キン肉マンの登場人物/log20210605
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キン肉マンの登場人物(キンにくマンのとうじょうじんぶつ)では、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』およびそのアニメ化作品に登場する架空の人物について一覧する(媒体によってプロフィールが異なる登場人物もいるため、その場合は併記する)。個別の項目がある登場人物の詳細および劇場版のみのオリジナルキャラクターについては各リンク先を参照。
第1次怪獣退治編 初登場
- キン肉マン(キン肉スグル)
- アレキサンドリア・ミート
- テリーマン
- キン肉真弓(キン肉大王)
- キン骨マン(シャレコウベ)
キン肉小百合(キンにく さゆり)
- 種別 - 正義超人 / キン肉族[1]
- 出身 - キン肉星
- 身長体重 - 170cm 48kg[2]
- 超人強度 - 6万パワー
- 主な必殺技 - キン肉フラッシュらしき技[3]、マミーフラッシュ[2]
- 年齢 - 不明
- 家族 - 夫 キン肉真弓 息子 キン肉アタル、キン肉スグル 孫 キン肉万太郎 義父 キン肉タツノリ 義理の娘 ビビンバ(スグルの妻)
- 声 - 山口奈々 / 松岡洋子(王位編)
第57代キン肉星王妃。キン肉マン(キン肉スグル)と、その兄キン肉マンソルジャー(キン肉アタル)の母。額に「ママ」と書かれている。家族以外の周囲からは主にキン肉王妃と呼ばれる[注釈 1]。基本的には他者に慈愛に満ちた接し方をして淑やかな面もあるが、夫の真弓のボケには強烈なツッコミを入れたり、時には尻に敷くなど気の強い性格でもある。真弓と同様に息子思いで、息子の名誉挽回のためキン肉マンに変装して怪獣と戦ったこともある[4]。
『キン肉マンII世』では故人となっている。
- 主な肩書き
- 第57代キン肉星大王妃
ナチグロン
- 種別 - 怪獣→怪人[1] / 残虐超人→正義超人
- 出身 - 宇宙
- 身長体重 - 通常時は不明。巨大化時は60m 5万t
- 超人強度 - 正確には不明[1]だが、2万パワー説もあり[5]
- 主な必殺技 - 体当たり、泣き声[5]、ブラックキャンディアタック[6]
- 年齢 - 不明
- 声 - 山本圭子 / 長沢直美(王位編)
全身真っ黒の容姿の、和歌山県の那智黒飴の化身怪獣[1]。後にヘアスタイルをスキンヘッドからセミロングの金髪に変えているが、発毛したのか単にかつらをつけているだけなのかは不明[1]。気弱で人間を怖がり[7]、宇宙一弱いとまでいわれている。ダメ超人と蔑まれながらも平和のために戦うキン肉マンの姿に感動し、キン肉マンの家に押しかけ居候になる[8]。超人対怪獣どちらが偉いか決定戦や第20回超人オリンピックではレフェリーを務めた。イビキが物凄い[9]。原作では序盤で数回登場し、7人の悪魔超人編でモブキャラクターとして観客席で元のスキンヘッド姿を見せたのみ。
アニメ版ではザンギャク星人の手下として登場した後、キン肉マンのサポーター的存在の超人となった。飛行能力は持っていない。キン肉星王位争奪編では、キン肉マンが真の王位継承者であることを支持し、キン肉星王位争奪サバイバル・マッチに参加を表明。1回戦でキン肉マンチームは先鋒・キン肉マン、大将・ミートとして、まずは2人で挑むが、サバイバルマッチは5人チーム同士による団体戦が原則的には望まれていたことから、不利な条件で臨むキン肉マンチームの補欠メンバーとしてナチグロンも登録された。しかし、原作同様テリーマンとロビンマスクが参戦し、ナチグロンは準決勝以降セコンドになった。
- 異名
- ダメ怪獣
- 落ちこぼれ怪獣
- ドジ怪獣
- 主な肩書き
- 超人委員会公認の超人レスリングレフェリー
- 超人オリンピックチャンピオンコンパニオン(アニメ版のみ)
- キン肉マンチーム・補欠(アニメ版1回戦のみ)
イワオ
- 種別 - 怪獣→怪人[1] / 残虐超人[10]→正義超人
- 出身 - ドクロ星
- 身長体重 - 166cm 214kg
- 超人強度 - 15万パワー
- 主な必殺技 - 岩石攻撃、急所へのせこいケリ[10]、反則攻撃[11]、口から火炎放射
- 年齢 - 21歳
- タッグチーム - 凸凹ブラザーズ、怪人師弟コンビ
- 声 - 佐藤正治 / 川津泰彦(王位編)
岩石からできた怪獣。初登場時は巨大化して現れた[12]が、再登場以降は等身大で登場している。キン肉マンに2度もあっけなく敗れており、「宇宙一弱いと言われているナチグロンよりさらに弱い」と馬鹿にされている。キン骨マンを「先生」と呼び舎弟となる。等身大で登場以降は「怪人」「超人の端くれ」となっている。怪人血社の幹部的な存在の超人。キン肉星王位争奪サバイバルマッチでは、キン骨マンと共に正義超人としてキン肉マンの応援に駆けつける。
アニメでは最初からキン骨マンの部下という設定で、初期からキン骨マンと共にギャグキャラクターとしてレギュラーで登場。度々キン骨マンの語尾を真似たる描写も散見した(原作では『II世』合わせて2回のみ)。キン骨マン、五分刈り刑事の3人(黄金のマスク編からはキン骨オババを加えた4人)でコメディリリーフの役割を担う。
モデルは海外アニメ『宇宙忍者ゴームズ』のガンロック[13]。
- 異名
- 岩石怪獣
- 単細胞
- ダミ声のイワオ
- 主な肩書き
- キン骨マンの舎弟
- タイトル歴
- 100万円クイズ優勝[14]
ミディアム・レアー
- 別名義 - アレキサンドリア・レアー
- 種別 - 正義超人 / シュラスコ族[1]
- 出身 - キン肉星[1]
- 身長体重 - 不明[1]
- 超人強度 - 9万パワー
- 主な必殺技 - 不明
- 年齢 - 不明
- 家族 - 父 ミンチ 妹 レバー 弟 ミート 婚約者 サラミ
シュラスコ族の姫でミートの一番上の実姉。キン肉マンも見とれる程の美女[15]だが、同じシュラスコ族[1]のサラミという青年超人と婚約している。
『キン肉マンII世』では回想シーンで登場し、赤ん坊のミートがアレキサンドリア家からキン肉王家へ養子に行く際の幼少時の後ろ姿が描かれている。この頃は「アレキサンドリア・レア―」と名乗っていた[注釈 2]。
カルビ・レバー
- 別名義 - アレキサンドリア・レバー
- 種別 - 正義超人 / シュラスコ族[1]
- 出身 - キン肉星[1]
- 身長体重 - 不明[1]
- 超人強度 - 5万パワー
- 主な必殺技 - 不明
- 年齢 - 不明
- 家族 - 父 ミンチ 姉 レアー 弟 ミート
シュラスコ族の姫でミートの実姉。レア―の妹。体型は太めで美形な姉とは全く似ておらず、キン肉マンも逃げ出す程強烈な外見をしている。
『キン肉マンII世』では姉同様に回想シーンで登場し、「アレキサンドリア・レバ―」と名乗っていた[注釈 3]。
ゴーリキ
- 種別 - 正義超人 / シュラスコ族[1] / カプセル超人
- 出身 - キン肉星
- 身長体重 - 210cm 110kg
- 超人強度 - 45万パワー
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - ベアーハッグ
- 声 - 岸野一彦[16]
ミートが携帯しているカプセル超人。キン肉マンをキン肉星に連れ戻すためにミートが連れてきた。キン肉星人のシュラスコ族の戦士[1]で、筋骨逞しい大男[17]。必殺技のベアーハッグでキン肉マンを締め上げるが、苦しみ悶えるキン肉マンの顔を見て爆笑し、腰骨が外れてしまう[18]。
『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、ミートと共にキン肉マンを見送っていた。
- タイトル歴
- 不明
ゴリザエモン
- 種別 - 怪獣[1]
- 出身 - 宇宙[1]
- 身長体重 - 2m 2000kg(2t)[19]
- 超人強度 - 不明[1]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 鼻をたらす事[19]
- 家族 - 弟 ゴンタ
- 声 - 岸野一彦
キン肉マンの子分怪獣[19]。キン肉マンが計画した「ナナちゃん救出作戦」で悪役を演じるも、途中でキン肉マンを裏切った[20]。
しかし、後年の『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉マンを涙ながら見送っていた。
オカマラス
- 種別 - 怪獣→怪人 / 残虐超人→正義超人 / 両生類系超人[1]
- 出身 - 宇宙
- 身長体重 - 通常時は不明。巨大化時は40m 3万t
- 超人強度 - 正確には不明[1]だが、3万パワー説もあり[5]
- 主な必殺技 - いやなウィンク[5]、ベーゼの時間[21]
- 年齢 - 不明
- 声 - はせさん治[22]
恐竜の血を引く雌雄同体の怪獣[1]。地球に侵攻した宇宙怪獣軍団の一員で[23]、ナチグロンをリンチする怪獣たちの中に紛れていたこともある[24]。キン肉マンに惚れており、卑怯な作戦を遂行していたキン骨マンたちのやり方には賛成しておらず、キン肉マンが罠に捕まった際は脱出のアシストをした。アニメでは身を挺してくれたオカマラスにキン肉マンは涙している。イワオには惚れられてもいる。
『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉マンを涙ながら見送っていた。
初登場である読み切り版「オカマラスの巻」では光線を吐いていた。原作担当の嶋田隆司が小学5年生の時にキン肉マンと共に描いたキャラクター[25]。
- 異名
- オカマの怪獣[21]
キング・トーン
- 本名 - イクエ
- 種別 - ブタ / 正義超人[1]
- 出身 - キン肉星
- 身長体重 - 176cm 138kg[1]
- 超人強度 - 50万パワー[1]
- 主な必殺技 - ブタ流格闘術[5]
- 年齢 - 20歳
- 声 - 二又一成[22]
本名はイクエ。キン肉マンが王立幼稚園入園のお祝いに両親と出かけた宇宙旅行(初期設定では、生まれたばかりのキン肉マンを連れての地球旅行)の際、忍び込んでいたキン肉星のブタ。この時キン肉マンはブタと間違えられて船外に放り出されて地球に流れ着いてしまう。数年後、このブタはキン肉族恒例の格闘技オリンピックに超人として出場し、全種目を制覇して優れた格闘能力を見せる[1]。キン肉大王の持つ格闘技宇宙一のチャンピオンベルトにも挑戦状を叩きつけ、激闘の末に勝利。第53代宇宙格闘技チャンピオンおよびキン肉星大王の座を奪う。この頃からキング・トーンを名乗り、キン肉星をブタの惑星にしてしまう。キン肉マンも打倒したが、20年前に逃げだしたキン肉星のトンカツ屋の主人(声 - 佐藤正治)に追いかけられて逃走した。
アニメでは小型の宇宙船でキン肉星より脱出していた。
『キン肉マンII世』では、キン肉マンが通うはずだったヘラクレス・ファクトリーに正義超人として入校し授業を受ける回想シーンが描かれた。また、テルテルボーイのテレフォン・ボディの中に100件メモリーされているキン肉万太郎の人生の中で苦手とする者の電話番号の1つにキングトーン2なる名前がある。
シーク星人 / ファーハット
- 種別 - 宇宙人 / 正義超人→怪獣→怪人→残虐超人→正義超人 / 全米超人協会 / プロレスラーに似た超人[1]
- 出身 - シーク星(エントリー イラン[27]→ アメリカ合衆国[1]) / 宇宙[1]
- 身長体重 - 183cm 110kg[1]
- 超人強度 - 30万パワー / 不明[1]
- 主な必殺技 - 不詳
- 年齢 - 不詳
- 声 - 岸野一彦
シーク星出身の宇宙超人で、ザ・シークとも呼ばれる。世界超人同盟会長としての名前は「ファーハット」[1]。かつては地球で正義超人としてゴッド・フォン・エリックに師事した弟子の1人だが悪党でもあり、第1次怪獣退治編では「宇宙怪獣」として登場した[28]。地球侵攻に力を貸すが、迎え撃つのが当時はダメ超人と呼ばれていたキン肉マンだったため、「アホらしくて、相手に、できない」といってシーク星へ一旦帰還した。直後に単独で再び地球へ襲来し、巨大化して日本で暴れた[29]。この時に怪獣としてキン肉マンとテリーマンに敗れ、その後地球では人間の姿で潜伏し、アメリカ西部に勢力を持つ世界超人同盟(WSF)の会長を務めていた。
モデルはプロレスラーのザ・シーク[28]。アニメではイヤデス・ハリスンの部下にして世界超人同盟の作戦参謀として登場。キン骨マンたちを利用して卑劣な策を講じた末、キン肉マンの怒りを買い「人間風車」によって倒された。
- タイトル歴
- 不明
シゲルくん / タツノリくん
- 本名 - 巨人シゲル(一時期・キン肉シゲル、後・阪神シゲル、アニメ版本名・巨人タツノリ、アニメ版一時期・キン肉タツノリ、アニメ版後・阪神タツノリ)
- 種別 - 正義超人 / 巨人族→キン肉族(養子)[30]→阪神族(養子)[31] / スポーツ超人[1]
- 出身 - ジャイアンツ星[1]→キン肉星[30]→タイガー星[31](エントリー 日本)
- 身長体重 - 178cm 68kg[1]
- 超人強度 - 19万パワー[1]
- 主な必殺技 - サイドスロー気味にくり出す変幻自在の攻撃[1]
- 年齢 - 20歳
- 趣味 - 野球(得意スポーツ[1])
- 声 - 田中秀幸
本名は巨人シゲル。野球が好きな宇宙人タイプの青年超人で、正義超人界の中でもエリートを多く輩出しているジャイアンツ星の巨人王族の出身[1]。性格は真面目。キン肉マンのふがいなさに呆れたキン肉大王と王妃がキン肉王子候補として一時期巨人族から養子に迎え入れていた[30]。
その後は本編に直接姿を見せていないが、キン肉マンが一流超人へと成長したので、タイガー星の阪神族へ改めて養子に出され[31]、複数の格闘技タイトルを奪取したとのことで、阪神タイガースのファンにもなった[1]。
アニメでは、キン肉マンの祖父と同じ名前で、通称・タツノリくんと呼ばれ、アメリカ遠征編でもキン肉王家の養子としてキン肉星に住んでそれなりに実績を上げてもいたが、原作と違い少々間抜けな面もあり、キン肉マンを多少ライバル意識するも、キン肉マンが各地の遠征で連勝したことで現金な大王・真弓に「お前はスグルの代わりに二軍落ちじゃ!」と、ギャグ描写的に蹴り飛ばされてしまい、「あ~ん、ママ~、星に帰りたいよ~」とコミカルに泣きわめいていた。その後ジャイアンツ星へ一旦帰り、原作同様にタイガー星へ改めて養子に出されたとのこと。
- タイトル歴
- 宇宙超人グリマ選手権準優勝('73)
- 巨人族総合オリンピック優勝('78)
- ジャイアンツ星超人J(ジュニア)・ヘビー級
- キン肉族格闘技オリンピック優勝('79)
- 阪神族超人レスリング選手権優勝('81)
- タイガー星超人ボクシングJ(ジュニア)・ミドル級タイトルマッチ制覇('81)
- 韓国超人カーニバル優勝('82)
- M83キン肉星雲超人リーグ優勝 (アニメ版)
- ジャイアンツ星栄誉賞(アニメ版)
アクロバット星人
- 本名 - 不明
- 種別 - 宇宙人 / 怪獣→怪人[1] / 残虐超人→正義超人
- 出身 - アクロバット星 / 宇宙[1]
- 身長体重 - 通常時は不明。巨大化時は18m 5千t[1]
- 超人強度 - 不明[1]
- 主な必殺技 - 1秒間に3つのポーズをくりだす幻惑攻撃[1]
- 年齢 - 17歳
名前の通り超人界でもアクロバティックな一族が住むアクロバット星出身の宇宙超人。一族の中でも特に凄まじい身のこなしでの戦いを得意とする。第1次怪獣退治編では悪党であり、地球侵攻に力を貸す「宇宙怪獣」として登場したが、迎え撃つのが当時はダメ超人と呼ばれていたキン肉マンだったため、「アホらしくて、相手に、できない」といってアクロバット星へ帰還した。
その後改心して『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉星に帰還するキン肉マンを見送るため地球に来ていた。
- タイトル歴
- アクロバット星超人レスリング選手権優勝('78)
エラギネス
- 種別 - 怪獣→怪人[1] / 残虐超人→正義超人
- 出身 - 宇宙
- 身長体重 - 通常時は不明。巨大化時は45m 4万t[1]
- 超人強度 - 25万パワー[5] / 不明[1]
- 主な必殺技 - 火炎攻撃[5]
- 年齢 - 不明
- 声 - 戸谷公次[22]
えらを異常発達させた怪獣。地球侵攻に力を貸すが、迎え撃つのが当時はダメ超人と呼ばれていたキン肉マンだったため、「アホらしくて、相手に、できない」といって一旦引き返した。その後ナチグロンをリンチする[24]。また、キン骨マンの策略でキン肉マンが捕まった際にはキン肉マンとツバの掛け合いをしていた(アニメでは影の踏み合い)。
『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」の頃には改心しており、キン肉星に帰還するキン肉マンを見送っている。
連載前の読み切り版で初登場し、国宝の建造物「銅閣寺(どうかくじ)」を壊そうとした。ゆでたまごの2人が考えた怪獣であり、顔のモデルは作画担当の中井義則本人と笑福亭仁鶴[25]。胴体部分はレッドキングをモチーフとしている[25]。
- 異名
- エラ恐竜
底無し星人(そこなしせいじん)
- 本名 - 不明
- 種別 - 宇宙人 / 残虐超人→正義超人 / 怪人 / 時空超人[1]
- 出身 - 小宇宙[1] / 底無し星
- 身長体重 - 通常時は不明。巨大化時は80m 10万t[1]
- 超人強度 - 正確には不明[1]だが、20万パワー説もあり[5]
- 主な必殺技 - すいこみ&消化[5]
- 年齢 - 不明
自分の星・底無し星の食べ物が無くなってしまったため、地球に来た巨漢の宇宙超人。出身惑星の名前通り何でも吸い込む底無しの胃袋を持つ一族の出身。胃液は一瞬で人間を骨にするほど強力。キン肉マンやナツ子やキン肉ハウスなども吸い込むが、体内から腹を裂かれ脱出される。死亡したように描写されるも一命はとりとめており、後にキン骨マンの配下として等身大の裂かれた腹を縫った姿にて再登場を果たす。
『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」の頃には改心しており、キン肉星に帰還するキン肉マンを見送っている。
- タイトル歴
- タイトル奪取経験の有無不明
アポロ・ザ・ジャイアント
- 種別 - 怪獣 / プロレスラーに似た怪獣[1]
- 出身 - 宇宙[1](エントリー アメリカ合衆国[27])
- 身長体重 - 223cm 236kg[1]
- 超人強度 - 正確には不明[1]だが、35万パワー説もあり[5]
- 主な必殺技 - 大ぶりアッパーカット[5]
- 年齢 - 不明
ボクシングを使う凶悪な強豪怪獣。映画『ロッキー』に影響され、自身を名トレーナーだと思い込んだヨサクさんの特訓を受けたキン肉マンに敗れる(実際はダブルノックダウン)。
『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」の頃には改心しており、キン肉星に帰還するキン肉マンを見送っている。
- タイトル歴
- 怪獣ボクシング・ヘビー級
マンモラー
- 種別 - 怪獣 / 奇蹄類・長鼻類の超人[1]
- 出身 - 宇宙[1](エントリー - ルーツ島)
- 身長体重 - 50m 8万t[1]
- 超人強度 - 不明[1]
- 主な必殺技 - 体当たり
- 年齢 - 不明
ルーツ島に伝わる伝説の怪獣。マンモスに翼を生やした姿をしている。原住民の祈りにより壁画の中から蘇り、ルーツ島を荒らしていたウコンを葬った。その後再び壁画の中に戻った。マンモスマンの遠縁説もある[1]。
ミス・カラス
ルーツ島のクンタ王女の愛鳥。巨大な羽根に人を4人くらい乗せても飛べれる能力を持つが、キン肉マンがはしゃいで飛び跳ねるのには閉口していた。
テンドン / テンドーン
- 本名 - 不明(アニメではエビオ)
- 種別 - 怪獣 / エビ
- 出身 - 日本[1]
- 身長体重 - 65m 4万t[1]
- 超人強度 - なし(エビだったため)→正確には不明[1]だが、30万パワー説もあり[5]
- 主な必殺技 - くしざし攻撃 / 串刺しクロー[5]
- 声 - 戸谷公次
元は天ぷらにされたエビ(本名は不明)。天ぷらになっても恋人のエビ子と丼の中で2匹愛し合っていた所を、牛丼を出前したのに間違えて天丼を配達されたことで不愉快に思ったキン肉マンに投げ捨てられ、キン肉マンに復讐するためキン骨マンのモンスターガンを受けて怪獣化した。キン肉マンを誘き寄せ恋人の敵討ちに挑んだが、キン肉フラッシュを受け敗れる。「食われた時に『うまい』と言ってもらえるのが救い」と言い残した後、元のエビに戻って改めてキン肉マンに食べられる。キン肉マンはその予想以上の美味さに感じ入り、以降は牛丼だけでなく天丼も好物になる。
アニメ版ではテンドーン(本名エビオ)としてアフリカに遠征中にある日本食堂にて登場。恋人エビ子をクシャミで跳ばしたキン肉マンに復讐するため、電柵と同じ経緯で怪獣化した。キン肉マンを苦しめるが、最後は威力を弱めたキン肉フラッシュとキン肉ビームを立て続けに食らった後、ツームストーンパイルドライバーを受けて元のエビに戻った。原作とは違い、その後はエビ子と共に海に帰された。
- 異名
- 天丼
キン
カエル型の女性怪獣。通称おキン。元々の出自は宇宙怪獣の血筋でもあるが、地球で日本の秋田県の山奥の田舎に住む。訛りのある口調で話す。夫と二人の子供を秋田に残して自身は東京に出稼ぎに来ていた。たくましい性格で、他者には礼儀正しい。夫が自分を探すために街中へ出て人々を驚かす形になってしまった不始末をキン肉マンとミートに対して「みなさんにうちの父ちゃんが迷惑をかけて、すみませんでした」と詫びている。「出稼ぎだから仕方ないズラ」と夫を叱って、直後に夫や子供たちと共に秋田へ帰った。
キンの夫
- 本名 - 不明
- 種別 - 怪獣 / 両生類系超人[1]
- 出身 - 宇宙[1](エントリー 日本・秋田県)
- 身長体重 - 35m 3万t[1]
- 超人強度 - 不明[1]
- 主な必殺技 - 口から粘着性の強い液を吐く[1]
キンと同じくカエル型の怪獣。キン同様に訛りのある口調で話す。秋田県の人里離れた山奥の田舎に住み、食料が不足すると町に出る[1]。キンと違って寂しがりやな性格で、東京に出稼ぎに出たキンを探しに子供二人と一緒に出没した。「キン」と妻の名前を連呼したため、キン肉マンに勘違いされて「私ならここにいるぞ」と言われるが、あまりにうるさいので口から粘着性の強い液を吐いてキン肉マンを足止めし、「キンを見つけたら外してやるズラ」と告げる(直後にキン肉マンはミートの助言で自力で抜ける)。再会したキンには「家で待ってろっていっただろが」と叱られる。その後キンと子供たちと共にキン肉マンたちに見送られながら秋田へ帰って行った。
ピーピーマン
- 種別 - 正義超人
- 出身 - アメリカ合衆国
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 75万パワー
- 年齢 - 不詳
- 主な必殺技 - 不詳
人類タイプのアメリカ超人。キン肉マンがダメ超人時代は地球を守る正義超人(スーパーヒーロー)として有名だった。別名スーハーマンとも呼ばれ、普段は100階建て高層マンションのオーナーを生業とし、有事にはそのマンションから出動する[32]。飛行能力も有しているが、マントが無いと飛べないのが弱点で、1979年の宇宙怪獣日本襲来時には「マントがクリーニング中で日本に助けに来れない状態」という役立たずぶりも見せていた。友人にコウモリをモチーフにした集英社より大きい家に住んでいるアメリカの正義超人・バッドマン(超人強度・身長体重・年齢・必殺技等いずれもプロフィール不明)がいるが、彼もこの時は「里帰りしてお盆が終わるまで帰ってこない」と、ピーピーマン同様の役立たずぶりだった。二人ともその後はテリーマンたちの活躍の評判により、本国でも影が薄くなっていった。
また、当時は彼らの他にも同じアメリカのスーパーヒーローとして、クモをモチーフにした正義超人・スッパイダーマン(超人強度 - 10万パワー、身長体重・年齢・必殺技等は不詳)も同様に活躍していたが、宇宙怪獣襲来時には本国の自宅ビルで誤って壁からズリ落ちて負傷してしまい入院を余儀なくされた。その後一応退院して自宅の壁をよじ登る姿が描写されている[32]が、それ以後の消息は不明。
- タイトル歴
- 全米超人レスリング南部選手権優勝
- 異名
- アメリカのスーパーヒーロー
長足ゴン(ながあしゴン)
ダチョウのように発達した脚を持つ怪獣。250万年前に現れた時には地球を21954周した。ひたすら走り続けるだけの悪意のない怪獣だが、建築物を破壊するなどの被害を懸念したキン肉マンはこれを追跡。大分県にあるダムを踏み壊そうとしたところを間一髪のところで転倒させ、被害を防いだ。手が退化しているために一度転ぶと自力では起き上がれない長足ゴンは、その場で脚を動かし続け、3日後に力尽きて息絶えた。キン肉マンとミートは「ただ走るために生まれて倒れると死んでしまう存在、(悪意がないだけに)可哀想な怪獣」と複雑な思いを抱いた。
フランキー
- 種別 - 怪獣→怪人 / 残虐超人 / フランケンシュタインの怪物[1]
- 出身 - 宇宙[1]
- 身長体重 - 通常時は不明。巨大化時は40m 2万t[33]
- 超人強度 - 正確には不明[1]だが、20万パワー説もあり[5]
- 主な必殺技 - 子どもの人気とり[5]
- 声 - 水鳥鉄夫[22]
全身黒い毛に覆われた地底怪獣。子供ばかりを襲う凶悪怪獣と言われていた[33]が、実際には子供好きで、子供からも好かれていた[34]。ミートによって体の皮を剥かれて逃走[35]。
その後、ナチグロンをリンチする怪獣たちの一体として等身大でも登場[24]。
アニメでは超人モンスター軍団の一員。
アブドーラ / アブドドーラ
- 種別 - 怪獣→怪人 / 残虐超人 / プロレスラーに似た怪獣[1]
- 出身 - 宇宙
- 身長体重 - 186cm 150kg[1]
- 超人強度 - 正確には不明[1]だが、30万パワー説もあり[5]
- 主な必殺技 - 凶器攻撃[5]
- タッグチーム - 怪獣組
- 家族 - 息子 アブドドーラJr.(アニメのみ)
宇宙怪獣の中で最も凶悪といわれている怪獣。地球侵攻に力を貸すが、迎え撃つのが当時はダメ超人と呼ばれていたキン肉マンだったため、「アホらしくて、相手に、できない」といって一旦引き返した。直後に単独で再び地球へ襲来して日本の国会議事堂を襲うも、テリーマンのマグナム銃で粉砕された[36]。後に復活してナチグロンをリンチする[24]。猛虎星人とタッグを組み、「超人と怪獣どちらが偉いか決定戦」でテリーマン、キン肉マンとタッグで対戦。凶器攻撃でテリーマンを苦しめたが結局は敗れている。
アニメでの名前は「アブドドーラ」で、超人モンスター軍団の一員として登場。テリーマンに敗れた後に息子のアブドドーラJr.が登場している。
ウコン
「南からの使者の巻」「伝説の救世主の巻」に登場。ルーツ島を占領した怪獣の頂点となる存在で、オクトバスドラゴンやハリゴラスを率いて何人もの島民を殺害した。ゴリラのような体型をしており、当初は生身の怪獣と思われていたが、キン肉マンの仕掛けたダイナマイト葉巻で表皮が吹き飛びロボットであることが判明。キン肉フラッシュを跳ね返すなどキン肉マンを全く寄せ付けない強さだったが、島民に召喚されたマンモラーの体当たりによってバラバラに破壊される。その頭部から操縦していたキン骨マンとイワオが逃げ出し、彼らが黒幕であったと判明する。
アニメでは劇場版第1作『キン肉マン』に忍者超人(声 - 塩屋浩三)として等身大にて登場。そして後の劇場版にその一族の者(声 - 矢田耕司、ゆでたまご、他)が登場しているが、外見は異なり原作との設定上の関連性はないが、原作・劇場版共にキン肉マンから名前を間違えられている。
オクトバスドラゴン
ルーツ島を荒らしていたウコンの配下の宇宙怪獣。蛇のような胴体に蛸の足が前後4本ずつ生えた姿で、腰に「SWWF」と書かれたベルトを着けている。キン肉マンのキン肉フラッシュで倒された。
アニメでは劇場版第1作に同名の3世と名乗るキャラクター(声 - 大塚周夫)が敵のボス超人として登場している。
猛虎星人(もうこせいじん)
- 本名 - 不明
- 種別 - 宇宙人 / 怪獣 / 怪人[1]
- 出身 - 宇宙[1] / 猛虎星(アニメではモーコ星[37])
- 身長体重 - 190cm 120kg[1]
- 超人強度 - 正確には不明[1]だが、28万パワー説もあり[5]
- 主な必殺技 - サーベル攻撃[5]
- タッグチーム - 怪獣組
ターバン、サーベルを装備したトラ型の宇宙人。人間でも超人でもない怪獣としてアブドーラと組んでテリーマン&キン肉マンに挑戦状を送りつけて「超人と怪獣どちらが偉いか決定戦」と称して日本武道館で争った。それ以前にもキン肉マンと対戦して尻をサーベルでメッタ突きにしたことがある。
アニメの劇場版第1作に同名惑星出身のキャラクター(声 - 矢田耕司)が超人(超人強度 - 90万パワー[27])として登場するが、デザインは異なる。こちらでもキン肉マン&テリーマンとタッグマッチを演じた。
ハリゴラス
- 種別 - 怪獣 / げっ歯類の超人[1]
- 出身 - 宇宙[1](アニメではメトロ星[37])
- 身長体重 - 45m 3万t[1](アニメでは等身大登場だが、身長体重共に不明)
- 超人強度 - 不明[1](アニメでは80万パワー[27])
- 主な必殺技 - 体当たり
- 声 - 田中康郎
ルーツ島を荒らしていたウコンの配下。体中に刺があり、全身をボール状に変化させ体当たりする。テリーマンのマグナム銃で粉砕された。
アニメでは劇場版第1作にオクトバスドラゴンの部下の超人として等身大で登場した。
ザンギャク星人
- 本名 - 不明
- 種別 - 宇宙人 / 怪人 / 残虐超人 / 怪獣の超人[1]
- 出身 - 宇宙[1] / ザンギャク星
- 身長体重 - 178cm 75kg[1]
- 超人強度 - 正確には不明[1]だが、20万パワー説もあり[5]
- 主な必殺技 - サウスポーガン[5]
- 声 - 郷里大輔
強豪宇宙超人の一人[38]。左腕が自動小銃になっており、トカゲのしっぽのように切り落としてもまた自然と再生する[1]。九州弁で喋る。地球侵略を企てた父親が当時無名だったキン肉マンに殺されたことを恥じ、汚名をすすごうと住之江幼稚園のバスをジャックし、キン肉マンに決闘を挑む。しかし、キン肉フラッシュを喰らいバスごと爆散した[38]。
アニメでは第20回超人オリンピックの決勝戦前に、園児バスの旅行中にキン骨マンに頼まれてキン肉マンを倒しに来た刺客として登場した。手下にナチグロンを抱えている。
カッパトロン
巨大なリクガメの怪獣[1]。甲羅は耐久力が抜群[1]で、原作では本編で不明確だったが、登場回の扉ページで甲羅に「41」と数字が書かれてもいた。テリーマンにより一瞬で倒された。
アニメ版では超人モンスター軍団の一員となっている。関西弁で喋り、頭部に皿を乗せていた。
スプリンタソード / クビフリンガー
キン骨マン製のロボット怪獣。4つ足で歩行する。頭部をドリルのように回転させて、動けなくなったキン肉マンを攻撃したが、駆けつけたテリーマンの銃撃で破壊された。頭部の鋭いかぎ爪を振って攻撃することから別名「クビフリンガー」という説明もある[1]。
アニメ版の名前はクビフリンガー。
バズーガーラ
トカゲの怪獣で、キン骨マンの子分。背中に二門のバズーカ砲を備えており、そこから筒状のものなら何でも射出でき[1]、作中ではキン肉マンの弱点である牛乳(アニメ版ではラッキョウ)を発射して動けなくした。テリーマンにより倒される。背中のバズーカは自分でメンテナンスはできないため、他者のアシストを求める必要がある[1]。
ダイブツラー
7 海の主と呼ばれる大仏顔の怪獣。50年に一度、海を二つに割り現れ、美女の服を引ん剥いて裸を見るのが趣味であり、伝説の怪物の正体でもある。50年前には当時若い女漁師だった老婆を襲っている(彼女はこの辱めを受けた被害がトラウマとなり、50年後にダイブツラーの出現を告げることを考え生きてきた)。公子を殺害し、マリも襲ったところをキン肉マン怒りのキン肉フラッシュにより敗れる。この怪獣が海を割る様子が、旧約聖書にあるモーセの出エジプト伝説の原典になったという[1]。
ダイキング
- 種別 - 怪獣[1] / 顔を発達させた超人[1]
- 出身 - 宇宙[1]
- 身長体重 - 16m 1万2000t[1]
- 超人強度 - 正確には不明[1]だが、25万パワー説もあり[5]
- 主な必殺技 - 噛み付き、人質作戦[5]
丸い頭の覆面を被っているが正体は単眼と二本角が特徴の口裂け怪獣。人質をとってキン肉マンとの対戦を要求した。牛乳が苦手という弱点をついてキン肉マンを苦しめたが、レアーの投げたニンニクによってパワーを取り戻し、トサカ(キン肉カッター)を持ったキン肉マンに斬首され敗れる。キン肉星に出現したが出身は「宇宙」としか判明していない[1]。
宇宙人
- 種別 - 宇宙人(正式種族名不明)
- 出身 - 宇宙
- 身長体重 - 2人共不明
- 超人強度 - 2人共有無不明[39]
- 主な必殺技 - 2人共なし
地球人の生態を調査するために来た小柄な二人組の宇宙人で、日本時間の夜中に文化の中心である東京の某デパートに資料集めに現れた[40]。戦闘力は低く、他の惑星での異星人たちとの戦いでは連敗続きだったことを暗示する会話をしていた[40]。ウルトラマンやスカンクの存在を知っているなど、それなりに異星の情報収集力を持っている[40]。デパートの守衛のアルバイトをしていたキン肉マンと遭遇するが、彼のお調子ぶりにつきあいきれず地球から撤退した[40]。出身は「宇宙」としか判明していない。
第20回超人オリンピック編 初登場
スペシャルマン
- 種別 - 正義超人 / スポーツ超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国東部(エントリーはアメリカ北部)
- 身長体重 - 173cm 86kg
- 超人強度 - 65万パワー
- 年齢 - 20歳
- 主な必殺技 - フットボールタックル、ハンバーガーヒルドライバー、栄光のタッチダウン、クロスチョップ[11]
- 家族 - 息子 スペシャルマンJr.
- タッグチーム - ビッグ・ボンバーズ
- 声 - 佐藤正治(第7、85話)/ 蟹江栄司(第10、11話) / 二又一成(第88話) / 中島千里(11話、少年時代) / 小野健一(PS2ゲーム)[22]
アメフトの装備を身に着けたスポーツ超人。胸には「SPECIAL」と「99」が書かれている。額に「S」の字があり(旧アニメ版では書かれていない)、頭には2つに分かれたとさかを持つ。テリーマンやカナディアンマンとは親友。
第20回超人オリンピックでは、キン骨マン一味の策略により負傷して二次予選敗退となり入院する[41]が、その後決勝トーナメントで苦戦するテリーマンのもとへ病院を抜け出して応援に駆けつけている[42]。
世界超人タッグ選手権では、超人オリンピックで共に競い合った100人の正義超人を集めてキン肉マンとテリーマンのマシンガンズを応援する。第21回超人オリンピックでは、最終予選まで残るも決勝トーナメントには出場できなかった。7人の悪魔超人編では、ファン感謝デーに参加するが7人の悪魔超人に乱入される。その後アイドル超人軍団と悪魔超人軍団の戦いを観客席から観戦。
黄金のマスク編では、キン肉マンと悪魔将軍の死闘で最後までリングを支えてキン肉マンの勝利の一助となる。
夢の超人タッグ編では、悪魔騎士の生き残りアシュラマンとサンシャインに友情を奪われ、キン肉マンらと敵対。カナディアンマンとタッグを組みビッグ・ボンバーズとして宇宙超人タッグ・トーナメントに出場。開会セレモニーに乱入してきたアシュラマンとサンシャインの攻撃によって気絶してしまい、出場権を奪われる。2回戦でマッスル・ブラザーズが悪魔コンビを迎撃し、仇をとった。
キン肉星王位争奪サバイバル・マッチでは、当初は中立の立場を取らざるを得なかったが、最終盤でテリーマン、ラーメンマン、ウルフマン、ジェシー・メイビア、ペンタゴンらと共にネプチューンマンのネプチューン・メッセージに心を動かされて、日本へ向かう。他の正義超人たちとも合流して大阪城までキン肉マンの応援に駆けつけて、瀕死のキン肉マンにエールを送った。
以上の様に初期から登場して、それなりに見せ場もあるが、試合におけるまともな活躍は描かれたことがない。しかし故国・アメリカではタイトル奪取経験もあり、当時はアメリカでテリーマンと人気を二分していた。親友のテリーマンからも実力の高さを認められており、スパーリングなどでロビンマスクやラーメンマンが何度も寝技を極められたとの噂もあるなど、他の正義超人からも一目置かれていた影の実力者だったとのこと[43]。
完璧・無量大数軍襲来の際には、カナディアンマンと共に戦うもマックス・ラジアルに一撃で敗れ去る。その後、カナディアンマンと共に激しい修練の日々を重ねている。
『キン肉マンII世』には伝説超人の一人として登場。『究極の超人タッグ編』では、リザーブマッチに出場を渋っている。また、宇宙超人タッグ・トーナメントに敗退し本国に戻った際、罵声を浴びせられていた。
ゆでたまごの作画担当の中井は相棒のカナディアンマン共々デザインを気に入っていたが、原作担当の嶋田隆司はそういう超人はかませ犬にしたかったらしく、代わりにラーメンマンが活躍することになった[44]。後年、「活かし方を間違えたかもしれない(笑)」「別の意味で愛されているようで嬉しい」とも語っている[45]。スピンオフ作品『THE超人様』では主人公格として登場。カナディアンマンとプリプリマンを含めた3人でよく駄弁っている。誠実で他者に対して思いやりのある性格だが、カナディアンマンを親友として好く余り暴走することもある。
カナディアンマン
- 種別 - 正義超人[1]
- 出身 - カナダ
- 身長体重 - 265cm 218kg
- 超人強度 - 100万パワー
- 年齢 - 30歳
- 主な必殺技 - カナディアンバックブリーカー、永久凍土落とし、アトミック・ボムズ・アウェー、フットボールタックル、メイプルデスロック&カナディアンバックブリーカー、リビルト・カナディアンバックブリーカー
- 家族 - 息子 カナディアンボーイ
- タッグチーム - ビッグ・ボンバーズ
- 声 - 北川米彦[22](第10、88話)/ 岸野一彦[16](68、70話) / 戸谷公次(85話、PS2ゲーム)
カナダの国旗をモチーフとした怪力の巨漢超人。普段は木こりとして生活し、心身ともに鍛えている[47]。超人強度も正義超人内ではトップクラスだが、格闘スキルが未熟であるがゆえに活躍の場は少なく、弱小超人扱いされていた。好きな言葉は「捲土重来」[48]。
第20回超人オリンピック編では、本戦に進出し一回戦でロビンマスクと対戦。巨大化して試合会場の後楽園球場を持ち上げ揺さぶり、先にリング入りしていたロビンに奇襲攻撃を仕掛けるが逆転負けを喫する[49]。その後は上野動物園でデートしている姿も見られた[50]。第21回超人オリンピックの第3予選新幹線アタックでは小倉まで押す好記録を残すが、最終予選で失格。大会後のインタビューでは「10年前なら優勝できた」とコメントを残している[51]。7人の悪魔超人編では、ファン感謝デーに参加するが7人の悪魔超人に乱入される。ブラックホール戦でキン肉マンに代わり闘おうとして負傷したテリーマンに肩を貸し、その後も観客席に何度か姿を見せた。
黄金のマスク編では、他の正義超人と共にパワーを失い生命維持装置に入る。死滅させられるかもしれない恐怖から取り乱してスニゲーターと共倒れしたキン肉マンを「どうせ死ぬなら黄金のマスクを取り返してから死ねばよかったんだ」と罵倒してしまうが、自らの命を投げ出してキン肉マンを救ったウルフマンの姿に打たれ謝罪する。キン肉マン対プラネットマン戦でキン肉マンの体に描かれた地図のカナダが攻撃された際に老化するように衰弱死したが、プラネットマンの魔技・人面プラネットにより人質として登場し、プラネットマンが倒されたことで蘇った(アニメでは取り込まれず、プラネットマンが倒されたことで生命維持装置が復旧して衰弱死前の状態に戻った)。キン肉マンと悪魔将軍の死闘で最後までリングを支えてキン肉マンの勝利の一助となる。
夢の超人タッグ編では、悪魔騎士の生き残りアシュラマンとサンシャインに友情を奪われ、キン肉マンらと敵対。スペシャルマンとタッグを組みビッグ・ボンバーズとして宇宙超人タッグ・トーナメントに出場が決まるが、開会セレモニーに乱入してきたアシュラマンとサンシャインの攻撃によって敗れ去り、気を失う。
キン肉星王位争奪編では、王位争奪サバイバルマッチのロビンマスクとマンモスマンの対戦をテレビで観戦し、涙を流して感動していた。最終盤でテリーマン、ウォーズマン、ラーメンマン、ウルフマン、ジェシー・メイビアらと共にネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
完璧・無量大数軍襲来の際にはスペシャルマンと共に戦うもマックス・ラジアルに一撃で敗れ去る。
オメガ・ケンタウリの六鎗客襲来時にはスペインに現れ、サグラダ・ファミリア特設リングにてパイレートマンと対戦。完璧超人始祖との戦いにおいて何の成果も残せなかったことを恥じ、捲土重来のために今日に至るまでスペシャルマンと特訓を積んでいたことを明かし、これまで見せることのなかった高度な美技の数々を見せる。新必殺技「リビルト・カナディアンバックブリーカー」を放つも強靭な背骨を持つパイレートマンには通用せず逆転されて、パイレートマンに誇りを貫いて死ぬか、誇りを差し出して生きるかの選択を迫られる。死を覚悟しながらも誇りを選び、スペシャルマンに謝罪をしながら背骨を真っ二つに折られ死亡した。ティーパックマンが倒され、気落ちする仲間に檄を入れるなど精神的に成長も見られた。
『キン肉マンII世』ではヘラクレス・ファクトリーの教官の一人として登場した。究極の超人タッグ編では、宇宙超人タッグ・トーナメントから帰国後に自分が経営するジムを暴徒によって破壊されたことを語り、リザーブマッチ出場にも乗り気ではなく、富士の樹海で炭焼きの隠遁生活を送ることを考えていた。その後、3代目キン肉マングレートの正体を委員長に密告し本戦出場を狙うが、逆に正義超人の風上にも置けぬ行為として非難された。
PlayStation 2用ゲーム『キン肉マン ジェネレーションズ』では、キン肉マンらと同じ覆面超人(マスクマン)に分類されている。
カレクック
- 本名 - シン
- 種別 - 残虐超人 / 正義超人 / 料理の超人[1]
- 出身 - インド
- 身長体重 - 200cm 105kg
- 超人強度 - 60万パワー
- 年齢 - 40歳
- 主な必殺技 - カレー・ルーのすりこみ(カレールーガウジング[注釈 4])、ジャンピング・ミドルキック[53]、ガラムマサラサミング、チャルカスティング、オールスパイスシールド、マンダラファイヤーボール、デモリッション・アーサナー、ガンジスブリーカー
- 好物 - カレー[54]
- 声 - 佐藤正治[22] / 増谷康紀(キン肉マンII世)[55]
頭にカレーライスを載せている超人。ラーメンマン、ブロッケンマンと並ぶ「世界三大残虐超人」[53]と名を馳せていた。頭に食物を乗せることによりパワーを供給しており、乗せる物は牛丼や牛乳でも問題はないのだが、インド出身ということでカレーを乗せている[54]。そのカレーは絶品だが、無断で食べると激怒する[56]。戦闘用として使っているカレーは一見日本風だがスパイスの利いた刺激の強いインド系であり、スパイスは荒く具材の野菜は大きめで尖らせており非常に不味い[57]。
第20回超人オリンピック本選では、キン肉マンに凶器攻撃をしかけさらにその傷口にカレー・ルーをすりこみ苦しめる(アニメではキン肉マンをカレーの豚肉にすることを宣言)が、それにより頭が一時的に麻痺して圧倒的な強さを発揮したキン肉マンを「マッスル・デビル(筋肉の悪魔)」と恐れてリングから逃走、試合放棄した[58]。グラウンドのテクニシャンではないかとの噂もあったが[59]、真相は不明。
スカイマンとタッグを組んでいたこともある。全米超人タッグ選手権の決勝で戦うキン肉マンとテリーマンのザ・マシンガンズを応援するため他の正義超人と共に駆け付けた際は、テリーマンがスカイマンの必殺技「フライング魚雷」を使うと、それを誇示するスカイマンに対し「わかった、わかった」と無表情にツッコミも入れていた。第21回大会もキングコブラと共にインド代表として参加するが、予選敗退となった(第3次予選の新幹線アタックまでは勝ち抜いていた)。7人の悪魔超人編では、観客席に何度か姿を見せた。黄金のマスク編では、悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ、生命維持装置に入った。プラネットマンの「魔技・惑星直列」でインドを攻撃された際に、彼の生命維持装置が割れてしまう。キン肉マンと悪魔将軍との決戦ではリングを支える正義超人の一人となる。キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。完璧・無量大数軍襲来の際は、ストロング・ザ・武道にベンキマンと共に挑むも、零の悲劇により超人パワーを抜かれ人間にされてしまう。その姿はゆでたまごの中井いわく「ただのカレー好きのインド人」であり[60]、常にカレーライスの皿を抱えている。
その後、再び超人に戻り、オメガ・ケンタウリの六鎗客襲来時にスペインに現れ、サグラダ・ファミリア特設リングにてマリキータマンと対戦する。友情パワーの秘密を探らせないためにその気持ちを封印し、残虐超人として憤怒の心を抱きながら残虐ファイトを始めるものの、マリキータマンに「天道羽根抜刀」で脇腹を切り裂かれ死亡。
『キン肉マンII世』では伝説超人の一人として登場する。ヘラクレス・ファクトリーでは教官を務めた。究極の超人タッグ編では再びスカイマンとタッグを組んでリザーブマッチの候補者席にいたが、時間超人が出場するや否や高みの見物を決めることを提案していた。
ゆでたまごの嶋田は一発で特徴がわかるゆでたまごのギャグの象徴のような超人であり、思い入れは深いと語る[53]。また、ゆでたまごの中井は度々また描いてみたいキャラクターとしてカレクックの名前を挙げている[60]。後に『グランドジャンプ』2016年21号にカレクックを主役とした読切漫画「キン肉マン超人列伝 カレクック -愛と怒りの聖人-の巻」が掲載され、中井は「ようやくカッコいいカレクックを描く機会をいただけた」と語っている[61]。
前述の読切で過去が語られた。本名はシンといい、厳格な師アジャンタのもとで頭に食物を載せて戦う格闘技・頭載格闘術(マーラレスリング)を学んでいた。1年間、怒りを抑えれば免許皆伝となるはずだったが、好意を抱いていた女性ミーナが悪行超人ケンブリッジマンに苦しめられたため、彼女を救うために禁忌とされていたカレーを頭に載せ、ケンブリッジマンを残虐ファイトで殺害する。しかし助けたミーナは感謝するどころか怯えてしまい、シンはカレーを頭に載せた外道・カレクックを名乗るようになった。
ブロッケンマン
- 種別 - 残虐超人/ 人間[63] / ブロッケン一族[1]
- 出身 - 西ドイツ・ベルリン
- 身長体重 - 185cm 85kg / 198cm 86kg[1]
- 超人強度 - なし(人間だったため)→90万パワー
- 年齢 - 不詳
- 主な必殺技 - 凶器攻撃、毒ガス攻撃、ベルリンの赤い雨
- 家族 - 息子 ブロッケンJr.
