ジェゼロは、火星の大シルチス台地北緯18度51分18秒 東経77度31分08秒 / 北緯18.855度 東経77.519度に位置するクレーターである。直径は約49km。 2007年にこのクレーターの名前がボスニア・ヘルツェゴビナの町イェゼロにちなんで名付けられた。チェコ語、ボスニア語、クロアチア語、セルビア語、スロベニア語などのスラブ語ではイェゼロは湖を意味する。 三角州の堆積物に粘土が多いことからかつて洪水が起こったと考えられている。火星初期のの形成途中だった時代には湖が存在していたと考えられているため火星の生命の存在を位置づける可能性があると注目されていた。そして2018年11月、マーズ2020の着陸予定地としてジェゼロが選ばれたことが発表された。