ワスプ (USS Wasp, CV-7) は、アメリカ海軍が第二次世界大戦で運用した航空母艦。アメリカ海軍においてワスプの名を受け継いだ艦としては8隻目にあたる。同型艦はない。ワシントン軍縮条約の制約によりヨークタウン級航空母艦を若干縮小した艦型で、日本海軍の蒼龍と同級の中型空母であった。 太平洋戦争開戦時、本艦は大西洋艦隊に所属していた。1942年(昭和17年)4月下旬と5月上旬、地中海のイギリス領マルタにスピットファイア多数を輸送し、で重要な役割を果たした。その後、太平洋戦線に転戦してガダルカナル島攻防戦に参加、フォレスト・シャーマン艦長の指揮下で行動中の同年9月15日、ガダルカナル島攻防戦において日本海軍の伊19(潜水艦長:木梨鷹一海軍少佐)の魚雷攻撃を受けて沈没した。