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エヴァ・コパチ

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エヴァ・コパチ
Ewa Bożena Kopacz
生年月日 (1956-12-03) 1956年12月3日(67歳)
出生地 ポーランドの旗 ポーランド マゾフシェ県スカルィシェフ英語版
出身校 ルブリン医科大学
現職 閣僚評議会議長
所属政党 市民プラットフォーム

ポーランドの旗 第三共和制第15代 閣僚評議会議長
在任期間 2014年9月22日 -
大統領 ブロニスワフ・コモロフスキ
アンジェイ・ドゥダ

在任期間 2014年11月8日 -

在任期間 2011年11月8日 - 2014年9月22日
大統領 ブロニスワフ・コモロフスキ

内閣 ドナルド・トゥスク
在任期間 2007年11月16日 - 2011年11月8日
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エヴァ・ボジェナ・コパチポーランド語: Ewa Bożena Kopacz, 1956年12月3日 - )はポーランド政治家同国首相エバ・コパチとも表記される[1][2]。同国では初めての女性での下院議長を歴任[1][2]。その他、2007年から2011年まで保健大臣を務めた[3]。2001年より市民プラットフォームのメンバーで、2014年9月にドナルド・トゥスクの後を継いで首相に就任。同国の女性首相はハンナ・スホツカに次いで2人目[1]。政治家になる前は総合診療医であった。

生い立ち

ラドム近郊のスカルィシェフにて出生[4]。出生名はエヴァ・リス(Ewa Lis)。父親は機械工で、母親は仕立て屋であった。彼女はラドムで育ち、高校もそこで卒業した。1981年、ルブリン医科大学卒業[3]。小児科と家庭医学の学位を取得。その後彼女はオロンスコ英語版村、フレヴィスカ英語版ポーランド語版村のクリニックで働き、シドゥオビエツ英語版町では地元の医療施設の院長を2001年まで務めた。

政治家として

1980年代、コパチは統一農民党の党員であった。

1990年代、彼女は自由連合に参加。ラドムの党支部長を務め、1998年、マゾフシェ県の県会議員に当選[3]

2001年、彼女は自由連合を離れ、新しく出来た市民プラットフォームに入党。同年ポーランド下院議員に当選[3]。2005年に再選後、下院保健委員長と党のマゾフシェ県支部長に就任[3]

保健大臣として

コパチは2007年にドナルド・トゥスク内閣の保健大臣に就任[3]。2008年には14歳の少女の中絶に関わったのが教会法に抵触するとして、市民団体から破門を呼びかけられた[5]

2009年新型インフルエンザの世界的流行では、複数の製薬会社がポーランド政府にWHOが勧めるワクチンの購入の契約を行おうとするが、EU各国がこのワクチンの購入契約を交わす中、彼女は20年以上の診療経験がある医師としての経験を元に[6]、大流行の危険性が低い事[2]や、接種の安全性についての情報が不十分である事[6]、製薬会社との秘密契約に、法律に反する条項が20以上もあった事[6]などを理由に購入拒否を貫き[2][6]、結果ポーランド政府は問題のワクチンの購入を見送った。

ポーランド下院議長

コパチは2001年にポーランド下院議員に当選し、2005年、2007年、2011年に再選。2011年11月にはポーランドの下院議長(Marshal of the Sejm英語版)に選出された[3][4]

ポーランド首相

エヴァ・コパチ内閣

2014年9月22日、トゥスク首相が欧州連合大統領に転出する事を理由に辞任した事に伴い、後任の首相に就任[1][7]。同年11月8日には市民プラットフォームの党首に就任。

2015年5月25日のポーランド大統領選挙では野党、法と正義アンジェイ・ドゥダが当選。大統領と首相の出身政党が異なる「ねじれ政局」となる[8]

脚注

  1. ^ a b c d “ポーランド、コパチ氏が首相に就任 女性で2人目”. 日本経済新聞. (2014年9月22日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM2201A_S4A920C1FF8000/ 2015年8月6日閲覧。 
  2. ^ a b c d “キーパーソン:エバ・コパチ氏=ポーランド史上2人目の女性首相”. 毎日新聞. (2014年9月23日). http://mainichi.jp/shimen/news/20140923ddm007030166000c.html 2015年8月6日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f g コパチ・ポーランド首相略歴”. 日本外務省. 2015年8月6日閲覧。
  4. ^ a b コパチ内閣 閣僚の横顔” (PDF). 在ポーランド日本国大使館. 2015年8月6日閲覧。
  5. ^ “Poland Pro-Life Groups Call for Health Minister’s Excommunication After Abortion Involvement”. LifeSiteNews.com. (2008年6月24日). https://www.lifesitenews.com/news/poland-pro-life-groups-call-for-health-ministers-excommunication-after-abor 2015年8月6日閲覧。 
  6. ^ a b c d “VIDEO: H1N1 Influenza Polish Minister of Health Rejects WHO sponsored Vaccine”. Global Research. (2009年11月15日). http://www.globalresearch.ca/video-h1n1-influenza-polish-minister-of-health-rejects-who-sponsored-vaccine/16102 2015年8月6日閲覧。 
  7. ^ “Ewa Kopacz sworn-in as new Polish Prime Minister”. The Hindu(ワルシャワ). (2014年9月22日). http://www.thehindu.com/news/international/world/ewa-kopacz-swornin-as-new-polish-prime-minister/article6435328.ece 2015年8月6日閲覧。 
  8. ^ “ポーランド大統領選、野党の保守強硬派が当選”. 日本経済新聞. (2015年5月25日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM25H1L_V20C15A5EAF000/ 2015年8月6日閲覧。 

外部リンク

公職
先代
ドナルド・トゥスク
ポーランドの旗 ポーランド共和国首相
第三共和制第15代:2014 -
次代
現職
議会
先代
グジェゴシュ・スヘティナ(en
ポーランドの旗 ポーランド共和国下院議長
2011 - 2014
次代
ラドスワフ・シコルスキ(en