ヘスペリジン (Hesperidin) は、温州みかんやはっさく、ダイダイなどの果皮および薄皮に多く含まれるフラバノン配糖体(フラボノイド)である。ポリフェノールの一種。陳皮の主成分。ビタミンPと呼ばれるビタミン様物質の一部。ギリシア神話のニュンペー・ヘスペリデスから名付けられた。 ヘスペリジンは植物の防御に関与していると考えられている。In vitroの実験では抗酸化物質として働く。 アグリコンはヘスペレチン(herperetin)、糖部分はβ-ルチノース(6-O-α-L-ラムノシル-D-β-グルコース)である。すなわち、ヘスペレチンの7位にグルコースが結合しており、そのグルコースの6位にラムノースが結合している。