ゴナバード・カナート(ゴナバード・カーリーズ)は、世界で最も深く、最も古い部類に属するカナート(カーリーズ)である。ガサベ・カナートとも呼ばれ、古代の文書、およびナセル・ホスロの旅行記と伝聞では、カリーズ・カイ・ホスローとも呼ばれていた 。イラン北東部ラザヴィー・ホラーサーン州ゴナーバード行政区にある。 イランの世界遺産である、ペルシア式カナートの一つである。ペルシア式カナートは、紀元前のペルシアで生まれ、世界に伝播していった。現代のイランにも数多く残り、その中でも技術や立地の点で代表的と見なされる11か所のカナートが、ペルシア式カナートとして世界遺産に登録されている。