漁村(ぎょそん、英語: fishing village)は、村落の一種であり、通例漁場近くの岸などに立地し、経済の基盤を魚類の捕獲と魚介類の水揚げに負っている村。新石器時代より、世界の大陸および島の海岸線では、内陸の湖岸線や川岸と同様、漁村が形成されてきた。現存する漁村の大半は伝統的な村である。 漁村に居住し漁業を生業とする人々を「漁民」と呼ぶ(漁師、海人とも)。日本の歴史学においては宮本常一や網野善彦が海に生きる人々の生業は漁業のみならず水上交通など多様な生業を持つことを指摘し「」「非農業民」の概念を提示し、「海民」の居住する村を「」と呼称した。