- 声 - 水鳥鉄夫[22]
ドイツを代表するブロッケン一族の超人。ブロッケンJr.の父で、ラーメンマン・カレクックと共に世界三大残虐超人の一人。ラーメンマンは難敵と評しライバル視していた。軍服に身を包み、鷲の紋章をあしらった軍帽を被っている。眼は帽子の影に隠れて描かれない場合が多い。着用のブーツは鎌でも切れないほど丈夫である。肌の色は原作では肌色だが、初代アニメでは白。両肩にはかつてナチスのシンボルでもあったハーケンクロイツの刺青を持つ。地元であるドイツで人々を守るために戦っていたが、卑怯な戦法や凶器攻撃や殺害も平然と行う残虐非道な戦い方だったため、凶悪な怪獣たちからも恐れられていた。第20回超人オリンピック1回戦でラーメンマンと対戦し、ゴング前に不意打ちを仕掛けて凶器や毒ガスの攻撃で苦しめるが、直後に反撃を受け、「キャメル・クラッチ」により胴体を真っ二つにされ死亡した[64]。
アニメ版では背骨を折られた後、肉体を引き伸ばされ手打ちラーメンに変えられてしまった。ブロッケンJr.によるとリング上で死ねれば本望だったという。
ブロッケン一族は生まれながらの超人ではなく、本来は人間で、幼い頃からの厳しい訓練に耐えて一人前と認められた者が、18歳になると親からドクロの徽章を与えられ、それを身につけることで超人として活動していることが後に判明した[65]。
『キン肉マンII世』ではブロッケンJr.の回想シーンで幾度か登場。自分を父と呼んでいいのは家の中だけとし、家の外では「師匠(レーラァ)」と呼ばせるなど、息子を厳しく鍛え上げる姿が描かれた。
小説『ディープオブマッスル!!』では、現世に舞い戻ってブロッケンJr.に一族の秘義秘術を授けるために超人墓場で労働を続け、生命の玉を4つ集める。しかし、ブロッケンJr.が正義超人の一員として成長し活躍する姿を知ると「もはや私の出る幕はない」「ブロッケン一族の新たなる伝統を、Jr.がしっかりと築きあげて行ってくれることだろう」と語り、現世への未練を断ち切る。
- タイトル歴
- 西ドイツ超人競技会優勝
- ベルリン超人ヘビー級
- 第3回中近東超人チャンピオンカーニバル制覇
- 異名
- ドイツの鬼(ブロッケンJr.のテーマ曲より)
スカイマン
- 種別 - 正義超人 / マスクマン[1]
- 出身 - メキシコ
- 身長体重 - 180cm 89kg
- 超人強度 - 45万パワー
- 年齢 - 28歳
- 主な必殺技 - 空中戦法、フライング魚雷、コブラツイスト
- 声 - 二又一成[22]
千のマスクを持つといわれ、華麗な空中殺法を使う覆面超人。華麗な空中殺法を使うルチャの達人[1]。カレクックとジョイント・ナンバーワンというタッグチームを組んで、銀河系超人タッグのタイトルを保持していたことがある。また「究極の超人タッグ編」に登場する悪行超人、オルテガ、モアイドンとも組んで宇宙超人6人タッグチャンピオンとなった経歴を持つ[67]。「エル・アホ〜メ軍団」というファンクラブがあり、ファンの集いなどを開催している。
第20回超人オリンピックで本戦に出場し、一回戦で対戦したテリーマンを追い詰めるが逆転負けを喫した。その試合開始前には観客にオーバーマスクを放り投げ、観客の間で争奪戦となったが、結局オーバーマスクを獲得した中野和雄がファンクラブに入会した。
アメリカ遠征編ではタッグマッチにて、キン肉マンとテリーマンを他の超人たちと応援した。その際テリーマンがスカイマンの技である「フライング魚雷」に似た技を使われた際は「俺の技だ!」と立ち上がっていたが、カレクックになだめられてしまう。第21回超人オリンピックではキン肉マンにカナディアンマンと共に声をかけたが、「キンターマン」と「カレクック」に間違えられてしまう。結果は予選敗退となった(第3次予選の新幹線アタックまでは勝ち抜いていた)。キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
「究極の超人タッグ編」ではオーバーマスクはファンの集いの時も投げていることが判明し、超人オタクのカオスも所有している[68]。再びカレクックと組んでリザーブマッチの候補者席に座っていたが、時間超人が出場するや否や自分たちの出場を渋っていた。
超人ランキング〈人気超人の部〉では第4位にランク入りしていた[69]。超人オリンピック ザ・ビッグファイト終了後の総集編では「テリーマンをつぶしたのはこのオレだ!」とコメントしていた[51]。姿形はミル・マスカラスをベースに、入場曲の「スカイ・ハイ」から取られている[66]。
- タイトル歴
- アクロバット超人選手権優勝('79)
- 宇宙超人ルチャ J(ジュニア)・クルーザー級
- 第20回超人オリンピックメキシコ国内予選優勝
- 第21回超人オリンピックメキシコ国内予選優勝
- 宇宙超人6人タッグ優勝('81)[67]
- 銀河系超人タッグ優勝('82)[62]
- 銀河系超人タッグ準優勝('83)[62]
- 異名
- 空中殺法の使い手[21]
ガニア・マスク
ロビン一族専属のフィジカルトレーナーで、第20回超人オリンピック編にてロビンマスクのセコンドを務める[70]。スポークスマンも務める。
夢の超人タッグ編にはロビンマスクの回想に登場。『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉星に帰還するキン肉マンを見送っている。『キン肉マンII世 究極のタッグ』編ではロビン王朝(ダイナスティ)先祖たちの鎧を繋ぎ合わせて作られた「ヒストリーアーマー」の職人がガニアにそっくりであったが、ガニアであることは明言されず詳しい関連は不明。
- タイトル歴
- 大英帝国超人ヘビー級
銅ベルマン(どうベルマン)
- 種別 - 正義超人 / 金属系の超人[1]
- 出身 - ペルー(古代インカ)
- 身長体重 - 189cm 450kg
- 超人強度 - 55万パワー
- 年齢 - およそ600歳
- 主な必殺技 - ブロンズ・クロー
全身銅製の超人。胸に「銅」のマークがある。頭部は鐘状で、右手には盾を持っている。左腕はツメ状になっているが、普通の腕になっているシーンが散見される。第20回超人オリンピックではバトルロイヤルにて敗退。第21回大会もベンキマンと共に古代インカ代表として参加するが、やはり予選敗退となった(第3次予選の新幹線アタックまでは勝ち抜いていた)。キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
- タイトル歴
- 第20回超人オリンピックペルー国内予選優勝
- 第21回超人オリンピックペルー国内予選第3位
ウルドラマン / ウットラマン
- 種別 - 正義超人 / キン肉星系の超人[1]
- 出身 - ウルドラの星[1](エントリーは 日本)
- 身長体重 - 193cm 102kg[1]
- 超人強度 - 90万パワー[1]
- 年齢 - 29歳
- 主な必殺技 - 不明
キン肉星系の近くに存在する[1]ウルドラの星出身だが、地球では日本代表超人として活躍し、第18回超人オリンピック優勝者でもある。連続優勝のV2を目指して続く第19回大会にも出場し、前回同様に決勝まで進出するが、決勝戦でロビンマスクに敗れる。『キン肉マンII世』での回想シーンによると、その決勝のロビンとの試合は「熱闘」と称される名勝負だったものの、激闘の末にロビンのタワーブリッジで腰から真っ二つにされて敗北し、命に別状は無かったがV2達成を逃す形になってしまった。そのため結果は準優勝で、弱点である高すぎるプライド[1]ゆえに、それを苦にして第20回大会は出場を辞退し、その代理でキン肉マンが日本代表として超人オリンピックに出場することになった[72]。
以後の作中には登場していない(アニメ版では予選大会で登場している他、黄金のマスク編でも姿を見せている)。アニメ版では名称はウットラマン(第1期)、ウラドラマン(『キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE2』)。
- タイトル歴
- 日本超人チャンピオンカーニバル5連覇
- 第18回超人オリンピック優勝('72)
- 宇宙超人ヘビー級
- M78宇宙超人チャンピオンシップ制覇
- 第19回超人オリンピック準優勝('76)
カニベース
- 種別 - 正義超人 / 甲殻類の超人[1]
- 出身 - イタリア
- 身長体重 - 208cm 50kg
- 超人強度 - 2パワー
- 年齢 - 35歳
- 主な必殺技 - ジャンケン、必殺カニ固め[11]
- 声 - はせさん治 / 竹本英史(キン肉マンII世)[22]
カニを名乗る超人。突き出た目とハサミ状になっている手が特徴。超人強度2パワーは、判明している中で最低値だが、第20回超人オリンピックのイタリア国内予選は見事に勝ち抜いており、イタリア代表に選ばれた。当時の世界大会予選でも「ヘヘ…、ケンカでもやらせようっていうのか」と腕には自信がある態度を見せていた。また、テリーマンからも「すごいメンバー」として名前が挙げられていたが、第1予選「じゃんけん」でチョキしか出せない弱点を利用され、咄嗟に対戦相手を自分にすり替えたキン肉マンに敗退[73]。そのことがショックで気が狂ったらしく、その後はキン骨マンと共に他の超人たちを邪魔して回った。
アニメではキン骨マンが超人オリンピックに送り込んだ刺客にして、超人モンスター軍団の秘密兵器となっている。また、第1予選では自らキン肉マンを対戦相手に指名している。
第21回超人オリンピックでも国内予選は勝ち抜いてエントリーするが、大手術の末に手をハサミ型からグローブ型に変えて予選開始前にキン肉マンにリベンジを挑む。しかし、今度はチョキを出されあえなく敗北する(アニメではこの描写がカットされた)。キン肉マンからは「底抜けのアホ」と評されている。その後、第1予選の超人らしい体格の者を選別する「超人ふるい落とし」で落され、結局失格となった。後にキン肉マン対ベンキマン戦の試合前のデモンストレーションで登場する[注釈 5]が、ベンキマンのベンキ流しで流される。その後キン肉マンがパンツ詰めでベンキマンの水を逆流させた際、一緒に流されたタイルマン共々脱出した。
7人の悪魔超人編では、モブキャラクターとして観客席に何度か姿を見せた。キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
『キン肉マンII世』でも登場。第21回超人オリンピック終了後は、オリンピック2年連続第1予選敗退の実績とその内容から、国内予選は勝ち抜いたにも関わらず本国にて「史上最弱超人」のレッテルを貼られてしまい、罵声を浴びせられたことが判明。キン肉一族に逆恨みした時期もあり、キン肉星王位争奪サバイバルマッチ終了後に手を6本(グー、ハサミ、グローブが2本ずつ)に改造していた。その執念を大会委員長に評価されキン肉一族への刺客として超人オリンピック ザ・レザレクションに招聘。キン肉マンの息子であるキン肉万太郎と第1予選にて対戦する。じゃんけんには勝利するものの競技が派生型の「あっちむいてホイ」であったため、万太郎の奇策により敗北する(ショックでギャグ描写的に心臓発作を起こして入院した)。
- タイトル歴
- 第20回超人オリンピックイタリア国内予選準優勝
- 第21回超人オリンピックイタリア国内予選優勝
- 異名
- 最弱超人[21]
ドーロ・フレアース
外見は人間の中年男性と変わらないが、ゴッド・フォン・エリックの弟子の超人のひとりで、世界超人協会(WSA)の会長。かつては現役の超人レスラーであったことも仄めかしている。第20回超人オリンピック編の終盤から登場し、決勝戦を観戦した[74]。超人協会にはアンドロイドタイプのロボ超人が数名所属していて、その中の1人に本部でフレアースの側近として普段から秘書的な役割を与えている。没落した超人協会を救うため、キン肉マンに救援を要請する。当初は貫禄がある人物としての描写が多かったが、タッグ選手権開催前はキン肉マンにパートナーがいない危惧から「このわしが現役復帰してでも」と気合を入れて、キン肉マンに「コラコラ、老体を見せるな」とツッコミを入れられたり、宿舎となったオンボロホテルで裸踊りをしたり、二日酔いで試合中に寝てしまったりと、だらしない面もコミカルに描写されることが増えていった。
- タイトル歴
- 不明
レッドシューズマン
人類タイプの超人で元・超人レスラーでもある。現役引退後は正義超人委員会に指名されて超人オリンピック公認のレフェリーを務める。第20回大会では予選のバトルロイヤルでキン骨マンたちに拉致される[75]、3位決定戦でラーメンマンにリング下に放り投げられる[76]、決勝でロビンマスクのスープレックスで投げ飛ばされたキン肉マンに弾かれる形で場外へ転落・失神する[77]など不運なとばっちりを受けることの連続だった。その一方で、一時試合中断後に再開時のキン肉マンの姿勢を勘違いして不利な体勢でロビンマスクと組合わせてしまったり[78]、判定に迷うと試合中でもリングを降りて売店横の自動販売機で森永ココアを飲んだり[79]、バトルロイヤルで実際には失神しただけだった9人の超人のことを「死亡しましたので…」と判定時に大袈裟にアナウンスして盛り上げようとする[79]など、お茶目な面もある。
超人オリンピック以外でも、公式試合は委員長のハラボテ・マッスルと交代で務めている。
- タイトル歴
- 第6回日本超人チャンピオンカーニバル制覇
- 主な肩書き
- 超人委員会公認の超人オリンピックレフェリー
キンターマン / クンターマン
- 種別 - 正義超人 / 体の部位を発達させた超人[1]
- 出身 - 中央アフリカ
- 身長体重 - 183cm 88kg[1]
- 超人強度 - 35万パワー[27]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 16文キック、パワーボム
- 声 - 北川米彦
男性器の特徴を発達させてきた超人。第20回超人オリンピック第2予選「重量挙げ」で1tの怪獣を男性器の力だけで持ち上げた。体力もあり、同最終予選の「月往復飛行マラソン」では8位に付けゴール目前で余裕を見せていたが、月で爆発した爆弾で吹き飛ばされてきたキン肉マンたちに激突され、同着。その後のバトルロイヤルで敗退した。
黄金のマスク編では悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ、生命維持装置に入った。キン肉マンと悪魔将軍との決戦ではリングを支える正義超人の一人となる。
アニメでの名前はクンターマン。テレビスペシャル『決戦!7人の正義超人vs宇宙野武士』ではビーンズマンからタンキーマンとも呼ばれていた。
- タイトル歴
- 中央アフリカ超人競技会優勝('78)
- 第20回超人オリンピックアフリカ予選優勝
スフィンクスマン / スフィンクス
- 種別 - 正義超人[1]
- 出身 - エジプト
- 身長体重 - 189cm 82kg[1]
- 超人強度 - 59万パワー[5] / 70万パワー[1]
- 年齢 - 25歳
- 主な必殺技 - ガーディアンパンチ[5]、16文キック
- 声 - 岸野一彦
アニメ版の名前はスフィンクス。ファラオの冠状の頭部を持つ半人半獣の超人。額には「S」の文字がある。第20回超人オリンピック最終予選にてキン肉マンたちと同着し、バトルロイヤルに参加するが敗退。その後は上野動物園でデートしていた[50]。黄金のマスク編では悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ、生命維持装置に入った。キン肉マンと悪魔将軍との決戦ではリングを支える正義超人の一人となる。人類の知力と獅子の武力をあわせもつ[1]。
- タイトル歴
- 不明
アマゾンマン
頭部に被っている頭蓋骨や、鼻の下に付けている骨が特徴。これらの装飾品は、コミック文庫版発売以降の版では一部修正され、彼の存在自体をまるまる消されているコマもある。第20回超人オリンピック予選に参加したものの、バトルロイヤルで敗退。黄金のマスク編では、悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ、生命維持装置に入った。プラネットマンの「魔技・惑星直列」でアフリカを攻撃された際に、ブラジル出身であるはずの彼の生命維持装置が割れてしまう。キン肉マンと悪魔将軍との決戦ではリングを支える正義超人の一人となる。
- タイトル歴
- 南米呪術競技会優勝('68)
- アフリカ超人パワー・マッチ選手権優勝('74)
- 第20回超人オリンピックブラジル国内予選アマゾン地区優勝
ルピーン
痩身で、燕尾服にマント、シルクハット、片眼鏡を着用。正義超人ではあるが盗みも行う大泥棒でもある[1]。相手を出し抜く技巧を得意とする[1]。第20回超人オリンピック最終予選にてキン肉マンたちと同着になり、バトルロイヤルに参加するが敗退する(ただし、第三次予選の月への往復マラソンで既に失格していたという記録もある[80])。
『キン肉マンII世』では伝説超人として登場し、国際超人会議に参加。究極の超人タッグ編では超人オタクのカオスがオークションで47万円で落札したシルクハットを直接彼に手渡した[81]。
- タイトル歴
- ベルサイユマジック競技会優勝('71)
- パッケージ・デスマッチ選手権優勝('79)
- 第20回超人オリンピックフランス国内予選優勝
ドリーマン
- 種別 - 正義超人 / テリー族の超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国南部
- 身長体重 - 190cm 104kg
- 超人強度 - 85万パワー
- 主な必殺技 - スピニング・トーホールド、ブロンコ・フィスト[82](当初はテリーパンチ[83]、ゲームではテキサス・ストレートと呼称)、ナックルパート
テリーマンの父。厳格な性格であり、テリーマンを厳しく育てた。超人オリンピックの優勝経験者でもある。黄金のマスク編の回想シーンにも登場。
- タイトル歴
- 全米超人レスリング南部選手権優勝
- テキサス州超人ヘビー級
- 第6回超人オリンピック優勝('36)
- 宇宙超人ヘビー級
- 全世界超人チャンピオンシップ連覇
ゾローマン
仮面を着用。正義超人ではあるが世の貧民を救うため、極秘に盗みも行う義賊でもある[1]。フェンシングを得意とする[1]。第20回超人オリンピックにカニベースと共にイタリア代表として参加した。カニベースと異なり予選も順調に通過するが、第三次予選の月への往復マラソンで失格となった。
『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉星に帰還するキン肉マンを見送っている。
- タイトル歴
- 超人フェンシング競技会優勝('79)
- 第20回超人オリンピックイタリア国内予選優勝
ゴクウマン
赤い顔をした猿の超人。感情の起伏で赤い顔を更に紅潮させることができる[1]。第20回超人オリンピックにラーメンマンと共に中国代表として参加したが、ラーメンマンと異なり予選失格となった(描写が無いためどの種目で予選落ちとなったかは不明)。
『ディープオブマッスル!!』の記述によれば、ドクター・ボンベが一時期植物状態になったラーメンマンのためにモンゴルマンマスクを作成する直前に、ボンベが必要な秘薬を求めてガンダーラを訪ねた際にゴクウマンもお供をしたとのこと。
『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉星に帰還するキン肉マンを見送っている。
- タイトル歴
- 中国超人武術河北省地区選手権優勝('79)
宇宙警察(うちゅうけいさつ)の超人警察官
- 本名 - 不明
- 種別 - 正義超人 / 宇宙超人委員会[1]
- 出身 - 宇宙(出身惑星不明。エントリーはハラボテ星)
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 年齢 - 不詳
- 主な必殺技 - サイド・スープレックス
- 声 - 田中秀幸
宇宙超人委員会と連動した組織[1]・宇宙警察の超人課に所属するアンドロイドタイプのロボ超人で、惑星間で暴走する超人・人間・怪人・怪獣を取り締まるのが役目。第20回超人オリンピックを妨害したキン骨マンとイワオの逮捕に尽力する一方で、当時のキン骨マンとイワオが彼らなりにキン肉マンやラーメンマンを好敵手と見ていた心情を汲む度量もあり、第20回超人オリンピック決勝ではキン骨マンとイワオに手錠を掛けた状態でキン肉マンとロビンマスクの試合の観戦を許可し、共に決勝戦を見届けてもいる[85]。
第20回超人オリンピック決勝時には、他に3人の警官が登場していた[86]。この4人共サイボーグスクールを優秀な成績で卒業したエリートでもある。彼らは第21回超人オリンピックの直前も凶悪超人150名(宇宙刑務所に収監された者たちで、その中に老タバコ超人も含まれている)および7人の悪魔超人[注釈 6]の捕獲などにも功があり、数多の実績を残している(ただし、4人の中の1人は少々天然ボケな面もあり、射撃に優れていながら超人オリンピック会場でキン骨マンとイワオが逃走した際は、彼らの足元の床を撃って「コラ、どこ狙っとるんじゃ」と同僚にツッコミを入れられたり、直後にキン骨マンとイワオがラーメンマンに捕獲された際にはズッコケたりと、コミカルな仕草も見せていた[86])。
宇宙警察は、宇宙超人委員会の他にも宇宙刑務所、宇宙超人最高裁判所など宇宙の公的機関と連携して、有事の際は迅速に事後処理を執行する事が義務付けられている。『キン肉マンⅡ世』では、超人血盟軍の2代目キン肉マンソルジャーとザ・ニンジャが[注釈 7]フリーの治安維持組織として、超人特別機動警察隊(アンタッチャブル)を組織し、宇宙警察や宇宙刑務所にと協力体制で約300人の悪行超人や惑星間の犯罪者を検挙している。
- タイトル歴
- 第52回格闘技宇宙一ベスト8
- 主な肩書き
- 宇宙警察所属の現役警察官
バトルロイヤル予選参加超人
- 本名 - 不明
- 種別 - 正義超人
- 出身 - 不詳
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 16文キック、素足での多彩な強力キック技
第20回超人オリンピック最終予選にて同着となったキン肉マンを含む10人の超人の中の1人で、その後バトルロイヤルに参加したが本名は不明。スキンヘッドで額に小さな丸いマークがあるのが特徴。コスチュームはタンクトップで素足。バトルロイヤル前の控室では、競技で予選を勝ち進んだだけの凄さを見せ、キン肉マンとミートの前でキックのデモンストレーションを披露した。キン肉マンが張り合って彼のマネをするが、キン肉マンはカッコつけてキックした瞬間にパンツが破れたので、それを見せられた彼はズッコケてしまう[87]。バトルロイヤルでは強烈な16文キックで不法乱入したキン骨マンを撃退するが、試合は敗退した。
『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉星に帰還するキン肉マンを見送っている。
- タイトル歴
- 不詳
ホワイトベアマン
- 種別 - 正義超人
- 出身 - ソビエト連邦
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 不明
白熊姿のアニメオリジナル超人。第20回超人オリンピックに参加し、直接の描写こそ無いが予選を勝ち進み、最終予選の「月往復飛行マラソン」で月で爆発した爆弾で吹き飛ばされてきたキン肉マンたちに巻き込まれ、彼らと同着になる。その後バトルロイヤルで敗退した。
- タイトル歴
- 不明
アメリカ遠征編 初登場
- ザ・マシンガンズ
-
- キン肉マン / ザ・シャネルマン
- ザ・テリーマン
ジェシー・メイビア
- 種別 - 正義超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国・ハワイ
- 身長体重 - 195cm 110kg
- 超人強度 - 85万パワー
- 年齢 - 18歳
- 主な必殺技 - 一連の返し技、ジャパニーズ・レッグ・ロール・ホールド、フロント・スープレックス
- 声 - 田中亮一
ハワイ超人界の強豪で、返し技の名手と言われる超人。カプ・クイアルアの使い手[1]。小説『ディープオブマッスル!!』でのカメハメとジェシー・メイビアメインのエピソード「ハワイに生まれし天才の苦悩 ジェシー・メイビア」の解説によると、当時ハワイ最強を誇っていたプリンス・カメハメのスパーリングを受けてメイビアは手も足も出ず敗れるが、半年後のハワイタイトルを賭けた再戦で、カメハメの苦手とする返し技をメイビアが会得していたこととカメハメ自身の老いが原因でメイビアが勝利し、ハワイチャンピオンとなる。その実力とルックス、派手な入場スタイルなどでハワイの英雄的存在であったが、この頃の性格は少々傲慢な面も出来てキン肉マンや他者を見下している傾向もあった。しかし、カメハメにより48の殺人技を授けられたキン肉マンに敗れ、王座を失う。メイビアはキン肉マンに敗れて慢心を打ち砕かれカメハメと和解。師匠カメハメへの気遣いからキン肉マンがタイトルを返上したため、カメハメはメイビアに再びハワイチャンピオンベルトを託し、以後は協力体制でハワイ超人界を守り続けた。第21回超人オリンピック ザ・ビッグ・ファイトにも参加したが、予選で失格。黄金のマスク編では、パワーを奪われた他の正義超人同様に生命維持装置に入っていた。
キン肉星王位争奪編では口調が片言の日本語で、以前より正義感の強い超人となった。ジェロニモと対戦して敗北し、再びタイトルを奪われている。その後王位争奪サバイバルマッチのロビンマスクとマンモスマンの対戦をテレビで観戦し、涙を流して感動していた。最終盤でウルフマンと共にハワイ巡業を終えたタイミングでネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけて、ソルジャー(ソルジャーマン)の姿に変身してフェニックスシズ子に襲い掛かった残虐の神をパイルドライバーで倒した。
『キン肉マンII世』では、ヘラクレス・ファクトリーの教官として登場している。アニメ版では、超人同盟の手先となっていた。
ビューティー・ローデス / ビューティー・ロローデス
- 種別 - 正義超人 / プロレスラーに似た超人[1] / ロボ超人(アニメ版)
- 出身 - アメリカ合衆国・フロリダ[90]
- 身長体重 - 190cm 180kg
- 超人強度 - 55万パワー
- 年齢 - 28歳
- 主な必殺技 - エルボー、サーフボード、デッドリー・ドライブ、エアープレンスピン、ベア・ハッグ
- タッグチーム - ジ・エンペラーズ
- 声 - 佐藤正治[22]
超人評議会のチャンピオンで、幹部的な存在の超人。エルボーを得意とする重量ファイター。超人同盟との抗争中にスカル・ボーズの手で唇から額にかけての顔面の皮を剥がされてしまい[91]、以後は金属製のマスクをつけている。タッグリーグ敗北後は苦戦するザ・マシンガンズを応援し、キン骨マンに奪われたテリーマンの義足を取り返し、テリーマンに投げ渡した。
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトにも参加したが、第一次予選のふるい落としでカニベースやスカル・ボーズと共に失格する。黄金のマスク編では、パワーを奪われた他の正義超人同様に生命維持装置に入っていたが、最後は悪魔将軍と対戦するキン肉マンの試合でリングを支えた。この時は、金属製のマスクに口の部分が付けられており、キン肉星王位争奪編の頃には、顔面が普通の顔に戻っていた[注釈 8]。キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
アニメ版では名前をビューティー・ロローデスと改められ、皮膚の下は機械で覆われたロボ超人となっていた。こちらでは超人同盟のアメリカチャンピオン(しかし保持していたベルトは「WSC」のロゴ)としてキン肉マンとシングルで対戦。試合を圧倒的優位に進めていたが、キン骨マンの鳥もち弾がキン肉マンを外れ、ロローデスを誤射したことで顔の皮膚が剥がれ、機械超人の正体露出とともに怯み、48の殺人技「人間風車」を喰らい逆転負けを喫した。
ジャンヌ・スティムボード
- 種別 - 正義超人 / プロレスラーに似た超人[1]
- 出身 - フランス→アメリカ西海岸[90]
- 身長体重 - 198cm 143kg
- 超人強度 - 65万パワー
- 年齢 - 20歳
- 主な必殺技 - フライングチョップ、空手殺法、サイド・スープレックス
- タッグチーム - ジ・エンペラーズ
J・スティムボードとも表記。超人評議会のレスラーで、超人協会・超人同盟とのタッグ戦にあたりフランスから呼び出された。テリーマンをゴリラと形容するほど口が悪い。タッグリーグ敗北後は超人同盟のやり方に反発し、苦戦するマシンガンズを応援した。
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトにも参加したが、予選で失格する。黄金のマスク編では、パワーを奪われた他の正義超人同様に生命維持装置に入っていたが、最後は悪魔将軍と対戦するキン肉マンの試合でリングを支えた。キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
アニメ第一期には登場していない。
- タイトル歴
- フランス超人格闘術選手権優勝
- 異名
- 毒舌超人[21]
スカル・ボーズ
- 種別 - 残虐超人 / 正義超人 / 文字タトゥー超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国(初代アニメ版では ケニア[94])
- 身長体重 - 204cm 160kg
- 超人強度 - 60万パワー
- 年齢 - 38歳
- 主な必殺技 - 凶器攻撃、フライング・ニードロップ、針ネズミ殺法、火炎放射、8の字固め(デビル・マジシャンとのツープラトン)
- タッグチーム - 宇宙一凶悪コンビ
- 声 - 佐藤正治[22]
超人同盟のチャンピオンで、幹部的な存在の超人。全身に「SUKARU」の文字が刻まれていて、本気になれば体中を針ネズミ状にとがらせ体当たりする技を使う。超人同盟構成員からは「スカルさん」と敬称されている。初登場のコマではまつ毛が長かった[95]。ハゲタカと形容されることがしばしばある。ローデスの上唇を引き裂く[91]など他の超人には惨いふるまいも辞さない残虐な性格で、試合中に凶器を使うことも厭わない。ただし、後に登場してキン肉マンたちと戦う悪行超人たちの様に地球支配を目論んでいるわけではなく、彼なりにアメリカ超人界統一の理念は持ち合わせてもおり、「人類の平和を守る正義超人」としての考えを忘れるまでの悪党ではない。デビル・マジシャンと共に「宇宙一凶悪コンビ」を結成し、ザ・マシンガンズと交戦するが最後はテリーマンのカーフ・ブランディングによりKOされた。
その後は改心して、第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトにも参加したが、第一次予選のふるい落としでカニベースと共に失格する。その時はアデランスをしていた。黄金のマスク編では、パワーを奪われた他の正義超人同様に生命維持装置に入っていたが、最後は悪魔将軍と対戦するキン肉マンの試合でリングを支えた。夢の超人タッグ前の試合では、ロビンマスクとウォーズマンの超人師弟コンビにデビル・マジシャンと共に敗れている。キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
『キン肉マンII世』第4回の扉絵では、スカル・ボーズらしき超人が万太郎にジャンピングラリアットを食らう姿が描かれた。その際の身体の文字は「SUKRU」だった。
アニメ版では超人同盟のアフリカチャンピオンとして登場し、額に「S」の文字が書かれている。こちらではキン肉マンとシングルで対戦し、その試合に前後して原作での人間の少年ロバート(アニメではニカオ)との触れあいを基にしたエピソードが盛り込まれた。キン骨マンが放った麻酔銃によりキン肉マンが戦力ダウンしたことで一気に優位に立つが、ニカオ少年との友情で復活したキン肉マンの金星まで蹴り飛ばされ、場外アウトとなって敗北した。
- タイトル歴
- ラスベガス超人J(ジュニア)・ヘビー級
- ラスベガス超人チャンピオンシップ5連覇
- カリフォルニア超人チャンピオンシップ制覇
- カリフォルニア超人J(ジュニア)・ヘビー級
- 全米超人タッグ選手権準優勝('80)
- アクロバット超人選手権準優勝('80)
- 全米超人タッグ選手権優勝('82)
- 全米超人タッグ選手権準優勝('83)
- アフリカ超人J(ジュニア)・ヘビー級(アニメ版)
- 異名
- ウミボウズ[96]
- ハゲタカ[92]
- 極悪坊主[97]
デビル・マジシャン
- 本名 - エンゼル
- 種別 - 正義超人→悪行残虐超人→正義超人 / ピエロの超人[1]
- 出身 - スペイン→アメリカ西海岸(初代アニメ版では フランス[98])
- 身長体重 - 190cm 130kg
- 超人強度 - 60万パワー
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - トランプ攻撃、凶器攻撃、8の字固め(スカル・ボーズとのツープラトン)
- タッグチーム - 宇宙一凶悪コンビ
- 声 - 佐藤正治[22]
超人同盟のレスラーで、スカル・ボーズの過酷なスパーリングに耐え、見出されてコンビを組む。凶器攻撃が得意で体中に凶器を隠し持ち、左腕の義手にはナイフが隠されている。他にもトランプやナイフなどを武器とする。『ディープオブマッスル!!』などで語られたところによれは、本名は「エンゼル」であり本来は心美しい少年超人だったが、超人界きっての手品師である父のデビル・マギーとの確執および父のマギーが悪行超人に殺されたことがきっかけで、正義に失望し、凶悪・残虐な悪行超人に身を堕としたとのこと[1]。
往年の超人オリンピックチャンピオンだったハンサム・レイスマンを襲い殺害。その首を持参して超人同盟に入団する[99]。ザ・マシンガンズとの対戦の際には、レフェリーを務めたラーメンマンにより凶器保持を見破られるが、凶器なしでも実力があるところを見せた。ただし、凶器は残虐超人にるきっかけだった父親との過去のトラウマに対する心の支えとしてきたこともあり、素手では今一つ実力を発揮できない精神的弱点も抱えていた[1]。
その後は改心して正義超人に転身。第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトにも参加したが、予選で失格する。夢の超人タッグ前の試合では、ロビンマスクとウォーズマンの超人師弟コンビにスカル・ボーズと共に敗れている。キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
アニメ版では超人同盟のフランス代表として単に「マジシャン」の名前で登場。こちらではキン肉マンとシングルで対戦し、ここでもラーメンマンがレフェリーを務めている。ピアノ線を使ったトリックや肩当に仕込んだ凶器をラーメンマンに見破られ、48の殺人技「人間ヘリコプター」によって宇宙まで投げ飛ばされリングアウト負けとなった。夢の超人タッグ編で原作通り「デビル・マジシャン」と呼ばれた。
- タイトル歴
- 西洋マジック競技会優勝('79)
- 全米超人タッグ選手権準優勝('80)
- 全米超人タッグ選手権優勝('82)
- 全米超人タッグ選手権準優勝('83)
- フランス超人ヘビー級(アニメ版)
- 異名
- 死のイリュージョニスト[97]
- 怪人師弟コンビ(怪人ペア)
-
- キン骨マン
- イワオ
- 凸凹ブラザーズ
-
- イワオ
ブラック・シャドー
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力→正義超人 / 怪人 / 完全人工のロボ超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国・テキサス州ヒューストン(製作地)[1] / ドクロ星[27]
- 身長体重 - 265cm 229kg[100] / 190cm 180kg[1]
- 超人強度 - 55万パワー[27]
- 主な必殺技 - 無差別攻撃[5]
- タッグチーム - 凸凹ブラザーズ
怪人血社のレスラーで、キン骨マンがイワオのタッグパートナーとして開発したサイボーグタイプのロボ超人。パワーはビューティー・ローデス、技はロビンマスク、残虐性はラーメンマン、頭脳は作者のキン骨マンに相当する(キン骨マンの自称による)。自我があるものの会話ができず、宇宙一凶悪コンビにギブアップを告げられず、あっけなく破壊された。誤ってパートナーのイワオを殴る場面がある。
アニメには登場していない。
その後、改心したキン骨マンが新たに開発した完全人工のロボ超人再生技術で、キン肉星王位争奪サバイバル・マッチの頃には正義超人に生まれ変わる形で復活を遂げており、『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン骨マンやイワオと共にキン肉星へ帰還するキン肉マンを見送りに来ていた。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- パワーマシン[21]
ゴッド・フォン・エリック
アメリカ超人界の創始者。約150年間にわたって米国最高峰に君臨した超人で、ドーロ・フレアースら3団体会長の師匠でもある。現役を退き後進の指導にあたっている。キン肉マンからは「E・H・エリック」と、名前を間違われていた。若い頃にアメリカ超人界で争いが起きた時は、その都度超人タッグ選手権を開催して片を付けてきたとのことで、分裂してしまったアメリカ超人界を再び統一するために、フレアースら3団体会長に80年度全米超人タッグ選手権の開催を提案する。
アニメ第一期では登場しない。
- タイトル歴
- 宇宙超人ヘビー級
- 全米超人レスリング選手権連続優勝
- 全世界超人チャンピオンシップ連覇
- 全米超人タッグ選手権連続優勝(開催年等は不詳)
- 異名
- 鋼鉄の爪
- 主な肩書き
- 元世界超人チャンピオン[21]
チャボ・ケロリ
- 種別 - 正義超人 / プロレスラーに似た超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国(カリフォルニア[1])
- 身長体重 - 180cm 103kg[1]
- 超人強度 - 51万パワー[27]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - チャボ・キック[5]
- 声 - 岸野一彦[22]
超人協会カリフォルニアチャンピオンの超人。超人協会に残されたカリフォルニアを守るため超人同盟のスカル・ボーズと対戦するが敗れる[101]。人生ゲーム ハイ・アンド・ローが好き。実力はあるが少々気弱な面もある。
アニメ版ではアメリカ支部代表だったが、ビューティー・ロローデスに倒される。
- タイトル歴
- カリフォルニア超人J(ジュニア)・ヘビー級
- カリフォルニア超人チャンピオンシップ3連覇
- 全米超人J(ジュニア)・ヘビー級(アニメ版)[注 1]
SW-26(エスダブリュー-26)
超人協会に所属するアンドロイドタイプ[1]のロボ超人で、宇宙飛行機の操縦士。第20回超人オリンピックに優勝したキン肉マンをハワイまで案内した。サイボーグスクールを首席で卒業したエリートでもある。
同じタイプの仲間としてAB-20(エービー-20)がいて、彼も共にキン肉マンを案内すると同時にキン肉マンの警護およびキン肉マンが機内で勝手な行動をしない様に監視する役目も兼任していた。
また、彼らの他にも名称は不明だが、ドーロ・フレアースの側近として同じタイプのロボ超人が協会本部に登場している[102]。
- タイトル歴
- サイボーグスクール成績No.1
- 主な肩書き
- 超人協会所属の宇宙飛行機操縦士
イヤデス・ハリスン
外見は人間の女性と変わらないが、ゴッド・フォン・エリックの弟子の超人の1人で、アメリカ東部・南部に勢力を持つ世界超人評議会(WSC)の会長。超人協会や超人同盟と抗争を繰り広げるが、終盤ではタッグリーグ棄権後、超人同盟のやり方に反発し、テリーマンの奪われた義足を取り返し、キン骨マンによって気絶させられたロバートを優しく介抱してキン肉マンたちに味方した。一時期はアメリカ超人界を手中に掌握しようとする野心家になっていたが、同時に3団体統一がアメリカの正義超人界のためとも信じており、人類の平和を守る正義超人としての矜持はブレていない。
アニメ第一期では世界超人同盟(WSF)の会長。原作とは異なり悪党で、ロビンマスク転落直後にドーロ・フレアースと殴り合いの末、崖まで追い詰められたところを数々の不正が暴かれ、五分刈たちに逮捕された。
- タイトル歴
- 不詳
クラーク・ケンタ
- 種別 - 正義超人 / 人間(表向き)
- 出身 - アメリカ合衆国
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 79万パワー
- 年齢 - 不詳
- 主な必殺技 - 不詳
アメリカ超人。普段は人間としてデイリー・プラカード社所属の記者を生業としている。ゴッド・フォン・エリックから全米超人タッグ選手権の立会人を依頼され、試合ではレフェリーを務める。状況に応じて適切なレフェリングをする冷静な超人だが、キン肉マンとミートのやり取りに振り回されていじけてしまうコミカルな面も見せている。ゴッド・フォン・エリックからの示唆もあり、全米超人タッグ選手権の決勝戦のみ中国からラーメンマンを招いてレフェリーを託した。
クラーク・ケンタの他にも全米超人レスリングのコミッショナーを務めるシゲオ・ニシムラという人類タイプの小柄な日系アメリカ超人が大会スタッフとして参加し、開会セレモニーで認定書宣言を行おうとするが、宣言直前に気短なデビル・マジシャンに蹴り飛ばされてしまっている。二人ともアニメ第一期では登場しない。
- タイトル歴
- 全米超人レスリング北部選手権優勝
- 米国北部超人ヘビー級
- 主な肩書き
- デイリー・プラカード社編集部員
- アメリカ超人界公認の超人タッグレフェリー
デューク・カマタ
外見は人間と変わらないが、ハワイ超人の1人で、ハワイチャンピオンシップ兼ジェシー・メイビアのプロモーター[1]。キン肉マンの実力を見極めるため、ジェシー・メイビアに挑戦させず、その付き人のプリンス・カメハメと対戦させることで力を計った。カメハメの過去の経歴についても熟知しており、キン肉マンが部屋を去った後、カメハメの過去とキン肉マンの末路を重ね嘲笑していた。しかし、最終的には不愛想な表情ながらもジェシー・メイビアに勝利したキン肉マンの実力を認めて拍手を送った[103]。
モデルはキラー・トーア・カマタなどの悪役レスラー[104]。
ダイナマイトパイパー / ダイナマイトペイパー
- 種別 - 残虐超人 / 正義超人 / プロレスラーに似た超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国
- 身長体重 - 183cm 103kg[1]
- 超人強度 - 78万パワー
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - パイパー・キーロック[5]
- 声 - 岸野一彦[16]
超人同盟のランバージャック・ショーでロビンマスクと戦ったが、残虐で卑怯な戦い方を見せて「甘さゆえキン肉マン風情に敗れた」とロビンを罵倒したことが災いし、彼にタワーブリッジで引き裂かれて死んでしまう[105]。
アニメでの名前はダイナマイトペイパー。超人同盟ブラジル代表として登場。原作とは顔のデザインが変わっている。同じくタワーブリッジを食らうが引き裂かれずに投げ飛ばされ、試合後に担架で運び出された。
後年のキン肉星王位争奪サバイバル・マッチの頃には復活。改心もしており、『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉マンを見送っている。しかし、その後再び死亡し(死因は不明)、完璧超人始祖編で悪魔将軍が超人墓場に侵入した際には、禁断の石臼(モルティエ・デ・ピレ)での労役を課されていた。
- タイトル歴
- 不明
- 異名
- 超人同盟きってのあばれん坊[106]
ハルク・ドーガン
- 種別 - 正義超人 / 人間のプロレスラーに似た超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国・ジョージア[1]
- 身長体重 - 221cm 160kg[1]
- 超人強度 - 45万パワー[1]
- 年齢 - 23歳
- 主な必殺技 - ランニング・レッグドロップ[1]
超人評議会のレスラー。相手を圧倒するパワーファイトを売りものとする人類タイプの重量超人で、恵まれた体格を持つが動きは鈍い[1]。評議会チャンピオンのビューティー・ローデスに挑戦したが、手も足も出ず軽く倒されてしまう[107]。
アニメ第一期には登場していない。
- タイトル歴
- ジョージア州超人プレミアリーグ準優勝 ('78)
ボヴ・ウィンクル
- 種別 - 正義超人 / 残虐超人 / プロレスラーに似た超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国・ミネソタ
- 身長体重 - 188cm 120kg[1]
- 超人強度 - 58万パワー[1]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 不明
超人評議会のミネソタ州チャンピオン。試合でも眼鏡をかけている人類タイプの超人レスラーで、リング上では悪役然とした振る舞いも多い[1]が確かな実力の持ち主でもある。しかし、試合前にシャネルマンに変装したキン肉マンの奇襲を受け、控室にて木槌で頭を小突かれ、たんこぶを出して失神してしまう[108]。
アニメ第一期には登場していない。
- タイトル歴
- ミネソタ超人チャンピオンカーニバル2連覇
ザ・ブルドーザー
- 種別 - 残虐超人 / 正義超人 / プロレスラーに似た超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国・イリノイ
- 身長体重 - 221cm 160kg[1]
- 超人強度 - 45万パワー[1]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 不詳
超人評議会のイリノイ州チャンピオン。全身古傷だらけな人類タイプの超人レスラーで、試合の度に傷が増えることを喜んでいたが、タイトル防衛戦に勝利した直後にシャネルマンに変装したキン肉マンの名称不明の48の殺人技の一つで一蹴されてしまう[109]。
アニメ第一期には登場していない。
- タイトル歴
- イリノイ州超人金網マッチ選手権優勝 ('77)
- シカゴ超人ヘビー級
- イリノイ超人チャンピオンカーニバル3連覇
- シカゴ超人チャンピオンシップ2連覇
- 異名
- 古傷超人[110]
キング・クラッシャー
- 種別 - 残虐超人 / 正義超人 / プロレスラーに似た超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国・ウィスコンシン
- 身長体重 - 183cm 108kg[1]
- 超人強度 - 65万パワー
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 多彩な打撃と凶器攻撃
打撃と凶器を使った連続攻撃で対戦相手を粉砕することから「粉砕機」の異名をもつ人類タイプの超人で[1]、本来は正義超人だったがA級団体に入れないおちこぼれ超人だったため、「暴動の鎮圧」を名目として超人同盟に入団し、人を痛めるつける目的で残虐なレスラーとなった[1]。超人同盟主催の殺し合いギャンブルショーを楽しむ金持ちの人間たちからは人気があり、痛めつけることさえ達成されるなら相手が超人でも人間でも構わないという手段を選ばない卑怯な性格をしている。
超人同盟のランバージャック・ショーで同盟チャンピオンのスカル・ボーズと戦う予定だったが、試合前に超人評議会のビューティー・ローデスに粉砕された。
アニメ第一期には登場していない。
- タイトル歴
- 不明
- 異名
- 粉砕機[111]
第2次怪獣退治編 初登場
ビビンバ
- 種別 - 正義超人 / ホルモン族→キン肉族(結婚後[1])
- 出身 - キン肉星・ホルモンシティー
- 身長体重 - 163cm 43kg
- 超人強度 - 10万パワー
- 年齢 - 16歳(王位争奪編時20歳、キン肉マンII世時50歳)
- 主な必殺技 - ホルモン・ソバット、お色気攻撃[11]、剣術[112]
- 家族 - 父 ホルモン・ヤーキ 母 ホルモン・ハラミ 兄 プルコギ・ヤーキ 夫 キン肉スグル 息子 キン肉万太郎 義父 キン肉真弓 義母 キン肉小百合 義兄 キン肉アタル
- 声 - 山本百合子(劇場版第二作) / 富沢美智恵(王位編) / 高木早苗(キン肉マンII世)
フルネームはホルモン・ビビンバ(結婚後はキン肉ビビンバ)。ホルモン族出身で、外見は地球人の女性と変わらないが、戦闘能力は高く飛行能力も持っている女性超人である。父ホルモン・ヤーキによりキン肉マン打倒の刺客として送り込まれるが、キン肉マンの思いやりに触れて片想いする。その後はキン肉マンについて地球まで行き、キン肉ハウスに押しかけ裸にエプロンの格好になったり、地球防衛軍に入ってキン肉マンの仕事を奪ったりとかなりのオテンバ振りを見せキン肉マンを困らせたりもしたが、後にキン肉マンの正式な妻(第58代キン肉星王妃)となった。キン肉星王位争奪編で髪型を変えている。得意料理はオカユと丼物[注釈 9]。
第21回超人オリンピック編では、残虐ファイトで勝ち上がるウォーズマンの隠された優しさに気付き、ウォーズマンの計量前に重いベルトをプレゼントすることでベアークローを外させようとするなど、始終気に掛ける様子を見せた。
7人の悪魔超人編以降も、常にリングサイドや観客席でキン肉マンらの試合を見守っっており、キン肉星王位争奪編では鎧を纏って大坂城に潜入し、キン肉真弓夫妻を最上階から脱出させるが、共に知性チームに捕まる。ネプチューンマンの消滅直後には特設スタンドの上辺からフェニックスに対し正々堂々と戦うよう懇願してスタンド内側に投身、地表激突寸前に超人預言書の灰に憑依していたキン肉アタルに救われる。
『キン肉マンII世』では、キン肉マンⅡ世(キン肉万太郎)の母となる。当初はオールバックの髪型だったが、火事場のクソ力修練編では髪を下ろしてキン肉星王位争奪編以降に近い髪型になっていた(アニメ版では最初からこの姿で登場)。
初代アニメ版では、劇場版第二作のみに登場し、原作同様キン肉マンに惚れるが、劇場版では原作と異なりシシカバ・ブーと恋仲となった(前述のウォーズマンとのエピソードではナツコが同じ役割を務め、キン肉マンは二階堂マリと婚約寸前までの恋仲となる)。アニメ版王位争奪編では原作と同様の経緯で登場するが、原作や劇場版第二作と異なりキン肉マンの幼馴染となっており、最後は原作でのキン肉マンや劇場版でのシシカバ・ブーではなく、キン肉マンスーパー・フェニックスと恋仲になり、キン肉マンは二階堂マリと婚約したままだった(この時点までテレビ版にシシカバ・ブーは登場していない)。しかし、II世アニメ版では、結局マリが身を引いてキン肉マンはビビンバと結婚していた(アニメ版王位争奪編ラストでの、ビビンバとキン肉マンスーパー・フェニックスとの関係がどう終了したかまでは触れられていない。またII世編からは、シシカバ・ブーも劇場版設定とは異なる原作同様の経緯・立場にての登場を果たす)。
- 主な肩書き
- 第58代キン肉星大王妃
- 地球防衛軍所属
シシカバ・ブー
