賞状
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賞状(しょうじょう)とは、秀でた成績を収めた者や功労のあった者に対して贈られる書状。
概要
頭書には「表彰状」「優勝」「認定証」「感謝状」といった字句が入る。それに続いて、贈られる者の名前、成績や功労を讃える文章、賞状を贈る年月日、贈る側の者の名前が入る。文字は原則として毛筆だが、近年は印刷のものも多い。
紙は白地またはクリーム地のものが多い。形式としては紙の方向と文字の配置によって横型縦書きや縦型横書きなどの賞状がある。枠には鳳凰柄(上側に鳳凰や白龍、雲など、下側に桐の葉を配したもの。上側の中央―鳳凰や龍の頭が向き合う部分―には贈呈機関の紋章が挿入されることもある)が多く用いられるが、花柄や無地のものも用いられる。
良い成績など褒め称えることばを書いて与えるために使用される賞状作成のための用紙を賞状用紙という[1]。最近はパソコンで編集してプリントできる賞状用紙も市販されている。
賞状は賞状額に入れて飾られたり、丸筒などに入れて保管される。
なお、賞状の授与の際に用いられる式典用品として賞状盆がある。
賞状がいじめやパワーハラスメントの道具として悪用された事例がある。2018年、日本のハウスメーカーに勤める男性が会社の新年会で自身を侮辱する内容の賞状を授与され、精神疾患のすえ自殺した。会社では以前から余興の一環でこうした賞状授与が複数の社員に対して行われていた。遺族の提訴に対し、会社代表はパワーハラスメントの事実を認め、反省の弁を述べた[2]。
出典
- ^ 意匠分類定義カード(F3) 特許庁
- ^ 丹治翔 (2022年6月25日). “自殺社員への「侮辱賞状」、他の社員にも 社長「余興の域越え反省」”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社) 2022年6月26日閲覧。