ショアハム級スループ
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ショアハム級スループ | |
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基本情報 | |
種別 | スループ |
運用者 | イギリス海軍 |
就役期間 | 1931年 - 1968年 |
前級 | ヘイスティングス級 |
次級 | グリムスビー級 |
要目 | |
基準排水量 | 1,105トン (後期型1,060トン) |
満載排水量 | 1,590トン (後期型1,515トン) |
全長 | 85.75 m |
最大幅 | 10.67 m |
深さ | 3.38 m |
吃水 | 3.20 m |
ボイラー | 水管ボイラー×2缶 |
主機 | 蒸気タービン |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 2,000馬力 |
速力 | 16.5ノット |
燃料 | 重油287~358トン |
乗員 | 100名 |
兵装 |
・45口径10.2cm単装砲×2基 ・40口径4.7cm砲×4門 →70口径20mm機銃×6門 ・爆雷×15→90発 |
ショアハム級スループ(英語: Shoreham-class sloop)は、イギリス海軍のスループの艦級[1]。
設計
[編集]先行するブリッジウォーター級をもとに、船体を延長した改良型である。ボイラーはアドミラルティ式3胴型水管ボイラー、タービンはパーソンズ式オール・ギヤード・タービンと、機関は同級に準じた構成であり、出力も同じく2,000馬力である[1]。
兵装面でもブリッジウォーター級の構成が踏襲されており、艦砲は45口径10.2cm単装砲(QF 4インチ砲Mk.V)を艦首尾に1基ずつ配するが、うち1基は当初から高角砲とされ、また後にもう1基も同様に改修された。副砲として40口径4.7cm砲(ホッチキス QF 3ポンド砲)を備えていたが、これは第二次世界大戦中に撤去され、ネームシップでは39口径40mm機銃(QF 2ポンド砲Mk.II)と70口径20mm機銃3門、その他の艦では70口径20mm機銃6門が搭載された[1]。
この際に、爆雷の搭載数も15発から40発、最終的には90発に増備された。また「フォウェイ」ではヘッジホッグ対潜迫撃砲も搭載された[1]。
同型艦一覧表
[編集]計画年度 | 艦名 | 造船所 | 進水 | その後 |
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1929年 | バイドフォード HMS Bideford |
デヴォンポート | 1931年4月1日 | 1949年除籍 |
フォウェイ HMS Fowey |
1930年11月4日 | 1946年売却 | ||
ショアハム HMS Shoreham |
チャタム | 1930年11月22日 | 1946年売却 | |
ロチェスター HMS Rochester |
1931年7月16日 | 1951年除籍 | ||
1930年 | ダンディー HMS Dundee |
1932年9月20日 | 1940年9月15日戦没 | |
ファルマス HMS Falmouth |
デヴォンポート | 1932年4月19日 | 1968年除籍 | |
ミルフォード HMS Milford |
1932年6月11日 | 1949年除籍 | ||
ウェストン HMS Weston |
1932年7月23日 | 1947年除籍 |
参考文献
[編集]- ^ a b c d Roger Chesneau, Robert Gardiner (1980). Conway's All the World's Fighting Ships 1922-1946. Naval Institute Press. p. 56. ISBN 978-0870219139