- 種別 - 正義超人 / バーベキュー族[1]
- 出身 - キン肉星・バーベキュー村
- 身長体重 - 185cm 90kg
- 超人強度 - 95万パワー
- 年齢 - 21歳
- 主な必殺技 - シシカバ・フラッシュ(アニメでの名称はシシカバ・ビーム)、シシカバ・ビーム(アニメでの名称はシシカバ・フットビーム)、牛丼の早食い、ジャーマン・スープレックス(アニメのみ)
- 家族 - 父 シャミカバ・ブー 母 マサラ・ブー
- 声 - 野田圭一 (劇場版第二作)/ 大場真人(キン肉マンII世)
バーベキュー族の王子。キン肉星No.1のブ男だが、格闘家としての実力は本物で、宇宙超人カーニバルで優勝している。バーベキュー王家の姓は「ブー」で、キン肉王家やホルモン王家の様に一族名を姓として名乗っていない。ホルモン・ヤーキに篭絡されてキン肉マンと決闘し、勝利した(劇場版では互角のままだった)。しかし、ビビンバのキン肉マンに対する真剣な想いを感じ、潔く身を引いた。
『キン肉マンII世』では超人評議会のバーベキュー族頭首として登場(父親である長老のシャミカバ・ブーも登場している)。変わらず真面目だが、ザ・ニンジャにサインを求めるなど、ミーハーな部分も見せている。
初代アニメではテレビ版には未登場で、劇場版『キン肉マン 大暴れ!正義超人』にのみ登場し、原作とは異なりビビンバと恋仲になる。しかし、結局II世アニメ版でビビンバはキン肉マンと結婚しており、シシカバ・ブーも原作と同様の設定で超人評議会のバーベキュー族頭首として登場した。
デザインはキン肉マンの原型の流用。一度きりの登場の割には人気があったと嶋田は語っている[113]。
- タイトル歴
- 宇宙超人カーニバル優勝('79)
- 異名
- バーベキュー族勇者[21]
ホルモン・ヤーキ
- 種別 - 正義超人 / ホルモン族[1]
- 出身 - キン肉星・ホルモンシティー
- 身長体重 - 157cm 52kg
- 超人強度 - 5万パワー[27]
- 年齢 - 不明
- 家族 - 妻 ホルモン・ハラミ 息子 プルコギ・ヤーキ 娘 ビビンバ 孫 キン肉万太郎 義理の息子 キン肉スグル(ビビンバの夫)
- 声 - 八奈見乗児
ホルモン族頭首。その昔、キン肉族より偉かったホルモン族だが、キン肉族と戦争になり敗れてからは没落していた(劇場版では戦争ではなく王族同士のレスリング試合となっている)。ホルモン自身、真弓には何度か挑戦したが一勝もできず(劇場版では病弱な体もたたって敗れている)、妻ハラミは戦争でキン肉族に殺されている。キン肉族に復讐すべく、娘ビビンバや、バーベキュー族のシシカバ・ブーを刺客として送り込むが、いずれも失敗。しかし、後年の「キン肉マンの結婚式!!の巻」ではビビンバのウエディングドレス姿を見て涙を流し喜んでいた。『キン肉マンII世』ではキン肉星の超人評議会(カウンシル)、四大長老の一人として登場。
ホルモン族にはマスクを被る掟はなく自宅では着用していないが、正装時はキン肉カッター付きのマスクをかぶる[1]。また、女性は姓を名乗るが、男性は名前を息子に継承させている。ホルモン・ヤーキの素顔や体型は、キン肉マンの知人の地球人である与作さんとも似ている。
アニメでは劇場版『キン肉マン 大暴れ!正義超人』に登場。
- タイトル歴
- 第52回格闘技宇宙一準優勝
- 第53回格闘技宇宙一第4位
- 主な肩書
- ホルモン族頭首
クリスタルマン
- 種別 - 正義超人 / 鉱物の超人[1]
- 出身 - 南極
- 身長体重 - 280cm 200kg
- 超人強度 - 90万パワー
- 年齢 - 約10万歳
- 主な必殺技 - つめたいファイト、ビーム攻撃、背面大圧壁
- 好物 - ミルク金時
- 趣味 - アイススケート
10万年間、南極の氷の下で眠っていた巨人。ミルク金時食べ放題という条件でビーンズマンの誘いに乗り、ラッカ星防衛に加わる。冷静な性格で宇宙野武士の弱点にいち早く気づいた。
7人の悪魔超人編では、観客席に姿を見せた。黄金のマスク編では悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ、生命維持装置に入った。キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」でも登場。全世界から集合した超人たちと共に王位を継いでキン肉星に帰還するキン肉マンを見送りに来ていた。
- タイトル歴
- なし
プヨプヨ
- 種別 - 正義超人 / 変身超人[1]
- 出身 - 南アフリカ共和国
- 身長体重 - 120cm 120kg
- 超人強度 - 25パワー / 25万パワー[27]
- 年齢 - 10歳
- 主な必殺技 - 変身、変身パンチ[5]
- 趣味 - 特に無し
宇宙野武士を倒すためにビーンズマンがスカウトした7人の超人の一人。まだ子供だが、軟体質の体躯を持ち、あらゆるものに変身できる能力を有する。性格は大人しく普段は気弱だが、キン肉マンに「白ブタ」呼ばわりされた際は怒って大きな拳に変身してキン肉マンを殴ったり、宇宙船に変身した際は騒々しいキン肉マンの席を分離したりなど、キン肉マンに対しては強気にも出ていた。しかし、実際のラッカ星での宇宙野武士との戦いではキン肉マンの発案にも従い、ロープに変身して巨大化した野武士を足止めしている。学研の図鑑『キン肉マン「超人」』では、基本的に超人の大半は大なり小なり変身能力を備えている者が多いが、プヨプヨは変身という特性を前面に打ち出した現在確認されている唯一の変身超人だとされている[1]。
後年の『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」でも登場。全世界から集合した超人たちと共に王位を継いでキン肉星に帰還するキン肉マンを見送りに来ていた。『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』ではリザーブマッチの候補者席にビーンズマンと並んで座っていた。
- タイトル歴
- なし
ビーンズマン
- 種別 - 正義超人 / 好物(おたふく豆)を名乗る超人[1]
- 出身 - ラッカ星(アニメ版ではキンギョ星)
- 身長体重 - 140cm 40kg
- 超人強度 - 10パワー
- 年齢 - 12歳
- 主な必殺技 - 携帯怪獣攻撃[5](自身の技はなし。アニメ版では髪の毛で怪獣を生み出す超能力を持つ)
- 好物 - おたふく豆
- 趣味 - 怪獣コレクション
- 声 - 間嶋里美
ラッカ星の大長老インゲンの弟子の少年超人。故郷ラッカ星を宇宙野武士に侵略され、テリーマンら地球の超人に助けを求める。趣味は怪獣コレクションで、本編では顔(頭部)が発達した「モンスター1号(身長体重 - 150cm 120kg、超人強度 - 不明、出身 - 宇宙[1] / ラッカ星)」という携帯怪獣を出現させている。アニメ版では髪の毛を1-3本飛ばして様々なタイプのモンスターを作り出す能力を持ち、モンスター1号もビーンズマンの分身的存在となっている(一度破壊してもビーンズマンが髪の毛を1-3本飛ばせば何度でも再生する)。初登場時は出しゃばりなキン肉マンを無視するような態度もとっていたが、キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
テレビスペシャル版ではキン肉マンの実力を見ずにいた原作とは異なり、モンスター1号を使ってキン肉マンの実力を測るが、キン肉マンが普段のドジさとお調子ぶりを発揮して簡単に負けたため実力を疑問視するようになる。その後キン肉マンたちとともに宇宙船でラッカ星へ向かうが、キン肉マンがワープボタンを誤って押したことでスペース戦艦トマトに衝突し足止めを食う。最終的にはキン肉マンが決戦で勝利したので彼の真の実力は認識した。終盤で実は「キンギョ星」生まれの「メダカ王子」であると身分を明かし[注釈 10]、マロン姫の求愛を受け入れて結ばれた。
『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」でも登場。全世界から集合した超人たちと共に、王位を継いでキン肉星に帰還するキン肉マンを見送りに来ていた。『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』ではリザーブマッチの候補者席にプヨプヨと並んで座っていた。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- 宇宙からの使者[21]
タンジオ
- 種別 - 正義超人 / シュラスコ族→ホルモン族(養子[1])
- 身長体重 - 192cm 118kg
- 出身 - キン肉星
- 超人強度 - 45万パワー
- 年齢 - 不明
ホルモン・ヤーキの側近。シュラスコ族の出身だが、当時、没落していたホルモン族の家に養子となり族長家に仕えている。言われたことを愚直にこなず性格[1]。
アニメでは未登場。
ゴキブリ家族
髭を生やしたパパ、胸の大きいママ、帽子を被った子供から構成される3人の巨大ゴキブリ家族。デフォルメされた容姿で直立歩行して人語も話せるが超人ではなく[1]怪獣に分類される。キン肉マンらがアメリカ遠征に行っている間に、田園調布にあるキン肉ハウスを空き家と勘違いして住み着いていた。クリスマスツリーを飾って祝おうとするなど温和な家族。キン肉マンが帰国した際に牛丼をおごってもらった。
アニメでは未登場。
インゲン長老
- 種別 - 正義超人 / 好物(インゲン豆)を名乗る超人[1]
- 出身 - ラッカ星
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - なし(不死身に近い身体)
- 好物 - インゲン豆
- 声 - 八奈見乗児
ラッカ星の大長老。宇宙野武士の侵略に対抗しビーンズマンを地球に送り出す。頭に矢が刺さっても平気[注釈 12]だが、ギャグ描写的に野武士に正面から矢を刺された時は失神してしまう。ラッカ星は、自然環境も住んでいる人間や他の生物たちも基本的に地球とうりふたつなくらいに酷似している。ただし、地球を「超人の宝庫」と言うくらい超人の存在数は地球より少なめで、インゲンとビーンズマン以外の戦闘可能な超人は殆どが宇宙野武士の襲来時に殺されてしまっている。また、インゲン長老が惑星の大長老の位置にある様に超人が星の最高政務機関の位置に就いている点も地球とは異なっている。テレビスペシャルでは国務大臣にあたる長老とされ、ビーンズマンに助っ人となる正義超人のリストを渡す[注釈 13]が、そのリストのトップに超人オリンピックチャンピオン・キン肉星の王子として載っていたキン肉マンの、初対面時の軟弱さとドジで図々しい性格には呆れ返り、「何でこんな超人がチャンピオンになれたのか?」と首を傾げていた。しかし、最終的にはキン肉マンが決戦で勝利したので、彼の真の実力とリストのトップに載れるだけの超人であることも納得した。
- タイトル歴
- 不明
ゴンタ
ゴリザエモンの弟で、兄同様キン肉マンの子分格。キン肉マンの命によって巨大化して登場し、ビビンバを襲う。しかし見かねたキン肉マンのげんこつ一発と脅しで逃げ出してしまい、これがキン肉マンとビビンバとの愛情を深めることになり、地球防衛隊に入るキッカケを作ってしまう。
後年の『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では等身大で登場。全世界から集合した超人たちと共に王位を継いでキン肉星に帰還するキン肉マンを見送りに来ており、その際に涙を流している兄・ゴリザエモンの右肩に後ろから微笑みつつ右手を添えていた。
アニメでは未登場。
宇宙野武士(うちゅうのぶし)
- 種別 - 悪行超人[1]
- 出身 - 宇宙[1](出身惑星不明)
- 身長体重 - 230cm 180kg[1](頭目)
- 超人強度 - 85万パワー[1](頭目)
- 主な必殺技 - 無限流星剣、肉体分裂分身の術
宇宙のどこかの惑星での内部戦争によりあぶれて盗賊と化した超人集団の総称で、侵略者としてラッカ星を襲う。戦争時でも食事のためには戦闘を休止する。非常に豪華な食事をし、また大食でもある。細胞分裂により倒されても次々に復活するが、クリスタルマンに心臓部の弱点を見破られ、頭目をベースに合体・巨大化するもキン肉マンら「7人の超人」チームに打倒された。かつて地球に漂い、日本の武士の鎧に影響を与えた可能性も示唆されている[1]。
テレビスペシャル版では、頭目の名前はブラック・キングで、彼によって別名「スペースサムライ」として率いられていた。そちらの詳細は#アニメスペシャル・決戦!7人の正義超人vs宇宙野武士の項を参照。
モンスター・ターキー
クリスマスの夜に食べられる仲間の復讐に来た巨大七面鳥。キン肉フラッシュと地球防衛軍のロイヤル・ストレート・フラッシュ砲の同時攻撃によりこんがり焼け、自身もクリスマス料理となった。
ブルゴラス
キン肉マンがグアムで休暇中に日本に現れた凶悪怪獣。キン肉マンはこの怪獣を倒しに日本へ戻ったことで超人オリンピックのタイトル防衛試合に間に合わず、タイトル剥奪となった。
第21回超人オリンピック編 初登場
ベンキマン / ベンキーマン
- 種別 - 残虐超人 / 正義超人 / 水回り設備の超人[1]
- 出身 - 古代インカ帝国(現ペルー)
- 身長体重 - 190cm 125kg[115] / 185cm 87kg
- 超人強度 - 40万パワー
- 年齢 - 2000歳
- 主な必殺技 - 恐怖の便器ながし、アリダンゴ、エラードスピン、ベンキーヤウォッシング
- 声 - 二又一成
古代インカ超人の末裔。元々はソフトクリームの「エラードマン」と名乗っていた。胴体が和式便器で、頭にはとぐろを巻いた陶器製の[116]の大便のオブジェを頂いている。自分の便器を大切にしており、背中には「吸いがら、ガムやパンツを流さないで下さい」と書かれた注意書きの張り紙がしてある。得意技「ベンキ流し」は、相手を自身の便器で流す荒技。自分よりも大きな相手はアリダンゴにして丸めて流す。流された超人がどうなるのかはベンキマンも作者にもわからない。消化して排泄するにも肛門がないと言っていたが、トイレで大便をする姿がミートによって撮影されている[117]。基本は相手をアリダンゴ状に丸めて便器に流すファイトスタイル。非常に清潔で綺麗好きであり、ほぼ毎日ドラッグストアなどで売っている洗浄剤を使って専用のブラシで念入りに体を磨いているため常に滅菌されている[118]。超人オリンピック出場時は冷徹な性格にもなっていて、他の参加超人には敵として無慈悲な振る舞いも見せたが、目の前に緊急の便意にて困っている人がいたら自分の便器を使わせて解放させるなど[118]、本来は正義超人としての紳士的な優しさを持った超人である。超人オリンピック ザ・ビッグファイトにて古代インカ帝国代表として出場。予選を突破し、決勝トーナメントの組み合わせではAブロックのシード権を得た。組み合わせ抽選会の際、原作では応援団が大便のオブジェを投げていたが、アニメではこれらは描かれず、おまるにまたがって入場していた[119]。決勝トーナメントでは1回戦の試合が行なわれる中、ポテチを買いに売店にいたところ、キン肉マンとの試合で頭に火をつけられたキングコブラを、そのまま便器に流すという残虐性も見せていた。自信家であり、二回戦のキン肉マン戦前では予選を敗退した超人たちに自分の身体に触れられたら、決勝進出の権利を譲るデモンストレーションを行って、タイルマンとカニベースを便器に流し込み自分の実力を誇示していた。試合はキン肉マンが逃げ回る中、疲れたふりをして近づいた所を便器に流すが、便器の中にパンツを詰められ、腹痛を起こし今まで流し込んだ超人と共に大量の水が便器から逆流して敗北。大会終了後のインタビューでは「キン肉マンの臭いパンツが一番効いた」とコメントしている[51]。
アニメでは、「ザ・ベンキーマン」とも名乗る。視聴する子供に対する衛生観念上[120]、頭部のオブジェが蛇口、リングシューズが水色の長靴となり、相手を便器に流した後、手を洗うようになった。ゲーム版では便所道具を武器にして闘うこともある。
7人の悪魔超人編では、観客席に姿を見せた。黄金のマスクでは悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ、生命維持装置に入った。キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。完璧超人始祖編では突如襲来したストロング・ザ・武道にカレクックと共に挑むも、零の悲劇により人間にされてしまう。その姿は長髪の優男風であり、常に和式便器を持っている。
その後、再び超人に戻り、オメガ・ケンタウリの六鎗客襲来時にスペインに現れ、サグラダ・ファミリア特設リングにてギヤマスターと対戦する。自身の知恵を駆使して戦い、さらにキン肉マンの火事場のクソ力に似た力を発揮し、1度はギヤマスターをアリダンゴにし恐怖のベンキ流しの餌食にするも、ギヤを変動させたことにより体中を歯車に侵食された上に脱出され、ジェノサイドギヤにより全身をズタズタに破壊され死亡した。
キン肉マン戦時点で2000歳と若々しかったのだが、『キン肉マンII世』では僅か30年で一気に老化し、すでに他界している。打倒キン肉族を弟子のウォッシュ・アスに託した。
人気投票企画「キン肉マン超人総選挙2013」では29位となり、『週刊プレイボーイ』2013年43号にベンキマンを主役とした読切漫画「キン肉マン外伝 ベンキマン〜失われたインカの記憶〜」が掲載された。超人オリンピック ザ・ビッグファイトのペルー予選に際し、ベンキマンがかつてインカ帝国皇帝のお抱え超人であり、フランシスコ・ピサロ率いるスペインの侵攻においてスペイン兵に食らわされた技により記憶喪失となり、その後頭のオブジェの形から「エラード(ソフトクリーム)マン」と呼ばれるようになったことや、世界最古の水洗トイレを発明したのがベンキマンたちベンキーヤ一族の先祖であることが語られた。超人募集の葉書が間に合わなかったため、作者がデザインした超人であり、当時、あやふやな情報だが古代インカの遺跡にてトイレの原型が発見されたことを聞き、出身地に設定したという[121]。ゆでたまご・嶋田隆司は「ギャグ漫画としての『キン肉マン』のエッセンスのかたまりのような超人であり、古代インカ出身や2000歳など『なんでこんなアホな設定にしたんだろう』と昔の自分を恨みながらストーリーを考えた」とのこと。また、「ベンキマンの性格は冷静沈着で思慮深く、ラーメンマンに通じるものがある」とも語っている[122]。
ティーパックマン
- 種別 - 正義超人 / 飲み物の超人[1]
- 出身 - スリランカ
- 身長体重 - 215cm 100kg[115] / 170cm 78kg
- 超人強度 - 25万パワー
- 年齢 - 19歳
- 主な必殺技 - ティーパック・パンチ、ティーバッグウィップ、ヘビーパック・クラッシュ[5]、死のティータイム
- 声 - 広瀬正志[22]
頭部が巨大なティーカップ状になっている超人。頭部には「美味い」と評判の熱い紅茶が常に満たされていて、その紅茶を吸わせて砂鉄のように硬くした巨大なティーバッグで相手を殴りつける「ティーパック・パンチ」「ティーバッグウィップ」が得意技。第21回超人オリンピック決勝トーナメント一回戦でウォーズマンと対戦。ゴング前に奇襲をかけて巨大ティーバッグでウォーズマンを連打するが、隙を付いて避けられたティーバッグがコーナーポストに自分の体ごと巻付き身動きが取れなくなってしまい、ウォーズマンに逆転の「スクリュードライバー」で胸を貫かれて敗死。その直後、ウォーズマンに頭部をもぎ取られて紅茶を飲まれ、さらにタザハマにも飲み干された。死亡した状態でも大会後の超人オリンピック総集編でのインタビューでは「今さら何を言えってんだ!」というコメントを残している[51]。アニメでは、ウォーズマンのスクリュードライバーで胸を貫かれてダメージを負うも即死はしておらず、ウォーズマンに持ち上げられそのまま頭部の紅茶を飲み干されたことで落命した(「ティーバッグマン」と呼称されることも多かった)。
黄金のマスク編では復活しているが、悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ生命維持装置に入った。その後再び死亡し、キン肉星王位争奪サバイバル・マッチ一回戦では超人墓場で浮遊していたが、決勝戦時にはウォーズマンに過去貫かれた心臓も完治して復活。ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
作画担当の中井は以前からティーパックマンの本気の闘いを改めて描いてみたいと思っており、六鎗客襲来時はギャグなのかなんなのかどっちつかずに陥らないように思い切って別人に見えるくらいまで外見も進化させたと語っている[124]。
完璧超人始祖編では、イベントでティーカップカフェを営業していた。その一ヶ月後のオメガ・ケンタウリの六鎗客襲来時には大きく身体をビルドアップしており、スペインのサグラダ・ファミリア特設リングにてヘイルマンと対戦する。かつてウォーズマンにもぎ取られた首も徹底的に鍛え上げていたことが判明し、ヘイルマンによって凍らされた滑りやすいリングでも持ち前の平衡感覚を駆使して瞬時に対応して戦い、ヘイルルマンを新必殺技「死のティータイム」に捉えるが、「正義超人としては超人強度が低め」という弱点から段違いなパワーを持つヘイルマンには通用せず技を外されてしまう。ティーバッグも凍らされて真っ二つに切られたことで無力化し、さらに体までも凍らされ、最期は首も切断されて敗死した。
- タイトル歴
- 南アジア超人J(ジュニア)・ヘビー級
- 異名
- 鋼鉄の紅茶[21]
キューブマン / キュービックマン
- 種別 - 正義超人 / パズルの超人[1]
- 出身 - ハンガリー
- 身長体重 - 250cm 150kg[115] / 200cm 100kg
- 超人強度 - 8万パワー
- 年齢 - 18歳
- 主な必殺技 - ヘッドロック、地獄の六面体、パズルバスター[11]
- 声 - 田中秀幸[22]
名前の通りルービックキューブの形をした頭部と胴体を持つ超人。六面体を揃えると何かが起こるらしく、試合中対戦相手に「六面体を作ってみろ」と挑発する。第21回超人オリンピックで本戦に進出し、1回戦でチエの輪マンの知恵の輪を外し新旧パズル対決に勝利する。特に攻撃などしていないが息を荒らげていた。準々決勝ではウルフマンと対戦し六面体を作れるかと挑発するが、ルービックキューブ張り手によって血豆・青タン・膿などの偽の六面体を作られ激怒。しかし、あっけなく合掌捻りで投げ飛ばされ、観客席の老婆の日傘に刺さって破裂し敗北する。この後に準決勝でウルフマンの合掌捻りが死のコースと呼称されたが、キューブマン自身は死んだわけではなく、大会終了後に「チャンピオンベルトは短すぎて腰に負けない。次回までにオレにも巻けるように調整しとけ」とコメントした[51]。
アニメでは頭部全体をルービックキューブ張り手で赤一色に腫らされて合掌ひねりで倒された後、日傘で破裂はしなかった。アニメの黄金のマスク編では名前がキュービックマンとなっていた。
キン肉星王位争奪編ではネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。完璧超人始祖編でもキン肉マンとネメシスの阪神甲子園球場での試合でキン肉マンの応援に駆けつけている。
『キン肉マンII世』ではチエの輪マンとのタッグで招集されリザーブマッチの候補席にいる。
作者のゆでたまごによるとルービックキューブブームにあやかり登場させたとのこと[125]。
- タイトル歴
- 不詳
- 異名
- 解体パズル[21]
チエの輪マン(チエのわマン)
- 種別 - 正義超人 / パズルの超人[1]
- 出身 - ノルウェー(アニメではタモーリ国、当初は不明とされていた)
- 身長体重 - 150cm 30kg[115] / 175cm 65kg
- 超人強度 - 30万パワー
- 年齢 - 18歳
- 主な必殺技 - チエの輪絡み、チエの輪ヘッドバット、キーロック[11](当初は「ナシ」とされていた)
- 声 - 岸野一彦[16]
容姿は名前の通りチエ(知恵)の輪そのままの超人。キューブマンとの新旧パズル対決では、先攻でキューブマンの六面体を完成させようとするが上手く行かず、反撃に出たキューブマンに知恵の輪ボディを解かれてバラバラになり敗れる。この際「近代オモチャにゃかなわん」と述べた。この試合ではチエの輪絡みを単に外されただけなのでチエの輪マン自身は命に全く別状なく、その後身体は元の形態に戻り変わらず活動している。
完璧超人始祖編では、ファン感謝イベントで大玉転がしに参加し、キン肉マンとネメシスの阪神甲子園球場での試合ではキン肉マンの応援に駆けつけた。
『キン肉マンII世』では伝説超人の一人として紹介されている。また、究極の超人タッグ編でキューブマンとのタッグで招集されリザーブマッチの候補席にいる。
『ぱちんこキン肉マン 夢の超人タッグ編』でのマッスルタッグトーナメントでは、キューブマンと「ザ・ビッグパズルズ」を組んで登場している。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- 難関パズル[21]
キングコブラ
- 種別 - 残虐超人 / 正義超人 / 燃料類の超人[1]
- 出身 - インド / タイ[126]
- 身長体重 - 200cm 150kg[115] / 186cm 123kg
- 超人強度 - 30万パワー
- 年齢 - 28歳
- 主な必殺技 - ロウがため殺法、頭部の蛇による噛みつき
- 声 - 佐藤正治[22]
キングコブラを被ったロウソクの超人。当初はキン肉マンと戦う前にも関わらずキューブマンとチエノワマンの戦いに一緒に野次を飛ばしたり、ずっこけたりしていた。ロウを相手に浴びせて、身動きを取れなくして、頭部のコブラで止めを刺す戦法を得意とする。キン肉マンの苦し紛れの言葉にも「汚いほどいいダシがでてうまい」と答えていた。第21回超人オリンピック1回戦で球場のラッキーゾーン特設リングに飛んできたホームランボールを受けて頭のコブラが外れ、ロウのはがれたキン肉マンにロープの摩擦で頭の導火線に火をつけられ敗退。火を消そうとベンキマンに助けを求めるが、火がついた状態でそのまま便器に流された。
アニメでは噛みつきでキン肉マンのエネルギーを吸い取るも、ミートの投げたニンニクでキン肉マンが復活。48の殺人技の風林火山で倒された後、火をつけられた。
後のキン肉マンとベンキマンの試合でベンキマンがキン肉マンのパンツ詰めにやられて流した超人たちを便器から吐き出すものの、この時点ではキングコブラのみ吐き出されておらず消息不明だったが、キン肉星王位争奪編では復活していて、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
完璧超人始祖編でもキン肉マンとネメシスの阪神甲子園球場での試合でキン肉マンの応援に駆けつけている。ダメ超人扱いされていたキン肉マンが人々の大歓声を受け感慨にふける場面は、漫画『あしたのジョー』のオマージュとなっている[127]。
- タイトル歴
- 東南アジア超人競技会優勝
- 異名
- ロウソクの使い手[21]
ウォッチマン
- 種別 - 正義超人 / 精密機器の超人[1]
- 出身 - スイス
- 身長体重 - 192cm 300kg[115] / 185cm 680kg
- 超人強度 - 25万パワー
- 年齢 - 10歳
- 主な必殺技 - スリーパーホールド
- 声 - 田中秀幸[22]
時計型の機械超人。「スリーパーホールド」を得意とし、正確に相手を絞め落とす時間の殺し屋と呼ばれている。ブロッケンJr.と対戦したが顔を破壊され、ラーメンマンに見せつけるため「キャメル・クラッチ」で真っ二つにされた。その後時計屋にドック入りしたことが語られ[51]、キン肉星王位争奪サバイバル・マッチ一回戦までは超人墓場で浮遊していたが、決勝戦時には復活している。ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
『キン肉マンII世』では超人オタクのカオスにサインを送った。
アニメ版では、真っ二つにされる前にギブアップしたため、場外に投げ飛ばされるだけで済んだ。
『ぱちんこキン肉マン 夢の超人タッグ編』でのマッスルタッグトーナメントでは、ステカセキングと「殺人家電コンビ」を組んで登場している。タッグ必殺技の「眠りの交響曲(シンフォニー)」は、ステカセキングが相手に地獄のシンフォニーを仕掛けた後、とどめにウォッチマンがスリーパーホールドを決める技となっている。
キン肉タツノリ(キンにく タツノリ)
- 種別 - 正義超人 / キン肉族[1]
- 出身 - キン肉星[1]
- 身長体重 - 195cm 103kg[1]
- 超人強度 - 81万パワー[1]
- 主な必殺技 - 肉のカーテン、タツノリ版マッスル・スパーク[21]
- 声 - 神谷明
キン肉星第56代大王。キン肉真弓の父であり、キン肉アタルとキン肉スグルの祖父。額にKINマークがある。キン肉族の間で「偉大な戦士」と評されている超人の1人。政権を託されて20年目の祝賀会の最中に攻め込んできた敵勢力に囚われ捕虜となった際、タツノリに助けは出ず、敵にマスクを脱がされそうになるが、キン肉族に代々伝わる「肉のカーテン」を応用して3日間崩さずにマスクを守り、敵の猛攻をしのぎきり一人脱出して帰ってきた。
アニメ版では容姿が異なり、キン肉星に攻めて来た宇宙野武士からマスクを守るために「キン肉ガード」を使ったという設定。また、その時に痩せこけたことでマスクがずり落ちて真弓に素顔を見られたが、金太郎飴を与えて目をつぶってもらった。
キン肉真弓による回想や『キン肉マンII世』で登場したときは貧弱な肉体であったが、完璧超人始祖編での回想シーンなどでは筋骨隆々の姿で登場していた。キン肉星王位争奪編および『キン肉マンII世』では、キン肉王家始祖の1人でそれまでは代々に伝わっていたとされていた「肉のカーテン」の考案者とも言及されたが、完璧超人始祖編で、開祖シルバーマンの特技だった「パーフェクトディフェンダー」のおぼろげな伝承をもとにキン肉族に代々伝わっていた「肉のカーテン」を完璧なものに完成させたことが判明した。
完璧超人始祖編では、完璧・無量大数軍のネメシス(キン肉サダハル)が実の弟であることが明かされ、自分以上の才能を持つネメシスが歴史から存在を抹消され、人々の記憶から忘れられた頃に第56代大王に即位したことが語られている。弟との仲は良好で、ネメシスからも非常に気のいい高潔な男であり、王としてもこれ以上ない人物であっただろうと評されている。ネメシスとの今生の別れの際、ネメシスの弱点がキン肉族の力の源泉である慈悲の心が欠けていることだと指摘した。王として清廉潔白で民衆からの支持も厚かったが、タツノリの改革により利権を失った王宮内の旧勢力からは疎まれており、常に命を狙われ続けていた。捕虜となった経緯も、旧勢力によるクーデターとなっている。
- タイトル歴
- 第51回格闘技宇宙一優勝
- 宇宙超人ヘビー級
タイルマン
- 種別 - 正義超人 / 水回り設備の超人[1]
- 出身 - フランス
- 身長体重 - 325cm 3500kg / 225cm 5000kg[128]
- 超人強度 - 20万パワー
- 年齢 - 16歳
- 主な必殺技 - タイルアタック、タイルクラッシュ[11]
- 声 - 佐藤正治[22]
タイルの巨漢超人。第21回超人オリンピックにフランス代表として出場。怪力をもち、予選3回戦の新幹線アタックで最高記録を樹立し、最終予選のローラースケートレースでもトップ通過目前だったが、ゴール直前でザ・フィッシャーズに阻まれて失格した。後にキン肉マン対ベンキマン戦の試合前のデモンストレーションで登場するが、ベンキマンのベンキ流しで流される。その後キン肉マンがパンツ詰めでベンキマンの水を逆流させた際、一緒に流されたカニベース共々脱出した。
キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。
究極の超人タッグ編では、オイルマンと組んで「高速武器庫コンビ」として登場している。
完璧超人始祖編では突如襲来したストロング・ザ・武道に挑むも、零の悲劇により超人パワーを抜かれ人間にされてしまう。
2017年3月、タイルの生産量日本一の多治見市のPRとして多治見駅前にタイルで忠実に再現された等身大タイルマン像が建てられた[129]。2013年に結成された有志団体「タイルマンを造る会」によりタイルマン像の制作が行われ、当初はアニメ版タイルマンのイメージと地元の伝統工芸・織部焼を融合させた緑色が想定されていたが、緑はアニメ独自のものでゆでたまごの中ではイメージがなく、改めてグレーに近い乳白色であると設定された[130]。
- タイトル歴
- 第21回超人オリンピックフランス国内予選優勝
- 異名
- 鉄壁の装飾品[21]
オイルマン
- 種別 - 正義超人 / 燃料類の超人[1]
- 出身 - サウジアラビア
- 身長体重 - 180cm 520kg
- 超人強度 - 33万パワー
- 年齢 - 23歳
- 主な必殺技 - オイルリバー・スリップ
- 声 - 北川米彦
ドラム缶超人。第21回超人オリンピックにサウジアラビア代表として出場。最終予選のローラースケートレースで競合超人に突き倒された際、体内の石油が路上にこぼれ出て、相手を含め周辺の超人たちも巻き添えで転倒。このアクシデントは一時共闘していたキン肉マン・ウルフマンの両者に本選トーナメント進出への最後のチャンスを与えた。後にキン肉マン対ベンキマン戦の試合前のデモンストレーションで登場するが、ベンキマンのベンキ流しでカニベースとタイルマンが流される光景を見せつけられる。謙虚な性格で、第21回超人オリンピック後のインタビューでは「こ…こんな、ものすごいイベントに参加できただけで光栄です」とコメントしていた[51]。
7人の悪魔超人編では、観客席に姿を見せた。黄金のマスク編冒頭ではオイルの取りすぎで体重が50キロもオーバーしたため、グラウンドを走らされていた。その直後に悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ、生命維持装置に入った。完璧超人始祖編では、イベントで二人三脚に参加していた。
- タイトル歴
- サウジアラビア超人競技会優勝('79)
- 第21回超人オリンピックサウジアラビア国内予選優勝
ザ・フィッシャーズ
- 種別 - 残虐超人 / 正義超人 / 硬骨魚類の超人[1]
- 出身 - ブラジル
- 身長体重 - 100cm 50kg(両者とも)
- 超人強度 - 2万パワー(両者とも)
- 年齢 - 18歳(1号)、16歳(2号9
- 主な必殺技 - フィッシャーマンズ・スープレックス、フィッシャー・フライングアウェイ[21]
- 声 - 田中秀幸
大きな唇をした小柄な2人組兄弟超人[1]。超人オリンピック最終予選のローラーゲームで多くの超人たちを妨害して回った。最後はコンビを組んだキン肉マンとウルフマンに返り討ちにされ予選敗退となる。第21回超人オリンピック後のインタビューでは「タッグ選手権と間違えて出場してしまった」とコメントしていた[51]。
キン肉星王位争奪編では、ネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた。かつての超人オリンピック予選で、卑怯な妨害攻撃をして潰した因縁のあるタイルマンとも、この時点では和解しており、その次の完璧超人始祖編では、イベントで共に二人三脚に参加した。
『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』ではリザーブマッチの候補者席にいたが、凄惨な試合に身の程を弁え辞退した。「キン肉マンVSテリーマン」にも、1コマだけ登場している。
笑い声は「ゲヒヒ」。『キン肉マンII世』では「ガヒュガヒュ〜」。
- タイトル歴
- 南米超人タッグ選手権優勝('79)
- 第21回超人オリンピックブラジル国内予選ベスト2
ジョーズマン
- 種別 - 正義超人 / 軟骨魚類の超人[1]
- 出身 - オーストラリア・ブリスベン港(初期設定では オーストリア)
- 身長体重 - 180cm 140kg
- 超人強度 - 40万パワー
- 年齢 - 23歳
- 主な必殺技 - ヘッド・J・カッター
ホホジロザメの超人[1]。第21回超人オリンピックにオーストラリア代表として出場。予選3回戦の新幹線アタックで新大阪までの記録を樹立。最終予選のローラースケートレースでは他の競合超人たちと壮絶なつぶしあいをするが失格した。
ジャンプコミックスセレクション版の超人紹介で描かれたイラストは、本編登場時と容姿が大きく変更されていた。
- タイトル歴
- シドニー・プール・デスマッチ選手権優勝('79)
マシン・ハンセン
- 種別 - 正義超人 / 人間のプロレスラー<スタン・ハンセン>に似た超人[1]
- 出身 - ギリシャ
- 身長体重 - 195cm 140kg[1]
- 超人強度 - 88万パワー[1]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - ウエスタン・ラリアット[1]
人類タイプの超人だが、体にはダンプ・エンジンが内蔵されていて[1]、ロボ超人の様に機械的な特徴の側面も併せ持つ。第21回超人オリンピックにギリシャ代表として出場。最終予選のローラースケートレースでタイルマンがザ・フィッシャーズに阻まれて失格した直後に他の競合超人たちと壮絶なつぶしあいをするが、結局本選トーナメント進出へのチャンスは逃している。後にキン肉マン対ベンキマン戦の試合前のデモンストレーションで登場するが、ベンキマンのベンキ流しでカニベースとタイルマンが流される光景を見せつけられる。
『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉マンを見送っている。
- タイトル歴
- 世界超人グリマ選手権優勝('74)
- 第21回超人オリンピックギリシャ国内予選優勝
サボテンマン
サボテンを名乗る超人。トゲが付いている頭が特徴。第21回超人オリンピックにエントリーするが、最終予選のローラースケートレースで失格となった。
アニメでは後にキン肉マン対ベンキマン(ベンキーマン)戦の試合前のデモンストレーションでカニベースの代わりに登場するが、やはり原作でのカニベースやタイルマンと同様にベンキ流しで流される。その後キン肉マンがパンツ詰めでベンキマンの水を逆流させた際、一緒に流されたタイルマン共々脱出した。
『キン肉マンII世』でも登場。番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉マンを見送っている。
- タイトル歴
- 庭師免許取得[1]
- 第21回超人オリンピックメキシコ国内予選準優勝
ウナギマン
ニホンウナギの化身の小柄な超人で、手足が生え陸上活動が可能になった反面、クロールにこだわり過ぎて水中機動力が大幅に低下しているというウィークポイントをもつ[1]。第21回超人オリンピックにフィリピン代表として出場。予選2回戦の火炎プール力泳ぎでおいかけてくる火炎につかまり焼死失格してウナギの蒲焼きになってしまう。
キン肉星王位争奪編の頃には復活している。『キン肉マンII世』でも登場。番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉マンを見送っている。
- タイトル歴
- なし
サザエキング
サザエの化身の小柄な超人。超人界でも並外れた柔軟性ある身体を持ち、身の危険を感じる頭部のサザエの殻の中に器用に体を折りたたんで閉じこもることが出来る[1]。性格はとても臆病[1]。第21回超人オリンピックにキン肉マンやウルフマンと共に日本代表として出場。予選2回戦の火炎プール力泳ぎでは勇気を出して挑むが、おいかけてくる火炎につかまり焼死失格してサザエの壺焼きになってしまう。
同様に焼死したウナギマンと同時期のキン肉星王位争奪編の頃に復活している。『キン肉マンII世』でも登場。番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉マンを見送っている。
- タイトル歴
- 日本国超人プレミアリーグ優勝 ('78)
- 日本超人曲芸競技会優勝 ('80)
イカデビル
イカの化身の小柄なペルー超人。足は触手状で8本ある。第21回超人オリンピックにベンキマンや銅ベルマンと共にペルー代表(ベンキマンと銅ベルマンは年齢から正確には古代インカ代表)として参加。予選2回戦の火炎プール力泳ぎで失格してイカの丸焼きになってしまう。
ウナギマンやサザエキングと同様にキン肉星王位争奪編の頃には復活している。『キン肉マンII世』でも登場。番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉マンを見送っている。
- タイトル歴
- ペルー超人大学博士号取得
- 第21回超人オリンピックペルー国内予選ベスト8
ザ・ダンシャク
男爵イモの化身の小柄なドイツ超人。いびつな球形の体に細い手足を持つ。第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトにドイツ代表として出場。第一予選のふるい落としにおいてはほとんどのドイツ代表超人が脱落し、当初はブロッケンJr.ただ一人が通過したかと思われたが、密かにザ・ダンシャクものこっていた。しかし、次の予選2回戦の火炎プール力泳ぎは、本来根菜が水に沈むことからザ・ダンシャクには元々水泳競技が不利なため[1]、なんとか勇気を出して挑むも、結局おいかけてくる火炎につかまり焼死失格してフライドポテトになってしまい、ブロッケンJr.の様に本選トーナメント進出は叶わない結果となった。
ウナギマン、サザエキング、イカデビルと同様にキン肉星王位争奪編の頃には復活している。『キン肉マンII世』でも登場。番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉マンを見送っていた。
- タイトル歴
- 東ドイツ超人競技会優勝('80)
グレイト・ダンテ
- 種別 - 正義超人 / プロレスラーに似た超人[1]
- 出身 - ブラジル[1]
- 身長体重 - 162cm 55kg[1]
- 超人強度 - 38万パワー[1]
- 年齢 - 不詳
- 主な必殺技 - 独自の寝技と関節技[1]
超人格闘技協会名誉会長兼顧問。超人オリンピック開催時の挨拶に登場するが、参加していた若き出場超人たちからは「生きた化石」「ひっこめ」「さっさと競技を開始しろ」とブーイングを浴び、同時に投げられたビール瓶が頭に当たりギャグ描写的に失神する。登場時は女性超人の委員会スタッフに手を貸してもらいながら入場するなど年老いた雰囲気を見せたが、かつては超人レスリングの黎明期にバーリトゥードを戦い、ブラジル超人界の第一線で実力派として活躍した[1]ベテランの元・超人レスラーである。
- タイトル歴
- 不詳
タバコマン
- 種別 - 正義超人 / たばこ超人[1]
- 出身 - 不明
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 不明
たばこの超人。胸には「タバコ」と書かれている。原作本編では本名不明だったが、スピンオフ作品『THE超人様』で息子が登場し、名前が「タバコマン」と判明した。第21回超人オリンピックに出場。予選2回戦の火炎プール力泳ぎでキン肉マンと同じグループとなり、火炎にのみこまれて失格した(キン肉マンは奇跡のバタ足泳法で炎の進行をシャットアウトでき、ゴールまで泳ぎ切って合格した)。火傷は負うものの命に別状は無く、黄金のマスク編では完治していたが、悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ、生命維持装置に入った。スニゲーターやプラネットマン、悪魔将軍らの攻撃で、何度も生命維持装置が破損と修復を繰り返す危機に見舞われるが、キン肉マンが勝利して黄金と銀のマスクが一体となった完璧のマスクの力でパワーも戻り救われた。
第21回超人オリンピックでは、同じたばこ型の老超人[1]が別個に登場。こちらは若い頃に悪行を犯して逮捕され、宇宙刑務所に収監となって死刑の判決を受けていたが、服役中に改心しており「死刑になる前に孫に会いたい」と願うようになった。超人オリンピック決勝前のウォーズマンのデモンストレーションで「目隠しをしたウォーズマンの横を走って通過すれば罪一等を減じて放免する」というバラクーダ(ロビンマスク)の条件に挑み、孫に会いたいと願う必死の想いを察したウォーズマンが本来の優しさを見せて見逃したため、無事に自由の身となった。後日報道陣からの取材で「おかげで孫に会うことができました」と感謝のコメントをしている(なお、彼以外の殆ど私利私欲で挑んだ凶悪なままの死刑囚超人149名は、目隠ししたウォーズマンのベアークローの餌食となり、冷徹に処刑されるという無惨な最期を遂げた)。タバコマン親子と老タバコ超人及び孫の少年タバコ超人が同族・身近な血縁同士かどうかは不詳。
- タイトル歴
- 不明
ヒョロヒョロマン
- 本名 - 不明(原作)
- 種別 - 正義超人
- 出身 - カナダ(アニメ版。原作では不明)
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 年齢 - 30歳(アニメ版。原作では不明)
- 主な必殺技 - 絡み固め(アニメ版。原作では不明)
- 声 - 北川米彦
長身の木の超人[注釈 14]。原作では出身も名前が明らかでなかったが、アニメではカナダ代表のヒョロヒョロマンとオリジナルの名前やプロフィールが付いた。第21回超人オリンピックにエントリーし、最終予選のローラースケートレースで転倒し「肉離れの谷」にてキン肉マンに丸木橋代わりにされてしまう。結局決勝トーナメントには出場できず、この予選で失格となった。黄金のマスク編では悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ、生命維持装置に入った。『キン肉マンII世』でも登場。番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉マンを見送っている。
アニメでは転倒した際に両手両足を伸ばして落下を防いでいた。また、アニメでは後にキン肉マン対ベンキマン(ベンキーマン)戦の試合前のデモンストレーションにも登場するが、やはり原作でのカニベースやタイルマンと同様にベンキ流しで流される。その後キン肉マンがパンツ詰めでベンキマンの水を逆流させた際、一緒に流されたタイルマンたち共々脱出した。
- タイトル歴
- 不明
7人の悪魔超人編 初登場
- アイドル超人
-
- キン肉マン
- ザ・ウォーズマン
- モンゴルマン(ラーメンマン)
- ウルフマン
- ロビンマスク
- ザ・テリーマン
- ブロッケンJr.
プリプリマン
臀部の特徴を持つ超人で、頭が尻の形になっている。7人の悪魔超人編の冒頭に1コマだけ登場[131]。学研の図鑑『キン肉マン「超人」』では、悪魔超人への憧れのあまり、7人の悪魔超人と共にリングへ上がったと解説されている[1]。超人オリンピック ザ・ビッグファイトに代表として選ばれた正義超人・プリプリ男(おとこ)が同一人物の可能性も示唆されている[132]が、(本編で直接具体的な姿を見せず記録表に名前が表示されていたのみのため)詳細は不明。プリプリ男は第二予選までは通過するが、第三予選「新幹線アタック」にて会場の東京駅を出せれない成績で失格となっていた[注釈 15]。
後の『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜』やアニメ版『キン肉マンII世』のオリジナルエピソードにおいて正式に登場した。詳細はキン肉マンII世〜オール超人大進撃〜#d.M.p編およびキン肉マンII世の登場人物#アニメ版・劇場版オリジナルの登場人物を参照。
『キン肉マンII世』の「特別編 キン肉マンVSテリーマン」では改心して、キン肉星に帰還するキン肉マンを見送っている。
当初は名前が不明で「ケツ超人」とも呼ばれていたが、作者が『キン肉マンII世総集編』において初めて名前を明かしている。お笑いコンビ・バッファロー吾郎の木村明浩が作者に「最強の超人は一体誰なんですか?」と質問した際、このプリプリマンの名が挙げられたという[133]。原作担当の嶋田によると、「来週違うキャラを考えればいいやと」と軽い気持ちで考えた超人で、翌週ステカセキングに差し替えられたが[134]、これをきっかけに下ネタモチーフの超人募集投稿がさらに増えて困惑したという[135]。
クモのコチラス
- 種別 - 悪魔超人→残虐(悪行)超人 / クモの超人[1]
- 出身 - モンゴル・ゴビ砂漠
- 身長体重 - 240cm 220kg
- 超人強度 - 85万パワー
- 年齢 - 21歳
- 主な必殺技 - クモンゴルボディープレス
クモの子チラスとも。顔面が蜘蛛になっている。逃げるときは無数の小さなクモになって分散する。
7人の悪魔超人編に1コマだけ悪魔超人として登場し[131]、のちの番外編で残虐超人タイラントの部下として再登場。学研の図鑑『キン肉マン「超人」』でも、出身地がゴビ砂漠であること、地球では本編で日本の東京にて行われていたファン感謝デーで7人の悪魔超人と共に現れたこと、その後クッピン星へ行ってタイランドの手下になったこと、などが記述されている[1]。
- 異名
- ゴビ砂漠の守護神[136]
フラッシャーバルーン
風船の特徴を持つ超人で、頭が風船になっている。中にガスを充填して空中浮遊も可能。
7人の悪魔超人編の冒頭のファン感謝デーで、7人の悪魔超人と共に1コマだけ登場[131]。
謎の超人
- 本名 - 不明
- 種別 - 悪魔超人[131]
- 出身 - 不明
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 不明
名称不明の超人。
7人の悪魔超人編の冒頭に1コマだけ登場。日本にて行われていたファン感謝デーで7人の悪魔超人と共に現れた[131]。
集英社の『生誕29周年記念出版 肉萬 〜キン肉マン萬之書〜』では、彼が登場した事で7人の悪魔超人が8人になってしまっているとも記述されている[137]。
アーム・ストロング
- 種別 - 完璧(悪行)超人 / 体の部位を発達させた超人[1]
- 出身 - カナダ
- 身長体重 - 190cm 150kg
- 超人強度 - 70万パワー
- 年齢 - 19歳
- 主な必殺技 - ランバージャック・ブリーカー
胸と腕の筋肉を鍛え上げた剛腕超人。7人の悪魔超人編に1コマだけ登場[131]。学研の図鑑『キン肉マン「超人」』でも、どさくさに紛れて7人の悪魔超人と共に現れたお調子者と記述されている[1]。
後にネプチューン・キングに弟子入りする。
- タイトル歴
- 超人ランバージャック選手権準優勝('78)
- 超人棺桶マッチ選手権優勝('81)
- 属性不詳の超人
ミスターアメリカン
アメリカ超人で、愛国心に満ちている。7人の悪魔超人編の冒頭に1コマだけ登場[131]。学研の図鑑『キン肉マン「超人」』では、自由を重んじ、属性に縛られない活動を志すが、それがかえって災いして中途半端な立場になってしまったと解説されている[1]。
- タイトル歴
- 北米超人J(ジュニア)・ヘビー級
ミリオン・ヘル
レーサーを生業とする超人で、額にRの文字がある。7人の悪魔超人編の冒頭に2コマだけ登場[131]。学研の図鑑『キン肉マン「超人」』では、最初は正義の味方に憧れるも、正義超人になりきれず、悪魔超人、完璧超人と所属を転々としていると解説されている[1]。
- タイトル歴
- 不明
黄金のマスク編 初登場
- 正義超人軍(アイドル超人)
-
- キン肉マン
- バッファローマン
- ザ・テリーマン
- ブロッケンJr.
