センリョウ(千両、仙蓼、学名: Sarcandra glabra)はセンリョウ科に属する常緑小低木の1種である。葉は対生し、葉縁には鋭い鋸歯がある。花は極めて単純であり、1個の雌しべと1個の雄しべだけからなる。冬に赤く美しい果実をつけるため栽培され、また正月の飾りに使われる。同じく冬に赤い果実をつけるマンリョウ(万両; サクラソウ科)と対比されるが、両者は遠縁である。赤い果実をサンゴに見立てて、クササンゴ(草珊瑚)とよばれることもある。日本を含む東アジアから東南アジア、南アジアに分布する。