教育を受ける機会が
教育は学ぶ人をリーダーをイノベーターをコミュニティをすべての人を前進させます。
ノースリッジ、カリフォルニア州
より多くの 人々に 高等教育を。
子どもの頃、Amanda Quintero氏は大学進学を考えませんでした。両親は移民で高等教育を受けていないので、娘の自分も高校卒業後は就職すると思っていたのです。高校3年生が終わりに近づいた時、彼女は臨時教師から初めて大学進学をすすめられます。偶然の出会いが、人生を大きく変えることになりました。この日から彼女は、自分には教育を受けるために必要な資質があり、それが自分の進むべき道だと信じるようになり
今Quintero博士が力を注いでいるのは、彼女と同じ機会を第一世代の大学生たちに届けることです。Hispanic-Serving Institution(HSI)のコンテンツ制作のリーダーとして活躍し、学生を成功に導くイノベーターとしても知られるQuintero博士は、現在カリフォルニア州立大学ノースリッジ校でインクルーシブエクセレンス担当プレジデントの上級アドバイザーと、Global HSI Equity Innovation HubのEquity Innovation担当役員を務めています。Appleのパートナーシップにより発足したGlobal HSI Equity Innovation Hubは、全米の第一世代の大学生たちに大きな影響をもたらし、多様な才能にチャンスを与えるでしょう。この取り組みは明確なビジョンを持つ彼女のリーダーシップのもと、全米のHSIを変革していきます。学生たちが成功する機会を増やし、ラテン系などのマイノリティや歴史的に排除されてきた学生たちが、キャリアに必要なスキルをSTEAM教育で身につけられる
「Appleのパートナーシップは、ハブとしての物理的空間と仮想空間の境界線を大胆かつ革新的に消していく助けになります」とQuintero博士は言います。Appleはテクノロジーと資金だけでなく、学びの場所やカリキュラムの設計を支援するエキスパートも届けています。これらは、学ぶ人たちが大学や社会で成功するために欠かせないもの
第一世代が中心の学生たちがSTEAM分野で第一世代のプロフェッショナルになれるように、必要な教育体験とスキルを身につける機会を作る。そのために目に見える変化を起こすことが目標です。この目標を達成するために、Global HSI Equity Innovation Hubは、HSIにリソースや思想的リーダーを紹介し、HSI同士をつなぎ、教育の公平性を発展させる有効な方法を共有し、より包括的で多様な労働力を実現していきます。「多様な才能は、私たち全員に利益をもたらす財産です」とQuintero博士は言います。「多くの学生たちが故郷のコミュニティに才能を投資して恩返しする。この完全な循環により、不平等が世代間で受け継がれるのを止められ
「私の家族が初めて大学の
Global HSI Equity Innovation Hubは「成功するために学生が何をすべきか」から「学生のためにHSIが何をサポートすべきか」へのパラダイムシフトを象徴する存在です。組織や体制、ポリシー、慣習に公平性が保たれているか目を光らせる責任をリーダーたちに課し、学生、教職員、スタッフに教育機関を変革する力を与えます。Quintero博士によると、この力こそが公平性を重視して教育に効果的にアプローチする鍵です。もう一つの重要なポイントは、学生たちの大学生活から切り離されることが多い第一世代の家族にも、キャンパスとのつながりを感じてもらうこと。「私の家族が初めて大学のキャンパスを訪れたのは、私の卒業式の日でした」と彼女は言います。「ほかの学生には、こんな体験をしてほしくありません」。学生とその家族全体を対象とするカリキュラム作りや働きかけにより、高等教育を受ける機会や学位取得が偶然に左右されない未来がやってき
コーク、アイルランド
創造と革新の カルチャー。
アイルランド、コーク市。その郊外にあるホリーヒルには、Appleのヨーロッパ本社があります。ここにはコーク教育・訓練公立学校として知られるTerence MacSwiney Community Collegeもあり、12歳から18歳の生徒たちが学んでいます。カレッジのリーダーは2015年にAppleとパートナーシップを締結しま
このパートナーシップの一環として、Appleのボランティアはカレッジの教師と一緒に「Everyone Can Code」と「Everyone Can Create」というカリキュラムを始めました。コーディングとクリエイティビティを通して、生徒たちの積極性を高めることが目的です。そしてAppleは、生徒たちが実践的な学習体験を積むために必要な資金とテクノロジーも届けま
