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倒置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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倒置(とうち)とは、言語において通常の語順を変更させることである。表現上の効果を狙ってなされる修辞技法の1つ。

日本語における例

日本語では動詞が最後に来る以外は語順が比較的自由なので、動詞を最後以外に持ってくることを倒置ということが多い。

例:

  • 困ったもんだね、君にも。
  • すごいですね、なかなか。

英語における例

英語では主語が文頭にあり、副詞は動詞の後(または直前)にあるのが普通の語順であるが、副詞が文頭に来た場合には、副詞-動詞-主語 の語順に変化する。特に次のような文例では倒置語順を用いるのが普通である。

  • There is a pen in this box.
  • Hardly had he seen me when he ran away.