日琉同祖論(にちりゅうどうそろん)は、(本土)日本人と琉球(沖縄・奄美・宮古・八重山)人はその起源において民族的には同一であり、日本人と琉球人の人種的・文化的同一性を学術的に立証することによって民族的一体性を強調する理論。 16世紀の京都五山の僧侶等によって唱えられた源為朝琉球渡来説に端を発するとされ、それが琉球へ伝わり17世紀に摂政・羽地朝秀が編纂した『中山世鑑』に影響を与え、明治以降は沖縄学の大家・伊波普猷によって詳細に展開された。