兵科総元帥(へいかそうげんすい、ロシア語: Главный Маршал рода войск)は、ソビエト連邦軍の上位階級である。この階級は1943年8月27日に創設され、相互の先任権は維持されたが、上級大将と同等であった。 この階級は、イギリスの空軍元帥に類似するものとして作られた。これは、ソ連軍の5つの軍種・兵科(空軍、砲兵科、戦車兵科、工兵科、通信兵科)で使用された。 兵科総元帥の階級は、主に砲兵科と空軍に限られ、1984年からはこれらの兵科においても与えるのを控えた。工兵総元帥及び通信兵総元帥の階級は、1943年の創設から1984年の廃止まで、いずれも授与される者はなかった。