- ジェロニモ
- ロビンマスク
シルバーマン
- 種別 - 完璧超人 / 正義超人[138] / 銀の特徴をもつ超人[1]
- 出身 - 天上界→キン肉星
- 身長体重 - 220cm 162kg
- 超人強度 - 1500万パワー
- 主な必殺技 - パーフェクトディフェンダー、完璧・弐式奥義 アロガント・スパーク
- 家族 - 兄 ゴールドマン
- 年齢 - 無始無終
- 声 - 松島みのり(銀のマスク時)[22] → 二又一成
キン肉大神殿で祀られている銀[1]のマスクの正体。太古の昔、超人の神々による全超人の粛清・カピラリア七光線照射からザ・マンにより救われた完璧超人始祖の一人「完璧・弐式(パーフェクト・セカンド)」で、キン肉マンらキン肉族の「祖先」。超人界において兄のゴールドマンと共に「神」として崇められ、兄と互角の実力を持つが、穏やかな性格で争いを好まず戦闘時も防御一辺倒のスタイルのため「平和の神」と称された。しかし、カピラリア大災害を生き残った完璧超人以外の超人が力を身につけ弱者を虐げ始めたことに対する見せしめとして、許されざる世界樹(アンフォーギブン・ユグドラシル)内で行われた完璧超人始祖たちによる粛清においては、多くの超人を処刑し、兄のゴールドマンと共に「虐殺王」とも呼ばれた。ザ・マンからはゴールドマンと兄弟揃って最も信頼されていて「自分の左腕」とまで言われていた。
「地のダンベル」を所有する。戦闘モードではフェイスガードと盾(シールド)、子孫であるキン肉族の戦闘スタイルを彷彿とさせるデザイン[139]のアーマーを着用。胸の印はシルバーマンの頭文字Sを横向きにしたもので、これもキン肉族の証であるKINマークを意識している[139]。攻撃時の掛け声は「ツアッ!」。
兄のゴールドマンはザ・マンと決裂して地上に降り立ったため、その説得にサイコマンとザ・マン(「超人閻魔」)により地上に送り出される。そして、ゴールドマンの観察と説得を続けるうちに地上の超人たちの可能性に気付き、急進的なゴールドマン(後の「悪魔将軍」)に同調する超人(後の「悪魔超人」)の勢力は少々強引過ぎるとも判断し、兄とは違う穏やかな道を目指して、後世に銀閣寺が立つ場所に自分の道場「シルバーキャッスル」を建築。その地でゴールドマンの急進さに付いて行けなかった超人たち(後の「正義超人」の源流)を集めて優しく育てていた。
伝説ではゴールドマンと意見の食い違いから兄弟喧嘩をはじめ、「裁きの神」ジャスティス("完璧・陸式"・ジャスティスマン)の提案の下、彼を立会人とする決闘で相打ちになり命を落とし、そのマスクがキン肉族に渡ることとなったとされるが、その真相は、正義超人を目指して完璧超人を離脱したものの、自身の理想とする正義超人像に自らはたどり着くことができず、かつて考案した「完璧・弐式奥義 アロガント・スパーク」も確実に相手を殺めてしまう技だったため失敗作と考えるようになっていた。それから人を生かす新たな奥義を開発していたが、ジャスティスマン立会いのもと行われる兄・ゴールドマンとの決闘の日が迫っていたため、後世に正義超人界が成熟することを願い、決闘前夜に模索していた「マッスル・スパーク」の断片を壁画として遺して真の奥義への完成も後世に託していた。
黄金のマスク編では、悪魔六騎士にパワーを奪われた正義超人たちのために生命維持装置を与え、六騎士と戦うキン肉マンやテリーマンたちには助言を施した。終盤ではキン肉マンたち正義超人に敗れ改心した黄金のマスクと融合し、完璧のマスクとなる。
完璧超人始祖編では、キン肉大神殿にて完璧のマスク形態を分離して銀と黄金のマスクに戻り、超人墓場の入口がある北極海付近、「完璧の塔(トゥール・パルフェ)」の跡地があるイタリアのピサの斜塔、地下にサイコマンの研究所とアポロン・ウィンドウがあるスペインのサグラダ・ファミリアの3ヶ所に向けて光を照射した。アシュラマンとジャスティスマンの闘いが終わると光の照射を止めて戦闘モードへ変化し、許されざる世界樹内のサイフォンリングでサイコマンがブロッケンJr.に止めを刺そうとしたところに実体を伴い現れ、ブロッケンJr.を救った。動揺するキン肉マンたちへ完璧超人を離脱し正義超人を目指した真意を語り、ザ・マンとサイコマンへ改めて完璧超人との決別の意志を告げるが、それに納得しないサイコマンとサイフォンリングにて交戦する。サイコマンのマグネット・パワーに苦しめられながらも、その力に執着するサイコマンを説き伏せるための戦いを繰り広げ、サイコマンの放ったロンゲストサンダーアローを利用した消磁によってマグネット・パワーを攻略し、さらにマグネット・パワーに頼りすぎたことで掛け方が甘くなっていた「完璧・拾式奥義 輪廻転生落し」を破ると「アロガント・スパーク」によって自らの残虐な本性を晒すと同時に勝利した。キン肉マンスーパー・フェニックス戦で自分が理想としていた以上のマッスル・スパークを放ったキン肉マンをはじめとした超人たちの成熟と巣立ちの時を認め、テリーマンへ役目を終えた自分たちを死なせてくれるように頼み、テリーマンから光のダンベルを受け取った。そして始祖の10個のダンベルの力で消滅するはずだったが、始祖の全滅を防ぐためにサイコマンがそのシステムを彼だけが消滅する様に作り変えていたことで生き残る。サイコマンの消滅を見届けた後、完璧のマスクの力で生み出していた1試合だけ闘うことのできる体の消滅が始まり、再び銀のマスクとして超人たちの未来を見守っていくことを伝え、銀のマスクだけを残して消滅し、キン肉大神殿に戻った。
読切版「奇跡の救世主伝説の巻」では、100万年前にクッピン星で暴れていた残虐超人タイラントを倒し救世主としてあがめられている超人「ミュースマン」の像がシルバーマンの姿であり、復活したタイラントはキン肉マンを見て「ミュースマンの子孫」だと判断している。学研の図鑑『キン肉マン「超人」』では、シルバーマンとミュースマンが同一人物であることが解説されている[1]。
「キン肉マン超人総選挙2017」では6位にランクインしている[140]。戦闘時のキャラクターデザインは登場する1年以上前から準備が進められ、ボツ案を含め全13パターンが試作された[139]。また、「悪魔将軍と同格」という設定を意識したデザインともなっている[139][141]。 。
ジャスティス
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - スイス(当初は天上界とされた)
- 身長体重 - 209cm 136kg(当初は不明だった)
- 超人強度 - 1500万パワー(当初は不明だった)
- 年齢 - 無始無終
- 声 - 小野健一(PS2ゲーム『キン肉マン マッスルグランプリMAX』)
伝説に語られる公正の特徴を持つ[1]裁きの神。ラーメンマン、モンゴルマンと同様の弁髪姿。兄弟喧嘩を続けるゴールドマンとシルバーマンに剣を渡し、決着をつけさせた。この勝負により両者とも命を落とすことになった。
後のシリーズで、正体は完璧超人始祖のジャスティスマンと判明。そちらの詳細はジャスティスマンの項を参照。
キン肉族先祖
大昔、よごれたマスクを川でせんたくしていた際に誤ってあらい替えのボロキレマスクを滝ツボへ落としてしまい、その時あらわれた滝ツボの神様より黄金のマスクと銀のマスクを賜った[注釈 16]キン肉族のご先祖で、当時のキン肉星大王(何代目かは不明)。キン肉真弓、キン肉アタル、キン肉スグルたちの直系の祖先。額に祖マークがある。黄金のマスクと銀のマスクを賜るまでは、大王でありながら農夫もしていたなどキン肉族の歴代の大王の中でも「弱い存在」と伝えられていた。欲の皮がつっぱっていて、かなり間抜けな性格で、キン肉真弓による回想でも貧弱な肉体であったが、神様のいいつけどおり金と銀のマスクを一族の神殿に安置して祭ったことで、その恩恵を受けたキン肉族は筋骨隆々の姿に進化していった。元は銀のマスクことシルバーマンを開祖としつつも、この時代は弱体化していたキン肉族だったが、その後躍進を続けて正義超人界のリーダー一族にまで成長し、現在に至る。
- タイトル歴
- なし
タコ大帝
- 種別 - 正義超人
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 不明
タコの化身の日本超人。頭の下の首周りに複数の吸盤がついた8本の腕が生えている[注釈 17]。原作本編では本名不明だったが、スピンオフ作品『THE超人様』で息子が登場し、名前が「タコ大帝」と判明した。黄金のマスク編で悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ、生命維持装置に入った。スニゲーターや悪魔将軍らの攻撃で、何度か生命維持装置が破損と修復を繰り返す危機に見舞われるが、キン肉マンが勝利して黄金と銀のマスクが一体となった完璧のマスクの力でパワーも戻り救われた。
本編での描写が無いため、超人としての具体的な能力等は不詳だが、学研の図鑑『キン肉マン「超人」』に「タコの超人の多くは複数の手足をもち、運動能力や柔軟性に優れている」との記述がある[注釈 18][1]。
- タイトル歴
- 不明
キン骨オババ(キンこつオババ)
- 本名 - 不明
- 種別 - 怪人→正義超人 / 骸骨超人 / ドクロ星人[1]
- 出身 - ドクロ星[27]
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 2万パワー[27]
- 主な必殺技 - 魔法、ドクロ星の霊術
- 年齢 - 不明
- 声 - 山本圭子[142]
アニメオリジナルキャラクター。キン骨マンの伯母(母の姉)で、甥やイワオと共に極悪超人と同じ裏超人界の出身。黒いローブを被っており、額に「オババ」の文字がある。いい男に目が無く、好みのタイプは五分刈刑事。水晶玉で遠くの試合を観戦したり、魔法で人間をワープさせたりする能力を持ち、劇場版『キン肉マン 晴れ姿!正義超人』では正義超人たちを江戸時代にタイムスリップさせた。キン骨マンはシャレコウベという本名が判明しているが、オババの本名は不明。
脚本家の寺田憲史が作ったキャラクターであり、いつもイワオをいじめているキン骨マンをいじめる奴が出たら面白い、という理由で登場した[143]。
夢の超人タッグ編 初登場
- マッスル・ブラザーズ→ザ・マシンガンズ
-
- キン肉マン(キン肉スグル)
- キン肉マングレート(プリンス・カメハメ)→(ザ・テリーマン)
- 2000万パワーズ
-
- モンゴルマン(ラーメンマン)
- バッファローマン
- 超人師弟コンビ
-
- ロビンマスク
- ザ・ウォーズマン(ニコライ・ボルコフ)
- はぐれ悪魔超人コンビ
-
- アシュラマン
- サンシャイン
- ニュー・マシンガンズ
-
- ザ・テリーマン
- ジェロニモ(ジェロニモ・ヤングマクダニエル)
- 四次元殺法コンビ
-
- ブラックホール
- ペンタゴン
ドクター・ボンベ
- 本名 - ボンベ
- リングネーム - ハング・キラー
- 種別 - 正義超人 / 医師 / 雨・雲を操る超人 / 元・レスラー[1]
- 出身 - スイス(22歳頃のエントリーは スペイン[1])
- 身長体重 - 189cm 90kg / 190cm 90kg(超人レスラー「ハング・キラー」としての公表サイズ)
- 超人強度 - 78万パワー / 50万パワー(超人レスラー「ハング・キラー」としての公表数値)
- 主な必殺技 - 麻酔を一切使用しない医術、超人医療術、手術(オペ)[144]、スパニッシュハンギングツリー(超人レスラー「ハング・キラー」時代の技)、アルティメットアイ
- 年齢 - 登場時は不詳(プリンス・カメハメとほぼ同年代)
- 声 - 佐藤正治 / 石森達幸(王位編)
超人界最高の超人専門医[1]。幾多の超人たちを治療した名医でカメハメとは長年の親友。ボンベの手術は麻酔を一切使わず、しかも患者に痛みを与えないのが特徴。本人は自分の気に入った超人しか治療しないと明言している。ラーメンマンのために霊命木でモンゴルマンマスクを作るなど、手術以外にも辣腕を見せる。
旅立つカメハメを見送った後、カメハメが死ぬ夢を見て日本へ向かう。重傷のジェロニモを救い、さらにヘル・ミッショネルズの「クロス・ボンバー」で切断されたキン肉マンの左腕を治すため、ジェロニモを助手として手術を行い、バッファローマンのロングホーンを加工した骨で左腕を接合した。手術終了後、胃の悪性腫瘍が悪化し、人知れず、息を引き取る。亡骸は最初に発見したテリーの手でカメハメ同様に埋葬されたが、ビッグ・ザ・武道に掘り起こされたことで、決勝戦の最中にボンベの死も公になった。アニメ版では、キン肉マングレートに扮しているテリーマンがジェロニモに助手を代わってもらい、ボンベはグレートの正体がテリーマンであることを見抜いており、2人でカメハメの遺志を継ぐ発言をした。
超人墓場では、ウォーズマンに人工心臓を埋め込んで蘇生させるが、その蘇生を急ぐあまりにウォーズマンの頭脳を復活させるのを忘れるという生前の彼の医師としての実績からすれば珍しく致命的なミスを犯してしまった。そのため、その後友情パワーで完全復活して危機を乗り越えたウォーズマンの感謝の言葉に対し、「自分はきっかけを与えただけで大したことはしていない、みんなの友情パワーがウォーズマンを復活させたのだ」と返答した。
元は超人レスラー[145]で、学研の図鑑『キン肉マン「超人」』によれば、若い頃にスペインを中心に「ハング・キラー」のリングネームで格闘超人として活動していたとのこと[1]。また、原作担当の嶋田によると、若き日は超人として戦っていたが、大怪我で引退したことで超人の怪我を治す医者を志すようになったという[146]。『ディープオブマッスル!!』では、『キン肉マンII世』に登場するケビンマスクやスカーフェイスが使用していたアルティメットアイを使う場面があった。
作者のゆでたまごによると、「超人専門医の医者というキャラがいても面白いかな」という思いつきで出したが、予想以上の人気で驚いたという[144]。また、若い頃に「超人の病院をもっと作ろう」という啓蒙運動を広げ世界各地に超人KO病院が建てられたことで、世界中の超人から伝説の偉人として尊敬されているという[147]。
サムソン
- 種別 - アシュラ一族 / 正義超人に敵対する勢力[1](忍者殺法を使う賞金稼ぎ超人・知性チームメンバー「サタンクロス」として)
- 出身 - 魔界[27]
- 身長体重 - 235cm[1] 体重不詳
- 超人強度 - 2000万パワー / 4100万パワー[27]
- 主な必殺技 - 竜巻地獄、阿修羅バスター、阿修羅稲綱落とし、忍法うつせみの術、忍法超人浮き袋、忍法伸縮自在腕
- 年齢 - 37歳
- 声 - 田中秀幸 / 中村秀利(王位編)
通称「サムソン・ティーチャー」。アシュラマンの家庭教師[注釈 19]。超人格闘家であると同時に超人教師[注釈 20]。魔界のアシュラ一族出身であるが、悪魔超人ではなく、愛と優しさを唱え命を大切にすることをモットーとしている[注釈 21]。「竜巻地獄」「阿修羅バスター」「阿修羅稲綱落とし」などはサムソンがアシュラマンに授けた技である[注釈 22]。幼い頃のアシュラマンに愛の大切さを教えるが理解されなかった。しかし、不慮の事故で激流に落ちたアシュラマンを救い、代わりに自分が流されたことで我が身を挺して命の大切さを教えた。その後、長らく生死不明となった[注釈 23]。
キン肉星王位争奪編で「サタンクロス」として登場し、生存していたことが判明[注釈 24]。その際にザ・ニンジャやアシュラマンとの戦いで「完璧な超人を目指すために忍者の特訓も受けたことがある」「得意の忍者殺法」など忍びの訓練も体得していたことを明かしている。詳細はサタンクロスの項を参照。
- タイトル歴
- インド超人チャンピオンシップ制覇
- インド超人ヘビー級
- 西洋流忍術競技会優勝 ('67)
- 超人家庭教師免許取得
- 宇宙超人賞金レスリングマッチ連覇(サタンクロスとして)
- 異名
- 格闘技の家庭教師[21]
アシュラ大王
- 種別 - 悪魔超人 / アシュラ一族[1]
- 出身 - 魔界[27]
- 身長体重 - 217cm 225kg
- 超人強度 - 820万パワー[27]
- 主な必殺技 - 修羅稲綱落とし[21]
- 年齢 - 不明
- 家族 - 妻 アシュラ王妃 息子 アシュラマン 孫 シバ 義理の娘 イボンヌ(アシュラマンの妻)
- 声 - 郷里大輔
魔界のアシュラ一族大王。アシュラマンの父。夫婦共々、息子アシュラマンに幼い時から徹底した悪魔教育を施した。
- タイトル歴
- 超人ランバージャック選手権優勝('45)
- 残虐超人ヘビー級
- 世界残虐超人チャンピオンシップ2連覇
- 主な肩書き
- 魔界大王
アシュラ王妃
- 種別 - 悪魔超人 / アシュラ一族[1]
- 出身 - 魔界[27]
- 身長体重 - 188cm 体重不明
- 超人強度 - 30万パワー[27]
- 主な必殺技 - 悪魔霊術らしき光線(アニメ版で使用。魔界から地上の様子を映し出せる能力等)[148]
- 年齢 - 不明
- 家族 - 夫 アシュラ大王 息子 アシュラマン 孫 シバ 義理の娘 イボンヌ(アシュラマンの妻)
- 声 - 松島みのり
魔界のアシュラ一族王妃。アシュラマンの母。夫と共に魔界を治める。宇宙超人タッグトーナメント決勝戦において、アシュラマンがマッスルブラザーズの味方をして、憤る夫を「今のアシュラマンは、正義超人よりも完璧超人のほうが憎いのよ」と告げてなだめていた。
- 主な肩書き
- 魔界大王妃
ザ・ターボマン
完璧超人の一人でアンドロイドタイプのロボ超人[1]。ネプチューンマンの仲間。
究極の超人タッグ編の回想シーンにも登場。夢の超人タッグ編でネプチューンマンが爆死した直後に、フィッシングマン、キャッチマン、グレイト・ハリケーンと共に全ての超人パワーを使って完璧超人界に伝わる「超人再生術」をネプチューンマンに施して復活させた[149]。
後に登場する完璧・無量大数軍のターボメンは、ターボマンの量産型[1]。また、他に量産型の一体が正義超人に転身しており、キン肉星王位争奪編直後のキン肉星に帰還するキン肉マンを見送りに来ていた[1]。
- タイトル歴
- 「タイトルは弱者のシンボルである」という完璧超人の教えに従っているためタイトルは持たない。
アモイマン
- 種別 - 完璧超人 / 彫刻の超人[1]
- 出身 - チリ(イースター島)[1]
- 身長体重 - 250cm 700Kg[1]
- 超人強度 - 340万パワー[1]
- 年齢 - 24歳
- 主な必殺技 - ジャンピング・ヒップ・ドロップ
モアイに胴と手足が生えたような完璧超人。ネプチューンマンの友人。完璧超人らしく対戦相手を冷静に分析できる性格で、凝灰岩石の体が風化しやすいため、極端な温度・湿度の変化を嫌う[1]。
究極の超人タッグ編の回想シーンにも登場。ザ・ターボマンたちと共に夢の超人タッグ編で人狼煙を使って粉々になったネプチューンマンを再生させる。笑い声は「ゴアッ」。
- タイトル歴
- 太平洋 超人スーパーヘビー級
木・木・人(もく・もく・じん)
- 種別 - 完璧超人 / 木の超人[1]
- 出身 - 森の中[1](国籍不明)
- 身長体重 - 250cm 120Kg[1]
- 超人強度 - 40万パワー[1]
- 年齢 - 約150歳(樹齢)
- 主な必殺技 - フォレストウッドドライバー
材木タイプの完璧超人。全身に年輪が刻まれている。老獪な格闘技術の持ち主[1]。
集英社の『キン肉マン 闘将!!拉麵男 超人大名鑑』の解説では「姿は登場しているが、本編での具体的な活動描写が無いため、正体・素性等は一切不詳」とのことだったが、学研の図鑑『キン肉マン「超人」』で、出自は樹齢150年の古木から生まれた木製超人と判明[1]。また、同書によれば、森林伐採を嫌うとのこと[1]。
夢の超人タッグ編でネプチューンマンが人狼煙を使って粉々になる光景を目撃し、ヘル・ミッショネルズの敗北を察した。
- タイトル歴
- リアル森林超人J(ジュニア)・ヘビー級
ビッグ・ラジアル
- 種別 - 完璧超人 / 乗り物系超人[1]
- 出身 - フランス
- 身長体重 - 240cm 490kg
- 超人強度 - 78万パワー
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - ビッグ・ラジアルフィン、ビッグラジアル・インパクト
タイヤの特徴を持つ超人[1]。ネプチューン・キングの弟子の完璧超人の一人。全身に巨大な「タイヤ」を装備している巨漢。ただし、走行機能は無い[1]。子供たちの遊具として町の公園で活動[1]。衝撃吸収力は抜群で少々の攻撃ではへこたれない[1]。
人狼煙を使って粉々になったネプチューンマンを観てヘル・ミッショネルズの敗北を察し、地球侵攻を断念して宇宙の果てへ撤退した。
- タイトル歴
- 不詳
セメントス長老
アニメオリジナルキャラクター。北海道に突如出現したピラミッドリングとともに現れた古代正義超人のエリート「正統派超人」の長老。かつてネプチューンマンを自分の後継者として育てたことがある。威厳ある性格だが、少々間の抜けた面もある。
キン肉星王位争奪編 初登場
- キン肉マンチーム
-
- キン肉マン / キン肉スグル
- ロビンマスク
- ザ・サムライ / ネプチューンマン
- ジェロニモ
- ラーメンマン
- ザ・テリーマン
- アレキサンドリア・ミート
- ザ・ウォーズマン
-
- 補欠メンバー(アニメ版のみ)
- 超人血盟軍
-
- キン肉マンソルジャー / キン肉アタル
- バッファローマン
- アシュラマン
- ザ・ニンジャ
- ブロッケンJr.
ジ・オメガマン / オメガマン・ディクシア
- 種別 - 完璧超人 / 正義超人に敵対する勢力 / 機能を特化させた超人[1]
- 出身 - オメガ・ケンタウルス星団
- 身長体重 - 231cm 208kg
- 超人強度 - 8600万パワー
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - Ω・カタストロフドロップ、背中の巨大指を利用した一連の技[150]、オメガ血煙り牙、Ω・メタモルフォーゼ(変身)
- 家族 - 兄 オメガマン・アリステラ
- 趣味:ハントした首のコレクション
- 声 - 山口健
ホッケーマスク状の仮面を被り、背中から巨大な右手の掌が生えた姿の超人(当初は尻尾も生えていたが、後に削除されている。また、ジェロニモ戦では仮面の下の眼球は描写されておらず、ネプチューンマン戦での序盤以降描かれるようになる)。目の前のあらゆる物体や別の超人のイメージを仮面に取り込んで変身する特殊能力を持つ。笑い声は「フォーフォフォ」。宇宙の犯罪超人を処刑する「超人ハンター」を生業ともしていた。
超人墓場から脱獄を図ったネプチューン・キングやサンシャインらをハントし、その首を巨大指の先にコレクションしている。この首は戦闘時に操ることが可能。Ω・カタストロフドロップ以外にも巨大指を使った技を一通り使える[150]。また、超人ハントの際は銃を使う。フェニックスの命令を受けフェニックスを王位に就かせるためと、超人閻魔から受けた超人墓場に入ろうとしないネプチューンマンや、ウォーズマンを超人墓場から脱走させたキン肉マンチーム抹殺の依頼のために、知性チームに加わる。ネプチューンマンから「超人閻魔・フェニックスといった強大なバックアップがないと行動できない軟弱な精神」と評される一方で、フェニックスを我が身に代えて守ろうとするなど彼なりの忠誠心も見せていた。
一回戦と準決勝は白装束を纏った「ミステリアスパートナー2号」としてまだ出番は無かった。決勝で白装束を脱いで姿を現し、まずキン肉マンチームのジェロニモを破り、数々の物体に変身してネプチューンマンとキン肉マンも苦しめた。しかしキン肉マンが最も苦手とするプリンス・カメハメの肉体に変身した結果、体に宿ったカメハメの意思で戦いの中でキン肉マンにカメハメ100殺法をマスターさせてしまう。変身を解除した後、キン肉マンの隙を突いてΩ・カタストロフドロップに捉えることに成功するが、助けに入ったネプチューンマンに妨害され、キン肉マンではなくネプチューンマンに技をかけてしまう。そして師の技を学んだキン肉マンには敵わず、マッスル・スパークを受けて敗北した。倒されたオメガマンの体は置き去りにされたままだったので、キン肉マンが委員長に注意している(当初は大会委員会側によってリング外に運ばれる描写があったが、再びリング上に戻っていた)。預言書のページが燃えたことで体の消滅が始まり、その間際に腕を組み祈るような状態になってキン肉マンに命乞いをするような姿で消えていった。この有様にはキン肉マンにも「死んでしまえば怨みもない」と死体の消滅は行き過ぎたものだと同情されていた。この時はキン肉マンのマッスル・スパークを受けて死亡し、さらに追い打ちを掛けるようにフェニックスの手で遺体も消された様に描写されていたが、後のオメガ・ケンタウリの六鎗客編にて、実際はキン肉マンに敗北した時点では死んでおらず、フェニックスに消滅させられた際はマッスル・スパークで自分を破ったキン肉マンに希望を託していた事が判明する。
アニメ版での超人閻魔は邪悪の神々を操る黒幕ゆえ、オメガマンはフェニックスと対等な関係となっている。また、ハンター稼業にレスラーの誇りよりも重きを置いており、ビビンバを介抱しているキン肉マンに攻撃を行おうとするが、フェニックスに止められた。ゆでたまごは、少年ジャンプ連載時について、物語終盤のどんどん強い超人を登場させねばならない状況で出し、闘っている間もイメージが固まらなかったと語る[151]。本名の「ディクシア」はギリシャ語で「右」を意味する[152]。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編にて本名が「オメガマン・ディクシア」であることと、双子の兄であるオメガマン・アリステラの存在が明らかにされた。また、オメガの民の仇敵ザ・マン(超人閻魔)や星を救うための力であるマグネット・パワーの情報を探るために超人墓場に潜り込み、一般の完璧超人になりすましながらザ・マンに近い立場まで上り詰めたことも明かされた。キン肉星王位争奪編で「フェニックス様の命令を受けフェニックス様を王位に就かせるためと、超人ハンターとして超人閻魔から受けた超人墓場に入ろうとしないネプチューンマンや、ウォーズマンを超人墓場から脱走させたキン肉マンチーム抹殺の依頼のために、知性チームに加わった。」と自身が語っていた事も、「超人閻魔(ザ・マン)直属の完璧・無量大数軍登用試験として、無量大数軍を勝手に離脱したネプチューンマンの首を狩るよう命じられ、キン肉星王位争奪戦でネプチューンマンが加勢するキン肉マンチームと対戦する可能性の最も高い強豪チームとして、フェニックスのチームを選んだ」と、真相が判明した[注釈 25]。
- タイトル歴
- 不明[150]
- 主な肩書き
- 知性チーム・大将(一回戦、不戦勝)→副将→次鋒(準決勝、試合形式が6人タッグマッチへ途中変更に伴う都合のため不参加)→中堅→副将(決勝)
- 超人ハンター
- 宇宙犯罪超人ハンター[21]
サタンクロス
- 本名 - サムソン / 寄生虫サタンクロス
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / アシュラ一族 / 風・竜巻を操る超人[1]
- 出身 - 魔界[1](正体が判明するまでは漠然と「西洋の超人」と称していた)
- 身長体重 - 235cm 250kg[1]
- 超人強度 - 4100万パワー[注釈 26]
- 年齢 - 37歳(サムソン) / 不詳(寄生虫サタンクロス)
- 主な必殺技 - 忍法エスケープ・ウォーター、忍法うつせみの術、忍法超人浮き袋、昇技・トライアングルドリーマー、忍法サンド・クッション、ブレイクダンス・シュート、忍法伸縮自在腕、忍法魔界沼、忍法人馬紙切り、阿修羅稲綱落とし
- 声 - 中村秀利(サムソン) / 掛川裕彦(寄生虫サタンクロス)
自称西洋の忍者超人。その本体としての正体はかつてアシュラマンの家庭教師だったサムソン・ティーチャーで、幼少期のアシュラマンを救い激流に流され、一命は取り留めたものの両脚を砕かれてしまい、直後に現れた知性の神にそそのかれたこともあって「いくら他者に優しさを持って接しても、代償は自身が傷つくだけ」と感じ、これがきっかけとなって冷徹・残虐の精神が芽生え、知性の神に助けを請い、寄生虫サタンクロスを身に宿すことになる。肉体再生後はオーバーボディと鎧兜を身に纏い「サタンクロス」を名乗った。つまり、リアルボディであるサムソンと、寄生虫ボディであるサタンクロスの2人が合体した超人である。寄生虫サタンクロスはサムソンと自由に分離・合体が可能。普段はサムソンの背から腹部に頭を突っ込み、ギリシア神話に登場する馬の首から上が人間の上半身に置き換わったような姿をしている半人半獣の種族・ケンタウルスを彷彿とさせる形態で、そのタイプにちなんで自身の戦闘法を「ケンタウルス殺法」と称してもいる。ただし、サムソンのどんな傷口からでも侵入合体できるため、キン肉マン戦では腹部への合体を封じられながらもサムソンの左首の傷に侵入して頭を2つ並べた形態ともなった。本来の寄生虫サタンクロスは両腕を持たず、成虫しても四足のみの超人だが、両脚を砕かれたサムソンに自身の二足を提供する代わりに、分離時はサムソンの四本の腕の内二本を自身の腕にして人型に近い形態となっている。また、サムソンも分離時は本来の四本腕から二本腕の形態に変化して腹部には穴が開いた状態となる。寄生虫はサムソンとは合体している時でも己の意志を持ち、普段はサムソンの動きに合わせているが、知性の神やフェニックスの命令があれば己の意志で本体のサムソンから分離してサムソンを誘導することも可能。賞金稼ぎとして生活していたが、王位争奪サバイバル・マッチでは知性の神への借りを返すべくフェニックスの知性チームに参加。
一回戦は白装束を纏った「ミステリアスパートナー3号」としてまだ出番は無かった。準決勝で先鋒として白装束を脱いでオーバーボディと鎧兜を身に纏った姿を見せてリングに上がり、まずは残虐チームのザ・ニンジャとの西洋東洋忍者対決を制した。そして残虐チーム次鋒は愛弟子だったアシュラマンで、試合の序盤でアシュラマンのショルダータックルを受けた衝撃でオーバーボディが破れたためサムソンの正体と生き延びた後の経緯を明かす。この師弟対決は両者ノックアウトの引き分けに終わった。知性チームは残虐チームも制し、決勝戦はキン肉マンチームと争われることとなる。決勝戦でも先鋒となりキン肉マンチームで意外にも先鋒として出てきたチームリーダーのキン肉マンと魔方陣リング装着デス・マッチで対戦。戦いの中でサムソン・ティーチャーは真の格闘者精神を取り戻し、溺れたミートの姿をかつてのアシュラマンと重ね、非情の鬼になれずミートを助ける。このことで寄生虫サタンクロスが「サタンクロス」としての悪行の主導権を握り、サムソンの格闘者精神を再び残虐な精神に引き戻そうと企むが、最後はキン肉マンの完璧マッスル・スパークで寄生虫サタンクロスは頭を破壊され、サムソンはサタンクロスやフェニックス(知性の神)の支配から解放される。完全に改心して元の優しさを取り戻したサムソンは、キン肉マンの気高さに涙した。寄生虫サタンクロスは、完璧マッスル・スパークの威力に驚愕し敗北を認めた後、キン肉マンのディフェンドスーツが真っ赤に染まるほどの吐血をして死亡。
ゆでたまごによると、サタンクロス自体はシングル戦でツープラトンが見せられるのは面白いと出して考えて出した超人であり、アシュラマンとの因縁はテーマを与えるため。またアシュラマンとはまた違う形で、手足が多く、複雑なパーツが多いためあまり描きたくない時期もあったと語る[153]。アニメ版ではオーバーボディを解いたのは、キン肉マンチームとの決勝戦となっている。第4回人気投票では第13位にランク入りしている[154]。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編の後の新シリーズで、寄生虫サタンクロスは復活し、サムソンも再びサタンクロスとして合体して、ソ連(現リトアニア)シャウレイの十字架の丘に到着した三体の超神とキン肉マンソルジャー(キン肉アタル)とブロッケンJr.たちの前に、出現する。
- タイトル歴
- 宇宙超人賞金レスリングマッチ連覇
- 異名
- 鬼のサタンクロス
- 執念深き魔の手品師[21]
- 真の格闘家精神[21]
- 西洋の忍者[21]
- 主な肩書き
- 知性チーム・中堅(一回戦、不戦勝)→先鋒(準決勝、決勝)
- アシュラマンの師匠
プリズマン
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 鉱物の超人[1]
- 出身 - 南極
- 身長体重 - 304cm 200kg
- 超人強度 - 5200万パワー
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - レインボー・シャワー、クリスタル・コンパス、キャンバス・ソーサー、キャンバス・手裏剣、血風観覧車、背面大圧壁、地獄の三重殺・超人デコレーション・ツリー(フェニックス、マンモスマンとのタッグ技)
- 声 - 山口健→田中亮一(王位編35話 - )
全身がガラス張りでプリズムになっている光学部品超人[1]。普段は重厚なボディだが、本来の姿はシャープなボディに鋭利な手足を持つ。血の気の多い性格で、普段はフェニックスに忠誠を誓っているが、「これから奴をどうするね、フェニックス、あんたなら」と対等の口調で話すときもある(廉価コミックでは訂正)。笑い声は「キョーキョキョキョ」。口元は常に笑みを浮かべた感じに開いている。自らのプリズムボディに太陽光線を取り込んで発射する「レインボー・シャワー」が得意技。この光線には、超人にとって有害な「カピラリア七光線」が含まれている。
一回戦は白装束を纏った「ミステリアスパートナー1号」としてまだ出番は無かった。準決勝で白装束を脱いで姿を現し、3対3の6人タッグマッチ戦のメンバーとしてリングに上がるが、事実上残虐チームのブロッケンJr.との1対1の構図になる。試合中にレインボー・シャワーでソルジャーを狙うが、超人から人間に戻ったブロッケンJr.によって阻止され、最後はブロッケンJr.の決死の技ブレーメン・サンセットを受けてダウンし、同時にブロッケンJr.も格闘城から落下して伊吹山の渓谷に転落死したため、試合結果は両者ノックアウトの引き分けとなったが、事実上は勝利した。決勝のキン肉マン(キン肉スグル)率いるキン肉マンチーム戦ではラーメンマンと対戦。対戦舞台となったジャングルジムにレインボー・シャワーを反射させる仕掛けを仕組んでおくなど、有利な条件下にあったにも関わらず、ラーメンマンの閃きによって大ダメージを受け、最期はラーメンマンの必殺技九龍城落地を受けて全身が粉々になり死亡。同時にラーメンマンも力尽きたため、試合結果は準決勝のブロッケンJr.戦と同様の両者ノックアウトの引き分けだったが、事実上は準決勝時とは逆の敗北を喫した。
作者のゆでたまごによると初期の超人クリスタルマンを充分活かしきれなかったという後悔があって、その反省から強豪に進化させた超人であるという。作画では気を抜くとギャグ系の超人に見えるため、貫禄の維持が大変であると語る[155]。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編の後の新シリーズで復活し、エジプトギザのスフィンクスの石像前に到着した三体の超神とテリーマンとジェロニモたちの前に、出現する。
- タイトル歴
- なし
- 主な肩書き
- 知性チーム・副将(一回戦、不戦勝)→中堅(準決勝)→次鋒(決勝)
キン肉マンビッグボディ(キンにくマンビッグボディ) / ストロングマン
- 種別 - 運命の王子 / 正義超人→正義超人に敵対する勢力 / キン肉族[1]
- 出身 - キン肉星(エントリーは カナダ)
- 身長体重 - 245cm 215kg
- 超人強度 - 100万パワー(ストロングマン)⇒1億パワー(ビッグボディ)
- 生年月日 - 地球時間で1960年4月1日[156]
- 年齢 - 24歳
- 主な必殺技 - メイプルリーフ・クラッチ、強力アトミックボム、強力エクスプロイダー、強力ジェットトルネード、マッスル・リベンジャー[157]、強力タックル、強力スピア、強力スイング、強力ドラゴンスリーパー、マッスル・インパクト、ビッグボディ・プレス、マッスル・ウェポン、マッスル・ストロングインパクト[158]
- 声 - 平野正人
強力の神が乗り移った運命の5王子の一人で、元は開拓者ストロングマン。5王子の中でも抜きんでた巨体とパワーを持っている。王位争奪サバイバル・マッチでは、強力(ビッグボディ)チームを率いて出場。1回戦で知性チームと対戦するが、マンモスマン1人にチームメイトたちを倒されていき、自身はキン肉マンスーパー・フェニックスのマッスル・リベンジャーの前に完敗を喫した。原作ではフェニックスにやられる直前、「強力の神にそそのかされてムリヤリ出場させられたんだ」と弱音を吐いていた。アニメではわずかに戦う姿が描写されたが、フェニックスからは「プロレスごっこ」と酷評された。エピローグにて、キン肉マンのフェイスフラッシュで他の運命の王子や超人たちと共に復活した。ゲームなどでは当初設定のみの技だったメイプルリーフクラッチの他、偽マッスル・リベンジャーやマッスル・インパクトといった技を使う。メイプルリーフクラッチはカナダの象徴である楓の葉を思わせる難技だとされる[159]。ゆでたまごオリジナルであり、読者採用の超人ではない[160]。ゆでたまごによると、運命の5王子の中で最後にデザインしたキャラクターだが[159]、始めからやられ役としてであり、デザインも安直のやっつけ仕事で、さらには技すらも考えていなかったという。デザインの大元のイメージは鉄人28号[159]。ゆでたまごの中井義則は「正直に言うと描いていて大変だった奴がすぐ消えてくれて助かった」と語っている[161]。しかし、意外とファンが多かったとの事[162]。「キン肉マン超人総選挙2019」では10位にランクインしている[163]。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、強力の神から今回の一件を聞かされたストロングマンは、キン肉マンビッグボディとして参戦を決意した。オメガ・ケンタウリの六鎗客のルナイトとウルフマンとの試合が終了した頃、超人博物館から奪ったビッグボディマスクを被り、キン肉マンスーパー・フェニックスたちと共に運命の四王子の一人としてサグラダ・ファミリアに姿を現した。五大城決戦では、中国の紫禁城にてギヤマスターと対戦、メイプルリーフクラッチを決めて勝利する。王位争奪編ではほとんど良い所が描かれないまま倒されたが、本編では強力チームのメンバーを仲間と呼んで彼らの信頼に報いるために勝利を飾ろうと奮戦したり、倒したギヤマスターにも止めは刺さず軒轅星に潰された際には助けようとするなど、義理人情を重んじる好人物であることが明らかになった。また、基本的なファイトスタイルは、強力の神の憑依を断って深く考えず、真正面からストロングマンとしての持ち前の100万パワーの超人強度を駆使した技を豪快に繰り出す正々堂々且つ単純明快なものだが、王位争奪戦での苦い戦歴から立ち直ったことで、ギヤマスターの発言から心の奥にある恐れを見抜いたり、ギヤを封じるために機転を利かせたりといった高い洞察力も持つまでに成長していた。実は強力の神から超人たちを死滅させる為に必要な108のカピラリアの欠片(ピース)の話を聞いていて、オメガ・ケンタウリの六鎗客編の終盤で調和の神をリーダーとする超人殲滅派の神々が地上に下天して襲来したことを察知する。
そして、調和の神を始めとする超神たちが地上に襲来した後、超神たちが近くにある中国の秦始皇帝陵に降り立ったのを見て、負傷した状態で秦始皇帝陵に向かう。そして、超神の一体である超神ランペイジマンからカピラリアの欠片の情報を聞き出す為の挑戦を受けようとする寸前で、兵馬俑から出現した強力チームの面々に驚き、彼らが次々とランペイジマンに倒された後で瀕死の強力チームの面々を守る為にランペイジマンと激突する寸前で、モニター越しに介入してきたキン肉マンスーパー・フェニックスと知性の神からの提案で超神たちが秦始皇帝陵から去った後で、フェニックスに強力チームの面々の命が救われたことに涙ながらに感謝した。そして、フェニックスからの提案で24時間後にイタリア・ローマのコロッセオに到着し、合流したフェニックスから超神たちと闘う為のタッグパートナーに指名される。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- 豪力無双のパワーファイター[164]
- 強力巨人[165]
- 神より授かりしストロングパワー[21]
- 溢れ出る豪気[21]
- 力を得た古豪[21]
- 五王子唯一無二の強力[21]
- 強力の申し子[21]
- 主な肩書き
- 強力チーム・大将
- キン肉星王位継承者候補
レオパルドン
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 戦車の超人[1]
- 出身 - 東ドイツ・ライプツィヒ→ 西ドイツ
- 身長体重 - 230cm 776kg
- 超人強度 - 460万パワー
- 年齢 - 24歳
- 主な必殺技 - 地獄の砲弾、レオパルドンパンツァーショット、ターンバックルクーゲル、地獄の砲弾乱れ撃ち、強力殺法、旋回砲塔発射、タンクシューター
- 声 - 川津泰彦
戦車超人。背中が砲台、腕が銃になっている。アニメ版では両腕が素手に、両足が裸足からシューズに変更。強力チームの次鋒として登場した直後、マンモスマンの「ノーズフェンシング」の一撃により僅か0.9秒[1]で倒された。その後入院しており、あっけなく敗れ去ったビッグボディに対してコメントを求められた際、ノーコメントとしていた[166]。2014年12月4日放送のTBSの『水曜日のダウンタウン』でレオパルドンが取り上げられた際に、ゆでたまごの原作担当(嶋田隆司)の談によると「緊張していただけでスパーリングではめちゃくちゃ強い」と語っている[167]。『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』では時間超人・サンダーの伝説正義超人の回想に、レオパルドンのシルエットもある。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編の後の新シリーズでは、中国の秦始皇帝陵でキャノン・ボーラーとペンチマンとゴーレムマンが超神ランペイジマンに倒された後に、兵馬俑から出現。胸にはマンモスマンにやられた傷跡が残っていて、アニメ版同様に両足が裸足からシューズに変更。かつて0.9秒で敗北し強力チームに迷惑をかけた分まで戦うとビッグボディに告げて、ランペイジマンに戦いを挑む。そして、ランペイジマン相手に0.9秒の呪縛の壁を越えて奮戦するが、ランペイジマンのパニッシュメントエングレイバーをくらって敗北。瀕死の重傷を負いランペイジマンに殺される寸前で、モニター越しに介入してきたキン肉マンスーパー・フェニックスと知性の神からの提案で超神たちが秦始皇帝陵から去ったため、フェニックスに命を救われた。
ゆでたまごの嶋田隆司は「昔は一瞬でやられたので弱いと思われがちだが、改めて見直すと結構カッコいい造形してる」「どんな闘い方をするのかと考え出すとだんだん楽しくなってきた」「73巻から始まる新シリーズではトップバッターで出てもらうことにした」とコメントしている[168]。
キャノン・ボーラー
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 兵器の超人[1]
- 出身 - イラク(イラン説もあり)
- 身長体重 - 200cm 180kg
- 超人強度 - 800万パワー
- 年齢 - 29歳
- 主な必殺技 - キャノン・ラリアット(ラリアート)、キャノンボム[21]
頭にタングステン合金製で非常に重い[1]ヘッドギア状の装甲を装着した超人。それだけに首の力が強い[1]。また、砲弾の様な瞬発力と破壊力のある一発攻撃を得意とする[1]。王位争奪サバイバル・マッチ一回戦でマンモスマンと対戦し、マンモス・ラリアートに対し得意のキャノン・ラリアートを放つが、相討ちでダウンしてしまい、結果は両者ノックアウトとなる。しかし、マンモスマンの方はフェニックスとビッグボディを直接対戦させるために手加減して相討ちダウンしたように演技しただけだった。『キン肉マンジャンプ Vol.2』では、「キャノン・ボーラーは、ビッグボディのチームメイト中で唯一命拾いしたラッキーな超人」と説明されている[169]。『キン肉マンII世』の超人オリンピック組み合わせ抽選会で、抽選用の巨大パチンコに他の正義超人と一緒にキャノン・ボーラーの顔も写されている。ゲーム『キン肉マンII世 超人聖戦史』では超人オリンピック ザ・ビッグファイトでじゃんけん競技に登場した。その後、有名な超人になる方法についてを悩むイベントで登場する。読者投稿時の名前はキャノンボールマン[170]。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編の後の新シリーズでは、中国の秦始皇帝陵で兵馬俑からペンチマンやゴーレムマンと共に出現。王位争奪編では「ハァハァ」という息づかい描写のみだったが、初めて明確に発声しているシーンが描かれた。超神ランペイジマンに戦いを挑むが、得意のキャノン・ラリアットが通じず、逆に地面へ背中から叩きつけられてしまい、その衝撃からのダメージでダウンした。その後、更に兵馬俑から出現したレオパルドンもランペイジマンに倒されるが、キャノン・ボーラーは「オレたちは一蓮托生」と瀕死の重傷を負ったペンチマンに肩を貸しながら、強力チーム全員でランペイジマンとの激突を覚悟する。しかし、直後にモニター越しに介入してきたキン肉マンスーパー・フェニックスと知性の神が提案して超神たちを秦始皇帝陵から去らせたため、キャノン・ボーラーたち強力チームはフェニックスに救われた。
- タイトル歴
- イラク超人プレミアリーグ選手権優勝('76)
- 主な肩書き
- 強力チーム・副将
ゴーレムマン
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 焼物の超人[1]
- 出身 - イスラエル
- 身長体重 - 300cm 1000kg
- 超人強度 - 580万パワー
- 年齢 - 25歳
- 主な必殺技 - フロント・ネック・チャンスリードロップ、ゴーレムジャイアントスウィング、フライング・ニードロップ、ゴーレムボディプレス[158]、ゴーレムスピア
- 声 - 川津泰彦
イスラエルの古代神殿の外壁をまとった巨漢超人。王位争奪サバイバル・マッチ一回戦ではキン肉マンチーム対飛翔チームが3試合を終える間、マンモスマンを相手に互角以上に渡り合う善戦を見せるが、マンモスマンの「ゴースト・キャンバス」により首を捻じ切られて絶命した。その死体はフェニックスの「デスボディ・シュート」により場外へと蹴り出され、テリーマンとロビンマスクをキン肉マンチームに合流させるための道具にされた。 読者投稿時の名前はゴーレマンで、「サンシャインの兄?」と書かれていた。身長体重の設定はサンシャインと同じ[170]。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編の後の新シリーズで復活し、キャノン・ボーラーやペンチマンと共に兵馬俑から出現。王位争奪編では試合中かけ声描写のみだったが、流暢に話せることも判明した。超神ランペイジマンに戦いを挑むが、ランペイジマンのカシードラルボンバーをくらって敗北。外壁もかなり破損して大きなダメージを負いながらも、その後に更に兵馬俑から出現したレオパルドンまでもランペイジマンに倒され瀕死の重傷を負ったため、ビッグボディが機転でランペイジマンに殺されかけていたレオパルドンを何とかリング外へ出したところをゴーレムマンがキャッチした。直後にモニター越しに介入してきたキン肉マンスーパー・フェニックスと知性の神からの提案で超神たちが秦始皇帝陵から去ったため、かつてはマンモスマンに絶命させられた直後に体を蹴り飛ばされるという屈辱を受けたフェニックスに、今度は思いがけず逆に命を救われることとなった。
ペンチマン
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 工具の超人[1]
- 出身 - トリニダード・トバゴ
- 身長体重 - 228cm 200kg
- 超人強度 - 340万パワー
- 年齢 - 26歳
- 主な必殺技 - ペンチ・クロー
- 声 - 石森達幸
頭と両腕がペンチ型をした鍛え抜かれた体をもつ怪力超人。王位争奪サバイバル・マッチ1回戦、先鋒としてマンモスマンと対戦し得意技の「ペンチ・クロー」を出すが、顔を傷つけられ逆上したマンモスマンの「パワフル・ノーズブリーカー」により胴体を真っ二つにされ敗北した。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編の後の新シリーズでは、キャノン・ボーラーやゴーレムマンと共に兵馬俑から出現し、超神ランペイジマンに戦いを挑むが、ランペイジマンのパニッシュメントエングレイバーで胴体を貫かれて重傷を負う。その後、更に兵馬俑から出現したレオパルドンもランペイジマンに倒されるが、モニター越しに介入してきたキン肉マンスーパー・フェニックスと知性の神からの提案で超神たちが秦始皇帝陵から去ったことで、フェニックスに命を救われた。マンモスマンやランペイジマンとの戦いでは肉体を破壊され、他の超人や生物であれば普通なら死亡しかねない程の深手を負っても即死までには至らず、本来強靭な生命力を持っていることも暗示されている。
- タイトル歴
- 不明
- 異名
- 鋼鉄の巨大ペンチ[21]
- 主な肩書き
- 強力チーム・先鋒
キング・ザ・100t(100トン)
- 種別 - 悪行超人・正義超人に敵対する勢力 / 金属系の超人[1]
- 出身 - アメリカ・デトロイト
- 身長体重 - 270cm 1t〜100t(増減自在)
- 超人強度 - 1000万パワー / 6500万パワー[1]
- 年齢 - 18歳
- 主な必殺技 - ジェット・ローラー・シーソー、Uターン・シーソー、変身殺法
- 声 - 岡和男