コミュニティにはポジティブな影響がありました。Terence MacSwineyの生徒たちは最新のテクノロジーとクリエイティビティを体験し、Appleのボランティアと活動することで彼らの多くが知らなかったキャリアについて学べるようになりました。「とても面白い人たちが私たちの学校にやってきて、生徒たちの心を開いて自らの可能性と夢に気づかせてくれました」とTerence MacSwiney Community Collegeの中等教育教師であるEva Corbett氏は言い
「ほとんどの子どもたちは
Appleのカリキュラムをベースにしたコースを教え、パートナーシップの効果を目の当たりにしているCorbett氏は、生徒たちの成果について無数のエピソードを持っています。その一つが「Everyone Can Code」のクラスで、生徒たちが「Food Fund」というアプリのプロトタイプを開発したことです。「このアプリは、生徒たちが始めた社会貢献プロジェクトをスムーズに管理するために設計されたものです。地域の学校で食品ロスを減らし、余った食品を地元のチャリティー団体『Penny Dinners』に提供し、町の食料ニーズへの意識を高めることが目的です」とCorbett氏は言い
Corbett氏は「Everyone Can Create」のクラスにいる女子生徒たちが「Live Out Loud」というオリジナル曲を作ったエピソードも教えてくれました。その合唱曲はとてもパワフルだったので、LGBTI+の若者をたたえる政府主導の全国キャンペーンの一曲に選出。彼女たちは今、GarageBandとiMovieを使って音楽やビデオを好きなように制作しています。「この体験が未来の彼女たちに与えるのは、新しいことに挑戦する自信
「AppleのパートナーシップはTerence MacSwiney Community Collegeに創造と革新のカルチャーをもたらしました」とCorbett氏は言います。「ほとんどの子どもたちは『Everyone Can Create』のクラスを受けるまで自分がクリエイティブだと思っていません。でも、彼らはiPadですらすらと絵を描き始め、最後にはイノベーションの新しい世界を発見するの
ボイシ、アイダホ州
言語が
道を 作る。
アメリカで暮らす多くの移民や難民にとって、新しいコミュニティに参加することは極めて困難になりがちです。特に就職や進学で、言葉の壁はいつまでも越えられない障害になる場合があります。アイダホ州で結成されたイニシアチブのOnrampは、教育者を育成して学生たちが学ぶ機会を増やすことで、州の労働力を構築することを目指しています。州全体を対象としたこのプログラムは、Appleとボイシ州立大学、Idaho Digital Learning Alliance、College of Western Idaho(CWI)のユニークなパートナーシップによるものです。Sarah Strickley氏のようなCWIのインストラクターは、移民や難民が英語のコミュニケーションスキルをもっと身につけられるように支援しています。これにより地域のコミュニティを身近に感じ、変化を起こす力を与えることができるのです。「公平性を実現するには、世界に目を向けるリーダーを育てる必要があります」とStrickley氏は言い
CWIの「英語学習者(ELL)と第二言語としての英語プログラム」は、英語を母国語としない話者に英語とデジタルスキルを無料で学べる機会を届けています。これはAppleの地域教育イニシアチブチームの支援のもと「Everyone Can Create」のカリキュラムと「Develop in Swift」入門、そしてデジタルスキルの習得をサポートするデバイスが組み込まれたプログラムです。10年以上もELLに接しているStrickley氏は、プログラムの中にコーディングを通して英語を教え、英語を通してコーディングを教えるコースを作りました。30の国と地域で生まれ、31以上の言語を話す150人以上の学生たちを相手に彼女は仕事をしています。学生たちの教育レベルやテクノロジーの利用経験は様々です。iPadを触ったことがない学生もいれば、母国で高度な資格を取得してきた学生もいます。彼らに共通しているのは、コミュニケーションの壁が就業の障害になっていること。「目指しているのは、教育レベルに関係なく、すべての学生たちが利用できる持続可能なプログラムです」とStrickley氏は言います。言語とコーディングを同時に教える彼女のアプローチは、学生一人ひとりの強みとスキルを伸ばしてい
「クリエイティビティ、
