水書用紙
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水書用紙(すいしょようし)は、水で書くと書いた部分の色が変わり、乾くと消える水書に使用される用紙[1]。「水書き用紙」とも呼ばれる[2]。パイロットによると、一般的には紙製が多いが、合成紙をベースとしたものも存在する[3][1]。合成紙製の方が水に濡れた際の耐久性が高い[3]。
「子供たちの運筆能力の向上につながる用具として『水書用筆等』」に目が向けられ、小学校学習指導要領が改定されることとなり[4]、2020年度より小学校1、2学年を対象に「水書用筆等を使用した運筆指導」が実施され、それに対応している[1]。
特徴
[編集]紙の表面に特殊な加工が施されているが、紙製のものは水分によりふやけが生じたり、表面の加工が劣化したりするため、使用回数には目安がある[5]。耐久性があるとはいえ、紙を硬いもので無理にこすると、加工が削れる[6]。メリットは繰り返し利用可能な点、水を使用するため手や衣類が汚れない点である[1]。
表面に細かい凹凸などの加工がされており、紙が乾いた状態では光の反射により白く見えるが、濡れると特殊な層が透明になり、「光の乱反射を抑制することで下地の色が透けて見える」仕組みとなっている[3][5]。
脚注
[編集]- ^ a b c d “パイロットから独自開発の水書用紙が発売 水書きで1万回以上繰り返し使える習字練習シート”. ねとらぼ. ITmedia (2020年4月9日). 2022年12月22日閲覧。
- ^ “「綺麗な文字を書きたいなら…!」ダイソーの“水書き用紙”が上達への近道かも!?”. ウーマンエキサイト. エキサイト (2021年11月2日). 2022年12月22日閲覧。
- ^ a b c “『水書きお習字練習シート 水書用紙』発売”. パイロットコーポレーション (2020年4月7日). 2022年12月22日閲覧。
- ^ “小学校1・2学年における「水書」を用いた書写指導について”. 呉竹 (2020年4月9日). 2022年12月22日閲覧。
- ^ a b “水書用紙の原理 商品情報 墨”. 呉竹 (2020年4月7日). 2022年12月22日閲覧。
- ^ “水で習字の練習が1万回できる「水書用紙」で汚れの心配なし…パイロットに仕組みを聞いた”. FNNプライムオンライン. フジニュースネットワーク (2020年4月15日). 2022年12月22日閲覧。