先生の白い嘘
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先生の白い嘘 | |
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ジャンル | 青年漫画 |
漫画 | |
作者 | 鳥飼茜 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 月刊モーニング・ツー |
レーベル | モーニングKC |
発表号 | 2013年10月号 - 2017年11月号 |
巻数 | 全8巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『先生の白い嘘』(せんせいのしろいうそ)は、鳥飼茜による日本の漫画作品。『月刊モーニング・ツー』(講談社)にて2013年10月号から[1]2017年11月号まで連載。単行本は全8巻[2]。「このマンガを読め! 2015」で第8位[3]。
「レイプ」を題材にしており、24歳の高校教師・原美鈴を主人公に、男と女の間の「性の不平等」が描かれている[4]。
あらすじ
この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
登場人物
主要人物
- 原 美鈴(はら みすず)
- 桜丘高校の国語教師。24歳。内向的な性格。
- 4年前、友人の美奈子の引っ越しの手伝いに行った際、美奈子の外出中に美奈子の彼氏の早藤にレイプされ、処女を奪われる。自分が女だからそのような目に遭ったのだと諦観している。早藤からはその後も関係を強要され、陵辱され続けているが、時には快感を禁じ得ない自分に抗えず、女である自分を憎んでいる。レイプされたことが原因で、不眠、頭痛、味覚障害(人工的なものしか味がしない)、平衡感覚の鈍りなどの症状に悩まされ、心療内科に通っている。
- 美奈子が「親友」と自称しながらも自分を見下していることに気付いているが、美奈子が自尊心を満たせるならと甘んじて受け入れている。早藤にレイプされたことで奇しくも、美奈子が自慢する早藤との関係が虚像であることに気付き、美奈子を見下す立場を手に入れることができ、内心では美奈子を哀れんでいる。
- 新妻 祐希(にいづま ゆうき)
- 美鈴の担任生徒。性欲の赴くままに、バイト先の花屋の社長の妻とホテルへ行ってしまい、直前で考え直したが、「連れ込んだ」責任を取るよう言われ、無理矢理セックスされる。そのトラウマが原因でEDになり悩んでいた。告白してきた同級生のミカと付き合っているが、特に好きなわけではない。
- 人妻との不倫の噂の真偽を確かめるために美鈴が面談した際に、逆レイプされたことを正直に伝えたところ、思わぬ美鈴の本音をぶつけられ、勃起してしまう。美鈴を女性として意識するようになり、ミカに別れを切り出すも、嫌がるミカを納得させられず、仕方なく交際を続けている。美鈴と早藤の歪な関係に勘付き、美鈴への想いを見抜いたミサカナに相談するうちに、知らず知らずミサカナにコントロールされ、行動をエスカレートさせてしまう。
生徒
- 三郷 佳奈(みさと かな)
- あだ名は「ミサカナ」。容姿は可愛いタイプで、男子生徒のみならず男性教師からも絶大な人気がある。
- 処女は「運命の相手」に捧げると心に決めているため、肉体関係は許していないが、和田島とは深い仲である。Hなことには興味がないように振る舞っており、周囲の女子からは、天然で奥手な子だと思わせている。相談に乗る振りをしながら、ミカの恋が上手く行くよう励ます一方で、新妻には嘘を織り交ぜながらミカとセックスしないよう言い含めている。
- 引きこもりの兄がおり、かつて兄から暴力を振るわれていた。兄は壁に開けた小さな穴から、佳奈の痴態を盗み見て自慰に耽ったり、「非処女をせん滅するブログ」を運営している。
- 緑川 椿(みどりかわ つばき)
- 美鈴の担任生徒。容姿端麗で校内で最も目立つ女子。中学時代から芸能活動をしていたが、雑誌に載った水着グラビアが問題視され、謹慎処分を下される。
- 和田島(わだじま)
- 美鈴の担任生徒。緑川の元彼。「女の子はみんなかわいい」が信条。セックスが大好きで、校内の女子に多数手を出している他、町中で年上の女性をナンパすることもある。
- 佐古田 ミカ(さこた ミカ)