Strickley氏は、人々とコミュニティの距離を近づけるには創造力が大きな役割を果たすと考えています。そこで彼女は、現実世界の問題を解決するためにテクノロジーを活用する「Challenge Based Learning」というアプローチを取り入れました。これは、多くの学生たちにとって自らのコミュニティに関わるための最初の一歩です。彼らは人とつながって創造的に問題を解決する方法を積極的に学びながら、同時に自信をつけ、地域での暮らしを支える力を身につけます。ほとんどの移民や難民がアイダホに到着した時、彼らにはネットワークもサポート体制もありません。その中でStrickley氏とCWIの取り組みは、彼らが自分の声を見つけ、自分のホームになったコミュニティに居場所を作るための力になり
「私たちの一人ひとりが知識の塊です。言語、話し方、バックグラウンド、環境は関係ありません。教育は、それぞれの知識を共有し、理解を深める手助けをしてくれます」とStrickley氏は言います。彼女にとって、テクノロジーは全員を同じステージに立たせるイコライザーのようなもの。新しいテクノロジーの知識とデバイスがあれば、コミュニティのどんな人でも自分の成功を見つけ、自分の成功をおさめる可能性を手にでき
ヨハネスブルク、南アフリカ
世界を広げる コーディング。
南アフリカのヨハネスブルクに住んでいるKatleho Letshae氏は、Appleのコーディングコースがウィルバーフォースコミュニティカレッジで開催されることを友人から聞き、このチャンスに飛びつきま
「このようなコースを開発途上国で
このコースは、テネシー州立大学とAppleのパートナーシップから生まれたイニシアチブのHBCU C2が実現したものです。Historically Black Colleges and Universities(HBCU:歴史的黒人大学)を支援し、学内と周辺コミュニティにコーディングとクリエイティビティを学ぶ機会を届けています。イノベーションと教育の公平性を促進し、アプリの設計とAppleのSwiftプログラミング言語を通してコミュニティの課題に取り組むことも目標
Appleはその立ち上げを支援し、イニシアチブを拡大するための資金やテクノロジーからカリキュラムやコースの内容まで、様々なレベルで関わっています。さらにApple Teacherトレーニングのカリキュラムを使って、各クラスを担当するインストラクターの確保もサポートしてきま
現在までにイニシアチブは46のHBCUに広がり、どのHBCUもコミュニティのイノベーションセンターとして機能しています。イノベーションセンターになったHBCUは、地域ごとにイニシアチブを実施する「イノベーションチーム」を立ち上げたり、C2戦略をもとに学年ごとに2つ以上のコースを考案しました。そして、小中高等学校、社会人、地域のコミュニティ組織など、すべての年齢層に向けてコーディングとクリエイティビティを学外で学べる体験を届けています。こうした共通の取り組みが様々な機会を生み出して技術者やクリエイターを多様化させ、不平等に扱われてきたマイノリティグループのデジタルデバイドを解消してい
HBCU C2は非常に順調です。最近では米国のほかにアフリカにある3つの学校にも広がり、高校、短大、4年制大学の学生たちが対象になっています。その一つがウィルバーフォースコミュニティカレッジで、最初の年には88人の学生たちがコースに参加しま
88人の学生たちの一人がLetshae氏でした。彼はこのコースで、iPhoneのBluetooth経由で電気毛布の温度をコントロールできる「Seasons」というアプリを開発しました。コースを受けながら、自分が解決できる問題をコミュニティの中に探し続けた結果、素晴らしいアイデアにたどり着いたのです。「すべての世代が、より簡単かつ安全に電気毛布を使える方法を作りたかった」とLetshae氏は言います。まだアプリは試作の段階ですが、いつか実用化することが目標です。同時に、彼は次のステップを計画しています。今まではコースの外でコーディングを学び続けながら、興味のあることをオンラインで検索するだけでした。でも、これからはコンピュータサイエンスや情報テクノロジーの学位を取得するために学校に戻ることも考えています。「教育は、目標を達成するための基礎を築いてくれ
デトロイト、ミシガン州
デトロイトで
開発と 進化を。
オハイオで生まれ育ったTelayne Keith氏は言います。「私は学生たちを心から信じています。そして、彼らの可能性も。それが彼らに見えても見えなくても、私には見えるのです」。Keith氏はどこに行っても、その場所の教育とコミュニティに情熱を注いでいます。彼女はデトロイトに数多くいる才能にあふれた人間の一人であり、現在のテクノロジー主導の世界で新たな道を切り拓いている人物です。以前は、Boys & Girls Clubs of Southeastern Michigan(BGCSM)のファシリテーターとして、人間中心設計とアプリ試作の原理を教えていま
