ボア (ロックバンド)
bôa(ボア)はイギリスの新たな形のロックバンドである。1993年にドラマーのエド・ハーテンによって結成された。
2005年2月1日に"Get There"をリリース。公式ホームページによると、2007年3月現在、活動を休止している。
略歴
ボアは当初ファンクバンドで、ドラマーのエドがキーボードのポール・タレル、ベーシストのアレックス・ケアード、学友であるスティーブ・ロジャーズを招いて結成された。また、スティーブ・ロジャーズの妹であるジャスミン・ロジャーズは最初の歌の一つである"Fran"のコーラスの一部を歌うためだけに招かれたが、まもなくボーカルとして加入し、ベン・ヘンダーソンもサックスとして加入した。スティーブとジャスミンはポール・ロジャースと日本人の妻との間にもうけられた実子である。
彼らの最初のライブは1994年にロンドンにある"The Forum"で行われ、観衆から好評を得た。しかし同年の夏にエドは自身の研究に集中するために脱退し、新たなドラマーとしてリー・サリヴァンが加入した。
ボアはイギリスの南へ渡ってライブや沢山の仕事をこなし、1996年にはポリスターと契約を結んだ。イギリスでアルバムを録音、生産されたが、ジャスミンとスティーブはデビューアルバムである"Race of a Thousand Camels"の制作をすすめるために、1998年に日本へ旅立った。なお、そのアルバムは日本でのみ発売された。
ファーストシングルは"Duvet"と呼ばれるもので、これはserial experiments lainのオープニングテーマに使われた。この作品が世界中のアニメファンから人気を得たことによってボアの存在が広く知れ渡るようになり、2000年に開かれたオタコンのアニメコンベンションでライブコンサートを開くほどになった。
2000年にベンは彼の妻と一緒に彼のバンドであるモスに活動の重点を置くために脱退し、それから、serial experiments lainのアメリカの販売業者であるパイオニアと契約した。同年、アニメコンベンションであるオタコンでライブコンサートを開いた。
2001年にはアメリカでアルバム"Twilight"をリリースし、それらには日本でのアルバムに新たなトラックが収録されているものである。それをロサンゼルスで初めてのミニツアーを兼ねてアルバムの宣伝をした。しかし、この年にポールが他の興味を追うために脱退した。
2003年にサードアルバムの収録を始めたが、リリースされたのは2005年であった。そのタイトルは"Get There"で、これらは公式サイトとiTunes Storeで販売されている。
メンバー
- ジャスミン・ロジャーズ(ボーカル、ギター)
- スティーブ・ロジャーズ(ギター、ボーカル)
- アレックス・ケアード(ベース)
- リー・サリヴァン(ドラム、キーボード、パーカッション)
元メンバー
"Race of a Thousand Camles"と"Twilight"のサポートメンバー
ディスコグラフィ
- Duvet (1997年)
- Race of a Thousand Camels (1998年)
- Tall Snake E.P. (1999年)
- Twilight (2001年)
- Get There (2005年)