総合(日)10:55は、NHKワールド・プレミアムでも国内同時放送を行い、ノンスクランブルで視聴可能。
- NHKワールド・ラジオ日本では毎日(金曜日は上方演芸会の時差放送がないときのみ)18:50 - 18:55、土曜日13:25 - 13:30に放送されるほか、ラジオ第1放送の同時放送が行われない空白時間帯(主に国会中継とスポーツ中継)にも随時放送される。
- 各放送枠には2分半の2曲または5分の1曲が入り、2分半曲の組み合わせは枠ごとに同じ(違う枠のそれぞれの曲を組み合わせての放送はされない。必ず2か月間同じ曲の組み合わせで放送される)。
- 仙台局では一時期水曜16:00〜16:05はやっぺえたいそうに差し替えられた。
備考
- 1969年4月7日 - 1979年3月31日および1984年4月2日 - 1988年4月2日には総合テレビ月曜 - 土曜 17:55 - 18:00にも放送されていた。当時その前後の時間帯は子供向け番組であった。
- また、2010年3月までの月曜 - 土曜 9:55 - 10:00枠は、1976年から1997年まで『おかあさんといっしょ』と連続していた時間帯である。この枠は本来は幼児の視聴者にあわせた時間帯だったが1998年にその枠が無くなり、『みんなのうた』がその名残りで独立した。
- 一時期、総合テレビでは新曲、Eテレでは再放送曲と放送波により分けられていたこともあったが、現在は全放送波で新曲・再放送曲がほぼ完全に混成した編成となっている。
- テレビ放送の場合、放送時間はアナログ・デジタル共通。ただし、マルチ編成の時間帯(デジタル教育テレビのみ)はメインチャンネルでの放送(サブチャンネルでは放送されず)。
- 2000年代前半まではラジオ第1やFMの11:50 - 12:00、18:50 - 19:00のローカル枠の時間帯のうち、放送局によっては前半の5分間を『音の風景』と1日おき(ラジオ第1は月・水・金・日。FMは火・木・土)に放送されたこともあった(その場合、2波とも同時ではなく一方は『みんなのうた』、もう一方は『音の風景』というパターンだった)。現在11:50 - 11:55枠については、土曜日はFM。日曜日はラジオ第1放送で放送され、火・木も祝日にあたる場合やラジオ第1放送で国会中継がある場合に限りFMで放送される(ただし、土日祝11:50 - 11:55枠は11:55から気象情報・交通情報を放送する地域と、IPサイマルラジオサービス2者(NHKネットラジオ らじる★らじる、及び、radiko)に向けた裏送り番組となっている)。
- NHK教育の平日18:55 - 19:00枠は2010年3月26日で、NHK総合の平日?09:55 - 10:00枠とNHK教育の火〜木曜日14:50 - 14:55枠は同年3月25日で終了した。NHK教育では、2010年3月29日 - 2012年3月28日には月〜木曜日に19:50 - 19:55枠が、2010年4月2日 - 2011年3月25日には金曜日19:55 - 20:00枠が放送されていた(2011年5月18日以降はNHK Eテレ)。
- 2020年3月から開始されたNHKプラスでは一部楽曲は同時ネット配信のみで見逃し配信は行われない場合がある。だが、偶数月には隔月1日に見逃し配信を行う。
みんなのうた放送曲一覧
- みんなのうた放送曲一覧
- みんなのうた年度別放送楽曲一覧 (1960年代)
- みんなのうた年度別放送楽曲一覧 (1970年代)
- みんなのうた年度別放送楽曲一覧 (1980年代)
- みんなのうた年度別放送楽曲一覧 (1990年代)
- みんなのうた年度別放送楽曲一覧 (2000年代)
- みんなのうた年度別放送楽曲一覧 (2010年代)
- みんなのうた年度別放送楽曲一覧 (2020年代)