分銅の特徴を持つ超人で、その体重は名前の通り等身大で判明している超人の中では最も重い超重量級の100トン。特殊金属性のボディは分銅の鎧でもあり、複数のパーツに分けられ、状況に応じて自らの重量を調節して戦う。鎧ボディは外部からのイメージ(絵が描かれたプラカードなど)により鉄球やバーベルに変形させることも可能な形状記憶合金製。鎧を脱いでいる時は両腕が空中に浮いた形態となるが、その身体構造上の仕組みは不明[1]。笑い声は「ゴーホホホ」「グオホホホ」。勝利予告のようなパフォーマンス「血殺のVサイン」をする。王位争奪サバイバル・マッチ一回戦では、その能力と重量でミートを圧倒しテリーマンも苦しめるが、一度に多数のカードを見せられたため金属ボディの分子配列がバラバラになってしまい、カーフ・ブランディングで身体を砕かれて死亡。ただし、最後の力を振り絞ってテリーマンに拳を飛ばしてダウンさせ、試合結果は引き分けに持ち込んだ。ボディが形状記憶合金という設定は、当時の担当編集者茨木政彦のアイディア。この設定が使われた時は、自分の超人が採用されたように嬉しかったという[171]。
- タイトル歴
- なし
- 主な肩書き
- 飛翔チーム・副将
ザ・ホークマン
- 種別 - 悪行超人・正義超人に敵対する勢力 / 鳥類超人[1]
- 出身 - フランス
- 身長体重 - 206cm 110kg 翼長は450cm[1]
- 超人強度 - 520万パワー / 5100万パワー[1]
- 年齢 - 18歳
- 主な必殺技 - スパイラル・ブレット、ウィング・カッター、ネイル・クラッシュ、変化フクロウ目
- 声 - 速水奨
鳥類超人で、背中に翼、つま先に鉤爪を持つ。頭部に「ヘルバード」と名付けた鷹を飼っている。ヘルバードは普通の鷹ではなく、他の鳥類やホークマンそっくりの姿に変身できる能力を持つ。王位争奪サバイバル・マッチにおけるキン肉マン最初の対戦相手で、兵隊超人としての生活に嫌気がさしており、キン肉マンを倒すことで邪悪の神に認めてもらおうとしていた。笑い声は「ホーホホホ」。自身の羽毛を保護色のようにして姿を消すことも可能で、キン肉マンとの試合の終盤は姿を消して攻撃するが、ヘルバードの帰巣本能を逆手に取られ居場所を悟られてしまい、掴まってキン肉ドライバーを受けて敗れた。読者考案の同名超人と「コンドル・マスク」を合わせたデザインとなっている。なお、ホークマンと合わせたデザインとなった関係で本編未登場のコンドルマスクは、学研の図鑑『キン肉マン「超人」』によるとホークマンと別個に存在する エクアドル出身の鳥類超人(身長体重 - 206cm 110kg、超人強度 - 210万パワー、年齢・必殺技等は未公表)と解説され、属性もホークマンと異なり正義超人である[1]。
- タイトル歴
- フランス超人アクロバット選手権優勝('83)
- 異名
- 飛翔する鷹翼の刃[21]
- 主な肩書き
- 飛翔チーム・先鋒
ミキサー大帝
- 種別 - 悪行超人[172]・正義超人に敵対する勢力 / 料理器具の超人[1]
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 245cm 700kg
- 超人強度 - 700万パワー / 5900万パワー[1]
- 年齢 - 20歳
- 主な必殺技 - パワー分離機、トラースキック
- 声 - 川津泰彦
ミキサー型の超人。ボディのミキサーは「パワー分離機」になっており、中に放り込んだ生物の肉体から骨を抜き取ったりパワーを分離させて殺すことなどが可能(アニメでは物質の成分も分離させている)。笑い声は「ハーハーハー」。キン肉マンとの試合前にパワー分離機を説明するため子犬を投げ入れ、骨と肉体から分離させて殺した(アニメのこのシーンでは、コンクリートの柱をセメントと鉄柱に分離していた)。キン肉マンとの対戦で、邪悪神に操られた運命の5王子の協力も加えてのパワー分離機により、キン肉マンの火事場のクソ力を肉体から分離させた。これによりキン肉マンの火事場のクソ力としての超人強度7000万パワーの中の大半は邪悪大神殿に封印され、キン肉マン自身は体ごと超人墓場へ送り込まれたが、ウォーズマンの助力で復活。キン肉マンの残った基本超人強度の95万パワーでキン肉ドライバーを仕掛けられるが、ミスター・VTRが状況予測と編集機能で技を妨害し、エルボードロップでキン肉マンに逆転勝ちする。実はこの時、キン肉マンにより密かにボディのネジを1本抜き取られていた(アニメのこのシーンでは、キン肉マンはミキサー大帝と組み合いになった際に該当箇所に手が当たり、思わず咄嗟に抜き取ってしまったと発言)。続くミートとの試合では、相手を力のない小者と見くびっていたが、長年に渡りアイドル超人たちの戦いを間近で見ていたミートは優れたテクニックで奮戦。隙を付いて反撃してミートをパワー分離機に放り込もうとしたが、ミート式の火事場のクソ力を発揮されて防がれ、回避したミートに閉門クラッシュでボディのミキサーを砕かれる。最後はバックドロップを決められ、ネジが抜けていたこともあり技の衝撃で全身がバラバラになって敗北した。キン肉マンにシングルマッチで黒星をつけた数少ない超人の一人。キン肉マンに抜かれたネジは、後に記念品としてキン肉城の寝室に飾られている。
- タイトル歴
- 東アジア超人ヘビー級
- 異名
- 悪に染まりし封印術[21]
- 主な肩書き
- 飛翔チーム・中堅
ミスター・VTR(ブイティーアール)
- 種別 - 悪行超人・正義超人に敵対する勢力 / 通信機器の超人[1]
- 出身 - アメリカ・シリコンバレー
- 身長体重 - 190cm 790kg
- 超人強度 - 280万パワー / 5400万パワー[1]
- 年齢 - 21歳
- 主な必殺技 - アクション・ストップ、シーン・チェンジャー、カメラレンズズーム・イン、ズーム・アウト
- 声 - 小林俊夫
ビデオカメラ型の機械超人。撮影した映像に対し巻き戻しやビデオ合成などの操作をすると、それがそのまま現実に反映されるという特殊能力を持つ。キン肉マンと対戦して多種多様な機能でキン肉マンを苦しめたが、それぞれの機能の弱点を見抜かれ、最後はキン肉マンの超人絞殺刑で敗北。深手を負い、さらに続くキン肉マン対ミキサー大帝の試合では、超人墓場に飛ばされたキン肉マンが自身の腹部の「シーン・チェンジャー・モニター」を内部からぶち割る形で帰還したことで、VTRの致命傷となり、残る力を振り絞って状況予測装置と編集機能によりミキサー大帝が倒されるシーンを削除。チームメイトの勝利を助けて死んでいった。原作ではキン肉マンの動きを止めた後に無抵抗の相手をいたぶっても面白くないということで元に戻したが、アニメでは嬲り続けている(キン肉マンは何とか動く舌でスイッチを押して難を逃れている)。
読者投稿時の名前はマックスター[170]。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- 変幻自在のシーン・チェンジャー[21]
- 主な肩書き
- 飛翔チーム・次鋒
ザ・マンリキ
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 工具の超人[1]
- 出身 - スウェーデン
- 身長体重 - 250cm 500kg
- 超人強度 - 721万パワー
- 年齢 - 25歳
- 主な必殺技 - スクランブル・バイス
- 声 - 佐藤正治[22]
ザ・万力とも。名前が示す通り万力の化身超人[1]で、巨大な万力「スクランブル・バイス」が両肩から生えており、腹部にも同じものが内蔵されている。その威力は鋼鉄やダイヤモンドを軽々と粉砕するほどで、対戦相手をジワジワと挟み潰す。頭部も頑丈でウォーズマンの「スクリュー・ドライバー」を食らっても致命傷にはならなかった。先鋒戦ではミートを一方的に痛めつけ、その後超人墓場より復活したウォーズマンと対戦。当初は頭脳までが復活しておらず戦闘技術を忘れた状態のウォーズマンを圧倒するも、バラクーダによって氷の精神を思い出したウォーズマンに残虐技で反撃され、スクランブル・バイスも折られてしまう。止めを刺そうとしたウォーズマンの隙を突き腹部に隠し持っていたスクランブル・バイスを起動させるが、ウォーズマンの残虐性がしっぺ返しを喰う事とマンリキの隠し武器の可能性を予感して割って入ったキン肉マンを挟んでしまう。そのままキン肉マンを絞め殺そうとするが、我が身を呈してでも仲間を庇う姿に友情パワーを取り戻したことでウォーズマンが生前の正義超人として完全復活。最後は「パロ・スペシャル」により敗れた。
『週刊少年ジャンプ』初登場時は読者応募超人「ザ・万力」に近いデザインだったが、後に顔のデザインが変更された。アニメ版ではエピローグの記念撮影に顔を出していた。
- タイトル歴
- スウェーデン超人グリマ選手権優勝('75)
- 異名
- 万力の化身[21]
- 主な肩書き
- 技巧チーム・先鋒
パルテノン
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 建物の超人[1]
- 出身 - ギリシャ
- 身長体重 - 280cm 950kg
- 超人強度 - 1500万パワー
- 年齢 - 43歳
- 主な必殺技 - 人体化石封じ、神殿瓦礫崩し、影のシャワー、残虐技キャンバス・プレッサー(ゼブラとのツープラトン)
- 声 - 佐藤正治[22]
怨念渦巻くパルテノン神殿に命が宿った化身超人で、全身石造りの巨漢。その体は幾万の生物の死骸によって固められており、柱の内部にはメタンガスが充満している。怨念の込められた影のシャワー(闇の衣)によって浴びた者を残虐に洗脳することができる。笑い声は「ギョギョギョギョ」。強欲な性格であり、他のチームメイトと同じく30億超人ドルという報酬金と、キン肉マンゼブラが王位に就いた際は大臣の位の約束を条件にチームに参加。影のシャワーでゼブラの残虐性を引き出す役割も担う。体内にはゼブラから受け取った札束(アニメ版では金塊)も詰めている。体をバラバラに分解することもできるが、柔軟性は低く関節技を極められると体の筋が引っ張られ分解できなくなる[1]。準決勝の終盤においてゼブラとコンビを組み、キン肉マンとロビンマスクのコンビとタッグマッチで戦う。「人体化石封じ」によりロビンを柱の中に封じ込めた上、影のシャワーでキン肉マンを洗脳しようとするが、ロビンを閉じ込めた状態で使ったため、その部分だけ怨念が遮断され洗脳に失敗(アニメ版では洗脳自体がカット)。さらに、ロビンがアノアロの杖の炎でメタンガスを爆発させて脱出に成功してしまい、タワーブリッジとロビン・スペシャルの連続攻撃で敗北する。
作者によると技巧チームとの決着はタッグに決めていて、そのために選んだ大型超人であるとのこと。またバースさえ取れれば、背景を描くように描けるため、意外と苦労はしないと語る[173]。アニメ版では、最終回にキン肉マンのフェイス・フラッシュで復活した。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- 怨念渦巻く神殿の化身[21]
- 主な肩書き
- 技巧チーム・副将
バイクマン
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 乗り物系超人 / ロボ超人[1]
- 出身地 - オーストラリア
- 身長体重 - 195cm 150kg
- 超人強度 - 1200万パワー
- 年齢 - 24歳
- 主な必殺技 - モーター・サイクリング・キック、キル・ザ・スカイダイブ、マッドマックス・アタック、コントロール・タイヤ、サイクリング・カンガルーキック、エレキリング、バズソー・ドライブ
- 声 - 平野正人
オートバイをモチーフとした機械超人(ロボ超人[1])で、タイヤを装備して人間型からバイク型に変形できる。二重に被ったヘルメットで、ドクロのような素顔を隠している。ガソリンと電気をエネルギー源としており、バイクマンへの充電のためだけにモーターマンをチームに加入させるなど、ゼブラから2人分の戦力として相当に信頼をおかれていた。電気を自在に操ることもできる。機械超人ゆえに、一瞬の判断に優れているが、試合展開の予測に関しては生身の超人に劣る。準決勝の会場である姫路城入りの直前、ラーメンマンからの奇襲を受けて城内の鎧置き場に監禁され、変装した彼と入れ替わられてしまう。テリーマンとモーターマンの試合が中断された直後、与作(アニメ版では中野さん)に助けられて、公の場に姿を現す。因縁のラーメンマンとサンダードームデスマッチ(金網デスマッチの一種、アニメ版では「キリングドームデスマッチ」という名称)を展開。ラーメンマンをキル・ザ・スカイダイブで一度は死に至らしめるが、ラーメンマンは観客たちの「涙雨」の奇跡によって復活。最終的には、サンダードームを吊るす鎖が千切れることを見越したラーメンマンが、バイクマンの攻撃を利用して鎖を破壊。そこからラーメンマンが体当たりで金網ドームを回転させたことで発生した竜巻によって、上空へ打ち上げられたところを九龍城落地に捉えられ、敗北。これから先に起こることを予言して、死亡した。『ディープオブマッスル!!』では、かつてモーターマンと「チーム・キラーモータース」を組んでいたことが語られている。また、アニメではモーターマンにねぎらいの言葉をかけながら彼のドリルについた返り血を拭くシーンがある。
初登場時はライダーマンと呼ばれていた(文庫版などでは修正)。
- タイトル歴
- 不詳
- 異名
- 唸る暴走エンジン[21]
- 主な肩書き
- 技巧チーム・中堅
モーターマン
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 電源の超人 / ロボ超人[1]
- 出身 - フランス
- 身長体重 - 190cm 210kg
- 超人強度 - 460万パワー
- 年齢 - 23歳
- 主な必殺技 - ドリル・ア・ホール・スパーク、バッテリー・クロー、スパーク・リング・フラッシュ
- 声 - 川津泰彦
ドリル状の頭部、乾電池の手足、名前の通りモーター(電動機)のボディを持つロボ超人[1]。両腕の電池には膨大な電気が蓄えられている。技巧チーム四天王の一人だが、実際はバイクマンの充電役としてチーム入りを許されており、戦力扱いはされていなかった。笑い声は「キキキー」。前試合の傷が癒えていないテリーマンを痛めつけて戦線離脱させるが、復活したラーメンマンとの対戦となる。最初こそ攻め立てたものの、それがラーメンマンの試合勘を呼び戻すことになり、キャメル・クラッチで真っ二つに裂かれ秒殺された。
原作ではコマ毎に微妙に容姿が変わっている。アニメではテリーマンの負傷はほとんど癒えており、モーターマンは実力でテリーマンを追い詰めた。
- タイトル歴
- 不詳
- 主な肩書き
- 技巧チーム・次鋒
- バイクマンの充電役[21]
真・キン肉マンソルジャー(キンにくマンソルジャー) / ソルジャーマン
- 種別 - 正義超人→残虐(悪行)超人・正義超人に敵対する勢力 / 運命の王子 / キン肉族[1]
- 出身 - キン肉星(エントリーは 東ドイツ[174] )
- 身長体重 - 197cm 102kg
- 超人強度 - 87万パワー(ソルジャーマン)⇒1億パワー(ソルジャー)
- 生年月日 - 地球時間で1960年4月1日[156]
- 年齢 - 24歳
- 主な必殺技 - アサルト・ドライバー[5]
- 声 - 千葉繁→中村秀利
運命の5王子の一人で元は軍人ソルジャーマン。戦場で敵の銃弾に撃たれるが、その瞬間残虐の神が乗り移ったことで「キン肉マンソルジャー」として復活。残虐非道なファイトが売りの超人で、超人凶器を自称する。王位継承候補者として王位争奪サバイバル・マッチに参加するはずだったが、試合前にチームメイトと共に富士山で強化合宿を行なった際、キン肉アタルの襲撃を受けて全員倒され、自身はマスクを奪われる(以降はアタルがキン肉マンソルジャーを名乗り、超人血盟軍を率いて出場する)。数日後に発見され病院へ搬送されるが途中でチームメイトは力尽き、残ったソルジャーも同じ病院に入院中のテリーマン、ウォーズマン、ミート(アニメ版ではナチグロンも)に上記の事情を語った後に絶命した。原作ではアタルがフェニックスにナパーム・ストレッチをかけるのを見た直後に狂乱して息絶えたが、アニメ版では残虐の神がフェニックスに憑依した影響で絶命した。
実力は不明だが、読切「超人血盟軍、結成秘話」ではアタルに「奴は明らかに運命の王子ではなかった。その実力に達していない」と評されている。このためアタルはソルジャーを倒して入れ替わったという。『キン肉マン 77の謎』ではビッグボディ以上フェニックス以下と推測されている[175]。
同時期に死亡していたキン肉マンゼブラなど他の運命の王子の様に後も復活はしておらず、オメガ・ケンタウリの六鎗客編でも死亡したままで、残虐の神はソルジャーマンの代わりにキン肉アタルに、キン肉マンソルジャーとして調和の神をリーダーとする超人死滅を企む一派と戦うよう促した。
- タイトル歴
- キン肉星出身の傭兵超人として、各惑星の戦場で手段を選ばず敵兵を殺すだけの戦歴のみで、超人レスラーとしてのタイトル奪取経験はなし。
- 異名
- 超人凶器
- 主な肩書き
- 真・残虐チーム・大将(不参加)
- キン肉星王位継承者候補
ザ・ゴッド・シャーク
- 種別 - 残虐超人 / 正義超人 / 軟骨魚類の超人[1]
- 出身 - キューバ[136] / バハマ[1]
- 身長体重 - 193cm 105kg[1]
- 超人強度 - 78万パワー[1]
- 年齢 - 26歳
- 主な必殺技 - ジョーズクラッシュ[21]
ホホジロザメ型[1]の超人。強化合宿中にキン肉アタルの襲撃を受けて倒された。『ディープオブマッスル!!』では「食らいついたら離れない、人食いカリビアン・パイレーツ」と紹介されている。
原作担当の嶋田隆司が腰痛を患っている間の『週刊少年ジャンプ』に掲載された『キン肉星王位争奪編 熱闘メモリアル・スペシャル 第四次超人募集発表」[176]にて発表された超人で、該当記事が長らくコミック未収録だったがリミックス版で公表された。
iモード用ゲーム『キン肉マン☆超人コロシアム』においては、イラストがジョーズマンで、超人名は「シャークマン」となっている。シャークマンとしては「真・残虐チームの突撃隊長を担う」「必殺技はジョーズ・クラッシュ」と紹介されているが、本編におけるシャークマンはザ・ゴッド・シャークやジョーズマンと同じ軟骨魚類の超人[1]ながら別個の『キン肉マンII世』の時代に登場する新世代超人で、復活超人オリンピックのアイルランド国内予選にてセイウチンに敗北している。
ブルドーザーマン
- 種別 - 残虐(悪行)超人・正義超人に敵対する勢力 / 重機の超人[1]
- 出身 - カナダ
- 身長体重 - 230cm 1.5t[1]
- 超人強度 - 80万パワー
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 重機落盤崩し[5]
ブルドーザー超人。圧倒的な力で相手をねじ伏せるパワーファイターで、その巨体を活かした戦いを得意とする[5]。ウールマンらと同じく、強化合宿中にキン肉アタルの襲撃を受けて倒され、その後死亡。アニメ版では登場しない。『ディープオブマッスル!!』では「すべてを更地に戻す男、スーパー・パワフル・リセットキング」と紹介されている。
- タイトル歴
- 超人バーブド・ワイヤー・フェンス・マッチ選手権優勝 ('78)
- 主な肩書き
- 真・残虐チーム・副将[136](不参加)
ウールマン
- 種別 - 残虐(悪行)超人・正義超人に敵対する勢力[1]
- 出身 - ニュージーランド
- 身長体重 - 180cm 80kg[1]
- 超人強度 - 76万パワー
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 羊毛地獄[5]、羊毛に蓄えた静電気を利用した見えない攻撃[1]
豊富な羊毛を生やした残虐超人。強化合宿中にキン肉アタルの襲撃を受けて倒された。ソルジャーの参謀役であり、丁寧な口調とは裏腹にファイトスタイルは残虐そのもの[5]。『ディープオブマッスル!!』では「羊の皮をかぶった悪魔、温厚に見せかけて腹の中身は真っ黒だ」と紹介されている。毛は年に一度生え変わるとのこと[1]。
ヘビー・メタル
- 種別 - 残虐(悪行)超人・正義超人に敵対する勢力 / パフォーマーの超人[1]
- 出身 - オランダ
- 身長体重 - 191cm 102kg
- 超人強度 - 72万パワー
- 年齢 - 17歳
- 主な必殺技 - スカル・クロー
強化合宿中にキン肉アタルの襲撃を受けて倒された。『ディープオブマッスル!!』では「攻撃性とスピードを前面に押し出した、残虐超人界の切り込み隊長」と紹介されている。
ジャンプコミックスセレクション版の超人紹介で描かれたイラストが、読者応募超人発表時の物と大きく変更されており、iモード用ゲーム『キン肉マン☆超人コロシアム』においては、前者をヘビー・メタル、後者を真・残虐チームの一員ヘビ・メタとして、それぞれ別々の超人として登場させている。ヘビ・メタは「クールなリズムで相手を翻弄する真・残虐チームの遊撃部隊」「必殺技はシャウト・スタンプ」と紹介されている。
- タイトル歴
- オランダ残虐超人ヘビー級
- 主な肩書き
- 真・残虐チーム・先鋒[136](不参加)
超人閻魔(ちょうじんえんま)
- 種別 - 神→完璧超人
- 出身 - 天上界→超人墓場
- 身長体重 - 290cm 320kg(当初は不明だった)
- 超人強度 - 9999万パワー
- 主な必殺技 - 鉄拳制裁
- 年齢 - 無始無終
- 声 - 平野正人
超人墓場の支配者。キン肉星王位争奪編では、超人墓場への入場許可証を発行したにも関わらず蘇生したネプチューンマンの討伐に加えて、超人墓場からウォーズマンを脱走させたキン肉マンチームの皆殺しをオメガマンに依頼する(自身は直接登場しておらず、オメガマンの回想で語られている)。アニメでは自身も登場し、「超人墓場の親方を表の顔とする邪悪五神のボス格」と、原作とは設定が変更されている。宇宙征服の拠点としてキン肉星の王位の座を乗っ取り、キン肉マンやキン肉王家や正義超人界の撲滅を企む。キン肉マンが誕生した直後の病院の火災を邪悪五神に命じ実行させた。そして王位争奪サバイバル・マッチを仕組み5人の運命の王子の体を乗っ取るよう指示する。キン肉マンの火事場のクソ力を邪悪大神殿に封じ込めたのも超人閻魔の指示によるもの。大阪城の決勝では、フェニックスと一体化してキン肉マンを苦しめた。しかし最後はキン肉マンの火事場のクソ力が復活し、フェニックスがキン肉マンの「7000万パワーマッスルスパーク」に倒され、自身も真紅のマントの一部に封印された。
完璧超人始祖編では、キン肉族とその影響を受けた全ての超人を殲滅する決断を下し、「ストロング・ザ・武道」として本格的に登場し、他の完璧・無量大数軍と共に地球へ侵攻した。キン肉星王位争奪編で語られた死んだ超人が魂だけとなり超人墓場に辿り着いた後の管理者であることがより明確になり、その働きが認められてなおかつ蘇りを強く希望する者に対し厳しい審査を行なっていることも語られる。その正体は、太古の神々が全超人を粛清する際に唯一反対し、神の座を捨て優秀な超人のみを救出し、10人の完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)を作り上げた完璧超人始祖の創始者の完璧超人で、完璧・零式(パーフェクト・ゼロ)の称号を持つザ・マン。そちらの詳細はザ・マンの項を参照。口癖は「グロロ〜」[177]。キン肉マンが友情を超人界に必要以上に拡散し続け、それが「恐ろしい力を同時に拡散させており、強くなったイレギュラー超人たちを制御できなくなると太古のような闘争の歴史が繰り返される」とを危惧する。最終決戦で悪魔将軍=ゴールドマンに敗れ、師匠越えを果たした悪魔将軍に対して穏やかな笑みを浮かべ、数億年にもわたる師弟の因縁に決着がつけられた。敗北後は悪魔将軍やシルバーマンが選んだ道に納得し、悪魔将軍の介錯を受け入れる覚悟だったが、間に入ったキン肉マンの説得を受けた悪魔将軍から"二度と超人墓場から出ないこと"、"不老不死を永久に廃止すること"を条件に生かされる。その後、ネメシスとピークア・ブーに連れられながら「自身は一線を退くが再び過ちを犯すことがあれば完璧超人が粛清に現れる」とキン肉マンに忠告して、超人墓場へ帰還する。
「超人閻魔」の由来はその名前通りに、人間界でも仏教やヒンドゥー教などで地獄や冥界の主として伝わる閻魔大王にちなんだもの。
墓守鬼(はかもりおに)
超人閻魔と完璧超人始祖の命により、超人墓場を警備・管理し、死人となった超人たちに終わり無き労働を強いたり、脱走を止めたりする鬼たち。体の色は赤・青・緑に分類されている[1]。生命を持った超人を取り締まることはできない。
完璧超人始祖編では、悪魔将軍や悪魔六騎士が超人墓場に侵攻した際に迎撃を行うが、次々と蹴散らされる。オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、半壊した超人墓場を修復している最中に帰還したジャスティスマンが連れてきたキン肉マンたちを見て、生きたまま彼らが超人墓場を訪れたことに動揺するが、直後にジャスティスマンから自分が連れてきた客人たちだと聞くと動揺を収める。そして、年老いた墓守鬼が戦死したミラージュマンとアビスマンとペインマンの亡骸とリングを、完璧超人始祖への敬意から恐れ多くて手が出せずに埋葬できなかったことをジャスティスマンに報告すると、ジャスティスマンの許可を得たことで埋葬できるようになり、墓守鬼たちは歓喜の声を上げた。
- 異名
- 超人墓場の番人[21]
ロビンナイト
- 種別 - 正義超人 / ロビン王朝の超人[1]
- 出身 - イギリス
- 身長体重 - 216cm 155kg
- 超人強度 - 76万パワー[27][10]
- 主な必殺技 - アノアロの杖[5]
- 声 - 岡和男
ロビンマスクの父。名前は『キン肉マンII世』で判明。ロビンの付けているマスクとはひさしの部分が異なり、両端から二本の角が生えている。厳格な性格であり、家宝である「アノアロの杖」を持ち出したロビンを叱っていた。格闘家であると同時に絶滅動物の化石収集家でもある。
アニメ版王位争奪編ではロビンの前に彼の幻が現れ、「アノアロの杖」は自分の手に戻ると助言した。『キン肉マンII世』倫敦の若大将編にも登場。
- 個人タイトル歴
- 大英帝国超人ヘビー級
フィッシングマン
- 種別 - 完璧超人 / アウトドア用品の超人[1]
- 出身 - メキシコ・アカプルコ
- 身長体重 - 210cm 200kg
- 超人強度 - 7450万パワー
- 年齢 - 34歳
- 主な必殺技 - リール・ゲット
完璧超人の1人。顔には目が無いが、代わりに高性能センサーが発達していて、敵の居場所を察知して捕まえることができる[1]。
キン肉星王位争奪編の回想シーンに登場。人狼煙を使って粉々になったネプチューンマンの肉体を回収して再生させる。
- タイトル歴
- 「タイトルは弱者のシンボルである」という完璧超人の教えに従っているためタイトルは持たない。
キャッチマン
完璧超人で智謀にも長けているが、情に厚い性格。野球の捕手(キャッチャー)のように全体を見渡す広い視野を持つ[1]。
キン肉星王位争奪編の回想シーンに登場。フィッシングマン同様に人狼煙を使って死んだネプチューンマンの捨て身の行為を尊敬し、彼を再生させる。
- タイトル歴
- 「タイトルは弱者のシンボルである」という完璧超人の教えに従っているためタイトルは持たない。
グレイト・ハリケーン
- 別表記 - グレート・ハリケーン
- 種別 - 完璧超人 / 天気・気象の超人[1]
- 出身 - 太平洋
- 身長体重 - 230cm 150kg
- 超人強度 - 6500万パワー
- 年齢 - 23歳
- 主な必殺技 - ハリケーン・アイ
完璧超人の1人でネプチューンマンの友人。巨大な一つ目を持ち、ゴミが入らないように、まつ毛が発達している[1]。手足を動かすだけで嵐の様な風圧を巻き起こす能力を有している[1]。
キン肉星王位争奪編の回想シーンに登場。フィッシングマンやキャッチマンと共に人狼煙を使って粉々になったネプチューンマンを再生させる(究極の超人タッグ編の回想シーンでは、更にザ・ターボマンとアモイマンもネプチューンマンの再生に協力している事と、蘇生方法が完璧超人界に伝わる「超人再生術」と判明[149])。
- タイトル歴
- 北太平洋 超人スーパーヘビー級
フェニックスシズ子(シズこ)
- 種別 - 正義超人[10] / キン肉族[1]
- 出身地 - キン肉星
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明[10]
- 主な必殺技 - 不明[10]
- 家族 - 夫 フェニックス太郎 息子 フェニックスマン
- 声 - 中友子
運命の王子の1人であるキン肉マンスーパー・フェニックス(フェニックスマン)の母親。病弱であり、夫であるフェニックス太郎に事故で先立たれている。貧しい家庭に生まれた息子を不憫に思い、病院の火災で本物のキン肉星王子と取り違えた可能性を仄めかしたことで後の禍根を作ることとなる。その後、病に倒れるが、邪悪の神々にたぶらかされた息子を説得するため、キン肉星王位争奪サバイバル・マッチ決勝戦の会場である大阪城へ向かう。
フェニックスが赤ん坊の頃、筋肉の滝に毎晩忍び込み、そこの水をフェニックスの顔に刷り込んでいった。アニメ版では、小百合に見つかってしまうが、彼女の温情で不問にしてもらったことも語られている。
アニメ版王位争奪編では初登場回で死亡するが、フェニックスが家を出て行った後、超人予言者の手で復活。
ポルターガイスト
- 種別 - 正義超人 / ポルターガイスト現象が特徴の超人[1]
- 出身 - 西ドイツ
- 身長体重 - 170cm 65kg
- 超人強度 - 40万パワー
- 年齢 - 20歳
- 主な必殺技 - 物体散射術
- 声 - 川津泰彦
常に白装束のフードで顔も含めて全身を覆い、名前の通りにポルターガイストの特徴を持つ超人。キン肉星王位争奪編でネプチューンマンのネプチューン・メッセージを受け、他の正義超人たちと合流してキン肉マンの応援に駆けつけた[注釈 27]。直後のキン肉星に帰還するキン肉マンの見送りにも来ていた。魔族の系譜を継いでいるが、善良な魂を持つ正義超人[1]。ただし、布の中身をのぞこうとした者には厳しい態度もとるため、怖がられることも少なくない[1]。
- タイトル歴
- 第5回西ドイツ超人チャンピオンカーニバル優勝 ('82)
ボックマン
ベルリン市街では人間の子供を人質に立てこもっていた強盗犯。『ディープオブマッスル!!』によれば、東ドイツからの亡命超人で、職にあぶれ、共に亡命した母親も寝たきりになったために自暴自棄となり凶行へと走ったとのこと。牧師に変装したキン肉マンソルジャー(キン肉アタル)に倒される。しかし、その後は改心して再就職にも成功し、正式に正義超人となる[1]。 名前は『ディープオブマッスル!!』およびサンケイスポーツ特別版『キン肉マン新聞2号』より。
- 異名
- 卑劣な強盗超人[21]
ディッキーマン
- 種別 - 正義超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国・テキサス州[136] / フロリダ[1]
- 身長体重 - 188cm 117kg[1]
- 超人強度 - 81万パワー
- 年齢 - 18歳[136]
- 主な必殺技 - なし[10]
- 声 - 掛川裕彦
テリーマンが講師を務めるアメリカ・テキサス超人学校格闘科の生徒。飛翔チームに苦戦するキン肉マンを助けることができない立場にいるテリーマンを気遣っており、授業の代行を任されていた。その後、他の生徒たちと共にテリーマンをキン肉マンの所へ行かせるため超人警察隊の妨害を阻止した。 テリーマンと同じテリー族の1人でもあり、気性は激しくけんかっ早い面も持ち、荒っぽいファイトを得意として技を駆使するより肉弾戦に走る傾向がある[1]。
『ディープオブマッスル!!』では、超人委員会の命を受けて現れたマグニチュードIマンと乱闘を繰り広げる。
フェニックス太郎(たろう)
- 種別 - 正義超人 / キン肉族[1]
- 出身地 - キン肉星
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 主な必殺技 - 不明
家族 - 妻 フェニックスシズ子 息子 フェニックスマン
運命の王子の1人であるキン肉マンスーパー・フェニックス(フェニックスマン)の父親。行方不明のキン肉スグルの代わりにキン肉星の新たな王子を決めるための格闘技大会にフェニックスマンが出場した日、ビルの建設工事現場で事故死。これにより、フェニックスマンは決勝戦を辞退し、新たな王子の話もスグルが見つかったことで白紙に戻った。
- 主な肩書き
- キン肉星の建設工事現場作業員
キン肉星第8超人病院院長
- 本名 - 不明
- 種別 - 正義超人 / キン肉族 / 医師
- 出身 - キン肉星
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 年齢 - 不明
キン肉マンや運命の5王子たちが産まれたキン肉星第8超人病院[1]の院長。キン肉マンチームと知性チームの決勝戦の最中、偽王子の証拠であるレントゲン写真を狙う知性チームの刺客により病院を荒らされ、自身も重傷を負うが、秘密の金庫に隠していたレントゲン写真を守りぬき、病院に足を運んだミートに金庫の鍵を託して息絶えた。なお、ミートが病院に足を運んだ際には院長以外は誰もいなかったことから、医師や患者は避難した可能性も示唆されている。
アニメ版では、病院の話はカットされたために登場しなかった。
- 主な肩書き
- 超人専門医
バッファロー大王
- 種別 - 正義超人[178] / バッファロー一族 / 闘牛(モルーチョ)超人[1]
- 出身 - スペイン
- 身長体重 - 不詳
- 超人強度 - 不明
- 主な必殺技 - ロングホーン・アタック
- 声 - 松田重治
キン肉星王位争奪編の回想シーンに登場。昔、隆盛を誇っていたバッファロー一族の大王で、バッファローマンの祖先。バッファローマンと同様に、バッファロー一族は全員突き出た巨大な湾曲した角・ロングホーンが頭部に生えているのが特徴で、ダイヤモンド並みの硬度を誇っていた[179]。バッファロー一族は一時期は正義超人界でキン肉族に匹敵するほどの繁栄を見せていたが、王位を巡る権力闘争に明け暮れるうち衰退し、最期は王位争奪戦でバッファロー大王以下一族の殆どが死んで滅びてしまった。
一族が崩壊してしまった中で唯一人生き残ったバッファローマンは、キン肉星王位争奪サバイバル・マッチに参加した際に、自分の一族の悲劇を語り、その時点で残っていた3人のキン肉族王位継承者たち(ソルジャー、キン肉マン、フェニックス)に「バッファロー一族の悲劇を繰り返さないでくれ」と叫びながら伝えた。
- タイトル歴
- 超人スーパーヘビー級
- 主な肩書き
- スペイン・バッファロー一族大王
邪悪大神殿番人(じゃあくだいしんでんばんにん)
- 種別 - 魔族の超人[1]
- 出身 - 天上界
- 声 - 平野正人
邪悪の神の命により、邪悪大神殿を警備する衛兵たち。体の色は紫[1]。ミキサー大帝に分離されたキン肉マンの火事場のクソ力を大神殿に封印して管理したが、ジェロニモのブルドッキング・ヘッドロックとネプチューンマンの喧嘩ボンバーで倒される。直後に火事場のクソ力はジェロニモ、ネプチューンマン、キン肉アタル、ロビンマスクの手で大神殿から解放されて、キン肉マンの身体に戻り復活した。
完璧超人始祖編 初登場
- 正・悪連合軍(ドリームリーグ)
-
- キン肉マン(キン肉スグル)
- 悪魔将軍(ゴールドマン)
- ザ・テリーマン
- アシュラマン
- シルバーマン
- ブロッケンJr.
- プラネットマン
- バッファローマン
- スニゲーター
- ジャンクマン
- ザ・ニンジャ
- サンシャイン
- ザ・魔雲天
- ラーメンマン / モンゴルマン
- ロビンマスク
- ザ・ウォーズマン(ニコライ・ボルコフ)
- ブラックホール
- ペンタゴン
- スプリングマン
- ステカセキング
- ミスター・カーメン
- アトランティス
ジャスティスマン
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - スイス(当初は天上界とされた)
- 身長体重 - 209cm 136kg
- 超人強度 - 1500万パワー
- 主な必殺技 - タービンストーム、大木腕固め、ジャッジメントクラッシュ、ジャッジメントツイスト、ジャッジメントアヴァランチャー、ジャッジメントウィンドミル、完璧・陸式奥義ジャッジメント・ペナルティ
- 年齢 - 無始無終
ジャスティスの項も併せて参照。公正の特徴を持つ超人[1]。"完璧・陸式"(パーフェクト・シックス)の称号を持ち、「光のダンベル」を所有する完璧超人始祖。「裁きの神ジャスティス」と語り継がれる人物で、兜を装着した状態でのシルエットはラーメンマンやモンゴルマンに酷似している。兜を外した頭部は脳が透けており、体中に血管が浮き出ている特異な姿をしている。口癖は「ハワァーッ」。特殊能力を用いず、鍛え抜いた強靭かつ柔軟な肉体を駆使した正統派技法とクレバーな思考を武器とする。頭部はゴールドマンのダイヤモンドパワーに匹敵する硬度を持つ。悪魔将軍から「完璧超人始祖の中でも技術や隙のなさは群を抜いており、冷静沈着という言葉が似合う男。ザ・マンに理想や戦い方が最も近く、私でも倒すとなると少々骨が折れるかもしれん」と評されており、サンシャインを驚かせていた。兜の先に繋がっている"裁きの天秤"は相手の罪の重さを量ることができる。
かつては「超人が神さえ超える存在になる」と掲げたゴールドマンとシルバーマンの思想を理解できず、また感情で動かされることについても地上を混沌に逆戻りさせる罪であると考えていた。一方で、ゴールドマンとは完璧超人を離脱することを打ち明けられるなど親しかったこともあり、自身が結果として二人を殺し合わせたことには後ろめたさも感じていた。その他の超人たちについては寿命に「永遠」がなく終わりがあるという理由から「完璧」と認めず長らく卑下していた。弟子であったミロスマンが負けたことについては「敗者に興味はない」と完全に見限っている。
魔界でアシュラマンと対戦し、アシュラマンの増大し続ける力に驚きながらも必殺技ジャッジメント・ペナルティで勝利を収めた。
その後、国立競技場でテリーマンと交戦。終始テリーマンを圧倒し、最後はジャッジメント・ペナルティでの処罰を執行するが、テリーマンがその技に耐え抜き、なおも戦う意志を失わなかったため「ダブル・ジョパディ(二重処罰の禁止)」に基づきそれ以上の刑の執行を行わず「無罪放免」と裁き、「光のダンベル」を譲って自らの敗北とゴールドマンとシルバーマンが目指そうとしてた事および正義超人や人間たちの更なる進化・進展への可能性を見出し、それらを認めた。そして、「我が思索は新たな段階へ入るべき時が来た」と自身への裁きも降した。シルバーマンがサイコマンを破り全てのダンベルが揃ったことにより、始祖としての役目を終えて超人たちに未来を託して消滅するはずだったが、ダンベルのシステムをサイコマンが作り変えていたことによって生き残り、これまでの完璧超人の教え・ゴールドマンとシルバーマンが目指そうとしている事・正義超人の思想のどれも認めると同時に全て正しいと賛同するまでには至っていない自分の、これからできる新たな役割を探すために旅立った。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、サグラダ・ファミリアに向かうキン肉マンとミートの眼前にワープゾーンを出現させて気付かれずに手を貸した後、関ヶ原で大魔王サタンと対戦する。そして、ジャッジメント・ペナルティでサタンの実体を粉々に砕いて勝利した後、太古にザ・マンから聞いた更なる危機についての話をキン肉マンたちに聞かせる為に、ワームホールを開いてキン肉マンたちやアリステラたちを超人墓場へと連れていく。そして、帰還した超人墓場で亡骸が放置されているミラージュマンとアビスマンとペインマンを埋葬する許可を墓守鬼たちに与えた後で、超人閻魔の玉座に座るザ・マンの周囲に鉄格子が張り巡らされているのを見て、実にザ・マンらしいと感想を述べている。
調和の神を始めとする超神たちが地上に襲来した後、ザ・マンの指示でネメシスやネプチューンマンと共にザ・マンの所持するカピラリアの欠片を守護するよう命じられる。
登場時はラーメンマンと同じシルエットのデザインだったが、そのままでは昔のキャラクターは超えられないと考えられデザインが変更された[180]。
サイコマン
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - スペイン
- 身長体重 - 206cm 102kg
- 超人強度 - 1000万パワー
- 主な必殺技 - イグニシォンドレス、巨握の掌(きょあくのて)、完幻殺法スピア・ドレス、〈完幻〉ファントム・キャノン、マグネット・パワー、マグネティカ・ボンバー、完璧超人秘奥義サンダーサーベル、サンダーサーベルスコール、ロンゲストサンダーアロー、完璧・拾式奥義 輪廻転生落とし(グリム・リーインカーネーション)
- 年齢 - 無始無終
グリムリパーの項も併せて参照。死神の特徴を持つ超人[1]。"完璧・拾式"(パーフェクト・テンス)の称号を持ち、「雷のダンベル」を所有する完璧超人始祖。慇懃無礼な言動を取り、敵だけではなく敗北した仲間に対しても平然と蔑みの言葉を掛ける。本来は超人墓場からの出入りができない完璧超人始祖の中で唯一、超人閻魔より出入りを許されている。表向きは完璧・無量大数軍のグリムリパーとして活動していた。全体的な外見はグリムリパー時とほぼ同様だが、黒を基調としたグリムリパーの衣装とは対照的な白を基調とした細部も異なる姿が本体の形態である。かつての同志であるシルバーマンのことはただ一人の理解者として信頼し、非常に強い執着心を持つ。また唯一敬意や憧れを抱き、指標にし続けてきた。逆に兄であるゴールドマン(悪魔将軍)は裏切り者と嫌悪しており、その流れを汲む悪魔超人も「本物のクズ」と軽蔑している。ガンマンやシングマンとは犬猿の仲であり、頭に血の上りやすい彼ら二人をからかうのを楽しんでいる(ガンマンの戦闘能力の高さだけは評価していた)。ジャスティスマンに対しては常々いつ裏切るかと疑っており、「消えてもらった方が都合がいい」「私の邪魔をすることにかけては天才」と臆面もなく言い切った。超人閻魔への忠誠心は強く、他の始祖が超人閻魔を「あやつ」と呼んでいる中で唯一、「閻魔さん」と呼んでいる。かつてのシルバーマンとのスパーリング戦績は五分と五分。マグネット・パワーを初めに発見した超人。現在のサグラダ・ファミリアがある地にマグネット・パワーの噴出孔であるアポロン・ウィンドウを発見して以降、その地下に籠り研究を重ね、超人墓場建設の根拠となる超人パワー人工生成装置「禁断の石臼」を完成させた。また、かつてネプチューン・キングに期待して彼を弟子入りさせ、マグネット・パワーのコツを伝授したことがあったが、後にネプチューン・キングが強さに溺れて卑劣な行動を取るようになってしまったため完璧無量大数軍の資格を剥奪していた。宇宙超人タッグトーナメントで敗北したネプチューン・キングのことは「最低の小者」と呼んで蔑んでいる。マグネット・パワーの利用は他の始祖全員から反対されており、ただ一人賛同してくれた超人閻魔によって管理を任されていた。超人墓場にある自室には、天蓋付きベッドやぬいぐるみが置いてあるなど少女趣味を思わせる内装となっている。また、自分の顔を「高貴なお顔」と言うなどかなりのナルシスト。
鳥取砂丘にてグリムリパーとしてバッファローマンに殺害されたように見せかけ、サグラダ・ファミリアを守るためにその場に移動していたが、シルバーマンにより姿を暴かれてしまう。生存が判明した後はサイコマンとしての正体を明かした。そこでプラネットマンと対戦し、握力とマグネット・パワーで圧倒した。プラネットマンの人面プラネットによって召喚された完璧・無量大数軍に対しても容赦なく、次々と消滅させて〈完幻〉ファントム・キャノンでプラネットマンに勝利する。その後、他の始祖と共に国立競技場に現れ、「許されざる世界樹」内のサイフォンリング4階にて、正義超人・ブロッケンJr.と交戦する。序盤はブロッケンJr.を下等の域にも達していない未熟者と見下すが、予想をはるかに超えるブロッケンJr.の握力や怒涛の攻撃を受け、その評価を改める。しかし、それでもなお埋めようの無い実力差を見せつけ〈完幻〉ファントム・キャノンでリングへ叩きつける。完璧・拾式奥義で完全に殺すべくとどめを刺そうとするも、突如現れたシルバーマンの仲裁により制止し、リフトアップスラムへ切り替えてブロッケンJr.を失神させて勝利した。その試合の中でシルバーマンがゴールドマンの動向を監視する完璧超人のスパイであり、正義超人も悪魔超人の勢力を抑止するために作られ利用してきたことを語りキン肉マンたちを動揺させるが、シルバーマンの真意を知ると必死にシルバーマンへ完璧超人への帰還を求め、それが叶わないと知ると涙を流し同じサイフォンリング4階にてシルバーマンと連戦する。マグネット・パワーを否定するシルバーマンに対してその素晴らしさを知ってもらうため、マグネット・パワーを駆使した技の数々でシルバーマンを苦しめ、完璧・拾式奥義 輪廻転生落としを決めようとするも、技の落下地点がブロッケンJr.と闘った際に開いたくぼみだったためにシルバーマンをKOするには至らなかった。さらに自ら放ったロンゲストサンダーアローを逆に利用されてマグネット・パワーを破られてしまい、マグネット・パワー無しの輪廻転生落としで逆襲に出るがマグネット・パワーに頼り過ぎていたために本来の技の研鑽を怠っていた弱点を見抜かれ、逆にシルバーマンの完璧・弐式奥義にして完全必殺のアロガント・スパークを返され敗北した(この時も技の落下地点が闘いで開いたくぼみだったために死亡するには至らなかった)。敗北後、悪魔将軍の集めた始祖の10個のダンベルの力で超人閻魔や他の始祖共々消滅するはずだったが、はるか昔そのシステムを自分だけが消滅するように作り変えていたことを明かす[注釈 28]。消えゆく中、シルバーマンへの憧れとザ・マンへの感謝の気持ちを伝えながらシルバーマンの腕の中で完全に消滅する。最後までマグネット・パワーへの執着心は失わなかったが、彼なりに「世界をよりよくすることのできる力であり、世界平和のために使う」という確固たる信念を持っていた。ダンベルのシステムを作り変えていたことも神となるべき始祖を消させまいとする彼なりの仲間意識であり、日頃罵倒し続けていたガンマンのことも救いたいと考えていて、心の奥底では憎からず思っていた[注釈 29]。
ゴールドマンからは「新たなる進化に最も近い始祖だが、それを恥ずべきものと感じ同族嫌悪で否定している」と評され、シルバーマンからも「同じ道を歩んでいれば、僕と違って本物の正義超人になれたのかもしれない」と言われた。キン肉マンやバッファローマンやウォーズマンたちからも「敵として出会わなければ、分かりあえる仲になれたのかもしれない」と惜しまれていた。
他のキャラクターとの差別化で技に優雅さが強調されていたが、昔は他の始祖たちと一緒にプロレス的な修行をしていたという部分を見せるため、拾式奥義に関しては『キン肉マン』の王道的な落下激突技になった[139]。ゆでたまごの嶋田は、ヘル・ミッショネルズ以上のマグネット・パワーの使い手に見える描き方を常に意識したという[181]。また、嶋田は当初は単純にオネエにするつもりだったが、途中からキャラクターの重要度も増したため、セクシーさのあるプロレスラーと評される中邑真輔の要素をプラスしたことでいいキャラクターに育ったと語っている[139]。人気投票企画「キン肉マン超人総選挙2017」では11位にランクインしており、嶋田は「最初は嫌なヤツ風に見せていたが、その頃から最後はみんなに好かれるキャラになるといいですね、と担当とも話していたので嬉しい」と述べている[182]。
ガンマン
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - モロッコ
- 身長体重 - 302cm 580kg
- 超人強度 - 3800万パワー
- 主な必殺技 - エルクホルン・シザース、真眼(サイクロプス)、ビハインドエルクホルン・シザース、"本顔"あぶり出し固め、完璧・漆式奥義 エルクホルン・コンプレッサー、完璧・漆式奥義 エルクホルン・テンペスト
- 年齢 - 無始無終
岩石のようにヒビ割れた肌とヘラジカ[1]の角「エルクホルン」を持つ単眼の超人。"完璧・漆式"(パーフェクト・セブンス)の称号を持ち、「土のダンベル」を所有する完璧超人始祖。口癖は「シャババー」[177]。始祖の中でも特に武闘派で選民思想の持ち主であり、一般超人を「ド下等」と呼び、「嘘偽りのない純粋な腕比べ」という思想を他者に強制してはばからない傲慢な性格。これまでに倒した下等超人のこともほとんど覚えていない。真眼(サイクロプス)と称する一つ目には未来を見通し、あらゆる嘘を暴く能力が備わっており、瞳から放たれる光を浴びると変身能力や化粧が解け、本来の姿が明るみになる。その力を用いることで下等超人の中から完璧超人に近い力を持つイレギュラーが台頭していくことを見抜き、その粛清をザ・マン(超人閻魔)に主張し続けていた。超人閻魔の「優秀な超人は厳しい審査の末に完璧超人に引き上げてもよい」という考え方に反対しており、完璧無量大数軍に対しても「取り巻き」と評している。
悪魔将軍に超人墓場が破壊されたことを受け、自由に粛清を行うため地上へ出現。かつての完璧超人の総本山であった「完璧の塔(トゥール・パルフェ)」の跡地であるイタリアのピサの斜塔の特設リングにおいてスニゲーターと戦い、圧倒的な力の差を見せ、必殺技エルクホルン・テンペストで勝利。その後許されざる世界樹内のサイフォンリング1階にてバッファローマンと戦い、"真眼"でバッファローマンが自分の心に嘘をついて本当の力を発揮していないことを見抜く。キン肉マンの声援と悪魔将軍からの勅命を受けて嘘をつくことを止め、本当の力を解放したバッファローマンを相手に純粋に闘いを楽しんでいた。バッファローマンから"真眼"で超人閻魔を見ようとしていない事を突きつけられ、鎮座する閻魔から目を逸らした隙にバッファローマンの新技・ハリケーン・ギガブラスターを受け敗北。敗北後は始祖10人で修行していた楽しい日々を懐かしみつつ、嘘偽りなく戦ったバッファローマンを褒め、嘘が敗北を招くと忠告した。最期はバッファローマンに「土のダンベル」を託し、この世を去った。ジャスティスマンからは「真実にこだわる余り真実から目を背けた」と評されている。同じ完璧超人始祖のシングマンとは盟友同士と語り、逆にサイコマンとは犬猿の仲だった。
