ミュージカル・ロマン『紫子』‐とりかえばや異聞‐(ゆかりこ とりかえばやいぶん)は、宝塚歌劇団星組により1987年に宝塚大劇場及び、東京宝塚劇場において上演されたミュージカル作品。 原作は古典文学『とりかへばや物語』をモチーフとした木原敏江の漫画『とりかえばや異聞』 遊女として京の都で活躍していた紫子(ゆかりこ)が男装となり活躍する(余命いくばくなかった国主たる双子の兄の替え玉となり、兄夭折後は亡兄に代わり国主につく)、いわば「和風ベルサイユのばら」とも言える作品である。 紫子と舞鶴姫の心の交流が原作以上に細やかに描写され、また幕切れも紫子・風吹が共に落命…と原作の結末と差異がある。 紫子の峰さを理はもちろん、風吹を演じた日向薫の当たり役となった。 2010年2月、月組の中日劇場公演において再演された。主演は、これがトップお披露目公演となる霧矢大夢。