宇土半島(うとはんとう)は熊本県中部にある半島。半島の北部は有明海、南部は八代海に面し両海を分断する。また三角の瀬戸(半島との海峡)を挟んで天草諸島への玄関口にもなっている。古い火山性の山地であり半島中央部には標高478mの大岳がそびえる。 半島のほぼ先端に位置する三角(みすみ)港は1887年に開港した貿易港であり、港町として栄えた。今日では西港と東港に分かれており、東港は重要港湾に指定されている。八代海に面する陸地は斜面になっており、ミカン栽培が盛ん。また半島北部の宇土市は元々、小西行長によって築城された宇土城の城下町であり、現在も侍屋敷跡や当時の掘割が残る。