リュート(英: Lute:ルートゥ、伊: Liuto:リウト、仏: Luth:ルュト、独: Laute:ラウテ)はネックと深く丸い背面で中空の空洞の筐体を持つ弦楽器で、通常はボディにサウンドホールや開口部がある。弦楽器には、フレットが付いているものと付いていないものがある。 より具体的には、「リュート」という言葉は、ヨーロッパのリュート族の楽器を意味する。また、一般的には、弦が音台に平行な面に張られている弦楽器を指する(Hornbostel-Sachsシステムの場合)。 弦はネックの端にあるペグやポストに取り付けられており、演奏前に弦の張力を強くしたり、緩めたり(それぞれ弦のピッチを上げたり下げたり)するための何らかの回転機構を備えており、各弦が特定のピッチ(音)に調律されている。リュートは、片手で弾いたり叩いたりしながら、もう片方の手でネックの指板に張られた弦を「フレット」(押さえる)する。弦を指板のさまざまな場所で押さえることで、振動している弦の部分を短くしたり、長くしたりして、高い音や低い音を出すことができる。