ガスタービン動車(ガスタービンどうしゃ)とはガスタービンエンジンを主機関として走行する鉄道車両である。 1960年代から1970年代にかけて各国で非電化区間における速度向上の切り札として開発が進められたが、2度のオイルショックにより石油価格の高騰などによる採算性の悪化、部分負荷時における燃費の問題、騒音等により普及は限定的なものに留まっている。 日本では日本国有鉄道(国鉄)によるキハ07形、キハ391系で試験されたが、実用化には至っていない。フランス、カナダ、アメリカ等では実際に運行されたが、現在では前述の理由が原因でそれらの大半が運行休止している。