準キャリア(じゅんキャリア)とは、日本の中央省庁の一部において、国家公務員採用I種試験に合格し、幹部候補として採用された者(いわゆるキャリア)以外の者のうち、これらの者に準じた処遇を受ける者の俗称である。セミキャリアと呼ばれることもある。 以前は国家上級乙種採用者のことを準キャリアと呼ぶ例があったほか、用例としては稀であるがI種採用者においても、相対的に昇進の遅いグループに属する者(例えば、事務官に対しての技官、検察官に対しての法務省I種採用者、経済産業省本省採用者に対しての特許庁採用者、あるいは東大採用者に対する他大学採用者)をやや揶揄的に「準キャリア」と呼ぶことがある。 最近は、優秀な若手・中堅を中心に積極的に重要ポストや幹部へ登用する動きがある。