アニメーター一覧(イラストのみも含める)
この節の内容の信頼性について検証が求められています。 |
- 50音順。
- 青木純
- 青木俊直
- 青木よしお
- 秋穂範子
- asami-SORA
- あしたのんき
- アダチマサヒコ
- 姉川たく
- アボカド6
- 天野静香
- ayaka nakamura
- アラカグラフィス
- 安藤洋美(安藤ひろみ名義あり)
- 飯島有
- 飯田力
- 池亜佐美
- 池ヶ谷愛
- 井坂克ニ
- いしづかあつこ
- 一色あづる
- 伊藤有壱
- 稲葉卓也
- 井上美弦
- 井上雪子
- 今林由佳
- いりやまさとし
- 植草航
- 宇賀神光佑
- 臼井儀人
- 宇野亜喜良
- うるまでるび
- AC部
- ECHOES
- m7kenji
- 円人(enjin productions)
- 大井文雄
- 大須賀理恵
- ODDJOB
- おーなり由子
- オオニシカオリ
- 大橋学
- 大橋弘典
- 大湊良蔵
- 大桃洋祐
- OHRYS BIRD
- 岡田誠司
- 岡野正広
- 岡本忠成
- 尾崎真吾
- 小田桐昭
- 小野修
- 加賀遼也
- 梶谷芳郎
- 片桐飛鳥
- 加藤晃
- 加藤久仁生
- カマタタカシ
- 神風動画
- 加茂正則
- 川上学
- かわむらふゆみ
- カンバラクニエ
- 菊田武勝
- 菊田まりこ
- 北村みなみ
- きたやまくみこ
- きのしたがく
- 木下洋子
- キム・ウヒョン
- 吉良敬三(きらけいぞう名義あり)
- キリ&タツ&ロミイ
- 葛岡博(くずおかひろし名義あり)
- クモトリ
- 倉橋達治
- クリーチャーズ
- 久里洋二
- 黒井健
- くろやなぎてっぺい
- 劇団かかし座
- 劇団影法師(劇団影ぼうし名義あり)
- 小石川ユミ
- 合田経郎
- 河野亜季
- 小島麻由美
- 小薗江圭子
- 木霊徹郎
- 小堤一明(こづつみPON名義あり)
- 後藤貴志
- 小華和ためお
- コミックス・ウェーブ
- 小森よしひろ(白組)
- 胡ゆぇんゆぇん
- 近藤勝也
- 斎藤貞夫
- 坂井治
- 酒井伸次
- 坂本サク
- 澤田裕太郎
- シイタケコ
- 塩田雅紀
- 宍戸留美
- 芝山努
- 下條ユリ
- シャシャミン
- 白石慶子
- しりあがり寿
- 城井文(しろいあや名義あり)
- 新海誠(田澤潮と共同で制作)
- 菅原正
- 杉﨑貴史
- 杉本晃佑(椙本晃佑名義あり)
- 助川勇太(白組)
- 鈴木欽一郎
- 鈴木伸一
- 鈴木哲
- スズキハルカ
- 鈴木康彦
- スソアキコ
- スタジオビンゴ
- スタジオプラセボ
- 須田英和
- Spooky graphic
- スリー・ディ
- せきやすこ
- センガジン
- 外山光男
- たかあき
- 高木啓江(たかぎひろえ名義あり)
- 高橋徹子
- 高屋奈月
- 竹口義之
- 立本倫子
- タナカカツキ
- 田中ケイコ
- 田中直哉
- 田中麻記子
- 田中八寿穂
- 谷内六郎
- 田端良平
- たま
- 玉村敬子
- 千葉一希
- つかごしていじ
- 月岡貞夫
- 佃公彦
- 土田ひろゆき
- ティー・アンド・エム
- 富ヶ谷コンパス
- 富永まい
- 長井勝見
- 長尾智一郎
- 仲澤崇仁
- 中島潔
- 永島慎二
- 中島豊秋
- 仲地のぶひで
- 中根さや香
- 中原収一
- なかむらみつる
- 夏川憲介
- 名取祐一郎
- 南家こうじ
- 西内としお
- 西村緋祿司
- 野村辰寿
- はせがわゆうじ
- 秦俊子
- 波田佳子
- 花岡佳子
- 林静一
- 林家木久扇
- 半崎信朗
- ハンス・バッハー
- 東君平
- ひこねのりお
- 久松ひろこ
- ぴっぷや
- 姫田真武
- 廣安正敬
- V.T.R.
