『夏への扉』(なつへのとびら、原題:The Door into Summer)は、アメリカのSF作家ロバート・A・ハインラインが1956年に発表したSF小説。『ザ・マガジン・オヴ・ファンタジイ・アンド・サイエンス・フィクション』(The Magazine of Fantasy & Science Fiction)誌に同年10月から12月に連載、ダブルデイ(Doubleday and Company)社より1957年に刊行された。 日本では加藤喬(福島正実)訳で講談社S・Fシリーズより1958年に刊行、また小尾芙佐訳による新訳版が早川書房より2009年に刊行されている。 タイムトラベル小説の名作として世界的に支持され、「時間旅行もの」のジャンルを確立させ後世の作品に大きく影響を与えた古典的作品とされる。特に日本では福島正実による名訳により人気が高く、2011年に演劇集団キャラメルボックスにより世界初舞台化、2021年公開で三木孝浩監督、山﨑賢人主演により初実写映画化された。