- 女子生徒。太めで巨乳の体型(周囲の女子からはぽっちゃりの範疇を超えていると影で言われている)の女子。新妻に告白し付き合い始めるが、手を出してこないことにやきもきし、新妻のトラウマのことなど思いが及ぶべくもなく、彼自ら手を出しやすいように気を遣っている。新妻から別れを切りだされるが、ミサカナからアドバイスを貰い、諦めないと誓う。
その他
- 渕野 美奈子(ふちの みなこ)
- 美鈴の高校時代からの友人。美鈴とは対照的に社交的な性格。
- 高校時代に、上位グループの女子の彼氏を寝取ったことが原因で仲間外れにされ、一人でいることを嫌い、地味な美鈴に近付いた。美鈴の親友を自称するが、内心では女としての美鈴を見下しており、高校時代に美鈴が痴漢被害を相談した際には「被害妄想」だと笑い飛ばした。虚言癖があり、早藤からは関係を拒まれているが、美鈴には早藤が毎日のように迫ってきて困ると自慢する。
- 早藤(はやふじ)
- 美奈子の婚約者。1985年生まれ。不動産関係の仕事に就いている。
- 4年前に美鈴をレイプし、その後も関係を強要している。処女マニアであり、美奈子では既に勃起しなくなっており、仕事の疲れを理由にセックスを拒んでいる。美鈴の他にも、合コンで知り会った玲菜を処女と見抜き、店のトイレでレイプし関係を続けている。
- 山本 玲菜(やまもと れいな)
- 歯科衛生士。同僚と参加した合コンで早藤と出会い、店のトイレでレイプされ、処女を奪われる。初めての相手である早藤に夢中になり、自分では大切にされているつもりでいる。
- 患者として来院した美奈子が早藤の婚約者だと分かってしまう。
- 綾香(あやか)
- 歯科衛生士。玲菜の同僚。妻子ある男性と付き合っている。
- 早藤の鬼畜ぶりを知り、玲菜を心配するが、玲菜は聞く耳を持たないため力になれない。
書誌情報
- 鳥飼茜 『先生の白い嘘』 講談社〈モーニングKC〉、全8巻[2]
- 2014年2月21日発売[5]、ISBN 978-4-06-388304-6
- 2014年9月22日発売[6]、ISBN 978-4-06-388377-0
- 2015年3月23日発売[7]、ISBN 978-4-06-388445-6
- 2015年10月23日発売[8]、ISBN 978-4-06-388516-3
- 2016年5月23日発売[9]、ISBN 978-4-06-388601-6
- 2016年11月22日発売[10]、ISBN 978-4-06-388667-2
- 2017年5月24日発売[11]、ISBN 978-4-06-388729-7
- 2017年10月23日発売[12]、ISBN 978-4-06-510276-3
出典
- ^ “「おはようおかえり」の鳥飼茜、女教師が主人公の新連載”. コミックナタリー (2013年8月22日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ a b “『先生の白い嘘』(鳥飼茜): 既刊一覧”. 講談社コミックプラス. 2017年10月23日閲覧。
- ^ “「このマンガを読め!」1位は高野文子「ドミトリーともきんす」”. コミックナタリー (2014年12月25日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ “『先生の白い嘘』(鳥飼茜): モーニングKC”. 講談社コミックプラス. 2015年6月11日閲覧。
- ^ “『先生の白い嘘 (1)』(鳥飼茜)”. 講談社コミックプラス. 2015年6月11日閲覧。
- ^ “『先生の白い嘘 (2)』(鳥飼茜)”. 講談社コミックプラス. 2015年6月11日閲覧。
- ^ “『先生の白い嘘 (3)』(鳥飼茜)”. 講談社コミックプラス. 2015年6月11日閲覧。
- ^ “『先生の白い嘘 (4)』(鳥飼茜)”. 講談社コミックプラス. 2015年10月23日閲覧。
- ^ “『先生の白い嘘 (5)』(鳥飼茜)”. 講談社コミックプラス. 2016年5月23日閲覧。
- ^ “『先生の白い嘘 (6)』(鳥飼茜)”. 講談社コミックプラス. 2016年11月22日閲覧。
- ^ “『先生の白い嘘 (7)』(鳥飼茜)”. 講談社コミックプラス. 2017年5月23日閲覧。
- ^ “『先生の白い嘘 (8)』(鳥飼茜)”. 講談社コミックプラス. 2017年10月23日閲覧。
外部リンク
- 先生の白い嘘 / 鳥飼茜 - モーニング公式サイト
- 『先生の白い嘘』第2巻 鳥飼茜【日刊マンガガイド】 - このマンガがすごい! WEB