WEB連載初登場時のみデザインが異なり、真ん丸の目としゃくれた顎に裸足で肌のひび割れもなかったが、「悪魔将軍と同格であるにしては威厳が足りない」という理由で翌号以降は現行のデザインに変更され、単行本においても全て修正された[183]。デザインが変更されたものの、変身を繰り返すスニゲーターを非難し「私は変身などしなーい!」と豪語していたことに関しては「そこは全然意識していなかった」とゆでたまごの嶋田は語っている[184]。変更前のデザインはコミックス47巻の巻末企画に掲載されているほか[183]、2014年8月29日にディファ有明で行われた、キン肉マン35周年記念イベント『キン肉マンCARNIVAL 2014』内でのチャリティーオークションに、イラスト色紙として出品された[185]。ゆでたまごの嶋田は、コミックス52巻のベストシーンとしてガンマンが超人閻魔から目を逸らす直前の場面を選んでおり、バッファローマンが意図的に直視させたのか、それとも結果的にそうなったのか答えは内緒としている[186]。
ペインマン
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - アルゼンチン→超人墓場
- 身長体重 - 198cm 95kg
- 超人強度 - 1800万パワー
- 主な必殺技 - ダミーバブル、ファイヤーボールプレス、ペインリカバリー、テリブルペインクラッチ
- 年齢 - 無始無終
緩衝材(クッショニングマテリアル)の特徴を持つ[1]痛みを感じることのない超人。"完璧・伍式"(パーフェクト・フィフス)の称号を持ち、「風のダンベル」を所有する完璧超人始祖。体中にエアバッグである丸い突起物があり、それがクッションとなる。口癖は「テハハハ」[177]。よく笑い、大きな声で周囲に呼びかけるなど陽気な性格。墓守鬼たちから慕われている。真っ直ぐぶつかり合うだけでは不必要に衝突し傷つくだけという信念を持ち、柔軟な考えが最も大切だと考えている。太古の昔にゴールドマンとは言い争いをしていたが、それを楽しんでもいて、ゴールドマンが去ってからは哀しを抱いていた。
完璧超人始祖を倒しダンベルを奪おうとする悪魔六騎士の前に現れ、ジャンクマンと始祖の門の円形金網リングで対戦。あらゆる衝撃を吸収する体質でジャンクマンを追い詰めるが、「悪あがき上等、悪魔は執拗なのが信念」とするジャンクハンドの空撃ちで熱を帯びたことにより緩衝材の内部の空気が膨張し、そこを衝かれて胸の緩衝材を破られる。それ力尽きつつも左のジャンクハンドを犠牲にしたジャンクマンの捨て身の作戦にかかり、捨てたジャンクハンドの鋲に心臓を貫かれる形のジャンクハンドで敗北。ジャンクマンに「風のダンベル」を託し、下等と見下していた超人たちがようやく自分たち完璧超人を超えたと確信して満足しながら息絶えた。
ミラージュマン
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - ポルトガル→超人墓場
- 身長体重 - 263cm 405kg
- 超人強度 - 2200万パワー
- 主な必殺技 - ミラースナイプビーム、カレイドスコープドリラー、姿鏡体殺封じ、魔鏡幻影殺[21]
- 年齢 - 無始無終
蜃気楼の特徴を持つ超人[1]。"完璧・参式"(パーフェクト・サード)の称号を持ち、「氷のダンベル」を所有する完璧超人始祖。聖なる完璧の山(超人墓場)へ通じる黄泉比良坂の番人の役目を与えられている、全身鏡張りの超人。口癖は「ゴバッゴバッ」[177]。
超人墓場へ侵攻し完璧超人始祖を全滅させようとする、かつての同志・悪魔将軍(ゴールドマン)と戦わなければいけないことに哀しんでいたが、番人としての使命を守るため対戦する。左手のカレイドスコープドリルは硬度10のダイヤモンドパワーに変質させることができると豪語するが、悪魔将軍からは「ダイヤモンドパワーと呼べる代物ではない」と一蹴され、ダイヤモンドパワーの手刀に叩き折られた。さらに当時から全く進化していないと告げられ、進化した力との差を見せつけられ地獄の断頭台を受けて敗北し、死亡した。
過去にはキン肉族を捨て、完璧超人を目指したネメシスとも闘ったことがあり、硬度10の「カレイドスコープドリル」を使った猛攻で圧倒するが、ネメシスが使用した肉のカーテンからシルバーマンの面影とネメシスの素質を見出し、完璧超人として認め転生させた。更に、超人閻魔(ザ・マン)とマグネット・パワーの情報収集の為に超人墓場に来訪したジ・オメガマン(オメガマン・ディクシア)とも対戦し、その実力を認めて超人墓場への入山を許可した。
完璧超人始祖を超人墓場から外の世界に出入りさせないための役割もしており、たびたび下等超人の粛清を主張していたガンマンからは「カタブツ」呼ばわりされ疎まれていたが、アビスマンからは好かれていた模様。
デザインは『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』終盤の応募超人のミラージュをアレンジしたものとなっている[187]。
カラスマン
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - ネパール / 日本
- 身長体重 - 260cm 190kg
- 超人強度 - 2000万パワー
- 主な必殺技 - 鴉団扇、鴉団扇叩き、体躯鸚鵡返し、クロウビーク、クロウフェザーシールド、クロウフェザーファイヤーボール、クロウズ・ボムズアウェイ、孔雀羽根斬刃、クロウビークシザース、完璧・玖式奥義 鴉の早贄刺し
- 年齢 - 無始無終
背中に黒い翼を持ち、カラス[1]のマスクを身に着けたスマートな体格の超人。"完璧・玖式"(パーフェクト・ナインス)の称号を持ち、「闇のダンベル」を所有する完璧超人始祖。口癖は「カララ〜ッ」。
ゴールドマンでも捕らえることのできなかったスピードに絶対の自信を持ち、そのスピードと翼やくちばしといった自らの体の特性を活かした様々な技を駆使する。かつてゴールドマンに自身唯一の黒星をつけられた過去を持ち、可愛がっている二羽の鴉に「ネバー」「モア」とそれぞれ名づけ、誰かに敗北することは二度とない(Never more)と豪語している。
日本・京都の銀閣寺を大量の鴉を使い銀箔でコーティングし、太古の昔にシルバーマンが超人たちを指導した「シルバーキャッスル」を再現し、その真下に作られた特設リングにて悪魔六騎士の一人であるザ・ニンジャと対戦する。ザ・ニンジャの得意技である順逆自在の術をも上回るスピードで繰り出される返し技「体躯鸚鵡返し」をはじめとした技の数々でザ・ニンジャの忍術を次々と破り圧倒していった。だが、死の寸前まで追い詰められながらも正義超人軍の激励によって再び闘志を燃やしたザ・ニンジャのクモ糸縛りに捕らえられ、「体躯鸚鵡返し」で返そうとするも顔写しによって姿と能力をコピーされ、順逆自在の術と「体躯鸚鵡返し」の掛け合いの勝負となる。目にも止まらぬ超スピードでの技の掛け合いの末、最期はクモ糸縛りによって体をバラバラに引き裂かれて敗北した。ザ・ニンジャの言葉から、人付き合いが苦手なゴールドマンが慕われていることに安堵しつつ息絶えた。
サイコマンには、下等超人のことを心の底では認めたがっていたという迷いが敗北につながったと指摘されている。
『キン肉マン 公式ファンブック 超人閻魔帳』にて採用された超人。ゆでたまごの嶋田は「敵側で使ってみたい」とコメントしていた[188]。採用時点ではネパール出身とされていたが、後にサンエイムック『キン肉マン大解剖 新装版』において公表されたプロフィールで日本出身と設定された[189]。
アビスマン
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - トルコ→超人墓場
- 身長体重 - 202cm 185kg
- 超人強度 - 2600万パワー
- 主な必殺技 - アビスガーディアン、グレイブヤードタックル、完璧・肆式奥義 奈落斬首刑
- 年齢 - 無始無終
鬼の特徴を持つ超人[1]。"完璧・肆式"(パーフェクト・フォース)の称号を持ち、「焔のダンベル」を所有する完璧超人始祖。超人墓場の最高監察官として「禁断の石臼」の管理をしており、墓守鬼たちから慕われている。完璧超人始祖の中では珍しくフランクな口調で、口癖は「モガモガ」[177]。口を覆うマスクの下には太古の昔に特訓中にザ・マンから受けた傷がある。ミラージュマンのことは、死んだ完璧超人始祖に興味はないと一蹴するが、少しはいい奴だったと述べている。
正面から組んだパワー勝負は完璧超人始祖随一で、その姿勢はザ・マンの理想に最も近いと評される。また、集中力と反射神経をさらに養い究極にまで高めた時、「パーフェクト・ザ・ルール」の称号を与えることを約束される。そして精神修行を重ね、背後からの攻撃を一切受け付けない完璧超人奥義"アビスガーディアン"を身につける。そのため、背中には太古の昔にゴールドマンからつけられたひとつの傷しかない。
「禁断の石臼」を逆に回そうとする悪魔将軍を止めるため対戦する。"アビスガーディアン"により悪魔将軍の攻撃を防ぎつつパワーファイトを繰り広げ、奈落斬首刑の圧倒的な威力により硬度調節機能を破壊したが、"アビスガーディアン"が背後からの攻撃にしか反応しない弱点を大雪山落としによって破られ、地獄の九所封じによって四肢を封じられたことで戦力を削がれ、最後は地獄の断頭台を受けて敗北し、死亡した。
回想シーンでは特訓しているシーンが特に多く、サイコマンが発見したマグネット・パワーをドーピング同然であると一蹴している。当時はザ・マンや他の完璧超人始祖から背中が隙だらけと言われていた。また、奈落斬首刑が肆式奥義であることが語られている。
- 異名
- パーフェクト・ザ・ルール
シングマン
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - アメリカ
- 身長体重 - 298cm 800kg
- 超人強度 - 3000万パワー
- 主な必殺技 - シングデモリッションウェーブ、エクストリームショルダーアーマリー、ショルダーアーマリー・ディスクカッター
- 年齢 - 無始無終
物質の特徴を持つ超人[1]。"完璧・捌式"(パーフェクト・エイス)の称号を持ち、「星のダンベル」を所有する完璧超人始祖。サンシャインにも劣らぬ巨躯と、何億年も前に地球外からアメリカ大陸に飛来した隕石で構成された強固な体の持ち主。口癖は「ギラギラ」。シングデモリッションウェーブ発動時に「マッ!」という掛け声を放つ。
両腕を交差させて叩くことで音叉のように音の振動波を飛ばすシングデモリッションウェーブと、両肩のショルダーアーマリー内部に装備された武器を使った攻撃を得意とする。
「超人界再浄化計画」を企み、アメリカ・ニューヨークの自由の女神をコンプリート・コンクリートを使って完璧超人界繁栄の象徴「完璧の巨像」に作り替える。その手の平に作られた特設リングにて悪魔六騎士の一人サンシャインと対戦する。サンシャインの攻撃を強固な体で防ぎながら、あらゆる衝撃を吸収するサンシャインの砂の身体をショルダーアーマリーで生成したコンプリート・コンクリートで固めることで封じる。さらにシングデモリッションウェーブによってサンシャインの身体と胸のキーパーツを破壊してK.O寸前まで追い詰めた。だが、自らの醜態を嘆くふりをしたサンシャインの頼みで海に埋葬しようとしたことがきっかけとなり、サンシャインの砂地獄の復活を許してしまう。さらに、地球外物質を傷つけることはできないと判断したサンシャインによりショルダーアーマリーから引きずり出されたディスクカッター目掛け、新技コンプリートサンド・セメタリープレスを放たれて敗れた。
敗北後、超人墓場の誕生と完璧超人が地上の超人の指導・監視をするに至った経緯を話し、太古の昔から今なお変わることのない下等超人の品性下劣さに憤慨するも、サンシャインに奪われた「星のダンベル」で頭を潰された挙句、天高く打ち上げられた。
真面目で義理堅い性格だが、半面神経質かつ完全主義なところがありかなり気が短い。完璧超人始祖の中でも特にザ・マンを尊敬している。超人墓場建設後、地上に残る完璧超人の痕跡を消すためにザ・マンを模して世界中に建造された「完璧の巨像」を粉砕して回る役目を引き受けていたが、ザ・マンの像を破壊する際には涙を浮かべていた。
完璧超人始祖の一人、ガンマンとはイレギュラーを粛清すべきという主義を同じくする盟友であり、サイコマンとは犬猿の仲でもある。しかし、回想でサイコマンからいきなりマグネット・パワーの実験台(餌食)にされた際は怒った様子も見せず、冷静な態度を取りサイコマンに話の続きを促すように配慮している。
ゆでたまごの嶋田によると、「ギラギラ」という笑い声は金属の共鳴する音をイメージしたとのこと[190]。
デザインは『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』終盤の応募超人のドッペルマンをアレンジしたものとなっている[187]。
ストロング・ザ・武道(ブドー)
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - 天上界[1]→超人墓場(エントリーは 日本)
- 身長体重 - 290cm 320kg
- 超人強度 - 9999万パワー[1]
- 主な必殺技 - 無欠雁字搦め、冥府頭壊手、零の悲劇、武道岩砕クロー(週プレNEWS連載時は武道鉄拳)、ワンハンド・ブレーンバスター、完武・兜砕き、ダブル・ニー・クラッシャー、超人圧搾機、硬度10ダイヤモンドパワー、完璧・零式奥義 千兵殲滅落とし
- 年齢 - 無始無終
剣道の特徴を持つ超人[1]。完璧・無量大数軍のリーダー格であり、最古参メンバー。“完武”の異名を持つ。剣道の面や防具と袴を身につけた巨漢で、ビッグ・ザ・武道とほぼ同一の姿だが別人。仮面の奥の目は常に充血しており、超人界の現状に果てしない憤りを感じている。ビッグ・ザ・武道の正体であるネプチューン・キング同様に口癖は「グロロ〜」[177]。完璧超人の掟には特に厳しく「カタブツ」と無量大数軍からも言われるほどの苛烈な性格だが、実力や気概を認めた相手に対してはたとえ下等超人であっても敬意を払う一面を持つ。自らをあらゆる超人格闘技の“道”を知る完璧なる武士(もののふ)超人と称し、皮膚自体が強靭で固い鎧を纏っているようなものだと豪語している。使用する技はシンプルながら、その驚異的な怪力により全てが必殺技級の威力となる。また、組み合った相手から超人パワーを抜き取り人間にしてしまう「零の悲劇」と呼ばれる能力を持っている。手にした竹刀は炎を纏い、マックス・ラジアルの肉体を容易く貫くなど威力も凄まじい。
その正体は自分の意志で超人に身を落とした元・超人の神の1人であり、完璧超人の創始者の超人閻魔で、超人としての真の名は"完璧・零式(パーフェクト・ゼロ)" ザ・マン。天上界に存在していた時は「慈悲の神」と呼ばれていた。そちらの詳細は超人閻魔とザ・マン / 慈悲の神(じひのかみ)の項を参照。
正義超人・悪魔超人・完璧超人の間で行われた三属性超人不可侵条約を撤回させるために現れた(完璧超人代表として調印したネプチューンマンの代表権を認めず、条約文を燃やした)。アメリカのグランドキャニオンに特設されたリングにてザ・魔雲天と対戦し、一方的に圧倒して勝利する。試合後、魔雲天によってリングもろともグランドキャニオンの谷底へ落下するが、殆ど無傷で生存し、京都にいる正義超人軍の前に再び姿を現してキン肉マンを"許されざる世界樹"の眠る国立競技場に誘う。その後、許されざる世界樹での完璧超人と正義・悪魔超人との戦いを貴賓席にて観戦するが、自身の存在がガンマンやネメシスの勝敗を大きく左右することとなる。さらにジャスティスマンの離反やシルバーマンの出現、サイコマンが犯していた大罪に激しい怒りをあらわにするが、サイコマンの消滅の間際には今まで尽くしてくれたサイコマンへ礼を告げて消滅を静かに見守る。かつてのザ・マンだった頃の一面も完全には失われていない。また、ネメシスには「私は何か間違っていたのか?」と、ザ・マンとしての己を省みて密かに生じていた迷う心中を垣間見せてもいる。
キン肉マンとネメシスの戦いが終わると、掟のとおりネメシスを処刑しようとするが、完璧超人界に必要不可欠な存在であるネメシスを命を懸けて守ろうとするネプチューンマンと対立。しかし変わり果ててしまったザ・マンをかつて交わした約束を果たすために討とうとする悪魔将軍が現れると、ネプチューンマンたちが自分を守ろうとする姿を見て考え直し、先に悪魔将軍の処刑を行うこととし、ネメシスについては保留にした。その後、悪魔将軍をかつての修行場があるオーストラリアのエアーズロックへと誘い、完璧超人始祖編を飾る最後の戦いを繰り広げる。10人の完璧超人始祖たちを超える怪力やボディの強靭さ、さらに悪魔将軍の技である「地獄の九所封じその八」の原型となった「零の悲劇」やダイヤモンドパワーを駆使して圧倒。「完武・兜砕き」と「完璧・零式奥義 千兵殲滅落とし」の連続攻撃で悪魔将軍を下したかと思われたが、師を超えるという弟子の務めを果たそうと立ち上がった悪魔将軍の新境地「超人硬度10♯ロンズデーライトパワー」に徐々に押され始める。最後の審判として再び零式奥義を放つも悪魔将軍のロンズデーライトパワーに逆に足が砕け、悪魔将軍が師を超えるために完成させた奥義「神威の断頭台」を受けて敗北した。
ゆでたまごの中井は、フィギュア製作メーカー「CCP」によるビッグ・ザ・武道のフィギュアにインスピレーションを受けたため、同じ容姿の新超人として登場させたと語っている[191]。
ネメシス / キン肉サダハル(キンにく サダハル)
- 種別 - 正義超人→完璧超人 / キン肉族[1]
- 出身 - キン肉星→地球・超人墓場
- 身長体重 - 205cm 140kg
- 超人強度 - 6800万パワー
- 主な必殺技 - 新キン肉バスター、完璧版マッスル・スパーク、ネメシスドライバー、パーフェクトディフェンダー、パーフェクトアセイラント、ネックパンプアップ、極・吊り天井固め、ペルフェクシオンバスター、バトルシップ・シンク、〈完肉〉バトルシップ・シンク、〈完肉〉新奥義アロガント・スパーク、バスターズ・ドッキング(ポーラマンとのツープラトン)
- 年齢 - 無始無終
完璧・無量大数軍の第二陣として現れた一人で、“完肉”の異名を持つ。キン肉マンと似た外見で、マッスル・スパークなどの技を使うキン肉族出身の超人。体色は水色、額には「完」の文字があり[注釈 30]、フェイスガードは眉の位置に付いている。ストロング・ザ・武道のことを相棒と呼ぶ。驚異的な身体能力を誇り、パンプアップで首を2倍以上に膨らませることもできる筋力と、ロビンマスクのタワー・ブリッジをも耐える柔軟性を併せ持っている。
鳥取砂丘に出現したサッカラの階段ピラミッドでは第6ステップにてロビンマスクと闘い、闘いの中で完璧超人こそ神に選ばれた者と語り、他属性の超人を蔑む。死闘を通じて訴えるロビンマスクの「友情パワー」に対しても聞く耳を持たなかったが、ロビンマスクのことは「下等超人にしておくのはもったいない最高傑作」と評して認めていた。〈完肉〉バトルシップ・シンクを用いてロビンマスクに勝利。力尽きたロビンマスクの亡骸を鳥取砂丘の砂の中へ埋葬した。
ウォーズマンに敗北した自身最大の盟友の一人・ポーラマンに「お前と別れるのは残念」と伝えながらも自害の介錯を担い、ロビンマスクと同様に砂の中へ埋葬した。
その後、イタリアに完璧超人始祖のガンマンが現れたのを知って超人墓場へと向かった。そこで元完璧超人始祖だった悪魔将軍(ゴールドマン)と対峙し、将軍の目的を知って超人閻魔を守るため立ち向かうも一度は振りきられてしまう。それでも閻魔を守るために国立競技場に姿を現し、許されざる世界樹内のサイフォンリング2階にてラーメンマンと闘う。ラーメンマンに全身全霊を注ぎ込んだ九龍城落地を叩き込まれるが、散っていった無量大数軍の同志への思いで発動した「火事場のクソ力」に似たパワーで耐え抜き、「お前の正義の魂が呼び覚まされた」と語るラーメンマンの言葉を認めず激昂し、マッスル・スパークを用いてラーメンマンに勝利した。その後、サイフォンリング4階で行われたシルバーマンとサイコマンの試合でシルバーマンが放った「アロガント・スパーク」に真の完璧超人にしかできない技だと多大な感銘を受ける。
その正体はキン肉タツノリの実弟で、13歳にして父王でさえ習得できなかったマッスル・スパークを習得するなど、兄以上の才能に溢れていた。しかし、それを嫉妬・危険視したキン肉族の一部の側近は時の大王や他の側近に讒言し、これを受けた側近の意向によりキン肉大神殿の地下深くに幽閉され、自身にまつわる記録を存在ごと歴史から抹消された過去を持つ。また、幽閉された後、ネメシスの存在を語ることはキン肉族において御法度となり、彼の話題をわずかでも口に出した者は一人残らず処刑された(中にはネメシスを哀れんだ者もいたが、残酷に処刑されている)。そのためキン肉族を強く憎んでいるが、タツノリとの仲は良好で、優れた人格者だったと尊敬もしている。タツノリも大王への即位以前から人目を避けて度々弟の元を訪れており、面会に来た時は弟を助けられないことを涙と共に詫びられたのを見て、「兄さんに涙を流させる星(国)など滅べばいい」と激昂したほど。その際に近々処刑されることをタツノリから告げられ、兄の意を汲んで脱獄を決意。最期の言葉としてキン肉族の強さの源である「慈悲の心」が欠けていることがネメシス唯一の弱点であると忠告されている。その後ネメシスは脱獄し、キン肉星からも脱出する。目指す先を信じて地球へ向かい、「聖なる完璧の山」へと至り、試練のためミラージュマンと交戦。劣勢に立たされるもキン肉王族伝統の防御で耐え、その姿を見たミラージュマンはネメシスがかつての同志・シルバーマンの子孫と悟り、ネメシスは実力を認められてミラージュマンから完璧超人への洗礼儀式を受ける。その際に容姿やマスクの形状は変化した。ブーツは紫に近いカラーだが、ミラージュマンから託された思いを受け継いだものなので彼のボディと同じ色になっている[192]。
ストロング・ザ・武道(超人閻魔)は、自らにもしものことがあった際に残った勢力を導く存在としてネメシスを適任者に推していて、同じ無量大数軍に所属していたネプチューンマンも「頑なすぎるところはあるが、非常に根は真面目で質実剛健であり、完璧超人界になくてはならないひとかどの男だ」とネメシスを評している。
許されざる世界樹での試合の翌日、阪神甲子園球場にてキン肉マンと闘う。その時に現れたキン肉真弓からネメシスの本名がキン肉サダハルであることと、幼少の頃の真弓とハラボテ・マッスルに慈悲の心を持つ優しい大人になるように話していた過去が明かされるが、兄がキン肉族から受けた裏切りによって完全にキン肉族に失望して無駄な慈悲の心は捨て去ったことを告げ、キン肉マン(キン肉スグル)と前キン肉大王である真弓を完璧超人へ勧誘する。その勧誘を断り、慈悲の心を持って闘うことを宣言したキン肉マンから怒濤の反撃を受けるも、セコンドへ就いたピークア・ブーと陰ながら見守るネプチューンマンの声援を受け、試合はお互いの必殺技を破り合う一進一退の互角の戦いとなり、観客の応援を二分する熱戦になる。自身に眠る火事場のクソ力を受け入れ、自らの意志で発動させてキン肉マンのマッスル・スパークを破ると、〈完肉〉新奥義アロガント・スパークを放ちキン肉マンをマットに沈める。しかし、激戦でダメージを負った身体では耐えきることができず自身も倒れ、ミートの声で復活したキン肉マンのマッスル・スパークを受けて敗北した。
敗北後、キン肉マン(スグル)と真弓から再び正義超人・「キン肉サダハル」としてキン肉族への復帰を求められるも、それを拒否し完璧超人・「ネメシス」として、この時点では正体が超人閻魔(ザ・マン)と聞かされていたストロング・ザ・武道の介錯で死ぬつもりだったが、ネメシスを守るためにザ・武道(超人閻魔)の前に立ちはだかったネプチューンマンやザ・武道(ザ・マン)を討ち取ろうとする悪魔将軍(ゴールドマン)の登場により処分は保留となった。ストロング・ザ・武道(超人閻魔 / ザ・マン)が悪魔将軍(ゴールドマン)に敗れると、共に超人墓場へと帰還し、再び過ちが起きた時にはキン肉マンたち正義超人や悪魔将軍たち悪魔超人と改めて闘うことをキン肉マンに忠告した(キン肉マンも、「その時は再びお互いが分かりあうために」と闘いに応じることを告げた)。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、超人閻魔の玉座の周囲に鉄格子を巡らせている超人閻魔(ザ・マン)に、ジ・オメガマンの正体がオメガマン・ディクシアで、「あなた様ならヤツがオメガの民のスパイであったことは完璧・無量大数軍への登用試験の頃には、お気付きになられていたはずでは?」と質問した後で、宇宙の秩序を守るために直接オメガ・ケンタウリの六鎗客を始末しようと駆けだそうとしたところをザ・マンに止められる。そして、ザ・マンから調和の神とその一派が下天して地上に襲来するであろうとの予言を聞いて怖気づくキン肉マンの前にネプチューンマンと共に現れて、キン肉マンを叱った後でキン肉マンソルジャー(キン肉アタル)に「お前には兄タツノリの清廉さを感じる」と告げた。
そして、調和の神を始めとする超神たちが地上に襲来した後、ザ・マン(超人閻魔)の指示でネプチューンマンやジャスティスマンと共にザ・マンの所持するカピラリアの欠片を守護するよう命じられる。
ゆでたまごの中井は、「キン肉マンやフェニックスと似てしまわないように、その上でクールな印象が出るように水色の肌にした」と語っている[193]。
ピークア・ブー
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - ニュージーランド
- 身長体重 - 178cm 105kg
- 超人強度 - 4200万パワー
- 主な必殺技 - ガクシュウ、ビッグベイビー・ボム、48の殺人技(キン肉マンとの対戦中に学習。その際に披露したのはキン肉バスター、超人絞殺刑、キン肉壊体固め、宇宙旅行の4つ)
- 年齢 - 無始無終
完璧・無量大数軍の一人。“完恐”の異名を持つ。体格は成人のものだが乳児のような格好をしているのが特徴。見た目に反して内面は完全に純粋な赤ん坊であり、試合の最中に泣き出したり、無邪気にキン肉マンを攻撃したりしていた。が、その実態は対戦相手の技を受けて技術を吸収し、それ以上の技術で反撃する「急成長超人」である。次第に戦い方を学んでいき、人格も形成され、相手がまだ見せていない技も自動的に学習してしまう。技を繰り出せば繰り出すほど強くなる上、自分の技が通じなくなることから“完恐”の名が付けられた。その能力は赤子の精神から熟されるものであるため、急成長を遂げて勝利するたびにストロング・ザ・武道によって記憶を消されていた。ピークア・ブーはこの扱いに不満を持っており、記憶を消されるせいで赤ん坊の格好をしていることも嫌がっており、そのため武道に対して反抗的だが、同時に恐怖心も抱いており睨まれただけで怯えていた。しかし武道からはネプチューマンと並んで目をかけられており「優秀」と称されている。
口癖は「ホンギャー」[177]。腹部は凶悪な面(フィアフェイス)になっており、普段は太股から伸びる2本の手(ハンドゲート)で隠されているが、ハンドゲートをどけて露出させることにより対戦相手を威嚇する。頭の顔も赤子の状態では顎についた掌で隠している。成長と共に容姿が大人びたものに変化していく他、コスチュームのフリルが消え、腕と脛のハートの模様がダイヤ型に変化する。
全面対抗戦では両国国技館にてキン肉マンと闘った。試合開始当初は攻撃・防御ともまったく未熟だったが、キン肉マンの技を受けて急速に成長し、48の殺人技まで使いこなして圧倒する。しかし基礎鍛錬を欠いた急成長の弊害で、基本的な技が読めなくなってしまう(キン肉マンからは、「強力な技を覚えれば覚えるほど基本的な技を使わなくなり忘れ去ってしまう」と告げられている)。そこを突かれて反撃され、基本技の集合体である48の殺人技のNo3・「風林火山」を受けてKO負けを喫した。試合後にキン肉マンから心の強さを説かれ、正義超人の心を理解したネプチューンマンと話すことを勧められる。そしてより強くなって再戦したいと望み、完璧超人の掟である敗北後の自害を拒んだ。掟に抗うためネメシスに挑むがキン肉マン戦でのダメージが大きく、完璧版マッスル・スパークにより返り討ちに遭い、キン肉マンの捨て身の救出により命は取り留めるが重傷を負った。そしてジェロニモと共に入院し、以後は共にキン肉マンたちの戦いを見守った。
キン肉マンとネメシスの決戦が迫った際には病院を抜け出し、牢に繋がれていたネプチューンマンを救出して共にキン肉マンの前に現れ、完璧超人界の変革のためにネメシスと戦い彼を正してやってほしいと激励した。その後は甲子園球場でのキン肉マンとネメシスの試合の最中、ネメシスの反対を押し切り強引にセコンドに就く。完璧超人の未来を案ずる心は変わらず、風林火山の破り方をアドバイスしネメシスの窮地を救い、ネメシスが敗北した後は自害しようとする彼を涙ながらに説得しようとしたり、ネメシス自身もピークア・ブーが掟を破った理由を理解するなど友情が芽生えた。
ストロング・ザ・武道と悪魔将軍の戦いが終結した後、キン肉マンとの再戦の約束を胸にしながら武道やネメシスと共に超人墓場へと帰還した。
当初の一人称は「あたい」だったが、単行本での該当場面では別のセリフに差し替えられ一人称は削られている。なお、ピークア・ブーとは「いないいないばあ」に相当する言葉である。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- 急成長超人
グリムリパー
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - スペイン[1]
- 身長体重 - 206cm 102kg
- 超人強度 - 1000万パワー[1]
- 主な必殺技 - 八つ裂きハット(週プレNEWS連載時はキルハット)、完幻のスケルトンボディ、イグニシォンドレス、完璧超人秘奥義サンダーサーベル、完幻殺法スピア・ドレス、〈完幻〉ファントム・キャノン、ジョン・ドウズ アロウ / ハイキャパシティ ジョン・ドウズ・アロウ(ターボメンとのツープラトン)
- 年齢 - 無始無終
- タッグチーム - ジョン・ドウズ
死神の特徴を持つ超人[1]で、その名前も死神(グリムリーパー)に由来する。完璧・無量大数軍の第二陣として現れた一人。“完幻”の異名を持つ。白い肌でナイフを仕込んだ帽子と黒装束に身を包む。完璧・無量大数軍のイリュージョニストと自称し、相手を幻惑・撹乱するような技を使いこなす。同時に、細身の体躯に似合わずバッファローマンのハリケーン・ミキサーを正面から受け止め、皮膚を容易に毟り取るほどの握力を持つ。一人称は「私」または「わたくし」で、口調も丁寧語(悪魔超人たちからは「オネエ野郎」とも呼ばれていた)。口癖は「ニャガニャガ」[177]。完璧・無量大数軍の最古参でもある。
鳥取砂丘に出現した階段ピラミッドの第4ステップでスプリングマンと対戦。しかし第5ステップの崩落により試合はタッグマッチへ移行し、ターボメンと「ジョン・ドウズ」を組んでバッファローマン&スプリングマンの「ディアボロス」と戦う。初めてタッグを組んだ即席チームでありながら連携の取れたツープラトン攻撃でディアボロスを攻めたてる。余裕にあふれた不敵な態度を取っているが、バッファローマンがジョン・ドウズ アロウを受け止めた時には驚きを隠せず、バッファローマンをはじめとする超人たちのパワーの変化に興味を持つ。その後、ディアボロス・ロングホーン・トレインの攻撃を受けるターボメンを見殺しにするような不可解な行動をとる。
実はバッファローマンの超人強度の増幅に興味を示しており、ターボメンとスプリングマンが倒れた後、ターボメンの亡骸からアースユニットを奪い取り自身の右腕に移植。それを使ってバッファローマンの超人強度を査定しようと目論む。多彩な技でバッファローマンを追い詰め、悪魔超人としての全力を出させた上でパワー査定を開始するが、超人強度8000万パワーまで吸収可能なアースユニットが増大したバッファローマンのパワーに耐え切れず破裂してしまう。直後、パワーを取り戻したバッファローマンのハリケーン・ミキサー2連発と超人十字架落としを受けてKO負け。
しかしすぐ立ち上がり、「敬意を評し私を殺害する権利を与える」と発言。ロングホーンで胸を貫かせると、謎めいた言葉を残し消えていった。その後、銀のマスクから発した光によってスペインのサグラダ・ファミリア上空に潜伏していることが判明。完璧超人始祖のひとり・サイコマンとしての正体を現す。以降の詳細はサイコマンの項を参照。
- 異名
- イリュージョニスト
- 死神の化身
- 夢幻の境地へ誘う雷神[21]
ポーラマン
- 種別 - 完璧超人 / ホッキョクグマの超人[1]
- 出身 - ノルウェー
- 身長体重 - 278cm 325kg
- 超人強度 - 7200万パワー
- 主な必殺技 - ポーラネイル、バックハンド・ネイルブロー、熊嵐固め、審判の仮面狩りネイル、マッキンリー颪(おろし)、〈完力〉マッキンリー颪、バスターズ・ドッキング(ネメシスとのツープラトン)
- 年齢 - 無始無終
完璧・無量大数軍の第二陣として姿を現した一人で、“完力”の異名を持つ。白熊の毛皮を羽織った巨漢超人。口癖は「パキャパキャ」[177]。必殺技のマッキンリー颪には自らの下半身で着地するパターンと相手の体を下敷きにして着地する2種類のパターンが存在する。下敷きにするほうは<完力>の名が付けられていた。ネメシスから一目置かれており「最大の盟友」と呼ばれている。
全面対抗戦第二戦では、階段ピラミッドの最上段のリングでウォーズマンと対戦。ロビンマスクの死で冷静さを欠いたウォーズマンの攻撃を“完力”の異名通りの鋼のような筋肉で防ぎ、持ち前の怪力による猛攻でウォーズマンをK.O寸前まで追い詰めたが、迷いを断ち切りスーパーユウジョウモードを発動させたウォーズマンのパロ・スペシャル ジ・エンドにより全身の骨を砕かれて敗北した。試合後、骨を折られて自害できないためネメシスの介錯を望み、一度はウォーズマンにより阻まれるが、二度の執行を受け死亡した。遺体はネメシスにより鳥取砂丘の砂の中に葬られた。ウォーズマンとの死闘で心境が変化し、ウォーズマンの中に優しさを見出していた。死後、プラネットマンの人面プラネットによって魂を召喚され、完璧・無量大数軍の存在がサイコマンの正体を隠すための隠れ蓑であったことを悟るが、サイコマンによって消滅させられた。
マーベラス
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - 中国
- 身長体重 - 198cm 130kg
- 超人強度 - 1800万パワー
- 主な必殺技 - ライジングドラゴン、双龍・塒固め、サイド・トライアングルホールド、四腕龍拳、〈完昇〉双龍同体飛燕
- 年齢 - 無始無終
完璧・無量大数軍の第二陣として現れた一人。“完昇”の異名を持つ。両肩に紅龍・蒼龍と称する竜の二頭を巣食わせており、普段は双肩に飾りのようにしているが「ライジングドラゴン」の掛け声に呼応し活動する。この二匹は自在に首を伸ばして獰猛な牙により攻撃を仕掛ける。ただし自我を持つためマーベラスの意志に反して行動することもある。修行の世代は異なるがラーメンマンと同じく超人拳法の伝承者であり、額にはその証しである「龍」の焼印が隠されている。ヘルメットの中はオールバックの黒髪。口癖は「キュワキュワ」[177]。
全面対抗戦第二戦では鳥取砂丘に出現したサッカラの階段ピラミッドの第一ステップにてラーメンマンと闘い、超人拳法伝承者であることを明かし、殺す気で戦おうとしないラーメンマンの「生かす拳」に怒りを見せるが、自身も正々堂々の勝利を目指すことを信条とする高潔な精神の持ち主であり殺人拳を良しとしなかった。合わせ鏡の如き超人拳法の応酬の末、〈完昇〉双龍同体飛燕でラーメンマンを追い詰めるが、迷いを持たず僅かな動揺も克服して反撃に転じたラーメンマンによる首への集中攻撃によりダメージが蓄積され、両肩の龍を首に巻きつけられた変形版の「九龍城落地」で首を絞め落とされて失神負けを喫する。首に集中してダメージを受けていたため自害する力がなかったが、完璧超人の掟に従い蒼龍に自らの心臓を食い破らせ自害した。最期にはラーメンマンともっと早く出会えていれば違った結末が迎えられたかもしれないと、ラーメンマンの強さを肯定し、完璧超人として生きたことは充足感を与え、後悔していないことを述べて息を引き取った。死後、プラネットマンの人面プラネットによって魂を召喚されるが、サイコマンによって消滅させられた。
ゆでたまごの中井は、話が進むうちにキャラクター設定が明らかにされたことで表情の作り方や体の動きが変わっていったパターンの典型として、マーベラスの名前を挙げている[194]。
ジャック・チー
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - イタリア
- 身長体重 - 195cm 301kg
- 超人強度 - 3500万パワー
- 主な必殺技 - ボイリング・ショット、ダブルボイリング・ショット、クーラント・ショット、ファイヤーボールキック、ダウジングアイ、ダウジングドリル、〈完流〉フォーセットクラッシャー
- 年齢 - 無始無終
完璧・無量大数軍の第二陣として現れた一人。“完流”の異名を持つ。その名の通り体中に水道蛇口を持つ超人。両腕の蛇口から放たれる水流や熱湯は直接攻撃だけでなく、推進力を利用した攻撃強化や相手の技の防御・返し技にも使用される。またダウジング能力により隠れた相手や源泉の位置を察知できる。一人称は「我輩」、口癖は「ジャジャー」[177]。
全面対抗戦第二戦では、階段ピラミッドの第3ステップでブラックホールと対戦。ボイリング・ショットやダウジングドリルで掘り当てた間欠泉の蒸気によりブラックホールの技を封じ、至高のブラックホールの吸引力にも耐える。しかしとどめを刺そうとした時、ブラックホールがペンタゴンに変身。構わず攻撃するがペンタゴンの速攻に翻弄され、必殺のフォーセットクラッシャーもクロノス・チェンジで返された末にフォーディメンションキルでKO負け(技が決まる際はペンタゴンからブラックホールに戻っていた)した。最期は「心安らかに死ねる」と言い残し、間欠泉の上で粉々になり絶命した。死後、プラネットマンの人面プラネットによって魂を召喚されるが、サイコマンによって消滅させられた。
ゆでたまごの中井によると、アメコミヒーローのアイアンマンの動きをイメージしたところもあるという[195]。
ターボメン
- 種別 - 完璧超人 / ロボ超人[1]
- 出身 - シリア
- 身長体重 - 215cm 180kg
- 超人強度 - 4000万パワー
- 年齢 - 無始無終
- 主な必殺技 - 完遂刺し(コンプリート・スティング)、ターボメンスタナー、リボルバースタッド、リボルバーグローブ、タービンチョップ、アースクラッシュ、高速ターボクラッシュ、〈完遂〉リボルバーフィン、ジョン・ドウズ アロウ / ハイキャパシティ ジョン・ドウズ アロウ(グリムリパーとのツープラトン)
- タッグチーム - ジョン・ドウズ
完璧・無量大数軍の一人でアンドロイドタイプのロボ超人[1]。“完遂”の異名を持つ。戦闘で受けたダメージを蓄積し、体内のターボチャージャーで増幅させた後に「アースユニット」と呼ばれる管でそのエネルギーを相手の体に流し込んで自壊させる技「アースクラッシュ」を持つ。両腕にあるリボルバー状のパーツからは鉄鋲(スタット)が飛び出す。口癖は「ボシュー」[177]。戦いを完遂するためならばどんな窮地に陥る事態となっても平然と試合を続行する性格で、自身は「完璧超人は如何なる理由があろうと戦いをやめたりしない」と語っている。ポーラマンからは「感情のない戦うだけの機械」扱いされている。
悪魔超人軍との対抗戦ではソ連のモスクワ・赤の広場にてステカセキングと闘い、上記の自壊戦法で勝利する。ステカセキングを破ったことから「悪魔超人キラー」とも異名される様になり、鳥取砂丘の階段ピラミッドでは当初はバッファローマンとシングルマッチで闘うが、途中でリングが崩落したことで試合は急遽タッグマッチに変更され、グリムリパーと組んだ「ジョン・ドウズ」としてバッファローマン・スプリングマン組「ディアボロス」と改めて闘うこととなる。スプリングマンのバネボディを上記の自壊戦法で硬化させることで弾性を失わせ、スプリングマンをKO寸前まで追い詰めたが、アースクラッシュを放ったために自身もパワーがほとんど残されておらず、スプリングマンの死力を尽くしたバッファローマンとの「ディアボロス・ロングホーン・トレイン 四連打“死の舞”」の連打を受け、最後はバッファローマンのロングホーンに胸板を貫通され、それでも立とうとするが及ばず絶命した。直後、グリムリパーにアースユニットを奪われる。死後、プラネットマンの人面プラネットで魂を召喚され、自分たちと同様に死んだと思われたストロング・ザ・武道の魂が召喚されなかったことから武道の正体に気づくも、サイコマンによって口を封じられて消滅した。
原作担当の嶋田によると「全然違う超人よりも、ネプチューンマンの仲間を思わせる超人を入れないと昔の読者が付いてこれないかもしれない」という理由で、夢の超人タッグ編に登場した完璧超人ザ・ターボマンがモデルになっている[196]。ゆでたまごの嶋田、中井は共にお気に入りの完璧超人としてターボメンとグリムリパーを挙げている[60]。 ターボメンが複数形の名を名乗るのは、同じ完璧超人属性のロボ超人[1]であるザ・ターボマンの量産型であるため[1]。
- タイトル歴
- 「タイトルは弱者のシンボルである」というストロング・ザ・武道の考えに賛同しているためタイトルは持たない。
- 異名
- 怒りを挫く無敵の鉄鋲[21]
クラッシュマン
- 種別 - 完璧超人 / 機能を特化させた超人[1]
- 出身 - パキスタン
- 身長体重 - 283cm 880kg
- 超人強度 - 3000万パワー
- 年齢 - 無始無終
- 主な必殺技 - アイアングローブ、アイアン・ディスカス、レッグ・アイアングローブ、〈完掌〉アイアングローブ
完璧・無量大数軍の一人で、“完掌”の異名を持つ完璧超人。背中から巨大な鋼鉄の指「アイアングローブ」が生えており、攻防一体のアイアングローブに特化した戦法をとる。脚部にも小型のアイアングローブを持つ。口癖は「ギガギガ」[177]。
正義・悪魔の両超人軍との全面対抗戦第一線では、東ドイツ・東ベルリンのブランデンブルク門にてミスター・カーメンと対戦。カーメンのミイラパッケージに閉じ込められるが、肉体の半分が機械であるためミイラにされず、〈完掌〉アイアングローブでカーメンを血祭りにあげて逆転勝利を収めた。第二戦では、日本・鳥取砂丘にてブロッケンJr.と対戦。ブロッケンJr.を「未完の大器」と見下し、カーメン同様に〈完掌〉アイアングローブで血祭りにあげてKO寸前まで追い詰めるが、ラーメンマンの激励で闘志を取り戻したブロッケンJr.のトマホークチョップとキャメルクラッチの連続攻撃を受けて折られたアイアングローブの隙間から、体をベルリンの赤い雨で頭から切り裂かれて逆転敗北を喫した。試合後、機械でできた心臓部を自ら握りつぶして自害した。死後、プラネットマンの人面プラネットによって魂を召喚されるが、サイコマンによって消滅させられた。
- タイトル歴
- 不明
- 異名
- 攻防隙なしの"完掌"[21]
ダルメシマン
- 種別 - 完璧超人 / 猟犬超人[1]
- 出身 - イギリス
- 身長体重 - 190cm 97kg
- 超人強度 - 2500万パワー
- 年齢 - 無始無終
- 主な必殺技 - ドギーネイルキック、スペクルコントロール、ケンネルマウス、スペクルボム、ダルメシアンクラッチ(週プレNEWS掲載時は「ダルメシマンクラッチ」)、マッドドッグ・フリップ、ドッグイヤークラッシュ、唾液分泌(サリベーティング)シールド、ドギーネイル、“完牙”マッドドッグ・トゥース
完璧・無量大数軍の一人で、“完牙”の異名を持つ。ダルメシアンの化身超人で牙による噛み付き攻撃が得意。口癖は「ウォンウォン」[177]で、完璧・無量大数軍の中でも挑発的な言動が多い。
悪魔超人軍との全面対抗戦では、中国の万里の長城にてブラックホールと闘い、人間の一京倍の嗅覚でブラックホールの影分身を見破り、体の斑点を移動させ多彩な攻撃を繰り出す「スペクルコントロール」と完牙殺法でブラックホールを苦しめるが、至高のブラックホールに吸い込まれる。試合中に出来たブラックホールの体の傷と同じ四次元空間の裂け目から脱出には成功するものの、無意識のうちに自身が犬の本能に従っていることをブラックホールに見抜かれていたため、それを見越して付けるように仕向けていたブラックホールの背中の傷と同じ形の裂け目を脱出位置と特定され、ピンポイント攻撃を食らい、続けてブラックホールの新技・フォーディメンションキルでKO負けとなる。敗北後は完璧超人の掟に従って自害しようとするが、ブラックホールに首を刎ねられて死亡した。死後、プラネットマンの人面プラネットで魂を召喚され、完璧超人始祖の正体を隠していたグリムリパー(サイコマン)に物申すが、逆に「負け犬」と罵られ握り潰された。
- 異名
- 完璧なる猟犬[21]
マックス・ラジアル
- 種別 - 完璧超人 / 乗り物系超人[1]
- 出身 - フランス
- 身長体重 - 256cm 423kg
- 超人強度 - 4800万パワー
- 年齢 - 無始無終
- 主な必殺技 - ドリフト・タックル、ビッグ・ラジアルフィン、サスペンションブーツ、ビッグラジアル・インパクト
タイヤの特徴を持つ超人[1]。完璧・無量大数軍の一人で、“完裂”の異名を持つ。両肩に巨大な「裂殺タイヤ」を装備し、両膝下はサスペンションになっている巨漢。その異名は巨大タイヤにより対戦相手の皮膚を完全に切り裂き死に追いやることを意味する。口癖は「バルルーン」[177]。
超人と子供たちのファン感謝デーに乱入した際、カナディアンマンとスペシャルマンを倒す。全面対抗戦の一番手としてテリーマンと対戦し、巨大タイヤやサスペンションの脚を攻防に活かして苦しめた。しかし、不屈の粘りを見せるテリーマンに右のタイヤを破壊され、カーフブランディング、テキサスコンドルキック、ブレーンバスターの連続攻撃でKO負け。完璧超人の掟に従いストロング・ザ・武道の竹刀でボディを刺し貫き自害した。死後、プラネットマンの人面プラネットによって魂を召喚されるが、サイコマンによって消滅させられた。
マーリンマン
- 種別 - 完璧超人 / 硬骨魚類の超人[1]
- 出身 - フィジー
- 身長体重 - 202cm 134kg
- 超人強度 - 2200万パワー
- 年齢 - 無始無終
- 主な必殺技 - フライングソードフィッシュ、鰭ノコギリ、ソードフィッシュカッター、マーリン・エアバッグ、フライングソードスパイラル、ピラニアンシュート、“完刺”スピア・フィッシング
完璧・無量大数軍の一人で、“完刺”の異名を持つ。カジキの水棲超人[1]で、逆三角形型のスマートな体格。水中戦を得意とし、上顎から伸びる舵木通し「フライングソード」を活用するほか、受け身が非常に巧みで投げ技のダメージを受けにくい。完璧超人の例に漏れず自信家で、他属性の超人や人間のことを下等と見下している。口癖は「ピョピョー」[177]。
悪魔超人軍との全面対抗戦では、イギリスのテムズ川にて同じ水棲超人のアトランティスと闘った。多彩な技や特殊能力の応酬の末、ピラニアンシュート、“完刺”スピア・フィッシングの連続攻撃でアトランティスをKO寸前まで追い詰めたが、アトランティスの死力を尽くした最後の技・タワーブリッジに捉えられ、両者死亡の引き分けとなった。優勢に進めていたが慢心で引き分けたため、ストロング・ザ・武道とネメシスからは「完璧・無量大数軍を名乗っていたことを恥じろ」と罵倒されている。死後、プラネットマンの人面プラネットによって魂を召喚されるが、サイコマンによって消滅させられた。
ゆでたまごの中井は、「マーリンマンは思い入れのある超人だった」と後に語っている[197]。ゆでたまごの嶋田が用意した百科事典のカジキマグロの骨格標本写真を見て、そこから様々な描き方のアイデアが湧いたという[197]。
ノック
- 種別 - 正義超人
- 出身 - キン肉星[1]
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 年齢 - 不明
キン肉族の出身で、マスクの上から気に入った髪型をつけている[1]。現在は宇宙超人委員会の構成員。委員長であるハラボテ・マッスルの側近。試合時は主にゴングマンなどを務める。有能な人物であり、委員長が最も信頼している側近だけあって組織内でもかなり地位の高い幹部でもあり、部下も大勢いる[118]。しかし、委員長に縦横無尽の働きを要求され続けて若干疲労とストレスもたまり気味。キン肉マンとネメシスの甲子園球場での試合では、試合開始まで半日余りの短い時間ながら徹夜で会場設営を間に合わせた。『キン肉マンII世』で初登場したキャラクター。
- 異名
- ハラボテ委員長の右腕[21]
ジョンブルマン
元はスコットランドヤード(ロンドン警察)・超人課所属の超人警官。全身に鋼鉄のよろいをまとっている。ロビンマスクの親友で友達思いな優しい超人だったが、過去に第19回超人オリンピック・イギリス国内予選において悪行超人に敗死している。実力派の超人レスラーながら超人墓場の労働では働きが悪く、グロッキー状態になっていて生き返れるためのパワーを中々与えられていない状態が続いている。
正式には『キン肉マンII世』の特別編で本格的な初登場をしていたキャラクター。詳細はキン肉マンII世の登場人物#特別編 〜倫敦の若大将!〜登場人物を参照。
ミロスマン
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - 不明
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
ジャスティスマンの弟子。歴史上公式戦で初めて「下等超人」に敗北した完璧超人。アシュラ一族の先祖に敗れて両腕を奪われており、魔界には両腕のないミロスマンの像が祀られている。
アシュラ一族の腕にはジャスティスマンから教えを受けたミロスマンの記憶が残っており、その技術を無意識で使用している。そのため、ジャスティスマンはアシュラ一族の腕による攻撃を見切ることができる。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編 初登場
- 正義超人現存勢力
-
- キン肉マン(キン肉スグル)
- キン肉マンソルジャー(キン肉アタル)
- キン肉マンスーパー・フェニックス(フェニックスマン)
- カナディアンマン
- ブロッケンJr.
