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坂本信幸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

坂本 信幸(さかもと のぶゆき、1947年3月26日 - )は、日本国文学者歌人。専門は上代文学、特に万葉集の研究。奈良女子大学名誉教授。高岡市万葉歴史館名誉館長。高知県出身。[1]

略歴

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1947年3月26日生まれ。1969年天理大学文学部国文学国語学科卒業[2]。1972年同志社大学大学院文学研究科修士課程国文学専攻修了。1980年4月大谷女子大学専任講師となり、同助教授を経て、1990年4月奈良女子大学助教授に転任、1995年4月奈良女子大学教授に昇任、2006年4月奈良女子大学大学院教授となり、2006年から奈良女子大学附属図書館長を併任、2010年3月定年退職(奈良女子大学国語国文学会刊『叙説』「坂本教授退休記念」第37号参照)[3]。2011年より高岡市万葉歴史館館長。2023年3月館長辞職。2023年4月より高岡市万葉歴史館名誉館長。

萬葉学会代表(2011 - 2013年、2015 - 2017年)。上代文学会理事(1990 - 2017年)。美夫君志会理事(1997年 -2017年)。

歌人としては、岡山市龍短歌会に所属し、小見山輝が没した2018年からは代表を務める[4]

2015年11月15日「坂本 信幸」という名前の利用者がこのページを作成した。本人であるかどうかは不明。また、この部分の記述は「坂本 信幸」という利用者により2022年2月36日に理由なく削除されたので、2023年9月31日に復活させた。

役職

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  • 奈良女子大学名誉教授
  • 高岡市万葉歴史館名誉館長
  • 龍短歌会代表
  • 万葉文化振興会代表
  • 飛鳥を愛する会副会長

主な著作物など

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著書
  • 『万葉歌解』(塙書房)2020年
  • 歌集『雪に恋ふ』(和泉書房)1988年
共著編・監修
  • 『古代の歌と説話』(寺川真知夫他共著、和泉書院)1990年
  • 『万葉事始』(毛利正守と共著、和泉書院刊)1995年
  • 『セミナー万葉の歌人と作品』全12巻(神野志隆光との共同企画編集、和泉書院)1999-2005年
  • 『万葉集CD-ROM版』(塙書房木下正俊他共編)2001年
  • 『万葉拾穂抄 影印翻刻(Ⅰ〜Ⅳ)』(長谷川千秋と共著、塙書房)2002-2008年
  • 『万葉集索引』(木下正俊他共編、塙書房)2003年
  • 『万葉びとの言葉とこころ―万葉から万葉へ』(藤原茂樹と共著、NHK出版)2009年
  • 『萬葉集電子総索引(CD-ROM版)』(木下正俊他共編、塙書房)2009年
  • 『NHK 日めくり万葉集』(藤原茂樹と共同監修(講談社)2008年
  • 『日本全国 万葉の旅 大和篇』牧野貞之写真, 村田右富実共著(小学館)2014年
  • 『日本全国 万葉の旅 西日本・東日本編』(小学館
作詞監修
奈良先端科学技術大学院大学学歌監修。大阪夕陽丘学園学歌作詞。
「万葉集校本データベース」http://www.manyou.gr.jp/SMAN_1/

社会的活動

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  • 奈良県万葉ミュージアム運営委員(1996 - 2000年)
  • 飛鳥古京を守る会運営委員(2000 - 2012年)
  • 奈良県立万葉文化館評議員(2001 - 2012年)
  • 万葉古代学研究所審議会委員(2002 - 2012年)
  • 高岡市万葉歴史館協議員(2005 - 2011年)
  • 全国万葉協会顧問(2005年 -2021)
  • 奈良県民栄誉賞選考委員会委員(2006 -2019年)
  • 平成16年度現代的教育ニーズ取組選定委員会ペーパーレフェリー
  • 平成18年度大学機関別認証評価委員
  • 平成18年度現代的教育ニーズ取組選定委員会ペーパーレフェリー
  • NHKハイビジョン放送日めくり万葉集」監修(2007 -2010年 )

ほか。

脚注

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  1. ^ 坂本信幸名誉館長の部屋”. www.manreki.com. 2023年7月7日閲覧。
  2. ^ Researchmap 坂本信幸”. 2021年10月26日閲覧。
  3. ^ 研究紀要 - 奈良女子大学学術情報センター”. opac.lib.nara-wu.ac.jp. 2023年7月7日閲覧。
  4. ^ 龍短歌会”. RYU-tankakai. 2023年7月7日閲覧。

参考文献

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  • 奈良女子大学国語国文学会刊『叙説』「坂本教授退休記念」第三七号 平成22年3月