1987年の世界スポーツプロトタイプカー選手権は、FIAスポーツカー世界選手権の35年目のシーズン。1987年3月22日にスペインのハラマで開幕し、9月27日に日本の富士で閉幕するまで、全10戦で争われた。富士の翌週に第11戦・最終戦として日本の西仙台(現仙台ハイランド)で360kmレースが予定されていたが、開催1週間前に急遽キャンセルされ、全10戦となった。第6戦ノリスリンクをもってポルシェがワークス参戦を停止したため、世界選手権にワークス参戦するメーカーはジャガーのみとなり、第7戦ブランズハッチではC1クラスの出走台数は7台にまで減少した。シリーズはラウル・ボーセルがドライバーズタイトルを、フェルミン・ベレスがFIAカップを獲得、・ジャガーがチームズタイトルを、がFIAカップチームズタイトルを獲得した。ジャガーは10戦中8戦で勝利を収め、残る2戦はポルシェが勝利した。