細長比(ほそながひ、さいちょうひ、英: Slenderness ratio)は棒部材の細長さを表す無次元の指標である。圧縮部材の座屈を議論する際に、非常に重要なパラメータとなる。細長比λは以下の式で表すことができる。 ここで、l は両端ヒンジの部材の長さ、r は断面回転半径である。一般的に座屈荷重を求める際、細長比が約100以上の場合にオイラーの式が適用可能とされる。 なお、柱の境界条件が異なる場合はたわみ形状が変化するため、有効座屈長le を用いる。有効座屈長le を用いた細長比を有効細長比という。有効座屈長は以下の式で表される。 ここで、K は有効長さ係数(換算係数とも呼ばれる)で、境界条件によって値が決定される。 * ヒンジ×ヒンジ:K = 1.0 * 固定×自由:K = 2.0 * 固定×ヒンジ:K = 0.7 * 固定×固定:K = 0.5 なお、有効長さ係数K の代わりに、K の2乗の逆数で表す拘束係数(端末条件係数)を用いることもある。

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  • 細長比(ほそながひ、さいちょうひ、英: Slenderness ratio)は棒部材の細長さを表す無次元の指標である。圧縮部材の座屈を議論する際に、非常に重要なパラメータとなる。細長比λは以下の式で表すことができる。 ここで、l は両端ヒンジの部材の長さ、r は断面回転半径である。一般的に座屈荷重を求める際、細長比が約100以上の場合にオイラーの式が適用可能とされる。 なお、柱の境界条件が異なる場合はたわみ形状が変化するため、有効座屈長le を用いる。有効座屈長le を用いた細長比を有効細長比という。有効座屈長は以下の式で表される。 ここで、K は有効長さ係数(換算係数とも呼ばれる)で、境界条件によって値が決定される。 * ヒンジ×ヒンジ:K = 1.0 * 固定×自由:K = 2.0 * 固定×ヒンジ:K = 0.7 * 固定×固定:K = 0.5 なお、有効長さ係数K の代わりに、K の2乗の逆数で表す拘束係数(端末条件係数)を用いることもある。 (ja)
  • 細長比(ほそながひ、さいちょうひ、英: Slenderness ratio)は棒部材の細長さを表す無次元の指標である。圧縮部材の座屈を議論する際に、非常に重要なパラメータとなる。細長比λは以下の式で表すことができる。 ここで、l は両端ヒンジの部材の長さ、r は断面回転半径である。一般的に座屈荷重を求める際、細長比が約100以上の場合にオイラーの式が適用可能とされる。 なお、柱の境界条件が異なる場合はたわみ形状が変化するため、有効座屈長le を用いる。有効座屈長le を用いた細長比を有効細長比という。有効座屈長は以下の式で表される。 ここで、K は有効長さ係数(換算係数とも呼ばれる)で、境界条件によって値が決定される。 * ヒンジ×ヒンジ:K = 1.0 * 固定×自由:K = 2.0 * 固定×ヒンジ:K = 0.7 * 固定×固定:K = 0.5 なお、有効長さ係数K の代わりに、K の2乗の逆数で表す拘束係数(端末条件係数)を用いることもある。 (ja)
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  • 細長比(ほそながひ、さいちょうひ、英: Slenderness ratio)は棒部材の細長さを表す無次元の指標である。圧縮部材の座屈を議論する際に、非常に重要なパラメータとなる。細長比λは以下の式で表すことができる。 ここで、l は両端ヒンジの部材の長さ、r は断面回転半径である。一般的に座屈荷重を求める際、細長比が約100以上の場合にオイラーの式が適用可能とされる。 なお、柱の境界条件が異なる場合はたわみ形状が変化するため、有効座屈長le を用いる。有効座屈長le を用いた細長比を有効細長比という。有効座屈長は以下の式で表される。 ここで、K は有効長さ係数(換算係数とも呼ばれる)で、境界条件によって値が決定される。 * ヒンジ×ヒンジ:K = 1.0 * 固定×自由:K = 2.0 * 固定×ヒンジ:K = 0.7 * 固定×固定:K = 0.5 なお、有効長さ係数K の代わりに、K の2乗の逆数で表す拘束係数(端末条件係数)を用いることもある。 (ja)
  • 細長比(ほそながひ、さいちょうひ、英: Slenderness ratio)は棒部材の細長さを表す無次元の指標である。圧縮部材の座屈を議論する際に、非常に重要なパラメータとなる。細長比λは以下の式で表すことができる。 ここで、l は両端ヒンジの部材の長さ、r は断面回転半径である。一般的に座屈荷重を求める際、細長比が約100以上の場合にオイラーの式が適用可能とされる。 なお、柱の境界条件が異なる場合はたわみ形状が変化するため、有効座屈長le を用いる。有効座屈長le を用いた細長比を有効細長比という。有効座屈長は以下の式で表される。 ここで、K は有効長さ係数(換算係数とも呼ばれる)で、境界条件によって値が決定される。 * ヒンジ×ヒンジ:K = 1.0 * 固定×自由:K = 2.0 * 固定×ヒンジ:K = 0.7 * 固定×固定:K = 0.5 なお、有効長さ係数K の代わりに、K の2乗の逆数で表す拘束係数(端末条件係数)を用いることもある。 (ja)
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  • 細長比 (ja)
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