シベリア大陸(シベリアたいりく)とは、現在のユーラシア大陸のうち、ロシアのシベリア地方を大陸に見立てた言葉。実際にシベリア地方の大部分は、原生代初期から地表に存在してきたクラトン(「安定陸塊」「楯状地」とも呼ばれる非常に古い陸上プレートである。クラトンが移動によって集成して大陸が形成されたとする)と考えられている。アンガラ大陸の別名があるが、この場合はゴンドワナ大陸に繁茂した植物群との対比で使われ、シベリアに加えてモンゴルから中国北部、朝鮮半島までも含まれる。地下資源が非常に多様で豊富な地域である。