- キン肉マンゼブラ(パワフルマン)
- カレクック(シン)
- キン肉マンビッグボディ(ストロングマン)
- ベンキマン
- キン肉マンマリポーサ(ジョージ)
- ティーパックマン
- ウルフマン / リキシマン
- アレキサンドリア・ミート
- オメガ・ケンタウリの六鎗客(ろくそうかく)
オメガマン・アリステラ
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 機能を特化させた超人[1]
- 出身 - オメガ・ケンタウルス星団[1]
- 身長体重 - 231cm 208kg[1]
- 超人強度 - 95万パワー[199]→8600万パワー[1]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - フィンガーストライク、フォーフィンガースプラッシュ、Ωアポカリプスクラッシュ、ジャイガンテグローブカッター、Ωハルマゲドンアベンジャー、プリズンアームロック、オメガハンドスティング、グロリアスサンクションクラッシュ、アンセンションギムレット、背中の巨大指を利用した一連の技、グロリアスエヴァンタイユ、グロリアスグレイブヤードスプラッシュ(マリキータマンとのツープラトン)
- 家族 - 弟 オメガマン・ディクシア
- タッグチーム - オメガ・グロリアス
オメガ一族の現当主。キン肉星王位争奪編でキン肉マンに倒されたジ・オメガマン(オメガマン・ディクシア)の双子の兄。口癖は「フォーフォフォフォ」。弟のディクシアと瓜二つだが、特徴でもある背中の巨大な掌は左手でホッケーマスク状の仮面の穴も鋭利なものとなっている。大魔王サタンと結託して(アリステラ自身は情報源と称している)サグラダ・ファミリアの地下に眠るサイコマンの研究所を狙い、オメガ・ケンタウリの六鎗客を率いてオメガ・ケンタウルス星団から地球に飛来する。ディクシアから正義超人に備わる友情パワーについての報告を受けており、その力の秘密も欲した。
日本・滋賀県の復活した安土城天守閣特設リングにてキン肉マンスーパー・フェニックスと対戦し、Ωハルマゲドンアベンジャーで勝利を収めた。関ヶ原で復活した浮遊立方体リングでは、マリキータマンとタッグチーム・オメガ・グロリアスを結成し、キン肉マンソルジャーとブロッケンJr.が結成したタッグチーム・フルメタルジャケッツとタッグ対戦し、終盤でのソルジャーとの一対一でアタル版マッスル・スパークをくらって敗北する。アタル(ソルジャー)の業火のクソ力を完全吸収できなかったこととパイレートマンの諫言もあって、遂に慈悲の心を受け入れる。その直後、大魔王サタンが実体化して襲い掛かってきたところをジャスティスマンによって助けられ、アタルに連れられてリング外へ避難する。そして、ジャスティスマンがサタンの実体を粉々に砕いて勝利した後、太古にオメガの民が地球を追われた真相を知る為に、ジャスティスマンの導きで超人墓場へ向かう。そこでザ・マンから一連の真実を聞いた後で、アリステラたちに謝罪するザ・マンの言葉を聞き涙する。和解したザ・マンからオメガの星を救う為に必要な「禁断の石臼」を譲り受けて、近いうちに襲来するであろう調和の神とその一派との戦いで共闘することを約束する。
オメガ宗家の当主として一族を率いる立場だが、幼少期は95万パワーというオメガの民として異常に低い超人強度のため、できそこないと揶揄され蔑ろにされてきた。しかしある日、自分が対戦相手の強さに合わせて超人強度を成長させていくことができる突然変異体であることに気付いてからはオメガの一族を背負う使命に目覚め、オメガ屈指の強者やディクシアとの闘いを経て8600万パワーもの超人強度を得るに至った。そのような生い立ちのため、ダメ超人からキン肉星の大王へと上り詰めたキン肉マンにはシンパシーを感じている。逆にディクシアを利用した挙句死に至らしめ、結果的にオメガ救済計画を狂わせたフェニックスのことは蛇蝎のごとく嫌っていたが、彼との闘いを経た後は認識を改めている。サタンに利用されたことで意気消沈するが、キン肉マンがアリステラに友情の握手を行うことで、アリステラたちも友情パワーを発揮できることを教わった。
そして、調和の神を始めとする超神たちが地上に襲来した後、ザ・マンから急ぎ「禁断の石臼」を持ってオメガの星へ帰還するように告げられ、オメガの星を救った後で地球に超神たちに対する助っ人として戻ってくるように頼まれて承諾する。
ゆでたまごの嶋田は、ジ・オメガマンは過去に登場させた時からいいデザインだと思っていたが、変身超人にしたためにその良さが消えポテンシャルを活かしきれなかったという反省点があり、そのリベンジも兼ねて別人の双子の兄として復活させたと語っている[124]。「アリステラ」はギリシャ語で「左」を意味する[152]。
- タイトル歴
- 不明
- 主な肩書き
- オメガ一族現当主[21]
パイレートマン
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力[1]
- 出身 - オメガ・ケンタウルス星団[1]
- 身長体重 - 285cm 302kg[1]
- 超人強度 - 8000万パワー
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - ジャケットシャッター、トレジャーハントスープレックス、カリビアンストーム、セントエルモスファイヤー、パラシュートアンカー、バイキングバスター
オメガ・ケンタウリの六鎗客の一人。海賊超人の血を引く[1]。一人称は「吾輩」で、口癖は「ムマムマ」。自らの背骨を海賊船のマストに見立て、その背骨を折られないまで徹底して鍛えていることに絶対の自信を持つ。戦いにおいては相手が最も大事にする宝を奪うことを信条としており、「ジョリー・ロジャー」の儀式によって対戦相手に降伏して宝を差し出すか命を差し出すかの選択を迫る。ジョリー・ロジャーを行う際、帽子のΩマークは髑髏に変化する。
サグラダ・ファミリア特設リングでカナディアンマンと対戦。カナディアンマンの祖国に対する誇りこそが彼にとっての宝だと見定め、それをこの試合で奪うことを宣言する。カナディアンマンが特訓で身に着けた技の数々を受けるも実力の差を見せつけて圧倒。カナディアンマンへジョリー・ロジャーの選択を突き付けるが、降伏を拒み命を落とそうとも誇りを貫くことを選んだカナディアンマンの背骨をセントエルモスファイヤーによってへし折り勝利した。その際、スペシャルマンに謝罪するカナディアンマンの姿に、彼の誇りの在りかが別の場所にあったことに気付き、彼の誇りを見誤っていたことは認める。ソ連・スワローズ・ネスト城特設リングではキン肉マンと対戦。巨体を活かしたパワーファイトの他に、オメガの先祖の研究成果から疑似的なマグネット・パワー(本人によれば、「ただの真似事」「マグネット・パワーと呼べるほどの代物ではない」)をも操ってみせた。オメガの星を滅亡から救う最後の希望となり得る火事場のクソ力の謎を追い求め、その持ち主であるキン肉マンの力を引き出し、真価を見極めようとする。奮起したキン肉マンによる猛攻を受け止めきり、火事場のクソ力への失望とともにジョリー・ロジャーの裁き(いつもと違い降伏の選択は無く、どの様に殺される覚悟を決めさせる過酷な裁き)で葬ろうとするが、彼の哀しみを感じ取ったキン肉マンが土壇場で発揮した更なる力に圧倒され、逆転のマッスル・スパークで敗北した。敗北後、最後の火事場のクソ力はキン肉マンが自分たちオメガのために出した力だったことを悟り、ザ・マンへの恨みを捨てることこそが、オメガにとっての唯一の救いの道であることを理解した。そして、フルメタルジャケッツがオメガ・グロリアスに勝利した後に、敗北し打ちひしがれるオメガマン・アリステラに対して、自分の価値を自分で勝手に決めつけるなと苦言し、道に迷ったのなら船乗りである自分が道を指し示すと励ました。そして、ジャスティスマンが大魔王サタンの実体を粉々に砕いて勝利した後、太古にオメガの民が地球を追われた真相を聞く為に、キン肉マンたちやアリステラたちと共に超人墓場へ向かう。超人墓場では、ザ・マンから一連の真実を聞いた後で、アリステラやパイレートマンたちに謝罪するザ・マンの言葉を聞いて「我らが真の敵とすべき存在はザ・マンではなかった」と知り愕然となる。アリステラと共にオメガの星を救う為に必要な「禁断の石臼」をザ・マンから譲り受けて、近いうちに襲来するであろう調和の神とその一派との戦いでザ・マンやキン肉マンたちと共闘することを約束する。サタンに利用されたことで意気消沈するが、キン肉マンがアリステラに友情の握手を行うことで、パイレートマンやアリステラたちも友情パワーを発揮できることを教わった。
そして、調和の神を始めとする超神たちが地上に襲来した後、ザ・マンから急ぎ「禁断の石臼」を持ってオメガの星へ帰還するように告げられ、オメガの星を救った後で地球に超神たちに対する助っ人として戻ってくるように頼まれて承諾する。
- タイトル歴
- オメガ・ケンタウルス星団北西区超人スーパーヘビー級
- 異名
- 哀しみ秘める海賊男[21]
マリキータマン
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 昆虫類超人[1]
- 出身 - オメガ・ケンタウルス星団[1]
- 身長体重 - 212cm 141kg[1]
- 超人強度 - 8200万パワー[1]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - マリキータフリップ、マリキータフライング、ロールシャッハ・ドット、コキネリツイスター、ミミックニードル、テントウムシダマシクラッシャー、ウィングブックエンド、天道 羽根抜刀、マリキータウィング、エクスキュースナースープレックス、マリキータピカレスクギロチン、ロールシャッハ・インフリューエンス、シェルタリングピューパ、マリキータモルティング、マリキータピューパ二重殺、ウィングラッピングシャット、ウィングラッピングブレーンクラッシャー、マリキータエリコプテロ、マリキータデッドリーライド、グロリアスサンクションクラッシュ、アンセンションギムレット、グロリアスエヴァンタイユ、グロリアスグレイブヤードスプラッシュ(アリステラとのツープラトン)
- タッグチーム - オメガ・グロリアス
オメガ・ケンタウリの六鎗客の一人。テントウムシのような星を体にまとう超人。口癖は「キャミキャミ」(『週プレNEWS』掲載時は「フィーフィフィフィ」)。胸の七つの斑点を使って相手の深層心理を見抜く「ロールシャッハ・ドット」により未来を予測して戦うことができる他、刃物のように鋭利な羽根を使った攻撃や空中戦、テントウムシ型のグローブから繰り出される打撃など多彩な技を持つ。
サグラダ・ファミリア特設リングでカレクックと対戦。アリステラの新たな指令を受け、カレクックに火事場のクソ力を発動させようと執拗に攻め立てるが、残虐ファイトに徹して頑なに友情パワーを見せようとしないカレクックに対してアリステラの指令に背き、必殺技「天道羽根抜刀」でカレクックを両断して死に至らしめ勝利を収めた。指令に背いたことをアリステラに謝罪するが、状況から仕方ないことだったとアリステラに咎められることはなかった。イタリア・デルモンテ城特設八角形リングではキン肉マンゼブラと対戦。ロールシャッハ・インフリューエンスで白ゼブラよりも弱い黒ゼブラの人格を引き出して試合を有利に進め、人格を統合しながらも満身創痍なゼブラを必殺技「マリキータデッドリーライド」でKOして勝利する。関ヶ原の復活した浮遊立方体リングでは、タッグチーム・オメガ・グロリアスの片翼としてパートナーのオメガマン・アリステラと共にキン肉アタルとブロッケンJr.のタッグチーム・フルメタルジャケッツと対戦するが、フルメタルジャケッツのツープラトン技「ナパームコンビネゾン」でKOされる。オメガ・グロリアスは敗北し、直後に出現した大魔王サタンが制裁として放った鉄の杭からアリステラを守る為に、身を盾にして鉄の杭に胸を貫かれたが、重傷を負いながらも生存しており、真実を知る為に超人墓場へ向かおうとするアリステラを励まして気絶する。その後は、超人墓場のザ・マンから一連の真実を聞いた後でアリステラとパイレートマンがザ・マンと和解し、オメガの星を救う為に必要な「禁断の石臼」をザ・マンから譲り受けて、近いうちに襲来するであろう調和の神とその一派との戦いでザ・マンやキン肉マンたちと共闘することをアリステラとパイレートマンは約束する。結局サタンに利用されていたが、マリキータマンが気を失っていた間にキン肉マンがアリステラに友情の握手を行い、アリステラたちはマリキータマンも含め友情パワーを発揮できることを教わっていた。
そして、調和の神を始めとする超神たちが地上に襲来した後、アリステラとパイレートマンはザ・マンから「禁断の石臼」を持って重傷を負ったマリキータマンと共に急ぎオメガの星へ帰還するように告げられ、オメガの星を救った後で地球に超神たちに対する助っ人として戻ってくるように頼まれて承諾する。
原作担当の嶋田によると昆虫の超人を本格的に闘わせるのは初めてであり、40年分溜まった昆虫超人のアイデアのストックを惜しみなく注ぎ込んだという[200]。
- タイトル歴
- 不明
- 異名
- 八角形(オクタゴン)の達士[21]
ギヤマスター
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 工具の超人[1]
- 出身 - オメガ・ケンタウルス星団[1]
- 身長体重 - 260cm 1.2t[1]
- 超人強度 - 6200万パワー[1]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - ジェノサイドギヤ、ギヤハリケーン、地獄の二重殺、ギヤチェンジ→ハイパージェイノサイドモード、ストップ・ザ・ギヤ、リバースジェノサイドギヤ、アンティキティラ・ビーフケークプロセッサー
オメガ・ケンタウリの六鎗客の一人。胸部に巨大なギヤを持つ大柄な超人。地球への思い入れが特に強く、ベンキマンやビッグボディにはオメガの民が地球本来の支配者であることを強く主張している。口癖は「ギュイギュイ」「ギシュギシュ」。
サグラダ・ファミリア特設リングでベンキマンと対戦。ベンキマンを非力と罵るが、ベンキマンが火事場のクソ力を発動させたことにより反撃を受ける。アリダンゴ状にされ1度は恐怖のベンキ流しで流されてしまうが、ギヤの回転を推進力に変動させたことにより生還し、最後は逆転勝利を収めた。目的のひとつであった火事場のクソ力をベンキマンから引き出すことには成功したものの、その力について具体的な感覚としては何の収穫も得られず、ベンキマンにあと一歩のところまで追いつめられたこともアリステラには咎められた。中国・紫禁城特設リングではキン肉マンビッグボディと対戦。王位争奪戦での醜態をあげつらいビッグボディをニセモノと罵倒。マッスル・リベンジャーの頭突きの再現をするなどしてトラウマを刺激し、紫禁城に伝わる軒轅星の伝説を語りビッグボディを執拗に貶すが、もう王位争奪戦での醜態のトラウマを克服していたビッグボディからは、その態度が自信のなさの裏返しであることを見抜かれ、最後はビッグボディのメイプルリーフクラッチを受けて逆転敗北してしまう。敗北後、揺れる軒轅星を見上げながら、どうすれば過去の過ちを許してもらうことができるのかを問うが、その答えを聞けぬまま落下した軒轅星に押しつぶされて死亡した。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- 精巧に噛み合った歯車[21]
ヘイルマン
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力 / 天気・気象の超人[1]
- 出身 - オメガ・ケンタウルス星団[1]
- 身長体重 - 221cm 127kg[1]
- 超人強度 - 5500万パワー[1]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - ブリザードハンド、フリージングリング、ヘイルブレス、ブリザードソード、ブリザードラリアット、グレイシャークラッシュ、ブリザードブレード、フリーズスクリューレーン、アイスウォールプリズン、ブリザードブロックハンマー
オメガ・ケンタウリの六鎗客の一人。氷を自在に操る超人。口癖は「カキカキ」。軽口や相手を冷やかすような発言が多いが、仲間想いな一面もある。
サグラダ・ファミリア特設リングでティーパックマンと対戦。リングをアイスバーンに変えるなど変則的な戦い方を見せ、ティーパックマンの弱点を見破った直後にティーパックマンのティーバッグを破壊し、最後はティーパックマンの体を凍らせながら首を切断して惨殺指令を遂行するとともに勝利した。ルーマニア・ブラン城特設リングではキン肉マンマリポーサと対戦。リングやマリポーサの体を凍らせることで蝶々殺法を封じ優位に立つが、モクテスマ・ディフェンスによって氷を溶かされて劣勢となり、最後はマリポーサの新技・アステカセメタリーを受けて敗北した。敗北後、使命を達成できなかったことを悔やみ、先に戦死したルナイトの名を呟きながら息絶えた。
原作担当の嶋田はギミックやデザイン面から、六鎗客の中で一番好きな超人としてヘイルマンを挙げている[201]。ヘイルは英語で「雹」の意味[1]。
- タイトル歴
- 不明
- 異名
- 氷上駆ける惨殺者[21]
ルナイト
- 種別 - 正義超人に敵対する勢力[1]
- 出身 - オメガ・ケンタウルス星団[1]
- 身長体重 - 232cm 186kg[1]
- 超人強度 - 6500万パワー[1]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - メタルバイト、狼爪の一撃、狼尾鉄鞭、ルナイトボム、ウォルフガングスパイラル、掟破りの合掌ひねり
オメガ・ケンタウリの六鎗客の一人。鉄鋼の鎧をまとった狼型の超人。口癖は「ガウガウ」。祖先は地球の北極近くの寒冷地に住む大柄な種族であり、過酷な環境下で戦っているとベルクマンの法則によって体が先祖返りを起こして巨大化する。この現象は自分にとって住みにくい劣悪な環境であるほど早く発生する。
サグラダ・ファミリア特設リングで、ウルフマンと対戦。試合序盤はウルフマンの相撲技の数々で何度もダウンを奪われたが、現在の地球の過酷な環境下で戦っていたことで巨大化を始め、増大したパワーで逆にウルフマンを圧倒する様になる。怪我が原因で引退したウルフマンを手負いのロートルと罵り、観戦していたキン肉マンとの交代を要求するがキン肉マンへの友情とライバル心から奮起し火事場のクソ力を発動させたウルフマンの反撃を受けて窮地に陥る。アリステラからの檄を受け、ウルフマンの火事場のクソ力を吸収するかのように同様の力を発揮して再度形成を逆転させる。しかし、敗れた正義超人からの声を聞いて再度火事場のクソ力を発動したウルフマンの新技である不知火・雲竜投げを受け敗北する。敗北後、サグラダ・ファミリアから転落しそうになったところをウルフマンに助けられるが、その行為を「偽善」と罵りウルフマンの手を傷つけて自ら死を選んだ。
しかし、落下の最中にはウルフマンへ充実した戦いをさせてもらった事への感謝と別れの言葉を伝えていた。
- 異名
- 魔獣と化した鉄狼[21]
- 若手正義超人
ハロルドマン
若手正義超人の一人。超人警察学校を首席で卒業したエリートで、知略に長けているが血気盛ん過ぎるのが欠点[1]。
委員長の発案により、サグラダ・ファミリアのサイコマンの研究所を護衛しながら他の9人の若手正義超人たち(ハロルドマンと鯖KAIDOU以外は名称不詳)と設置された5つのリングで練習に励んでいたが、そこをオメガ・ケンタウリの六鎗客が来襲し、マリキータマンと戦うも背中の羽根で斬首され死亡する。
彼の他に6人の若手正義超人と先に立ち向かったサクラダ・ファミリア守備隊の超人兵士[1]の内4人が、オメガ・ケンタウリの六鎗客に殺害もしくは重傷を負わされている。
- タイトル歴
- 超人警察学校成績No.1[1]
鯖 KAIDOU(さば カイドウ)
- 種別 - 正義超人 / ロボ超人[1]
- 出身 - 不明
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
サグラダ・ファミリアのサイコマンの研究所を護衛しながら他の9人の若手正義超人たちと設置された5つのリングで練習に励んでいたが、オメガ・ケンタウリの六鎗客の急襲に立ち向かおうとするも戦闘する前にハロルドマンたち7人が惨殺または蹴散らされてしまい、全く歯が立たなかったところをウルフマンやティーパックマンたち超人オリンピックファイナリストの先輩正義超人5人が5つのリングで六鎗客の内5人と対戦する流れとなり、彼ら残った3人の若手正義超人は委員長やノックや他の守備隊の兵士たちと共に試合を観戦することとなった。
プロレスラーの中西学がバラエティ番組『人類プロレスラー計画『中西ランド』』で考案した超人[202]。
- タイトル歴
- 不明
神 / 大魔王
ザ・マン / 慈悲の神(じひのかみ)
- 種別 - 神→完璧超人
- 出身 - 天上界→超人墓場
- 身長体重 - 290cm 320kg
- 超人強度 - 9999万パワー
- 初登場 - 完璧超人始祖編
- 年齢 - 無始無終
元は天界の神の一人で、神の座を降り地上に下天したことで神の姿を失う代わりに自身も超人となり、地上の超人の中からカピラリア七光線から救うべき完璧超人始祖を選別し、保護、教育を行った。完璧超人の真の祖と呼べる存在。後の「超人閻魔」であり、また表向きは「ストロング・ザ・武道」として活動していた。悪魔将軍はかつて崇高な理念を持っていながら私怨で動くようになってしまったザ・マンの今の姿を落ちぶれたと評しており、始祖たちも心の中では超人閻魔のことを認めていないために「あやつ」と呼ぶと看破している。本人が過去とは違う今の姿になってしまったのは、かつては弟子たちがいずれ自分を超えることを心待ちにし期待していたが、弟子たちが自分を超える事が出来なかったため、その期待が絶望と諦めに反転してしまったからであり、悪魔将軍は後に「不甲斐ない我らがザ・マンを追い詰めてしまった」と述べている。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、サタンが超人墓場に強力な結界を張った為に閉じ込められ、超人閻魔の玉座からキン肉マンたちとオメガ・ケンタウリの六鎗客の試合の様子を見ている。そして、ジャスティスマンが大魔王サタンの実体を粉々に砕いて勝利した後、太古にジャスティスマンがザ・マンから聞いた更なる危機についての話を聞く為に、ジャスティスマンがキン肉マンたちやオメガマン・アリステラたちを超人墓場まで連れてきたことで、超人閻魔の玉座の周囲に鉄格子を張り巡らせているのは二度と超人墓場から出ることはないという決意の表れとして行っている上で、ストロング・ザ・武道の装束も封印したとキン肉マンたちに語った。そして、天界にいた頃の神としての名前が「慈悲の神(じひのかみ)」であったことと、その頃に優秀な超人たちを生かそうとする勢力を束ねていた自身と対立していた、調和の神をリーダーとする超人を絶滅させようとする勢力があったことを語った後で、自身が神の座を降りて一超人になる(カピラリア大災害が引き起こされる)直前に二度と神の気まぐれで超人たちが絶滅されないように、カピラリア光線を全宇宙に照射できる唯一無二の装置を、自身を含めた108人の神たちに分け与える提案を行ったことを語った。そして、レコード盤の中のカピラリアの欠片をキン肉マンたちに見せると、大魔王サタンが今回実体化したのはこのカピラリアの欠片を盗み出すためだったことも語り、近い将来に調和の神とその一派が全宇宙の超人たちを死滅させる為に下天して地上に襲来するだろうと予言する。そして、太古にオメガの民たちを地球から追いやったのは、オメガの民たちが神を目指そうとしていた事がキッカケであり、神々の超人たちに対する目が厳しかった時代だったこともあり、調和の神ら超人殲滅を目論む一派に、殲滅の大義名分をもたらす危険性があった為、それを阻止する為にオメガの民を殲滅するふりをして、オメガの宗家を宇宙に逃がす為であったことも語った上で、そのことが更にオメガの民たちに苦労を与える結果となってしまったことをアリステラたちに謝罪した後で、星から超人パワーを抽出する装置である禁断の石臼をアリステラたちに譲って、禁断の石臼を逆に作用させればアリステラたちの超人パワーを滅びつつあるオメガの星に注入することでオメガの星を救えるであろうと語った。
調和の神を始めとする超神たちが地上に襲来した後、元は神であったことからいち早く超神たちの気配を察知し、キン肉マンスーパー・フェニックスと知性の神の提案で十二体の超神が三体ごとに四つの場所に向かったことで、キン肉マンたちやテリーマンたちと軍議を行って、それぞれに自身が察知した超神たちの行き先を告げる。
全ての超人たちの始まりである完璧超人始祖はヒーローの原点である「○○マン」という名前で統一されているが、その最大の根源である超人閻魔はそのこだわりをそのまま名前にし、男の中の男という意味で「ザ・マン」と名付けられた[203]。
- 邪悪神(じゃあくしん)
知性の神(ちせいのかみ)
- 種別 - 神
- 出身 - 天上界
- 超人強度 - 1億パワー
- 初登場 - キン肉星王位争奪編
- 声 - 池水通洋
キン肉マンスーパー・フェニックスことフェニックスマンに乗り移った邪悪の神。スキンヘッドで眼鏡を掛けている。5人の邪悪神の中ではリーダー的存在。火事場のクソ力によるキン肉マンの成長ぶりを警戒し、キン肉マンがネプチューン・キングを倒したことから、神に匹敵しつつあるキン肉マンの抹殺の必要性を仲間の邪悪神たちに伝えた。最終的には「7000万パワーマッスル・スパーク」によってフェニックスと共に息絶える。
アニメ版ではフェニックスを説得するフェニックスシズ子の命を狙い、残虐の神と合体して竜の姿となるが、テリーマンたちに阻まれた末、正義超人友情パワーの結界で敗北。真紅のマントに封印された。しかし、真の黒幕である超人閻魔は健在だったため、マントは完全な赤には染まらなかった。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では復活しており、調和の神の一派がこの世を揺るがす暗躍を始めたことから、辺境の星で開墾していたフェニックスマンの前に現れ、再びキン肉マンスーパー・フェニックスとなるよう告げる。そして、一連の情報を与えた。その後、オメガマン・アリステラに苦戦しているフェニックスマンに1億パワーを得させる為に、再び憑依する。
後述する調和の神からは、「奔放すぎるところがあるのは難だが、無意味なことをする神ではない」と評されている。
作画担当の中井は、眼鏡をかけているから知性というだけではあんまりなので、邪悪さの中に見える知性を意識して描いていると語っている[205]。
強力の神(ごうりきのかみ)
- 種別 - 神
- 出身 - 天上界
- 超人強度 - 1億パワー
- 初登場 - キン肉星王位争奪編
- 声 - 平野正人
キン肉マンビッグボディことストロングマンに乗り移った邪悪の神。5人の邪悪神の中で最も筋骨隆々な巨体を有している。原作版では脱落したビッグボディから抜け出した後、フェニックスに協力。フェニックスシズ子の命を狙った際はビッグボディに変身して襲いかかるが、ウルフマンの居返り投げにより返り討ちにされた。
アニメ版ではビッグボディ敗退後、真紅のマントに封印された。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、調和の神の一派がこの世を揺るがす暗躍を始めたことから、ストロングマンの前に現れ、再びキン肉マンビッグボディとなるよう告げる。そして、一連の情報を与えた。
残虐の神(ざんぎゃくのかみ)
- 種別 - 神
- 出身 - 天上界
- 超人強度 - 1億パワー
- 初登場 - キン肉星王位争奪編
キン肉マンソルジャーことソルジャーマンに乗り移った邪悪の神。脱落したソルジャーマンから抜け出した後、フェニックスに協力し、キン肉真弓の持つ超人預言書から偽キン肉マンソルジャーことキン肉アタルの預言書ページを強奪した。フェニックスシズ子の命を狙った際はソルジャー(ソルジャーマン)に変身して襲いかかるが、ジェシー・メイビアのパイルドライバーにより返り討ちにされた。
アニメ版では知性の神と合体して竜の姿になるが、正義超人友情パワーの結界に敗北し、真紅のマントに封印された。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、調和の神の一派がこの世を揺るがす暗躍を始めたことから、惑星間を流浪していたキン肉アタルの前に現れ、死んだソルジャーマンの代わりに再びキン肉マンソルジャーとなるよう告げる。そして、一連の情報を与えた。その後、オメガマン・アリステラとマリキータマンを相手にタッグ戦で決着をつけることになったアタルの依頼で、サタンが張った結界に一瞬だけ穴をあけて閉じ込められていたブロッケンJr.の召喚に力を貸す。
技巧の神(ぎこうのかみ)
- 種別 - 神
- 出身 - 天上界
- 超人強度 - 1億パワー
- 初登場 - キン肉星王位争奪編
- 声 - 掛川裕彦
キン肉マンゼブラことパワフルマンに乗り移った邪悪の神。技の神とも呼ばれる。原作版では脱落したゼブラから抜け出した後、フェニックスに協力。フェニックスシズ子の命を狙った際はゼブラに変身して襲いかかるが、ラーメンマンのレッグ・ラリアートにより返り討ちにされた。
アニメ版ではゼブラ敗退後、真紅のマントに封印された。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、調和の神の一派がこの世を揺るがす暗躍を始めたことから、復活していたパワフルマンの前に現れ、再びキン肉マンゼブラとなるよう告げる。そして、一連の情報を与えた。
飛翔の神(ひしょうのかみ)
- 種別 - 神
- 出身 - 天上界
- 超人強度 - 1億パワー
- 初登場 - キン肉星王位争奪編
- 声 - 佐藤正治
キン肉マンマリポーサことジョージに乗り移った邪悪の神。原作版では脱落したマリポーサから抜け出した後、フェニックスに協力。フェニックスシズ子の命を狙った際はマリポーサに変身して襲いかかるが、テリーマンのブルドッキングヘッドロックにより返り討ちにされた。
アニメ版ではマリポーサ敗退後、真紅のマントに封印された。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、調和の神の一派がこの世を揺るがす暗躍を始めたことから、盗人稼業から足を洗っていたジョージの前に現れ、再びキン肉マンマリポーサとなるよう告げる。そして、一連の情報を与えた。
スーパーマンロードの神
- 本名 - 不明
- 種別 - 正義超人 / 完璧超人→神
- 出身 - 不明
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不詳
- 年齢 - 無始無終
- 初登場 - 黄金のマスク編
- 声 - 二又一成
100人の超人の神の一人。廃人同様になったジェロニモに三つの試練を課し、ジェロニモを超人として蘇らせた。元は超人で、幼い頃のジェロニモ兄妹が村人から迫害されるのを救い、悪に屈しない心を教えていた。
原作では後に登場する超人の神のようなデザインだったが、アニメでは大幅に変えられていた。
『ディープオブマッスル!!』では、冷静かつ勇敢な大男だったという死んだジェロニモの父親に姿が似ていると語られている。
- タイトル歴
- 宇宙超人ヘビー級
100人の超人の神(ちょうじんのかみ)
超人たちを自らの意思で作り出したと伝承されている100人の神。キン肉マンたち歴代のキン肉族大王たちの王位継承も承認してきた。かつてはザ・マンも同じ神々の同士だった。スーパーマンロードの神もこの中に含まれ、地上に下天して「超神」となった調和の神を始めとする超人殲滅派の12人の神々も、この100人の神の中に一部存在している。太古の昔にキン肉星でキン肉族の先祖に、その彼らの始祖関係でもあったゴールドマンを黄金のマスク、シルバーマンを銀のマスクとして授けた滝ツボの神様(声 - 北川米彦)も、黄金と銀のマスクが「裁きの神」とも称されていたジャスティスマンやザ・マンとの関りや超人の惑星であるキン肉星に降臨したことなどから、超人の神だった可能性は示唆されているが、こちらは正確には不詳。スピンオフ作品『THE超人様』に登場したむっつりスケベの神も、この100人の中に含まれている。
キン肉星王位争奪編までは超人の主だった神は105人と言及されていたが、オメガ・ケンタウリの六鎗客編の終盤で、108人存在することが判明した。
人間の神(にんげんのかみ)
- 種別 - 神
- 出身 - 天上界
- 超人強度 - 不詳
- 初登場 - 夢の超人タッグ編
超人の神とは別個に天界に存在する人間界を司る神。廃人同様になったジェロニモを復活させるためにシャイアン族長が召喚した。ジェロニモの人間界での功績を認め、人間から超人に生まれ変わらせるためにスーパーマンロードの超人の神と共にジェロニモに三つの試練を課した。その際はチェロキー族のトーテム・ポールに憑依して出現した。
- 超神(ちょうしん)
調和の神(ちょうわのかみ)
- 種別 - 神→超神
- 出身 - 天上界
- 超人強度 - 1億パワー
- 初登場 - オメガ・ケンタウリの六鎗客編
- 年齢 - 無始無終
天界の神の一人で、超人たちを絶滅させようとする勢力のリーダー。太古に超人たちが荒れに荒れた時代に、優秀な超人たちを生かそうとする慈悲の神(後のザ・マン)の一派と対立する、調和の神率いる超人殲滅派は天界の最大勢力となり、カピラリア光線による全宇宙の超人絶滅が実行に移されそうになる直前に、慈悲の神が極僅かの優秀な超人たち(後の完璧超人始祖)を生き残らせる代償として神の座を捨てて一超人となって生き残らせる超人たちの指導者になると決めた後で、二度と神の気まぐれで超人たちが絶滅されないようにカピラリア光線を全宇宙に照射する唯一無二の装置を108の欠片へと分けて、神の座を捨てる直前の慈悲の神を含めた108人の神に預けることを慈悲の神が提案したことにより、超人絶滅を容易に実行できなくなった。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、超人を絶滅させる為に大魔王サタンを唆してザ・マンの所持するカピラリアの欠片を奪ってくるように仕向けただけでなく、かつての慈悲の神が行った地上で実体を得る為の下天を賛同した神たちと共に自ら実行し、オメガ・ケンタウリの六鎗客編終盤で地上に襲来し、一派の神12人揃って「超神」となる。そして、中国の秦始皇帝陵でキン肉マンビッグボディと超神ランペイジマンが激突する寸前でモニター越しに介入してきたキン肉マンスーパー・フェニックスが、邪悪五大神が所持する5個のカピラリアの欠片とその情報をフェニックスが握っていることを聞いた後、出現した4つの大穴と滝の先につながる場所にカピラリアの欠片の情報源を24時間後に向かわせることを聞き、それがフェニックスと知性の神の企みによる仕業であることを見抜き、あえてその提案に乗って滝の大穴に飛び込む。
戒律の神(かいりつのかみ) / 超神ランペイジマン
- 種別 - 神→超神
- 出身 - 天上界
- 主な必殺技 - パニッシュメントエングレイバー、カシードラルボンバー
天界の神の一人で、超人殲滅派の一員。口癖は「テトテト」。相手のことは「汝」、調和の神のことは「おぬし」と呼ぶ。中国の秦始皇帝陵で、やって来たキン肉マンビッグボディが知るカピラリアの欠片の情報を聞き出す為に戦いを仕掛けようとする。しかし、兵馬俑から出現した強力チームの面々がランペイジマンと交戦するも、ビッグボディ以外の全員に勝利する。そして、ビッグボディとの対決の寸前でモニター越しに介入してきたキン肉マンスーパー・フェニックスと知性の神の提案に、調和の神が受け入れたことで4つの滝の大穴に飛び込んで、他の二体の超神と共にソ連(現トルクメニスタン)ダルヴァザの地獄の門に移動し、ラーメンマンとウォーズマンも到着した頃に飛来する巨大な氷の塊から、マンモスマンの出現を目撃する。また、強力の神と古い知り合いであることを明かしている。
『キン肉マン 公式ファンブック 超人閻魔帳』にて採用された超人であり、採用時の名前はスクエアマン。ゆでたまごの嶋田は「そのまま出しても本編で活躍できる」とコメントしていた[206]。
大魔王サタン
- 種別 - 不明(悪魔超人界の領袖)
- 出身 - 不明→魔界→宇宙
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - 不明
- 年齢 - 無始無終
- 初登場 - 7人の悪魔超人編
- 声 - 郷里大輔
怨念と邪悪の化身。黒い影のような姿をしている。魔界や全ての悪魔超人たちを作ったとされ、神のような存在として崇められている。一時期は悪魔将軍の正体であるゴールドマンと結託し、当時自らの分身的存在ともなっていた悪魔六騎士を肉体として貸していた。異常なまでに用心深い面もあるゆえに常に「依り代」に拘り続け、長くゴールドマンに憑依する形で暗躍していたが、悪魔将軍の姿とは別個に依り代無しで自身がオリジナル形態にて実体化することも可能。実体化時は、悪魔将軍の体に黒い影の顔をくっつけたような姿をしている。
『キン肉マンII世 悪魔の種子編』では、ゴールドマンとは無関係にミートの肉体へ憑依しようと企む恐怖の将・悪魔将軍として登場。ジェネラル・ストーンを与えて肉体改造した6人の超人・悪魔の種子(デーモンシード)を率いてミートの身体をかけた勝負をキン肉万太郎たちと展開する。「バゴアバゴア」と不気味な笑い方する。悪魔の種子最後の刺客であるアシュラマンが敗れ自軍の敗北が決まったにもかかわらず、ミートの頭部と融合しようとしたためアシュラマンに反旗を翻され、肉体を得られず再び消え去った。 『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』では悪の力に反応し、キン肉マンに黒後家蜘蛛の呪いをかける。その直後、呼び出した時間超人のライトニングとサンダーによって用済みとして切り裂かれ、時間超人コンビの大魔王すらも利用した卑劣さを罵りながら消え去った。笑い声は「ギレラレー」。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、正義・悪魔・完璧超人による大戦後を好機と考え自ら動き出し、アイドル超人がいるキン肉星のマッスルガム宮殿、悪魔超人がいる魔界、完璧超人がいる超人墓場に強力な結界を張って閉じ込めるなど、オメガ・ケンタウリの六鎗客に協力している。笑い声は「ゲギョゲギョ」。ゴールドマンに見限られてからは文字通り影を潜めていたとされるが、ゴールドマンのことは「自我を取り戻したから用はない」とし、先の戦いで正義超人と好敵手関係で共闘する形を取ったゴールドマン=悪魔将軍と彼が率いる悪魔六騎士および7人の悪魔超人のことも、「もはや、我がかつて望んだ真の悪魔ではない」と吐き捨てて完全に決別した関係となっている。そして「真の悪魔となりうる一族」としてオメガ・ケンタウリの六鎗客に注目して、オメガの民を魔界とは別個の新たな悪魔超人軍に仕立てようと目論む。しかし、オメガ・グロリアスがフルメタルジャケッツに敗れた後に現れて、オメガ・ケンタウリの六鎗客に手を貸していた理由はオメガマン・アリステラが自力で1憶パワーを超える超人強度を習得して超人墓場へ侵攻し、ザ・マンに対峙した時点で自らの新たな依り代としてアリステラの肉体を乗っ取って、ザ・マンを倒しオメガの民を利用してこの世を支配する為だったと真の目的を明かす。そして失敗したアリステラを始末しようと放った鉄の杭をマリキータマンに防がれ、直接アリステラたちを始末する為に実体化して襲い掛かるが、上空より現れた完璧超人始祖の一人ジャスティスマンにより妨害され、ジャスティスマンと交戦する。結果はジャスティスマンの陸式奥義ジャッジメント・ペナルティをくらって敗北し、実体が粉々になって恨み言を吐きながら姿を消すと同時に超人墓場など三ヶ所に張られていた結界も解除された。その後、ザ・マンによって今回に限ってサタンが実体化した理由が、成功すれば神にしてやると調和の神に唆されてザ・マンの所持するカピラリアの欠片(ピース)を奪い取る為であり、ザ・マンに敵わないまでもカピラリアの欠片を盗み出すことはできるだろうと考えた為であることが語られた。
天の女王
アニメオリジナルキャラクター。古代超人界の女神。品の良い絶世の美女であるという。日本列島がアフリカ大陸と陸続きだった数億年前、現在の摩周湖にあたる場所に黄金のトロフィーを携えて現れ、そこにピラミッドリングを出現させた。その後のアニメ版のキン肉星王位争奪編や『キン肉マンII世』では、その存在は言及されていない。
地球人
翔野ナツ子(しょうの ナツこ)
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本大阪市天王寺区
- 身長体重 - 160cm 42kg
- 年齢 - 不明
- 初登場 - 第1次怪獣退治編
- 家族 - 夫 ザ・テリーマン、息子 テリー・ザ・キッド、義父 ドリーマン
- 声 - 鶴ひろみ / 平松晶子(王位編)
雑誌『週刊HERO』の記者。テリーマンと恋仲になる。イワオに捕まった所を助けられて以降キン肉マンとも親しく、キン肉マンのことを「キンちゃん」と呼ぶ。二階堂マリとは当初犬猿の仲で、ケンカすれば「尻軽女!」と言われていたが、後に親友になる。テリーマンに群がるミーハーなファンのギャル達や中野さんには容赦無い制裁を加えることもあり、テリーマンやスペシャルマンやロビンマスクも唖然としていた。キン骨マンの策略により巨大化して街を襲ったことがある。
口調は関西弁(河内弁)だが、アニメでは後にほとんど標準語で話すようになった。第21回超人オリンピックの予選以降は、しばらくの間ほとんど登場しなくなるが、観客席や黄金のマスク編の扉絵などで時々テリーマンの傍らに姿を見せていた。王位争奪編後の読み切り作品で久々に再登場した時もテリーマンとの交際は続いており、完璧超人始祖編以降はテリーマンと婚約している関係となる。
『キン肉マンII世』ではテリーマンの妻でテリー・ザ・キッドの母となり、アメリカで暮らしている(テリー姓を名乗っているかは不詳)。「究極の超人タッグ編」では出番が増え、ハンチング帽子にポロシャツ、オーバーオールという服装を凛子から「関西弁を喋る超ダサイ女」と言われたが、かなりの美人に描かれている。
- 主な肩書き
- 散英社・『週刊HERO』編集部員
- 異名
- 翔(と)んでるナツコ
- 武闘派記者
- 週刊HERO名物記者[21]
二階堂マリ(にかいどう マリ)
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 156cm 40kg[207]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 天使の笑顔[207]
- 初登場 - 第1次怪獣退治編
- 声 - 中島千里 / 井上美紀(王位編、キン肉マンII世)
住之江幼稚園(アニメ1期ではひまわり幼稚園。2期に当たる王位争奪編では住之江幼稚園)の若い保母。キン肉マンやミートから惚れられているが、二人の好意には無関心で一人相撲状態(『キン肉マンII世』でキン肉マンとマリは想い合っていたのに互いに相手の気持ちに気付いていなかったことが判明)。キン肉マンは当初「マリちゃん」と呼んでいたが、後には「マリしゃん」と呼ぶ。原作では序盤のみの登場であり、アメリカ遠征編を最後に登場しなくなり、以降はヒロイン役はビビンバに取って代わられた。翔野ナツ子と一緒に登場することが多く、ケンカすれば互いに「尻軽女!」と罵り合い尻が宙に浮いてしまう。
アニメではアメリカ遠征編以降もヒロインとして継続して登場している。当初は当時の原作描写通りキン肉マンに対して無関心だったが、超人オリンピック ザ・ビッグファイト編を機にキン肉マンの正式な恋人になり、ケンカ相手だったナツ子とも親友同士となった。原作では基本的に清楚な女性だったがアニメでは気の強い部分も頻繁に見せており、ナツ子との口論やキン肉マンのビビリに対して睨んだり、失言には肘打ちをくらわせて黙らせることもあった。難しい単語や歴史などの解説もし、教育者としての頭の良さを発揮。キン肉王妃とは嫁・姑のような関係ともなっている。キン肉星王位争奪編最終回でキン肉マンと婚約している。劇場版においても全ての作品に登場。
『キン肉マンII世』では、実はマリもキン肉マンに惚れていたのが、キン肉マンの態度がよそよそしいと感じ(実際は違っていたのだが)、引っ込み思案なために想いも伝えられず、ビビンバの登場により自ら身を退き、海外で幼児教育の現場を勉強するため第21回超人オリンピックの直前に日本を離れたことを明かした。それから21年後、住之江幼稚園の経営者である父親が亡くなり、同幼稚園を継ぐことになって帰国。その後、幼稚園の前に捨てられていた赤ん坊を拾い、リング上では絶対に強くカッコ良かったキン肉マンにあやかり、リングのリンを取って凛子(リンコ)と名付け育てる。
『キン肉マンII世』のアニメ版では、一度はキン肉マンと婚約するまで思いを寄せたが、結果的には原作同様にビビンバの強い想いを見て自ら身を退いたことを明かした。
原作・アニメ共に『II世』で年月を経ても外見にあまり変化は見られず、若い容姿を保っている。
- 主な肩書き
- 住之江幼稚園保母→園長(II世)
中野和雄(なかの かずお)
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 163cm 70kg[208]
- 主な必殺技 - 質に入れる[208]
- 年齢 - 40歳
- 初登場 - 第1次怪獣退治編
- 家族 - 妻 中野公子
- 声 - はせさん治 / 大竹宏(代役・50〜58話、テレビスペシャル) / 千葉繁(王位編) / 龍田直樹(キン肉マンII世)
通称アデランスの中野さん。あだ名の通りカツラ(安物なので裏は鉄製)。超人格闘技の大ファンで、イベントがある度に妻の公子を質屋に入れている。
アニメでは(のちに原作でも)解説者も務め、各シリーズで前回のあらすじを紹介している。また、王位争奪編では次回予告も担当。
当時のゆでたまご担当編集者中野和雄がモデル。スター・システム的に色々な設定で至る所に登場している(例えば、第1次怪獣退治編で死亡描写があっても、次の登場で何事もなかったように姿を見せてコミカルに振舞っている。また、人間としてだけでなく、他の動物や宇宙人や超人としてモブキャラクター的に中野さんの顔や姿が描写されるシーンも少なくない)。中野一族は原作・アニメ共に世界中にそっくりな遠縁がいると説明されてもいる[209][210]。幼稚園児の「カズ坊」が中野和雄の息子という設定もある。また、話によってはキューピー頭の息子が存在することもある。ハワイにいる親戚は日系II世の超人で、名前は「カズ・ナカーノ」という。カズ・ナカーノ(身長体重は中野さんと同じ。超人強度は不明。やはりカツラである)は世界超人協会ハワイ支部でのマネージャーと案内係を兼務し(アニメでは原作でタザハマさんの遠縁として登場したタザハーマに代わって試合の解説も担当していた)、ハワイ到着時からドーロ・フレアースの待つアメリカ本土へ渡るまでキン肉マンやミートと同行した事がある。アニメ登場の際にアデランス社に名称使用の許可を取っている[211]。
- 主な肩書き
- 超人格闘技解説者
- 集英社・『週刊少年ジャンプ』編集部員
- 散英社・『週刊HERO』編集部員
- 大江戸スポーツの和雄さん
- 異名
- アートネーチャー
- アデランス
- (世界に羽ばたく)アデランスの中野さん
- アデランスの和雄
- 丼屋のアデランス
吉貝(よしがい)アナ
超人格闘技の実況アナウンサー。名前は『キン肉マンII世』で判明。当初から「あ―――っと!」(あ〜〜〜と!)「お―――っと!」が口癖で、落下技の最中に長々とした技の説明を言い切ってしまう熱血漢。ボケるタザハマ(アニメでは中野さん)にツッコミを入れる役でもある。王位争奪編以降はあまり姿が描かれなくなるが、実況はほぼ全ての試合において担当し続けている。ダメ超人時代のキン肉マンに対しては毛嫌いしていた面もあり、彼が一流超人に成長してからは敬意を払うようにもなった一方で、時折見せるわがままなキン肉マンの言動や行動には変わらず辛辣なコメントもしていた(キン肉マンの性格や実力について、その場の現象的には言い表せてもいるが、最終的にはキン肉マンが友情パワー等で実力も示しているので、吉貝アナの実況時の感想が全て的確というわけではない)。中野一族同様に吉貝アナも原作・アニメ共に世界中にそっくりな遠縁がいて[210]、特にハワイにいる遠縁のアナウンサーは、キン肉マンを実況時に執拗に侮蔑して私情を挟みまくるなど実況アナウンサーとして公平さに欠ける性格をしていた。その他にも容姿の似た人物がキン肉マンの牛丼愛好会副会長としても登場している。
初代アニメでは原作より細身でアデランスを着用しているシーンがある。王位争奪編では瀬木具地(せきぐち)アナ(声 - 平野正人)が実況を担当しているために、吉貝アナは何度か中野さんや瀬木具地アナと並んでエキストラ的な顔見せで姿が描かれたのみである。
作者のゆでたまごの上京時代の友人がモデル[212]。
- 主な肩書き
- 超人格闘技実況アナウンサー
アリサ・マッキントッシュ
- 種別 - 人間
- 出身地 - イギリス
- 身長体重 - 162cm 41kg
- 年齢 - 26歳(初登場時。当初は不詳だったが、後にロビンマスクとは大学時代での同期生と判明)
- 初登場 - 第20回超人オリンピック編
- 家族 - 夫 ロビンマスク 息子 ケビンマスク 父 ポール・マッキントッシュ 母 バネッサ・マッキントッシュ 義父 ロビンナイト 妹 ローラ(アニメ版のみ)
- 声 - 中島千里
ロビンマスクの妻。そばかす顔が特徴。超人オリンピックチャンピオンのコンパニオンをしていた時にロビンマスクと結婚した。
アニメ版ではロビンマスクとの世界放浪中に体調を崩して死亡したとされ、代わりに妹のローラ(声優 - 中野聖子)が第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトの決勝戦時に登場する。
原作ではアメリカ遠征編以降消息不明となったロビンマスクを探して世界中を放浪し続けていた。「7人の悪魔超人編」で再登場した際にロビンの死にショックを受けるが、後に復活したロビンと再会して『キン肉マンII世』でケビンマスクの母となって、イギリスに帰国して暮らしている。
ロビンマスクの過去を描いた『キン肉マンII世』「倫敦(ロンドン)の若大将編」でフルネーム・ロビンマスクと恋人として付き合っていた時期・実家等が判明した。銀行家ポール・マッキントッシュの娘で、ロビンマスクとは同じオックスフォード大学時代からの恋人同士。
『キン肉マンII世』「究極の超人タッグ編」ではアリサ・ロビン。ロビンマスクの代わりに時間超人に重傷を負わされ昏睡状態に陥るが、ウォーズマンのデバイスチップで回復した。未来の息子ケビンマスクの戦いを最後まで見守った(『キン肉マン』の「夢の超人タッグ編」では描かれていなかったが、ロビンマスクの傍らで共に決勝戦を観戦していたことが判明した)。
- 主な肩書き
- 超人オリンピックチャンピオンコンパニオン
- オックスフォード大学ラグビー部マネージャー[213]
タザハマヒロシ
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 170cm 88kg
- 年齢 - 不明
- 初登場 - 第20回超人オリンピック編
老年の超人格闘技解説者。何十年にも渡って、何千もの試合の解説をしてきたベテラン解説者で超人についての造詣も深いが、よくボケをかましたりして吉貝アナやキン肉マンなど他者からツッコミ形でしばかれることも多い、ひょうきんな人物でもある。解説時に「私は絶好調ですよ」と上半身裸で腹筋運動に精を出すなどギャグ描写ながらも体力に自信がある事を示唆するシーンもある。ウォーズマンに首を捥がだティーパックマンのティーカップ型頭部に入った紅茶を「こりゃいける」と飲んだり、イカデビル、ウナギマン、サザエキング、ザ・ダンシャクがガソリンプールの炎で焼死した際、彼らを食材・料理扱いして「美味そうですな」と発言する、ゲスト解説に来たミートに馴れ馴れしい態度で陰部を晒すセクハラに及ぶなど、ボケをかます形で超人に対して非常識な行動や言動も見られる。逆に、ブロッケンJr.がラーメンマンへの挑戦状と投げたウォッチマンの壊れた残骸がラーメンマンの頬をかすめて後ろにいたタザハマの顔面に直撃したり、解説時に横にいたキン肉マンが興奮のあまりに振りかざした肘が誤って顔に当たったりと、とばっちりを受けるギャグ描写シーンも少なくない。しかし、7人の悪魔超人編でテリーマンが生死不明になりかけた際は、辛くても真実を伝えようと解説者としての矜持を彼なりに示すなど、ひょうきんで非常識なだけではない真面目な面も見せた。
悪魔超人編以降は次第に画面に写らなくなるが、夢の超人タッグ編やキン肉星王位争奪編でも最後まで全ての試合を吉貝アナと共にリングサイドの実況席で見届けていたとのことで[214]、『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」でもキン肉マンを見送っている。
完璧超人始祖編以降も顔見せ程度だが登場し、最初はキン肉マンの隣で牛丼を食っていたが、その後解説席に座っている。オメガ・ケンタウリの六鎗客編では、サグラダ・ファミリア特設リングでの試合を吉貝アナと上空でヘリコプター内から実況し、ヘイルマンと対戦するティーパックマンを観て再び紅茶を欲しそうな表情を浮かべていた。
日本だけでなくアメリカなど海外に出向いて超人レスリングを解説することもあるが、同時に中野さんや吉貝アナ同様ハワイに「タザハーマ」という容姿もひょうきんな性格もそっくりな遠縁がいる。
第21回超人オリンピック終了直後の「超人オリンピック総集編の巻」では第20・21回大会の試合の中から自身が選んだ名勝負をベストバウト(最高試合)として順位を付けて次点11位付きで10位まで発表している[215]。アニメでは超人オリンピック編や七人の悪魔超人編で観客として顔が描かれたのみで、解説者としての登場や台詞は無い。
『キン肉マンII世』の究極の超人タッグ編にも登場。中野さんと解説席で入れ替わったりもする。
- 主な肩書き
- 超人格闘技解説者
与作(よさく)
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 157cm 52kg[217]
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 見てはいけないものを見てしまった目撃証言[217]
- 初登場 - 第1次怪獣退治編
- 声 - 水鳥鉄夫、龍田直樹(CM 眠眠打破VSキン肉マン 夢の超人タッグ篇)
初期から登場している脇役の一人。訛りのある口調で話す。目立ちたがり屋であり、よくテレビに映りたがる中年男性。特技(趣味)は裸踊り。映画『ロッキー』に影響され、キン肉マンのボクシングのコーチを務めたこともあった。
ルーツ島では見た目がそっくりな、長老の「ヨサーク」が登場。ウコンとの戦いの最中キン肉マンに嫌がらせをしている。他にも医者やレフェリーや売店の店員や入場口の切符売りなど似た容姿の人物が時々登場するが、与作さんとしての口調だったり、普通に共通語で話したりなど、同一人物の場合だったり別人の場合だったり場面ごとに異なる描かれ方をしている。ビビンバの父でホルモン族長老のホルモン・ヤーキも素顔は与作と似ている。『キン肉マンII世』では、ホルモン・ヤーキの他にも与作さんと似た顔のマスクを被っている中年のキン肉族も登場している。
キン肉星王位争奪編では姫路城内の清掃員として、ロビンマスクにモップの繊維部分をバラクーダに変装するカツラとして利用されたり、入場の際に不意打ちされた本物のバイクマンを発見したりしている。完璧超人始祖編では教師として登場。銀閣寺で修学旅行の生徒を引率していた。
