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チョレイマイタケ

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チョレイマイタケとは担子菌門サルノコシカケ科きのこの一種。学名Polyporus umbellatus Fries。

ブナ林、ミズナラ林或いはこれらの伐採跡地の地下10cm程の所に宿主の根に沿って固い菌核を形成し、ここから、あるいは宿主から直接マイタケ型の子実体を生じる。この菌核は猪苓と呼ばれ日本薬局方に収録されている生薬である。猪苓は、消炎、解熱、止褐、利尿薬として用い、最近は抗腫瘍効果があるとする研究も公表されている。また、猪苓湯(ちょれいとう)、五苓散(ごれいさん)、紫苓湯(さいれいとう)などの漢方方剤に配合される。