- 福島治
- ふくだみちお
- 藤井組
- 藤城清治
- 藤野禎子
- 古川タク
- ボカン&オレンジ
- 細川晋
- 細谷秋夫
- ホッチカズヒロ
- 保谷瑠美子
- 堀口忠彦(とこいった名義あり)
- ポリゴン・ピクチュアズ
- ほんだゆきお
- 迷子堂
- 前田昭
- 松浦由美子
- 松永千保
- 松本光平
- 松本空
- 松本晴夫
- 松本弘
- 三浦義和(ミウ名義あり)
- 見米豊
- 三角芳子
- ミルトミタル
- みわとしこ
- moogabooga
- ムライタケシ
- 毛利厚
- 望月智充
- 森まさあき(初期はアニメーションスタッフルームも明記)
- 森雅之
- 森山雄治
- ヤシロタケシ
- 柳沢京子
- 柳瀬譲二
- やなせたかし
- 山田塔子
- 遊佐かずしげ
- 横尾忠則
- 横須賀令子
- 吉田尚令
- 吉田まほ
- よしながこうたく
- 米田春香
- ラポロ座
- Lisa Fukaya
- 若井丈児
- 若林佳子
- 和田敏克
- 和田誠
- わたなべさちよ
- 渡辺三千成(旭プロダクションも明記)
- 渡邊百香
他
脚注
- ^ a b c d e f 「NHKテレビ『みんなのうた』30周年 バックの絵に魅力 大ヒットし紅白出場」『読売新聞』1991年4月25日付東京夕刊、13頁。
- ^ みんなのうた おお牧場はみどり - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
- ^ 「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」だけは2008年9月にリニューアル。
- ^ a b c d e 「NHK「みんなのうた」名曲、愛唱歌生み35年 母と子へ966のメロディー」『読売新聞』1996年3月27日付東京夕刊、9頁。
- ^ 実際にハイビジョン制作であることがNHKアーカイブスの番組表検索で確認できる。
- ^ 毎日新聞、2007年3月3日付
- ^ 書籍の刊行時期である2004年3・4月に再放送されている。
- ^ “ボカロ曲は史上初!40mP新曲がNHK「みんなのうた」に”. ナタリー (2013年6月1日). 2014年12月21日閲覧。
- ^ 1960年代まではこの後「今日も元気に歌いましょう」のナレーションが加わった。
- ^ 2019年7月までは「これで、『みんなのうた』を終わります」だった。
- ^ http://tsuraiyo.com/NT3508-MANHALL.html 京都のマンションマンホール転落死事故 業務上過失致死で書類送検
- ^ DVDおよび2011年に放送された「年代別セレクション」では修正前の映像。
- ^ 代わりに「わたしのふるさと」(1997年2月-3月)が放送される。
参考文献
- 昭和のテレビ童謡クロニクル 『ひらけ! ポンキッキ』から『ピッカピカ音楽館』まで 小島豊美とアヴァンデザイン活字楽団(著) DU BOOKS 2015
関連項目
NHK関連番組
- みんなの童謡 - こちらは童謡限定。みんなのうたがオリジナル曲中心となったことを受け「教育的視点から童謡専門の番組が必要」との声があがったのに応える形でスタートした。2013年3月をもって放送終了。
- おんがく特急列車
- 歌のメリーゴーラウンド - 1970年代まで放送された『みんなのうた』の姉妹番組。
- 歌はともだち - 上記『歌のメリーゴーランド』の内容を刷新して放送されていた番組。
- いわてみんなのうた - NHK盛岡放送局(=岩手ローカル)で放送される派生番組。
- 愛知・名古屋マイソング - NHK名古屋放送局(=東海3県ローカル)で放送されていた番組。NHK岐阜放送局やNHK津放送局でも放送していた。
子供向けのオリジナルソングを複数制作しているNHK教育番組
- 母と子のテレビ絵本 - 1990年から2003年3月まで「歌のコーナー(5分枠)」があり、1995年頃までは過去にみんなのうたで放送された「あいこでしょ」「はみがき音頭」の様な幼児 - 児童向けの楽曲で占められていた。
- おかあさんといっしょ
- いないいないばあっ!
- シャキーン!
- みいつけた!
- コレナンデ商会
- ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン