2011年の台風(2011ねんのたいふう、太平洋北西部で発生した熱帯低気圧)のデータ。 台風の発生数は21個で、1951年の統計開始以降では4番目に少ない記録であり、また10月以降の発生数は2個で、過去最も少なかった。10月以降の発生数が少なかったのは、フィリピン東方海上における対流活動が例年よりも不活発であったことが一因である。 台風の発生数が少なかったこともあり、日本に接近した台風の数は9個と平年以下であったが、上陸台風は3個と平年並みであった。7月に四国に上陸した台風6号は局地激甚災害に指定されたほか、9月に上陸した台風12号は紀伊半島を中心に甚大な被害をもたらした。また、同じく9月に静岡県に上陸した台風15号は、東日本を縦断して首都圏にも影響を及ぼした。