屋代島(やしろじま)は、山口県の島。周辺の島々を合わせ周防大島諸島を構成する。 * 国土地理院が定める正式名ではこの「屋代島」とする。「屋代」の名は島内の地名に由来する。 ただし歴史的には周防国の大島であったことから周防大島(すおうおおしま)または単に大島と呼ぶことが多く、現在も、屋代島と呼ぶことは少ない。地図を見ると金魚のような形をしていることから「金魚島」とも呼ばれている。 古くから瀬戸内海海上交通の要衝とされ、『万葉集』にもこの島を詠んだ歌がある。『日本書紀』、『古事記』の国作り神話の中にも現れる。 周辺の有人島と合わせて大島郡周防大島町を形成し、人口は17,030人(2017年4月1日時点)。 島内の主要地区は、久賀、安下庄・橘、小松・屋代、平野などがある。 宮本常一(民俗学者)、星野哲郎(作詞家)、池永康記(作詞家)の出身地でもある。