アニメでは「どこにでも出てきて何にでもなる与作さん」と呼ばれるほど、原作以上に様々なところで神出鬼没に登場し、牛丼屋の店主だったり、解説やゴングマンなども務めた。また、キン肉マンの決めゼリフ「へのつっぱりはいらんですよ!」にどこからともなく地面の中からも現れ、「言葉の意味はよく分からんがとにかくすごい自信だ!」と驚く役でもある。怖いものを見ると「オラ見てはならねえものを見てしまっただ」と腰を抜かす。セリフの最後に「〜ぜよ」と付ける癖がある。キン骨マンとイワオが拘禁されている牢獄の看守としても登場し、家族を養っているような言動も見せる一方で独り者のような雰囲気も出しているため正確なところは不明。男気を見せるところもあり、テンドーンの恋人を助けてキン肉マンへの怨みを晴らすのに一役買ったり、超人同盟の卑劣な策でロビンマスクが崖から落ちた時はキン肉マンたちに加勢してキン骨マンと殴り合いを繰り広げた。劇場版『キン肉マン 大暴れ!正義超人』では、牛丼屋の店長のまま「忙しい忙しい」と呟いて空中飛行しながらキン肉マンの家のテレビのブラウン管からアメリカ・テキサスのテリーマンの牧場へワープするなど、ギャグ漫画演出ながら人間離れした描写もある。『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』では、第一期の声優、水鳥鐵夫の死去の際にはブロッケンJr.と共に追悼記念の扉絵が掲載された。
- 主な肩書き
- 超人レスリング試合会場チケット売り
- 日本各地の名城清掃員
- 牛丼屋店主(アニメ版)
- 超人レスリング試合ゴングマン(アニメ版)
- 超人刑務所看守(アニメ版)
シャイアン族長
- 種別 - 人間 / チェロキー族 / ネイティブ・アメリカン
- 出身 - アメリカ合衆国・オクラホマ
- 身長体重 - 204cm 115kg
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - アパッチのおたけび、トマホークチョップ、チェロキー族に伝わる祈禱・呪術
- 初登場 - 夢の超人タッグ編
- 声 - 北川米彦[22]
ジェロニモの故郷であるチェロキー族の長。孤児だったジェロニモとその妹を自分の子同様に育てた。五重のリングでの死闘で倒れ、蘇生はしたが廃人同然のジェロニモを超人として転生させるため、人間界と超人界それぞれの神に引き合わせる。
当初は「シャイアン酋長」と呼ばれていたが、後に「族長」に修正されている。アニメオリジナルの「ザ・サイコー超人の挑戦編」では、病気になったためジェロニモが酋長の座を継いでいる。
ポール
- 種別 - 人間
- 出身地 - イギリス
- 身長体重 - 不明
- 年齢 - 不明
- 初登場 - 完璧超人始祖編
悪魔超人アトランティスを応援する、純真無垢な少年。ロンドン・テムズ川で、アトランティスとマーリンマンの試合を父親と一緒に観戦した。
バックランド
テリー牧場でテリーマンの祖父・シニアマンの代から蹄鉄師をしている老人。左足を失ったテリーマンやマシンガン号に精巧な義足を作った。その後、7人の悪魔超人が現れる前にテリーマンのために改良版の義足を作ったが、完璧超人始祖編の3年ほど前に亡くなっている。
テリー牧場では、バックランドの他にバス、スタンの2人のアメリカ人が働いていて、スタンは『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」の頃には、テリー牧場の隣に新たな牧場を立地している。
パンダマン
- 本名 - 不明
- 種別 - 人間 / 正義超人(表向き)
- 出身 - 日本(人間として)
- 身長体重 - 不明
- 超人強度 - なし(正体は人間のため)
- 年齢 - 不明
- 初登場 - 第1次怪獣退治編
- 主な必殺技 - 不明
怪獣を30秒で倒す正義超人(スーパーヒーロー)として有名だが、作中でもあくまでテレビの特撮番組上の架空の存在であり、正体は人間で当時学生だった役者志望の青年がバイトとして着ぐるみでテレビの撮影、サイン会やショーに出演しているだけ。遊園地のショーでダメ超人時代のキン肉マンに勘違いされて、卍固めを複雑にしたわけの分からない技・キン肉スペシャルをかけられてしまう。ただし、その後も人気はさほど衰えておらず、バイト学生は引き続き着ぐるみのテレビドラマの特撮に出演を続け、ナツコが担当する雑誌『週刊HERO』でパンダマンとテリーマンとの対談なども企画されていた。
完璧超人始祖編以降も、この青年は子供たちへのサービスとして、超人委員会が主催する本物の正義超人のステージイベントに表向き本当に存在している超人として着ぐるみで参加している。
赤岩(あかいわ)刑事 / 五分刈(ごぶがり)刑事
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 不明
- 年齢 - 不明
- 初登場 - 第1次怪獣退治編
- 主な必殺技 - 喧嘩殺法五分刈スペシャル(アニメ版)
- 声 - 戸谷公次
赤岩軍団を率いる城西署の刑事で、初期に2話のみ登場。部下たちからは「赤さん」と呼ばれる。
アニメ版では五分刈という西隅田川署の刑事であり、“五分刈のダンナ”とも呼ばれる。事件が起こると部下の五分刈軍団を率いて登場する。マシンガンを乱射する癖があるが情に厚く涙脆い一面を持ち合わせ、試合中に感涙することもある。口癖は「○○の風が身に凍みるぜ……(○○にはその場所の地名などが入る)」。初期はキン骨マンたちを追いかけていたが、いつの間にか仲良くなりギャグキャラクターとして共にレギュラー化した。
『II世』の究極の超人タッグ編で、アニメ版に近い容姿にて観客席に再登場。
- 主な肩書き
- 城西署所属(アニメ版では西隅田川署所属)
中野公子(なかの きみこ)
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 不明
- 年齢 - 24歳
- 初登場 - 第1次怪獣退治編
- 家族 - 夫 中野和雄
- 声 - 山口奈々
中野和雄の妻。度々質に入れられている不幸な女性。夫同様に第1次怪獣退治編では怪獣に殺される描写もギャグ的で、何事もなかったように再登場を繰り返す。夫の和雄同様世界中にそっくりな遠縁がいると説明されてもいる[209]。
やまのて私鉄(してつ)
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 167cm 79kg
- 年齢 - 不明
- 初登場 - 第21回超人オリンピック編
スキンヘッドの超人格闘技解説者。第21回超人オリンピックトーナメントBブロック解説を二回戦まで担当。ウルフマンの合掌捻りで投げられて自分の方向に飛んできたキューブマンに思わずボール代わりのヘディングをして遊んでしまうなど、タザハマや中野さんに負けないくらいのお茶目な性格。一方で、Bブロックの試合が甲子園球場のラッキーゾーンを間借りしたリングで行われることに腹を立てているキン肉マンから八つ当たりのスリーパーホールドを掛けられたり、キン肉マンとキングコブラとの試合でキン肉マンをロウかためのうえで蛇に噛みつかせようとしたキングコブラへキン肉真弓に私鉄の頭を押さえつけながら「やるんなら私鉄の頭をかじれ!!」と言われて「コラ!コラ!」と私鉄がツッコミを入れるなど、タザハマ同様にボケたとばっちりも受けている。完璧超人始祖編では回想シーンで登場。
アニメには未登場。
- 主な肩書き
- 超人格闘技解説者
松井(まつい)アナ
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 不明
- 年齢 - 不明
- 初登場 - 第21回超人オリンピック編
超人格闘技の実況アナウンサー。第21回超人オリンピックトーナメントBブロック実況を二回戦まで担当。一回戦では椅子も無い所で立膝で実況した。完璧超人始祖編では回想シーンで登場。
アニメには未登場。
- 主な肩書き
- 超人格闘技実況アナウンサー
シルベスター・スズキ
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 不明
- 主な必殺技 - 不明
- 年齢 - 不明
- 初登場 - 第1次怪獣退治編
超人格闘技の実況アナウンサー。名前はアメリカ遠征編で判明。キン肉マンのマスク顔に負けない大きさの分厚い唇が特徴。
日本の雑誌・漫画の編集者としても登場し、中野さんや与作さん同様に神出鬼没なところもある。
親類筋か他人のそら似かは不詳だが、「HARUHICOMAN(ハルヒコマン)」[1]という容姿がそっくりな人類タイプの格闘家超人[注釈 31]も存在する。
アニメでは超人オリンピック編などで観客として姿が何度か描かれたのみで、特に台詞は無い。
- 主な肩書き
- 超人格闘技実況アナウンサー
- 集英社・『週刊少年ジャンプ』編集部員
- 散英社・『週刊HERO』編集部員
ゆでたまご
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本・大阪
- 初登場 - 第1次怪獣退治編
『キン肉マン』の作者ゆでたまご本人。現実では嶋田隆司、中井義則の共同筆名だが、作中では一人の人物として扱われている。作中、キン肉マンが見ていたテレビ番組で「今日のマンガ家」としてインタビューをうけており、ミートは「世の中にこんなハンサムな人がいたのか」と表現したが、それ以外では帽子をかぶった二頭身のキャラクターとして描かれることが多い。このキャラクターは「ゆでたまごちゃん」という名前で、嶋田と中井の顔を合体させたもの。扉絵などでもたびたび顔を出し、第20回超人オリンピックでは観客のブーイングに紛れて『MBSヤングタウン水曜日』で梅干しを食べたことを笑福亭笑光へアピールするなど私信も発している。
- 主な肩書き
- マンガ家
ドン・ピカーデリカオーネ
- 種別 - 人間
- 身長体重 - 不明
- 初登場 - 第1次怪獣退治編
- 声 - 岸野一彦
頭がツルツルとハゲで毛が1本しかない中年の人間。初期にはかなりの頻度で端役として登場。ただし、同一人物としての登場ではない(中野さんと同様)。人間ではなく超人として登場するシーンもある。
地球防衛軍長官として初登場。防衛軍長官時には直属の部下が二人登場している。第20回超人オリンピックでは時々観客として観客席におり、カレクックに食べていた牛丼を奪われ文句を言っていた(アニメでは与作さんに変更。原作でも与作さんは該当シーンに登場してカレクックに別の弁当を奪われたが、特に文句は言っていない)。アメリカ遠征編ではロバート(人間)の父親として登場し、画家に扮しても登場(画家時はキン肉マンにジャマされていた)。また、超人として空中で3人に分身して審判をやったこともある。7人の悪魔超人編では超人ドクター役で2回登場し、1回目は騒ぐキン肉マンにヘッドバットを行う(ドクター時は少し顔が異なっている。額に「ドクター」と書かれていた)。スニゲーター対ガンマン戦では、客として観戦していた。
元はゆでたまごが『キン肉マン』連載直前に描いた読み切り作品『下町戦争』の主人公であり、ドン・ピカーデリカオーネという名前もそこから取られている(「ドン」は首領の意)。この名前は『キン肉マン』本編には登場しないが、『キン肉マン 公式ファンブック 超人閻魔帳』で紹介されている。嶋田によると、モデルは森永製菓のアイスクリーム「デリカ」のCMに出演していた人物[218]。
この他にも、数々の短編作品に登場しており、『あすとろボーヤ』では主人公の父親デリカ役、『デスゲーム』ではイタリア人コルレオーネとして登場。『超こち亀』にも最初の1コマに登場している。
- 主な肩書き
- 地球防衛軍所属(長官)
ナターシャ・ボルコフ
- 種別 - 人間
- 出身 - ソビエト連邦
- 身長体重 - 不明
- 初登場 - ウォーズマンビギンズ 仮面の告白!の巻
- 家族 - 夫 ミハイル・ボルコフ(ミハイルマン) 息子 ニコライ・ボルコフ(ザ・ウォーズマン)
ウォーズマンの母親。東ヨーロッパ超人レスリングチャンピオンのコンパニオンをしていた時にミハイルマンと結婚したが、夫は永遠の強さを手に入れるためチェコに渡り手術を受けて機械超人となった。その後もミハイルマンの遠征のお供を続け、彼との間に息子のニコライ(ウォーズマン)を儲ける。しかし、遠征先での試合中に機械の異常から対戦相手とレフェリーを惨殺してしまったミハイルマンは、自らに対する報いとして自爆装置を起動、リング上で爆死した。
以後は故郷のソビエトに帰国して、息子を育てながら配給の恩恵を受ける貧しい生活をひっそりと送る。息子のニコライが物心ついた頃に病気を患い、養生を続けるも病状は次第に悪化し、最期に遺言としてニコライに隠してきた父・ミハイル・ボルコフ(ミハイルマン)の真実を語り、「あなたにまでパーパ(父さん)の改造手術の爪痕が…機械の血が残ってしまって、ごめんなさい。でも、あなたには機械の血よりも多くのパーパの優しい血が流れていることを忘れないで。」と言い残して他界した。
残された幼いニコライは、「ボクにはパーパとマーマの血が脈々と流れているんだもん、一生懸命生きてみせるよ。」と両親の墓前で誓う。やがて10年の歳月が流れて立派な青年へと成長したニコライは、名を「ザ・ウォーズマン」と改名。ロボ超人レスラーとして活動し、その後はキン肉マンやロビンマスクたちと共に戦う正義超人の一員となる。
- 主な肩書き
- 東ヨーロッパ超人レスリングチャンピオンコンパニオン
ジェロニモの妹
- 本名 - 不明[注釈 32]
- 種別 - 人間 / チェロキー族 / ネイティブ・アメリカン
- 出身 - アメリカ合衆国・オクラホマ
- 身長体重 - 不明
- 年齢 - 不詳
- 家族 - 義父 シャイアン、兄 ジェロニモ・ヤングマクダニエル(その他にもジェロニモ一家は20人近い大家族[219])
- 初登場 - 黄金のマスク編
ジェロニモの故郷であるチェロキー族の娘。幼少時代、兄のジェロニモと共に孤児だったため、シャイアン族長に引き取られ育てられる。そのため、族長を実の親のように慕っている。またこの頃、超人(スーパーマンロードの神)に命を助けられたことがあり、兄のジェロニモは超人に強い憧れを抱く様になる。やがて青年になった兄は、その超人に恩返しをすると言い残し、故郷の村を出ていったため、彼女はジェロニモの身を案じていたが、兄は五重のリングでの死闘で倒れ、蘇生はしたが廃人同然となってしまう。ジェロニモを超人として転生させるため、ジェロニモの妹はシャイアン族長に懇願する(ジェロニモは人間界と超人界それぞれの神が協力して与えた超人になるための試練に耐え、ついに本物の超人に生まれ変われた)。
ロバート / ニカオ
交通事故で左足を失って以来、車椅子の生活を強いられている少年。かつては車椅子に頼りっきりだったが、ロスアンゼルスでのテリーマンの試合を見てから、義足を付けて歩行訓練を進んでやるようになった。マシンガンズ対宇宙一凶悪コンビ戦の最中に、キン骨マンに奪われたテリーマンの義足を取り返す。キン肉マンがアメリカを去る際には、フレアースやそれまでの介護者らと共に、自由の女神の下で見送った。
アニメ版ではアフリカの少年・ニカオとして登場。こちらではキン肉マンとスカル・ボーズのシングルマッチを観戦し、キン肉マンを応援した。
なお、キン肉星王位争奪編でロビンマスクが一時期教師を務めた際に、同名の「ロバート」という少年超人が、イギリス超人戦士学校の生徒として登場している。
コニタ
- 種別 - 人間
- 出身 - アメリカ合衆国 ハワイ / 日本・長崎[注釈 33]
- 身長体重 - 不明
- 年齢 - 不明
- 初登場 - キン肉星王位争奪編(アニメ版のみ)
- 主な必殺技 - プロレスアクションアナウンス
- 声 - 松岡洋子
アニメオリジナルキャラクター。コーニタとも表記。外来語混じりの奇妙な名古屋弁で実況を行う自称・ハワイ帰りの超人格闘技アナウンサー。調子に乗りやすく暑苦しい性格でもあり、キン肉マンに憧れているため、度々肩入れするような発言をしては委員長に怒鳴られている。
キャラクターデザインは原作者のゆでたまごが設定。
- 主な肩書き
- 超人格闘技実況アナウンサー
地球防衛軍たのきんトリオ
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 3人共不明
- 年齢 - 3人共不明
- 初登場 - 第2次怪獣退治編
キン肉マンがアメリカ遠征中にドン・ピカーデリカオーネたちの後任として日本防衛の任務についた3人組。地球防衛軍に所属する、田原年寄(たはら としより、通称「トシちゃん」)・近藤股彦(こんどう またひこ、同「マッチ」)・野村よちお(のむら よちお、同「ヨッちゃん」)の3人。後にビビンバが加入。リーダーの田原は性格に問題があり、キン肉マンを「ブタマン」呼ばわりして目の敵のごとくに何かにつけてバカにしたり張り合ったりしていた。3人とも第21回超人オリンピック編で観客席でビビンバと共に姿を見せたのを最後に登場しなくなるが、『II世』の究極の超人タッグ編で観客席に再登場。この頃からは3人ともキン肉マンを応援するようになった。
アニメには未登場。
- 主な肩書き
- 地球防衛軍所属
怪力女
- 本名 - 不明
- 種別 - 人間
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 161cm 140kg
- 年齢 - 不明
- 主な必殺技 - 怪力
- 初登場 - 7人の悪魔超人編
- 声 - 山本圭子
太めな体型の地球人女性(ミートの実姉であるカルビ・レバーと同じ髪型[注釈 34]で、体型や容姿も似ている)。7人の悪魔超人編で超人オリンピックV2達成を果たしたキン肉マンを大勢の女性ファンたちが路上のパレードで胴上げした際に、「あたいも入れてー」と割り込み、「ワッショイ」と叫びながら思い切り胴上げすると、キン肉マンが遥か地球の大気圏外まで放り出されてしまうというギャグ的な描写ながら超人も顔負けな人間離れした超パワーを発揮し、キン肉マンは「おわ~~、なんじゃ、あの怪力女は!!」と悲鳴を上げていた。この勢いで太陽系の宇宙空間を漂っていたスペースボックス「超人ホイホイ」の解除スイッチにキン肉マンが直撃してしまい、その中に宇宙超人警察関係の手で収監されていた7人の悪魔超人が解放されることとなった。
原作に登場した有名人
- 江川卓
- アントニオ猪木
- 鳥嶋和彦
- ジャイアント馬場
- 山本小鉄
- ルー・テーズ
- 王貞治
- 大平正芳
- 田淵幸一
- 長島茂雄
- 梨元勝
- 萩本欽一
- 伊藤蘭
- ブルース・リー
- モハメド・アリ
- 大山倍達
- 田端義夫
- 浜田幸一
- 松山千春
- 渡部絵美
- サンドウィッチマン
その他の生物
マシンガン号
テリーマン牧場で飼われているテキサス一気性の荒い暴れ馬。その疾さとパワー、機関銃のような迫力からマシンガン号の仇名が付けられた。元は人間を乗せるのが大好きな馬だったが、人間の仕掛けた罠にかかり義足となった後は人間を全く信用しない荒馬となった。キン肉マンはテリーマンにアメリカ超人タッグ選手権のパートナーになる条件として、この馬に乗って15マイル先の川まで水汲み50往復するよう言われ、最終的にマシンガン号とも心を通わせ成功させる。
ネッシー
ネス湖に住む正体不明の巨大生物。大人しく人懐っこい性質。ダメ超人時代のキン肉マンは、そのネッシーの大人しい性質に目をつけて今までの汚名返上とばかりにテレビ中継で倒そうとしたが、すさまじい巨体の前に顔を舐められ戦意喪失してしまう(アニメでは立ち向かうが、丸呑みにされて尻から脱出した)。
ゴロータ
アニメのみ登場。ウォーズマンとの決戦前に山篭りをしたキン肉マンの前に現れた、雪山で登山者を襲う巨大熊(超人ではない)。テリーマンやブロッケンJr.を返り討ちにし、パロ・スペシャルでキン肉マンを苦しめるが初披露のキン肉バスターによって倒された。ただし、ケガは腕だけで、その後は決戦戦をハンターの与作と観戦している。
番外編
ミハイルマン
- 本名 - ミハイル・ボルコフ
- 種別 - 正義超人 / 改造ロボ超人[1]
- 出身 - ソビエト連邦
- 身長体重 - 205cm 200kg[1]
- 超人強度 - 65万パワー[1]
- 初登場 - ウォーズマンビギンズ 仮面の告白!の巻
- 家族 - 妻 ナターシャ・ボルコフ 息子 ニコライ・ボルコフ(ザ・ウォーズマン)
ウォーズマンの父親。出自はソ連に国籍を持つ人類タイプの超人で、超人レスリングの東ヨーロッパチャンピオンだったが、タイトル防衛の遠征を続けていくうちに自身がいつまでチャンピオンを続けられるかという不安と、若い超人の台頭と自分の将来の老いや衰えに対する取り越し苦労から、永遠の強さを手に入れたい願望に囚われるようになり、妻である人間の女性・ナターシャの制止も振り切ってチェコに渡り機械超人になる手術を受ける。機械超人となった後もチャンピオンとして活躍を続け、妻との間に息子のニコライ(ウォーズマン)を儲ける。しかし遠征先での試合中に機械が異常を起こし、対戦相手とレフェリーを残虐な戦法で惨殺してしまう。我に返った後、自らの行いに対する報いとして自爆装置を起動、リング上で爆死した。
- 異名
- 最強最高の機械超人[21]
- タイトル歴
- レニングラード超人ヘビー級
- 東ヨーロッパ超人ヘビー級
- 東ヨーロッパ超人チャンピオンシップ連覇
コヨーテマン
ウルフマンの所属する鼓世手部屋の親方。ウルフマンを超人相撲横綱まで育て上げた恩師。
- 個人タイトル歴
- 超人相撲横綱
バラック
クッピン星の若者。100万年前にクッピン星を救ったシルバーマンが「救世主ミュースマン」としてクッピン星の伝説となっており、その伝説を信じたバラックは、地球で入手したキン肉マン(シルバーマンの子孫)のマスクをミュースマンのマスクだと思い込む。マスクをかぶってタイラントに挑むが返り討ちに遭い、ピンチのところをマスクを追い求めてやってきたキン肉マンに救われた。
ポロム
クッピン星の子ども。錠前はずしが得意。地下牢に閉じ込められていたが、バラックと共に脱走。ピンチのところをマスクを追い求めてやってきたキン肉マンに救われた。
アルパカーン
- 種別 - 正義超人[1]
- 出身 - ペルー
- 身長体重 - 188cm 92kg[1]
- 超人強度 - 55万パワー[1]
- 主な必殺技 - 不明
- 初登場 - キン肉マン外伝 ベンキマン 〜失われたインカの記憶〜の巻
ペルー超人レスラー。正義超人らしい優しい性格[1]で実力者でもあるが、第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトペルー予選準決勝ではベンキマンのねちっこい寝技にギブアップして敗北する。
- タイトル歴
- 第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトペルー予選第4位
ブラック・シップ
- 種別 - 正義超人[1]
- 出身 - アメリカ合衆国(サモア)[1]
- 身長体重 - 228cm 196kg[1]
- 超人強度 - 98万パワー[1]
- 主な必殺技 - 喉輪落とし
- 初登場 - キン肉マン 超人列伝 ウルフマンの巻
世界超人相撲ファイティングチャンピオンシップ10連覇を果たしたアメリカ相撲超人。自分の挑戦を避け続けていたウルフマンの引退断髪式に乱入し、カナディアンマン、スペシャルマン、ミートを痛めつけた上でウルフマンを挑発し勝負に持ち込む。試合ではウルフマンを追い込むが、日本超人の底力を発揮したウルフマンの合掌ひねりにより逆転負けする。
- 異名
- 無敵のアメリカ相撲超人[21]
- タイトル歴
- 世界超人相撲ファイティングチャンピオンシップ10連覇
スマイルマン
アフリカに古くから伝わる呪術を得意とする超人。残虐超人タイラントの部下として登場。その後改心しており、『キン肉マンII世』番外編「キン肉マンVSテリーマン」では、キン肉マンを見送っている。
アニメでは第21回超人オリンピック出場選手で、テリーマンの紹介で登場。テリーマンいわく「底知れぬ力を秘めている」らしいが、ほとんど競技シーンが描かれることなく失格になった。
作者いわく第21回超人オリンピック決勝候補にする予定だった超人であり、ウォーズマンのウォーズマンスマイルはその名残だったかもしれないと語っている[121]。
ヒガンテマン
- 種別 - 正義超人[1]
- 出身 - ペルー
- 身長体重 - 220cm 185kg[1]
- 超人強度 - 90万パワー[1]
- 主な必殺技 - ヒガンテ・クラッシュ
- 初登場 - キン肉マン外伝 ベンキマン 〜失われたインカの記憶〜の巻
ペルー超人レスリング界の新星。第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトペルー予選準決勝で銅ベルマンを秒殺した実力者だが傲慢な性格であり、オリンピックに優勝して名声を得た後はすぐに引退して超人界初の大統領になる予定でいた。政界進出の暁にナスカの地上絵を消して一大レジャー施設の建設を企むが、セコンドの少年マルコに反対されたため彼を痛めつける。そして予選最終戦において、子供に手をあげたことに怒ったベンキマンの恐怖のベンキ流しにより便器に流されて敗北する。デザインは中世のスペインの軍隊から着想を得ている[195]。
- 異名
- エロエ・ポプラ[21]
- タイトル歴
- 第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトペルー予選準優勝
ブートン / ハイドラブートン
- 種別 - 悪行超人 / 魔神の超人[1] / かくれ超人(アニメ版)
- 出身 - ウィーク・ポイント星
- 身長体重 - 230cm 400kg[1]
- 超人強度 - 100万パワー[1]
- 初登場 - ロビン・メモの巻
- 声 - 矢田耕司
各超人の弱点が詳細に記された「ロビン・メモ」を奪い、その著者であるロビンマスクも誘拐し、ウィーク・ポイント星に正義超人たちを誘い出した。彼らの弱点を付いて攻撃するが、最終的には正義超人たちの合体技「超人サザン・クロス」によって敗れた。手に持つ金棒が正体。
劇場版『キン肉マン 逆襲!宇宙かくれ超人』ではハイドラブートンとして登場する。
BUKIボーイ(ブキボーイ)
- 種別 - 残虐超人
- 出身 - ブラジル
- 身長体重 - 190cm 80kg[1]
- 超人強度 - 97万パワー[1]
- 主な必殺技 - 武器・雷槌(いかずち)落とし、幻惑瞼
- 初登場 - マッスル・リターンズの巻
第1回超人究極(アルティメット)チャンピオンシップに、彗星のごとく現れた新世代超人。BUKI家(ブキけ)の出身で、返し技を極めた格闘技「グレート躰術」と、相手に技を出させる催眠術のような眼光「幻惑瞼」を使う。友情パワーを信じず「今どきはやらない」と嘲笑する。ウォーズマン、バッファローマン、テリーマンの3大正義超人を難なく破って優勝し、挑戦者を募る。負傷を押して立ち向かったロビンマスクを攻め立てるが、5年ぶりに復帰したキン肉マンとの対戦になる。火事場のクソ力により無意識に繰り出す技は読めなかったものの、隙を突いて攻め立て武器・雷鎚落としで勝負を決めようとする。しかし仲間たちや大観衆の声援に奮起したキン肉マンに技を止められ、最後はキン肉バスターを受けて敗れた。
- タイトル歴
- 第1回超人究極(アルティメット)チャンピオンシップ制覇
- 異名
- グレート躰術の達人[21]
カマーンダス
- 種別 - 残虐(悪行)超人 / ロボ超人[1]
- 出身 - ソビエト連邦
- 身長体重 - 215cm 220kg[1]
- 超人強度 - 105万パワー[1]
- 初登場 - ウォーズマンビギンズ 仮面の告白!の巻
ウォーズマンと共にソ連・SKGBの訓練施設「ヴォルク・コームナタ(狼の部屋)」に身を置いた超人。過酷な特訓の中、ウォーズマンと共に励まし合ってきたが、その正体はロボ超人兵士の「ドヴァ(2号機)」であった。性格は無慈悲にして無秩序であり、SKGBを脱走したウォーズマンに対して情け容赦なく右腕のチェーンソーの刃を向けた。しかしバラクーダによって氷の精神を叩き込まれたウォーズマンのベアークローで胴体を貫かれ、パロ・スペシャルで両腕を引きちぎられて敗北。
完璧超人始祖編で悪魔将軍が超人墓場に侵入した際には、禁断の石臼(モルティエ・デ・ピレ)での労役を課されていた。
タイラント
- 種別 - 残虐(悪行)超人[1]
- 出身 - クッピン星[1]
- 身長体重 - 220cm 185kg[1]
- 超人強度 - 910万パワー[1]
- 主な必殺技 - 暴君暴風落とし
- 初登場 - 奇跡の救世主伝説の巻
その昔クッピン星の何千人もの民を殺してきた残虐超人。奇跡の救世主ミュースマン(正体はシルバーマン)に倒され100万年間幽閉されていたが復活し、部下たちと共に再び暴虐の限りを尽くす。クッピン星を訪れたキン肉マンをミュースマンの子孫だと断定し勝負をするが、キン肉バスターの前に敗れる。モチーフはバリ島の神の仮面[195]。
ハンマーヘッド
- 種別 - 完璧超人[1]
- 出身 - 西ドイツ・バイエルン州ミュンヘン
- 身長体重 - 186cm 115kg
- 超人強度 - 126万パワー
- 年齢 - 28歳
- 主な必殺技 - 釘打ちココバット
- 初登場 - 奇跡の救世主伝説の巻
完璧超人の一人で、前頭部が金づち、後頭部が釘抜きで、スリムな体格をしている。
同族の遠い先祖は醜い争いを繰り返していたため、神々から「カピラリア七光線」で粛清されたが、その際、「カピラリア七光線」を通さない素材だった「許されざる世界樹(アンフォーギブン・ユグドラシル)」が生えていた地に暮らしていた直系の先祖たちが助かり、その中のサイフォンリングで特訓し勢力を伸ばしていった。超人閻魔の「優秀な超人は厳しい審査の末に完璧超人に引き上げてもよい」という考え方から、ハンマーヘッドは完璧超人へ転身できたが、結局は慢心して残虐超人・タイラントの部下となり、悪行の道へと堕ちてしまう。
- タイトル歴
- 「タイトルは弱者のシンボルである」という完璧超人の教えに従っているためタイトルは持たない。
土偶マン(どぐうマン)
- 種別 - 残虐(悪行)超人[1]
- 出身 - 日本
- 身長体重 - 120cm→190cm 60kg[1]
- 超人強度 - 30万パワー
- 年齢 - 27歳
- 主な必殺技 - 土偶パンチ
- 初登場 - 奇跡の救世主伝説の巻
タイラントの部下。素体は120cmだが、戦闘時は190cmまで巨大化し筋肉質になる[1]。
ケンブリッジマン
- 種別 - 悪行超人[1]
- 出身 - イギリス
- 身長体重 - 212cm 158kg[1]
- 超人強度 - 86万パワー[1]
- 主な必殺技 - キングダム・ヘイル
- 初登場 - キン肉マン超人列伝 カレクック -愛と怒りの聖人-の巻
筋骨隆々の大型超人で、大英帝国インド超人総督の末裔。非常にプライドが高く「英国伝統のキャッチ・アズ・キャッチ・キャンレスリングの秘儀を受け継いだ誇り高き超人レスラー」を名乗るが、先祖の地位を鼻にかけて一般人に威張り散らし、自分に逆らう者は女子供であろうと許さず、人間の少年ラジャに必殺技で重症を負わせる外道。師匠から怒りを抑えるように言われていたシン(カレクック)を一方的に嬲り、シンが好意を抱いていた女性ミーナの店を壊し、ミーナにも暴力を振るう。しかし怒りの感情を爆発させてカレーを頭に載せたシンの反撃を喰らい、チャルカスティングで腹を貫かれて死亡した。
- 主な肩書き
- インド超人総督の末裔[21]
原作に登場した他作品の超人(著作権承認済)
アニメスペシャル・決戦!7人の正義超人vs宇宙野武士
マロン姫
- 出身 - ラッカ星
- 声 - 中島千里
ラッカ星の姫(超人か人間かは本編で明言されていないため不詳)。ブラック・キングにさらわれるがキン肉マンに救われ、最後はビーンズマンと結婚した。
ブラック・キング
- 種別 - 悪行超人[1]
- 出身 - 宇宙[1](出身惑星不明)
- 超人強度 - 85万パワー[10][27]
- 主な必殺技 - 連続サイドスープレックス[10]、無限流星剣、肉体分裂分身の術
- 声 - 永井一郎
ブラックキングとも表記される。スペースサムライの組織として恐れられている宇宙野武士軍団の頭目。原作同様にどんな状況でも食事時間は守るという律儀な習慣の持ち主。他の宇宙野武士と異なり、心臓を二つ持っている。1000人以上の大軍団を率いてラッカ星を襲うが、地球から来たキン肉マンら7人の正義超人と宇宙野武士選り抜きのレスラー7人とで1対1のリング上での決闘を同時に行う。団体戦ではキン肉マンと戦うが、昼食時間のために試合を一時放棄。その後卑怯にもマロン姫を花嫁にしようとさらうが、キン肉マンに阻止されて風林火山とキン肉バスターで敗れた。兜の下はモヒカン頭をしている。
ブラック・カンフー
宇宙野武士軍団の副頭目の1人。4本の腕を持ち、宇宙カンフーを得意とする。団体戦ではラーメンマンと戦い、空手殺法"死の舞い"での攻撃を同じ空手攻撃の手数で上回り勝利する。その後ブラックキングがマロン姫を花嫁にしようとさらった際の正義超人たちとの攻防戦で敗れた。
ブラック・キラー
宇宙野武士軍団の副頭目の1人。両手が鎌のようになっている。団体戦ではウォーズマンと戦うが、スクリュー・ドライバー同士の相討ちで両者引き分けとなる。
ブラック・トマホーク
宇宙野武士軍団の副頭目の1人。斧を武器として振り回して戦う。団体戦ではテリーマンと戦うが、カーフ・ブランディングをくらった後にニー・ドロップで心臓を攻撃され敗れた。
ブラック・スモーマン
宇宙野武士軍団の力士で、戦闘時は相撲を応用した戦法を得意とする。団体戦ではリキシマンと戦い、5人に分裂しての総攻撃で勝利する。その後ブラックキングがマロン姫を花嫁にしようとさらった際の正義超人たちとの攻防戦で敗れた。
ブラック・ファイター
宇宙野武士軍団の正規レスラーで、肉体を駆使して戦う正統派。団体戦ではブロッケンJr.と戦い2回転キックを胸部に受けて倒されるが、それまでのダメージが大きかったブロッケンJr.も直後にダウンして結果は両者引き分けとなった。
ブラック・ナイト
宇宙野武士軍団の騎士部隊隊長。リング上の試合でも弓矢を使用する。団体戦ではロビンマスクと戦うが、矢を額に刺されながらも決めたタワーブリッジで心臓部分を重点に絞られて敗れた。
アニメオリジナルシリーズ
ザ・サイコー超人の挑戦編
- 正義超人
-
- キン肉マン
- ザ・テリーマン
- ブロッケンJr.
- バッファローマン
- ロビンマスク
- ザ・ウォーズマン
- サイコー超人
ヤマカーン
サイコー超人の軍師でリーダー格。娘や部下たちからも慕われており、ポール王子からの信頼も厚い。過去の戦いで王子を逃がすために負った傷により左足が義足。余計な心配をかけさせないために、そのことは王子には黙っている。サイコー・ワープは左足を失ってから血と汗と涙で完成させた技でもある。
キン肉マンと戦い、キン肉ドライバーやキン肉バスターなどをサイコー・ワープによって反転させ、破る実力者。キン肉マンをKO寸前まで追い詰めたが、左足の義足を蹴り飛ばされたことでサイコー・ワープが使用不可となり、風林火山により逆転KOされた。敗北後、敗軍の将として責任を取るべき自爆装置で自害しようとしたが、必死で止めようとするキン肉マンと、彼らの友情パワーによって改心したポール王子の説得により阻止された。そして「死なないでほしい」という王子の願いを聞き入れ自害を取りやめた。キン肉マンとの別れの際には宇宙最強の証として自分が持つエンブレムを託し、彼こそが最高の超人だと褒め称え和解した。
- プロフィール
- 家族 - 娘 キリカ
- 異名
- 宇宙一の軍師
キリカ
サイコー超人のひとりでヤマカーンの娘。男装し宇宙船のキャプテンになり済ましてマリを誘拐した。ポール王子に恋心を抱いており、彼の恋に報いるためマリを拉致するという複雑な役割を演じた。最後は改心した王子からその恋心に気づかれ、両想いとなる。父親のことは尊敬しており、左足を失った当時に「一対一の戦いはしないと約束してほしい」と心配していた。
ポール王子
ザ・サイコー超人の本拠地であるデーモン星の王子。マリに一目惚れしてヤマカーンたちに誘拐させた張本人。部下思いである反面、言ったことは覆さない主義。キン肉マンの活躍と友情を目の当たりにしたことで、自分がどれだけひどいことをしてきたのかを感じ入り改心。自爆装置で自害しようとするヤマカーンに「どうか死なないでほしい」と自決を取りやめさせ、キン肉マンに愛されるマリの幸せを称えた。そして自分もまた愛してくれる女性がいることに気づき、ヤマカーンの娘キリカと恋仲となった。キン肉マン消しゴムでの名称は「プリンスデイモン」または「プリンス・デーモン」。
- サイコー超人四天王
カレイヤス
サイコー超人軍団四天王の一人。過去にスニゲーターと対戦し、得意の変身能力で彼を震え上がらせ、1分で試合放棄させた。正当なテクニックの応酬においてもキン肉マンと互角に渡り合う実力者。
キン肉マンと対戦し、蝶に変身しレインボー・ハンギングでキン肉マンを苦しめるもキン肉マンガムを利用した火事場の昆虫採集により失敗。さらに巨大な食虫植物に変身し体内でキン肉マンを溶かそうとするが、ウォーズマンに根が弱点であることを見抜かれ、火事場の綱引きにより根を体内にひきずりこまれて破られる。最後は変身が解けたところをキン肉バスターによって倒された。
ガンガリアン
サイコー超人軍団四天王の一人。銃を使って闘う。部下と共にテリーマン&ブロッケンJr.と闘うが、テリーマンのカーフ・ブランディングに敗れた。
チカーラ
サイコー超人軍団四天王の一人。怪力自慢の肉体派。バッファローマンと対戦し、ハリケーンミキサーで倒された。
ヘルナイト
サイコー超人軍団四天王の一人。刀を使って闘う。部下と共に超人師弟コンビと闘うが、ロビンマスクのタワーブリッジに敗れた。
ザ・サイコー軍団
ザ・サイコー軍団の一般戦闘員たちの総称。ヤマカーンを慕っており彼が負けた際は悲しんでいる様子を見せていた。ヤマカーンが言うには四天王以外にも比肩する実力者がいるとのこと。
- その他のデーモン星生物
サイコー・ジョーズ
- 種別 - 宇宙サメ
- 出身 - デーモン星
「正義超人キラー」と呼ばれる宇宙サメ。未だかつて逃げ切れた正義超人はいないというほど凶悪なサメで、敵味方見境なく食べてしまう。罠にかかったキン肉マンを呑み込むが体内から脱出され、ミンチにされて巨大なカマボコにされた後、マリによって料理されキン肉マンに食べられた。
地獄の極悪超人編
- 正義超人
-
- キン肉マン
- ザ・テリーマン
- ロビンマスク
- ザ・ウォーズマン
- ブロッケンJr.
- ラーメンマン
- 極悪超人
ダーティバロン
極悪超人のリーダー。バッファローマンと血を飲みあった義兄弟。自らを極悪超人界の正義超人と称するが、最終話では本性を現し自らを悪と名乗った。
正義の剣を手に入れるため、正義超人になりすましキンモク星へと現れる。「牛丼に飽きたのでステーキを選ぶ」といった点以外は完璧にキン肉マンになりすましていた。キン肉マンのボケにのったりツッコミを入れたりするなどユーモラスな一面もある。
キン肉マンと戦うがリングとなった火山が噴火したため引き分けとなる。バロンは火山の中に消えて生死不明となる。その後マグマの底に用意しておいた黒いロングホーンを使い、極悪超人7人がかりの「地獄のピラミッド」によってバッファローマンを極悪超人へと引き戻した。
再戦時には、キン肉マンの48の殺人技に対抗した96の殺人技を使いキン肉マンを苦しめるが、自分の技ではなくロビンマスクのタワーブリッジで反撃されたため切り返しができず、KO寸前まで追い詰められたが、呼び寄せたバッファローマンと入れ替わり窮地を逃れる。しかしバッファローマンのロングホーンが正義の剣によって切り落とされ、飛んで来たロングホーンが突き刺さりワイルドバクトと共にどこかへ吹き飛ばされる結末を迎えた。
- タイトル歴
- 極悪超人カーニバル優勝('79)
- 超人棺桶マッチ選手権優勝(出場年不明)
- 異名
- 棺桶配達人ダーティバロン
ワイルドバクト
極悪超人のサブリーダー的存在。テリーマンと対戦し、一度は劣勢に追い詰められる。しかし正義の剣が見せたバッファローマンの黒いロングホーンの存在を見てテリーマンガ驚愕したため難を逃れ、必殺技「夜霧の神経衰弱」を駆使して勝利する。骨がなく鍛え上げた筋肉が骨の役目を果たしている。攻打撃的な攻撃に対しては強い耐性を持つが、関節技で同じ個所を執拗に攻められると千切れかねないという危険性もある。極悪超人の中ではダーティバロンと共に最後まで生き残ったが、最後は共に正義の剣の力によってどこかへ吹き飛ばされた。
- タイトル歴
- 極悪超人カーニバル優勝('75)
- 異名
- 夜霧のワイルドバクト
ジライヤー
全身が機械で覆われている極悪超人。5対3の変則タッグマッチにてロビンマスクと対戦する。手からのビームや分身でロビンを苦しめたが、「変形タワーブリッジ」により共にスカイデビルの谷底へ転落した。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- 地獄のジライヤー
グドン
怪力自慢でフンドシ姿が特徴。5対3の変則タッグマッチにてジライヤーと戦うロビンマスクを押さえつけるが、ロビンマスクの「変形タワーブリッジ」によりジライヤー共々スカイデビルの谷底へ転落した。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- 遠慮はいらない怪力グドン
ブルドッキー
血の気の多い性格で、一度噛みついたら決して離れないという。5対3の変則デスマッチでウォーズマンと対戦し、武器である牙をベアークローにより折られる。最後はウォーズマンの必殺技「シベリアの地吹雪」により共に谷底へ転落した。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- 千人噛み殺しのブルドッキー
ビッグマグナム
5対3の変則デスマッチでのウォーズマンとブルドッキーの試合に乱入するが、ウォーズマンの必殺技「シベリアの地吹雪」により道連れにされる。
- タイトル歴
- なし
- 異名
- 掟破りのビッグマグナム
バラッキー
「死神の七つ道具」を使い、体を分離させ闘う。5対3の変則デスマッチにて生き残ったブロッケンJr.と対戦。リングを破壊し、ブロッケンJr.を窮地に追い込むが、ベルリンの赤い雨で頭部を真っ二つにされて敗れた。
- タイトル歴
- 極悪超人大学博士号取得
- 異名
- 死神バラッキー
脚注
注釈
- ^ キン肉星王位争奪編までは夫の大王である真弓からも「ママ」としか呼ばれていなかったが、その後アニメ版のキン肉星王位争奪編一話を基にして本名が判明。『キン肉マンII世』では「キン肉サユリ」とも表記されている。
- ^ 「ミディアム」が婚約したことによる改姓の可能性も暗示されているが、婚約者のサラミの姓が「ミディアム」かどうかは言及されていないので、正確なところは不詳。
- ^ 「カルビ」が弟・ミートの様に彼女も他家へ養女になったための改姓か、もしくはミドルネームの可能性も暗示されてはいるが、正確なことは言及されておらず不詳。
- ^ ブラウザゲーム『キン肉マン 超人タッグオールスターズ』では「カレールー・ガウジング」。
- ^ アニメではサボテンマンに変更。
- ^ 7人の悪魔超人は当時無類の残虐この上無い超人たちとして恐れられ、手に負えない程のルール無用な集団だったため、超人警察だけでなく、他に宇宙超人委員会に各惑星から選抜された10万人の正義超人たちの協力もあって、辛うじて超人ホイホイのスペースボックスに監禁し、そのまま地球から追放性分となった。しかし、超人オリンピックV2を達成したキン肉マンを女性ファンたちが胴あげしていた際に割り込んできた怪力女のパワーで、大気圏外まで放り投げられたキン肉マンが超人ホイホイの解除スイッチに激突してしまい結局、7人の悪魔超人は解放されてしまっている。
- ^ 同じ血盟軍のメンバーだったアシュラマン、バッファローマン、ブロッケンJr.の3人は、この時期は各故郷に帰っていた。
- ^ 時系列的にキン肉マン対悪魔将軍戦まで金属製のマスクをつけており、『キン肉マンII世』の究極のタッグ編(パートナーはスカル・ボーズ)の頃に普通の顔に戻っていた。
- ^ それ以外の料理は「まるでダメ」と息子の万太郎に評されている。
- ^ このため、アニメではビーンズマンの髪の毛から生まれた分身的存在のモンスター1号も、キンギョ星超人の遺伝子を持つ存在と判明。
- ^ 三栄書房のムック『キン肉マン大解剖』では怪獣の分類もなされ、本編でも人語を話せている知的生物だが、学研の図鑑『キン肉マン「超人」』では「超人ではない」との記述があるため。
- ^ キン肉マンからは「たっしゃなおじんだのう!」と皮肉を言われてもいる。
- ^ リストには正義超人の名前は網羅されているが、実際にビーンズマンが選抜した超人以外にもチエの輪マン、キューブマン、キングコブラ、タンキーマン、ベンキーマン、サラ金マン(サラキンマン、アニメオリジナルキャラクターの超人)などの名前が候補として挙げられてもいた。
- ^ 学研の図鑑『キン肉マン「超人」』では、木の超人は「植物類超人」と分類されている。ただし、ヒョロヒョロマン個人の紹介は未収録。
- ^ 記録順位は51位。なお、決勝トーナメント進出を果たしたウルフマンが有楽町で50位、同じく優勝者のキン肉マンが新横浜で49位だった。タザハマが解説した際の記録表では、さらに上位の静岡だった48位のピーマンと浜松だった47位のキャッサバの表記が確認されたが、この2人については最終予選で「50人の勇者たちです」とアナウンスされてキン肉マンたちと共に並んではいたものの姿は判別できない描写だったため、新幹線アタック時の記録と最終予選のローラースケートレースで失格した以外の詳しいプロフィール等は、本編では一切明確になっていない。
- ^ この神様は、先祖の本質を勘違いしていた可能性が示唆されている。
- ^ 動物学的には足であり、一般には「足」と呼ばれるが、物を掴む機能などにより、特に頭足類における足は「腕」とも表現される(英語でも arm 腕と呼ぶ)。
- ^ ただし、タコ大帝個人の紹介は未収録となっている。
- ^ アシュラマンの少年時代の回想として夢の超人タッグ編で初登場するが、この時点では単に「家庭教師」としか呼ばれておらず、本名までは明かされていなかった。
- ^ アシュラマンの少年時代の回想では、アシュラ大王に紹介されたアシュラマンとの初対面時には腰にチャンピオンベルトらしきものも着用していた。
- ^ アシュラマンの回想では、無残な若者の死体を見た際に嘲笑していたアシュラ一族の他の若者たちを見て「ここの人たちはどうなっているんだ?」と疑問視しており、サムソン自身は長らく魔界におらず正義超人然的に生きてきたことが示唆されていた。
- ^ ただし、技としては未完成な状態。
- ^ 魔界および超人格闘技界では死亡扱いとなり、アシュラマンも死んだものと認識していた
- ^ 本名もこの時初めて明かされてた。
- ^ アリステラがフェニックスに語った真相の回想シーンでは、王位争奪編でディクシアが「ジ・オメガマン」としてジェロニモとの対戦中に告げた「ウォーズマンを超人墓場から脱走させたキン肉マンチーム抹殺の依頼」を超人閻魔(ザ・マン)がディクシアに命じる言動はしておらず、ザ・マンは超人ハンターとしてディクシアに依頼したのではなく、完璧超人首領の立場で完璧・無量大数軍登用試験としてディクシアに指令を降したというのが真相と判明したため、キン肉マンチーム抹殺についての真偽は不詳。
- ^ 作中ではテリーマンが「2000万パワーは優にある」と推測し、その後にサタンクロス自身が「アシュラマンの2倍の2000万パワー」と発言している。フィギュア玩具『超人パワーシリーズ』の説明ではサムソン単独で1500万パワー、寄生虫サタンクロスと合体すると7200万パワーともなっている。
- ^ 本編でポルタ―ガイストの姿が描かれたという意味では、この時が初登場扱いだが、この時集まった正義超人は全員過去の超人オリンピックから宇宙超人タッグトーナメントまでの何れかで直接・関節を問わずキン肉マンとも関わった者たちとされているため、ポルターガイストも過去にキン肉マンと同時期の超人オリンピックへの参加経歴を持つ超人か、黄金のマスク争奪戦で後楽園球場にてパワーを奪われて生命維持装置に入った正義超人の1人である可能性なども暗示されている。
- ^ ザ・マンが作ったシステムそのものは解除できず、消滅のエネルギーの向かう先を自分に設定するしか手がなかったという。
- ^ 消滅の際はジャスティスマンからも動揺され、同情らしきものを見せられていた。
- ^ かつては額にKINマークがあった。
- ^ 超人強度などのデータプロフィールは不詳。
- ^ ジェロニモのフルネームから、姓が「ヤングマクダニエル」の可能性は示唆されている。
- ^ カードダス『キン肉マン キン肉星王位争奪編』より。
- ^ カルビ・レバーや怪力女の他にも、作中で何回かキン肉マンとコミカルに絡む太めで強烈な外見の女性は概ね似た髪型で登場し、キン肉マンのことを気に入っているか、逆に「キン肉マンとではなく他のハンサムな超人と絡みたい」と不満を愚痴ることも多い。いずれも本名は不明。『II世』の究極の超人タッグ編でも、観客席に怪力女と容姿の酷似した女性が登場。他の同年代のギャルたちと共に「クマちゃんたち」と呼んでヘルズ・ベアーズを応援していた。
- ^ 中生代の水棲恐竜(正確には首長竜という爬虫類)プレシオサウルスプレシオサウルスではないかとの説がある。
- ^ 全長は20メートルぐらいと推定されていたが、実際はその推定より遥かに大きく、巨大化時のキン肉マンの身長40メートルをも大幅に上回り、数百メートルはあるかの様に描写されていた。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl bm bn bo bp bq br bs bt bu bv bw bx by bz ca cb cc cd ce cf cg ch ci cj ck cl cm cn co cp cq cr cs ct cu cv cw cx cy cz da db dc dd de df dg dh di dj dk dl dm dn do dp dq dr ds dt du dv dw dx dy dz ea eb ec ed ee ef eg eh ei ej ek el em en eo ep eq er es et eu ev ew ex ey ez fa fb fc fd fe ff fg fh fi fj fk fl fm fn fo fp fq fr fs ft fu fv fw fx fy fz ga gb gc gd ge gf gg gh gi gj gk gl gm gn go gp gq gr gs gt gu gv gw gx gy gz ha hb hc hd he hf hg hh hi hj hk hl hm hn ho hp hq hr hs ht hu hv hw hx hy hz ia ib ic id ie if ig ih ii ij ik il im in io ip iq ir is it iu iv iw ix iy iz ja jb jc jd je jf jg jh ji jj jk jl jm jn jo jp jq jr js jt ju jv jw jx jy jz ka kb kc kd ke kf kg kh ki kj kk kl km kn ko kp kq kr ks kt ku kv kw kx ky kz la lb lc ld le lf lg lh li lj lk ll lm ln lo lp lq lr ls lt lu lv lw lx ly lz ma mb mc md me mf mg mh mi mj mk ml mm mn mo mp mq mr ms mt mu mv mw mx my mz na nb nc nd ne nf ng nh ni nj nk nl nm nn no np nq nr ns nt nu nv nw nx ny nz oa ob oc od oe of og oh oi oj ok ol om on oo op oq or os ot ou ov ow ox oy oz pa pb pc pd pe pf pg ph pi pj pk pl pm pn po pp pq pr ps pt pu pv pw px py pz qa qb qc qd qe qf qg qh qi qj qk ql qm qn qo qp qq qr qs qt qu qv qw qx qy qz ra rb rc rd re rf rg rh ri rj rk rl rm rn ro rp rq rr rs rt ru rv rw rx ry rz sa sb sc sd se sf sg sh si sj sk sl sm sn so sp sq sr ss st su sv sw sx sy sz ta tb tc td te tf tg th ti tj tk tl tm tn to tp tq tr ts tt tu tv tw tx ty tz ua ub uc ud ue uf ug uh ui uj uk ul um 『キン肉マン「超人」』学研、2019年6月4日、7-257頁。ISBN 978-4054066069。
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- ^ ゆでたまご「宇宙怪獣襲来の巻」『キン肉マン 第1巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2013年7月6日、ISBN 978-4-08-851131-3、6-7頁。
参考文献
- ゆでたまご 『キン肉マン』1〜36巻 集英社ジャンプ・コミックス
- ゆでたまご 『キン肉マン』1〜26巻 集英社ジャンプコミックスセレクション
- ゆでたまご 『キン肉マン』1〜18巻 集英社コミック文庫(集英社文庫コミック版)
- ゆでたまご 『キン肉マン』 集英社ジャンプリミックス(集英社ジャンプリミックスワイド版)
- ゆでたまご 『闘将!!拉麵男』1〜12巻 集英社ジャンプ・コミックス
- ゆでたまご 『闘将!!拉麵男』1〜9巻 集英社ジャンプコミックスセレクション
- ゆでたまご 『闘将!!拉麵男』1〜8巻 集英社コミック文庫(集英社文庫コミック版)
- ゆでたまご 『闘将!!拉麵男』1巻〜12巻 集英社インターナショナルリミックス
- ゆでたまご 『キン肉マンII世』1〜29巻 集英社プレイボーイコミックス
- ゆでたまご 『キン肉マンII世』1〜21巻 集英社コミック文庫(集英社文庫コミック版)
- ゆでたまご 『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』1巻〜28巻 集英社プレイボーイコミックス
- ゆでたまご 『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜』 1巻〜4巻 Vジャンプブックスコミックスシリーズ
- ゆでたまご 『キン肉マンII世』 集英社ジャンプリミックスワイド版
- 『キン肉マン 熱闘スペシャル』1984 集英社
- 『キン肉マン 闘将!!拉麵男 超人大名鑑』
- 『キン肉マン 超人大全』1997 集英社
- 『キン肉マン 77の謎』
- 『キン肉マン 特盛』
- 『キン肉マン 超人大全集』
- 『キン肉マンII世 超人大全』
- 『マッスル・リターンズ』
- 『生誕29周年記念出版 肉萬 〜キン肉マン萬之書〜』
- 『キン肉マン 公式ファンブック 超人閻魔帳』
- 『キン肉マン 超人大全集(CD)』コロムビア
- アニメ 『キン肉マン』 日本テレビ系列(1983年4月3日〜1986年10月1日)
- アニメ 『キン肉マン 〜キン肉星王位争奪編〜』 日本テレビ系列(1991年10月6日〜1992年9月27日)
- アニメ 『キン肉マンII世』 テレビ東京系列(2002年1月9日〜2002年12月25日)
- アニメ 『キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE』 テレビ東京系列(2004年4月7日〜2004年6月30日)
- アニメ 『キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE2』 テレビ東京系列(2006年1月4日〜2006年3月29日)
- DVD映像特典『超人データファイル』
基本的に原作の設定により、アニメと異なる点については都度触れている。
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