2021年7月、AppleはBGCSMとGrow Detroit’s Young Talent(GDYT)と協力し、学生たちが就職や進学に必要なスキルを身につけるプログラムを立ち上げました。6週間の「Code to Career」プログラムには、18歳から24歳まで20人の学生たちが集まり、持続可能なファッションとモビリティに関するコミュニティの課題に取り組みま
ファシリテーターであるKeith氏は「Challenge Based Learning(CBL)」を採用しました。これは、現実世界の問題を解決するためにテクノロジーを活用するAppleのアプローチです。彼女は学生たちのグループがコミュニティのニーズを特定し、クリエイティブなソリューションを開発できるように指導しました。「知識を広げずに、知っていることだけを頼りにしてもうまくいきません。好奇心がとても大切なのです」とKeith氏は言います。学生たちは、自分のクリエイティブな可能性を見つけ、自分も変化を起こせることに気づきました。そんな中で彼女が思い出すのは、自分の生い立ちです。母親は、調べ物や博物館での校外授業を通して答えを見つけることをすすめていました。それは、まさにCBLのようなメソッド
「教室で教科書から学ぶだけが
それまで学生たちにコーディングの経験はありませんでしたが、プログラムが終わる頃には試作したアプリを審査員やミシガン州の議員に堂々と発表しました。彼らは課題解決のスキルとコラボレーションの体験を活かして、コミュニティに良い影響を与えることができたのです。学生たちの中には、引き続きコーディングと設計の基礎を学べるApple Developer Academyの1か月間プログラム「Foundation Program」に参加したり、Academyの1年間プログラムに申し込む人もいま
Apple Developer Academyは、デトロイトを成長させるパワフルなエンジンです。起業家精神や創造力のハブとして、学生たちがiOSアプリエコノミーの一員になれるようにトレーニングの機会を作っています。Keith氏は自身の情熱に突き動かされ、ユーザーエクスペリエンスとユーザーインターフェース(UX/UI)設計のメンターとしてAcademyに参加しました。そして、テクノロジーの新たなチャンスに学生たちを導きながらインスピレーションを与えました。とどまることを知らない情熱を胸に、彼女はケント州立大学に進学し、2022年8月にはUX/UIの修士号を取得。BGCSMからApple Developer Academyまで、テクノロジーがもたらす変革の力が、デトロイトでさらに多くの才能をサポートしてい
「人生を切り拓く方法は必ずある。それを可能にするのが教育だ」と信じているKeith氏。彼女とBGCSMのApple Professional Learningスペシャリストは、デトロイトのコミュニティ全体でポジティブな発展のサイクルを作り出しています。Apple Developer Academyの学生たちはそれぞれの母校に戻り、自分の体験を伝えて若い世代を刺激しています。GDYTは、BGCSMの6週間「Code to Career」プログラムを小学生から高校生を対象にした1年間の取り組みに拡大することを目指しています。Keith氏にとって「教育は真の力」であり、すべてのコミュニティの人々に力を届けてデトロイトをさらに発展させるもの
オタワ、カナダ
本当の歴史を 教材に。
ファーストネーションの歴史は、最近までカナダの教育課程にほとんど含まれていませんでした。人口が多くて多様なファーストネーションの人々を非ファーストネーションの社会に同化させるために1876年に制定され、現在も効力があるインディアン法の規制。そして、何世代にもわたり15万人の子どもたちに自らの文化を表現させないようにしてきた先住民族寄宿学校の影響。そのどちらも、たびたび見過ごされてきたのです。1997年、カナダで最後の先住民族寄宿学校が閉校し、現在ではファーストネーションの文化や歴史を詳しく教えるムーブメントが広がってい
2015年、Assembly of First Nations(AFN)はカナダの各地からファーストネーション教育のリーダーたちを集めました。そして、ファーストネーションの視点でカナダの歴史を教える時に役立つように、工芸品や寄宿学校の地図などの資料を展示したのです。このコレクションの需要は圧倒的で
