能格言語(のうかくげんご、Ergative language)とは文法において、自動詞の主語(S)と他動詞の目的語(P)が同列に扱われ、他動詞の主語(A)だけが別の扱いを受けるという性質(能格性、ergativity)をもつ言語のことである。 逆に、自動詞の主語と他動詞の主語が同じように扱われ、他動詞の目的語だけが違う扱いを受ける性質(対格性)を持つ言語を対格言語(たいかくげんご、accusative language)と言う。対格性と能格性を兼ね備えている言語も多い。