葛根廟事件(かっこんびょうじけん)は、1945年8月14日、満州国興安総省の葛根廟付近において日本人避難民約千数百人(9割以上が婦女子)が攻撃され、1,000名以上が虐殺された事件。避難民の約9割以上が女性や子供であった。ソ連軍が去った後に、生存者も自決したり中国人暴民やソ連兵などの襲撃を再び受けたりして、日本帰還を目指す多くの日本人居留民が犠牲となった。 8月14日の葛根廟事件、8月17日の964名の遭難()、8月25日の仁義佛立講開拓団400名の遭難(洮南西方20キロ)とをあわせて、「総省三大遭難事件」、「興安三事件」、「興安省における三大遭難事件」と呼ばれる。