Appleは、先住民族と非先住民族の生徒たちが学べる教材を増やすために、AFNとパートナーシップを締結しました。「教師や生徒たちは、文化と歴史について信頼できるリソースを必死に探しています」とAFNの言語と学習担当のディレクターであり、Rama First NationsのメンバーであるRenee St. Germain氏は言います。彼女はファーストネーションの歴史に関するデジタルリソースを作るためにAppleの継続中のプロジェクトに参加しました。そして、ファーストネーションの権利、文化、歴史を実践的に学べるツールをダウンロードできるリソースが完成したのです。無料の「It's Our Time: The AFN Education Toolkit」には、インタラクティブなApple Booksのコレクションが用意され、その数は今も増え続けています。これは先住民族と非先住民族の教育者が教室に新しい視点を取り入れ、協力、理解、行動の精神を育てることを支援するもの
St. Germain氏は言います。
「大きな
Appleの支援により、AFNは15のApple Booksを英語とフランス語で作りました。現在では、Apple Distinguished Educator、Appleの地域教育イニシアチブチーム、教育学の専門家、先住民族教育のリーダー、様々な支援団体が力を合わせ、ファーストネーションの歴史を教える教育者のサポートを続けています。「誰でも、何歳でも、対話を始めるのに遅すぎることはありません」とSt. Germain氏は信じています。教師たちは、ようやくファーストネーションの授業をカリキュラムに組み込み、このセンシティブな歴史についての対話を積極的に促進できるようになりました。「公平性はAFNのすべての活動における最優先事項であり、ツールキットはファーストネーションが主導したものです。そしてファーストネーションの生徒たちにとって、自分のことが教育の場で正確に伝えられていると実感できることが重要です」と彼女は強調します。「今では、ほぼすべての教室にファーストネーションの生徒がいます」。カナダ全土で制度改革は進み、ファーストネーションの生徒と将来の世代にさらに公平な教育を届けるために、ツールキットの普及も加速してい
St. Germain氏は現在、このツールキットを普及させるために教育委員会とのパートナーシップに取り組んでいます。ファーストネーションは多様なので、AppleとAFNはファーストネーションの教育リーダーと協力しながら、それぞれの伝統、言語、文化を一段と深く反映させたツールキットの開発を地域ごとに続けているの
St. Germain氏によると、住まい、平等な権利、生徒と教師の文化的な安全の保障まで、ファーストネーションのために解決すべき問題はまだまだあります。教育は、解決のプロセスの一部にすぎません。「教育が公平でなければ、何が公平だと言うのでしょうか」と彼女は言い
四川省、中国
伝統と
テクノロジーの
融合。
四川省雅安市には、中国語で記録があるものとしては最古の茶畑があります。4つの川が流れ、山に囲まれている雅安市は、茶葉の栽培に理想的な環境です。そして、世界的に有名な自家栽培の茶葉と同じように貴重な人材が、もうすぐ生まれ
2015年、Appleは中国扶貧基金会(CFPA)への支援を始めました。農業従事者の協同組合への加入をサポートして、より効率的な生産物の販売方法を教えるためです。協同組合のリーダーたちは、中国のeコマースエコシステムで農業従事者がスキルを身につけ、起業家として事業を拡大できるように手助けしています。2020年にはAppleの支援により、CFPAはMengdingshan Cooperative Development Instituteを設立。毎年1,000人以上の農業協同組合のリーダーたちがデジタルスキルのトレーニングを受けられるようにしてい
協同組合の理事であるYing Wang氏は、よりスマートな農作業のためにテクノロジーやiPadをはじめとするデバイスの使用方法を学びました。今までは何をする時でも紙のノートでしたが、iPadのおかげで茶葉の生産性向上に必要な情報やスキルを簡単に学べるようになった、と彼女は言います。この研究所に入所する農業従事者の多くは、タブレットを使ったことも見たこともありません。テクノロジーは彼らのコミュニティの力になるとWang氏のようなリーダーは考え、彼らの学習意欲を刺激してい
教育の影響を考える時、Wang氏は恩師の言葉を何度も思い返します。「協同組合の理事は、コミュニティの種子のようなものだ。種は根を張り、やがて芽を出す」。この研究所は、季節ごとの作業効率化、サプライチェーンの知識、マーケティング、そして生産物の売り上げを伸ばす方法まで、幅広いカリキュラムを届けています。ここで身につけたデジタルスキルを使うことで、農業従事者や起業家たちは輸出用の茶葉の品質を高めたり、地元で経済的に成功することができるのです。「現在はテクノロジーと情報の時代です。もはや伝統的な農業の時代ではありません。人材の育成が変革の鍵なのです」とWang氏は続けます。研究所ができる前は、たくさんの若者がチャンスを求めて都会に行くことが彼女の村では普通のことでした。しかし今では業界標準の達成、革新的なテクノロジーへのアクセス、より実践的なトレーニングを理由に村に残る道を選ぶようになっています。Wang氏は若者たちが村に残ってくれることを感謝し、新しい人材が村に来て一段と豊かなコミュニティを一緒に作ってくれることを期待しています。CFPAは、研究所の成果をより多くの省の農村エリアに拡大していき
