正鯨類(Autoceta)は、現生鯨類とその形質を示す絶滅種とを包括する呼称。以前は正鯨下目とする分類もあった。新鯨類(Neoceti)ともいう。 生息期間は、新生代古第三紀漸新世(あるいは始新世の末期)から、完新世(現世)まで。 ヒゲクジラ類およびハクジラ類の2分類群と、それらに先行する等で構成される。ただし、古鯨類との区別は、その進化上の過渡期において諸説がある。 1866年、ドイツの生物学者エルンスト・ヘッケルによって命名され、その後、数度に渡り再構成されている。