墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいほう)は、奈良時代中期の聖武天皇の治世に、天平15年5月27日(743年6月23日)に発布された勅(天皇の名による命令)で、墾田(自分で新しく開墾した耕地)の永年私財化を認める法令である。墾田永世私財法(こんでんえいせいしざいほう)ともいう。荘園発生の基礎となった法令である。1897年にも開墾地無償付与という似たような制度が実施されている。