ベルノキ(Aegle marmelos)とは、ミカン科ミカン亜科の落葉高木の一種である。原産地はインドおよびバングラデシュである(参照: )。食用となるが何らかの調理・加工をして食べる方法が目立ち(参照: )、薬用植物としては特に下痢によく効くものとして知られている(参照: )。また特徴である3出の葉や果実などに関して、ヒンドゥー教ではシヴァ神や時にラクシュミー神などと結びついた逸話がいくつも存在し聖なる木として知られ、サンスクリットによる文献にもビルヴァ(サンスクリット語: बिल्व (bilva-))などの名で度々現れる(参照: )。原産地においてはベルノキにちなんだことわざもいくつか存在する(参照: )。 記載されてから半世紀ほどの間は、今日の植物分類体系を通して見れば目レベルで異なる種(ギョボク属の Crateva tapia)と同属と見做されていた(参照: )。