『日本永代蔵』(にっぽんえいたいぐら、にほんえいたいぐら)は、井原西鶴作の浮世草子で、町人物の代表作の一つ。副題「大福新長者教」、内題「本朝永代蔵」。6巻6冊。日本小説史上、初めて本格的に経済小説を扱った作品と位置づけられる。 貞享5年(1688年)、大坂の、京の、江戸のによって刊行された。ただし、原稿の成立は刊行より数年早く、巻1~4と巻5・6の執筆時期は異なるとする説もある。異版や改題本、後刷本が非常に多く、幕末に至るまで版を重ねた。