「教育は、人生という旅路の
Wang氏は協同組合の理事として、より適切な協同組合の運営方法やメンバーをまとめる方法について研究と調査を続けています。その結果、協同組合のメンバーの収入は増え、彼らのデジタルスキルが生産物の品質を絶え間なく向上させています。一人ひとりの優れた力により、雅安市で栽培される茶葉の評価はますます高まっています。「誰でも生まれた時は何も知りません。教育だけが、自分自身を創造する力をくれます。そして私たちは安全に泳ぎ回りながら、人生という旅路を楽しめるようになるのです」と彼女は考えてい
バーミンガム、アラバマ州
発展する コミュニティ。
「植樹のベストタイミングは20年前。次のベストタイミングは今」ということわざがあります。アラバマ州バーミングガムでは、Ed Farmが次の世代のためにデジタルスキルの養成とテクノロジー分野の人材育成に取り組んでいます。2020年初め、AppleはBirmingham City Schools、Alabama Power Foundation、TechBirminghamと提携し、教育の公平性を推し進めて未来の労働力を育てるためにEd Farmを立ち上げました。現在、このコミュニティ主導型の教育エコシステムは、より多くの人々に機会とテクノロジーを届けてい
バーミンガム地域では、あらゆる年齢層の住民が様々な方法でED Farmに参加できます。Apple Professional Learningのスペシャリストが支援するTeacher Fellowsプログラムは、学習のイノベーションに熱心な教育者を生み出し、Appleの「Everyone Can Code」カリキュラムを授業計画に組み込むサポートをします。Student Fellowsは、中高生のスキルを「Challenge Based Learning」で育てるプログラムで、現実世界の問題を解決するためにテクノロジーを活用します。そして、PathwaysプログラムはAppleのプログラミング言語であるSwiftの無料コースで、中等教育修了後の資格取得も促進します。Ed Farmとバーミンガムは、コミュニティを支援し、コミュニティに支援されるユニークなつながりを形成しており、そのすべてがテクノロジーで教育を再構築するためのもの
「もう若くないから新しい
Hackworth氏は、Pathwaysが彼女と家族の人生を変える経験になると気づきました。金融業界で長く働いてきた彼女は、SNSでEd Farmの情報を見つけて興味を持ちました。Pathwaysでの経験や、コーディングとテクノロジーの知識を増やす方法を説明する時、彼女は「新しいことを学べば間違いない」と言います。そうして学んだデジタルスキルを、Hackworth氏はビジネスアナリストという新しいキャリアに応用するようになりました。彼女の役割は、プログラミング言語を書くことではありません。コードの言語を操ることで、技術チームとビジネスチームの連絡役になったのです。Ed Farmはコーディングの方法を教えるだけでなく、テクノロジーの分野にはプロダクトオーナー、プロジェクトマネージャー、Hackworth氏のようなビジネスアナリストまで、様々な道があると気づかせます。「教育は成長を助けるもの。私たちは、知れば知るほど成長する」と彼女は信じてい
Ed Farmの影響は小学生から高校生、高等教育、そして労働者にもおよび、バーミンガムを「南のシリコンバレー」に変えることをサポートしています。このパートナーシップは、バーミンガムの住民が存在も知らなかったであろう機会に光を当て、成長のための新しい扉を開きます。「成長するためには、自分を取り囲む小さな箱を抜け出し、新しい世界に飛び込むことが必要です。そこで自分の枝葉を伸ばし、本来あるべき姿の大きな木になれるのです」とHackworth氏は言い
お伝えしたい ストーリーが、
まだあります。
すべての女子が
学んで
リーダーに
なれる
未来を作る。
2018年にAppleはマララ
新しい学びが 次々に
生まれています。
iPadというツールと、教師の
小中高等学校の教育
Appleのテクノロジーは、
大学、高等専門学校、
専門学校の教育
高等教育などに必要なもの
高等教育
Appleは、最先端の研究、試合